2019年度の広告収入が151億ドルに達したと発表されたYouTube広告。今や様々な企業がビジネス活用するプラットフォームとして認知されています。これからYouTube広告の利用しようか検討している企業も多いでしょう。

YouTube広告の仕組みや料金を調べていると、「TrueView」という単語が目に入ってくると思います。なんとなくわかるようでわからないと感じている方は多いかもしれません。

今回は、YouTubeの「TrueView広告」の概要やメリット・デメリット、活用のポイントを解説します。

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TrueView広告とは?

TrueView広告はYouTubeやGoogle AdWordsで利用できる広告の1つです。YouTubeで利用できるのは、以下の3種類の出稿形式です。
 

①インストリーム広告

YouTube動画の前後や途中で表示される広告です。再生を開始してから5秒が経過すると、視聴者は広告をスキップできるようになります。視聴者が動画を30秒以上視聴したか、特定のアクションを起こした時に初めて広告費用が発生するため、低リスクで利用しやすいメニューです。

15秒以内の動画であればスキップ不可の設定も可能です。スキップ不可の設定にした場合はCPM課金となり、1,000回の再生ごとに広告費が発生します。

またショッピング機能も実装しており、動画広告内に最大6つのショッピングカートを表示することも可能です。
 

②ディスカバリー広告

YouTubeの検索結果や関連動画などに表示される広告です。サムネイル画像をクリックすると動画広告が視聴できる形式のため、より関心度の高いユーザーに動画を視聴してもらうことができます。サムネイル画像をクリックし、広告視聴された段階で課金されます。
 

③バンパー広告

動画の前後や途中に再生される広告で、ユーザーがスキップすることのできない広告です。動画の時間は6秒以内とされており、6秒の限られた時間でユーザーに覚えてもらえるかが重要となります。1,000回再生されるごとに課金されます。
 

TrueView広告のメリット・デメリット

YouTubeのTrueView広告を利用する際、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

まずはメリットから見ていきましょう。主に挙げられるのは以下の3つです。

  1. 広告費を効率的に使える
    TrueView広告は基本的には再生やクリックが発生した段階で課金されるため、広告費を効率的に使えます。
     
  2. 自社サイトに直接誘導できる
    動画内にCTAを設置できるため、広告から自社サイトへのアクセスを促しやすい設計になっています。
     
  3. リーチできる層が幅広い&詳細なターゲティングが可能
    何よりリーチ力は大きな魅力となるでしょう。日本国内のYouTubeの月間アクティブユーザーは6,200万人にのぼり、年代、性別問わず幅広い層に観られています。先に紹介したとおりターゲティング精度は非常に優れているため、対象ユーザーにピンポイントでアプローチできます。

次にデメリットを見ていきましょう。

  1. ユーザーの興味を惹く動画の制作技術が必要
    数秒、数十秒単位の短い動画でユーザーの関心を惹く動画を作成するには一定の技術が必要です。必ずしも高品質な動画を制作する必要はありませんが、どのような広告であればターゲットユーザーに観てもらえるのかを分析し、実際のクリエイティブに落とし込む技術が求められます。
     
  2. 強制的に再生されるメニューの場合、ネガティブイメージを与える可能性がある
    ユーザーが観たい動画の前後や途中に広告が差し込まれるため、基本的にはユーザー体験を低下させるリスクがあることを念頭においておきましょう。特にスキップ不可のインストリーム広告やバンパー広告の場合は動画をしっかり観てもらえる確率が高い反面、視聴を強制するものなのでどのように活用するべきか慎重に検討しましょう。
     
  3. 効果改善を行うためのノウハウが必要
    スキップ可能なメニューを選択した場合、興味喚起できなければほとんど観られない可能性があります。一般的な運用型広告と同様、効果測定を行い動画クリエイティブや配信設定を改善していくためのノウハウが求められます。

高い効果が期待できる分、相応のノウハウが求められます。動画制作や運用の手間は外注すればかなり削減できますが、成果を最大化させるためには社内でもある程度理解しておく必要があるでしょう。
 

TrueView広告の出稿手順

次に出稿方法を解説します。出稿の手順は大きくは4つのステップに分けられます。

  1. 広告用の動画を用意する
  2. 動画をYouTubeにアップする
  3. Google広告アカウントから広告設定を行う
  4. 審査を通過すると広告配信が始まる

中でも3.が最も難しく感じられる部分だと思うので、手順を確認しましょう。

3-1. Google広告アカウントにログインします。

3-2. Google広告アカウントにログイン後、キャンペーンタブをクリックします。

3-3. 「+ キャンペーン」より「動画」を選択します。

3-4. 「キャンペーン名」「予算」「掲載期間」「掲載先のネットワーク」「地域」などを設定します。

3-5. 広告グループの作成で、「広告グループ名」「上限の広告視聴単価」「リーチする対象のユーザーの絞り込み」「広告を表示する場所の絞り込み」などを設定します。

3-6.動画設定で「アップロードした動画のURLの入力」「動画のフォーマット選択」「広告に表示されるWebサイトのURL、広告のクリック先のWebサイトのURLの入力」「プレビューの確認」の設定を行います。

ユーザー体験を考慮しながら、広告効果を最大化させよう

TrueView広告は高い訴求力を持ち、且つ広告費を無駄にしにくい課金体型になっています。一方でユーザーのコンテンツ体験を阻害する側面も持ち合わせているため、ネガティブな印象を与えてしまうリスクも持ち合わせています。ご自身もYouTubeで動画を楽しんでいるときに突然広告が表示されて辟易したことが一度はあるのではないでしょうか。

不快感を与えず自然に興味をもってもらうためには、ターゲットは誰かを明確にすることです。どのタイミングで配信すればリーチしやすいのか、どのようなクリエイティブであれば観たいと思ってくれるのか、すべてターゲットとなるユーザー起点で考えてみましょう。

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元記事発行日: 2020年5月21日、最終更新日: 2020年5月21日

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