ポピュラーなコンテンツ検索手法で検索結果を勝ち取る9つのSEOテクニック

    著者: Shohei Toguri

    Date

    2016年03月09日

    検索結果Googleを利用した検索は、1日になんと35億回も行われていると言われています。それだけの多くの検索が行われているにもかかわらず、検索には「ナビゲーショナル」「インフォメーショナル」「トランザクショナル」の3つの種類しかありません。もし今より多くの人にあなたのページを見つけてほしいと思うのならば、これら3種類の検索でより優位に立てるようコンテンツに手を加える必要があります。

    ここでは3種類の検索についてまず説明し、それぞれの重要性を理解するためにどのような見方をすれば良いのかお伝えしましょう。続いて、各種類の検索を行った際にどのようにしたらSERP(検索結果ページ:Seach Engine Resulsts Page)で支配性を持つことができるのか、という戦略の実行方法についても説明します。

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    ナビゲーショナルサーチ

    ナビゲーショナルサーチとは?

    ナビゲーショナルサーチとは、ユーザーが特定のウェブサイト名などを入力してサイト検索を行う方法です(URLは入力しません)。

    私のサイトを見つけたいと思ったら、「Quicksprout」と入力することでナビゲーショナルサーチを実行することができます。

    検索結果画面

    URL(www.quicksprout.com)は入力しません。サーチエンジンを使用するか、またはもっと簡単にブラウザのアドレスバーに会社名を入力しただけです。

    この検索の重要性は?

    新規ユーザーとリピートユーザーの両方がナビゲーショナルサ-チを利用する

    ブラウザのアドレスバーが使用されることが多く、たとえばAmazonで本を購入したいと思ったら、次のような手順をとります。

    • ブラウザで新しいタブを開く
    • アドレスバーに「Amazon」と入力する
    • 「Enter」キーを押す

    これでナビゲーショナルサーチが実行されました。サーチエンジンやブラウザを利用するとほんの少しのキー操作で求めるウェブサイトを簡単に開くことができます。「quicksprout」と入力するだけで済むのに、わざわざ「お気に入り」からページを開く必要があるでしょうか?

     ナビゲーショナルサーチであなたのサイトを開いてくれるユーザーは、新規およびリピートユーザーどちらの場合もありますが、多くはリピートユーザーです。ユーザーは最初からあなたのサイトの名前を知っているのです。知らない状態でいきなり「quicksprout」と入力する、というのは非現実的です。quicksproutは一般的な言葉ではありませんし、どのように考えても情報を見つけようとする際に入力する言葉ではありません。

    そうはいっても、当然新規ユーザーも混ざっています。新規ユーザーはサイトについてどこかで聞いたか、誰かが話しているのを聞いたなどの場合があります。そういった新規ユーザーがナビゲーショナルサーチでサイトを見つける場合、より正確にサイトを見つけるために、いくつかのキーワードを組み合わせて検索します。以下にキーワードの例を挙げます。

    • quicksprout neil patel
    • quick sprout seo
    • sprout quick seo advice
    • advanced guides sprout

    ナビゲーショナルサーチを行うユーザーはコンバート傾向がある

    ブランドキーワードは最も重要なものの一つです。その理由は、あなたのサイトを見つけようとしているユーザーをブランドキーワードがサイトまで導いてくれるからです。

    ここでサイトを訪れるユーザーは非常に重要なユーザーの部類に入ります。しつこいようですが、ブランドキーワードを使用した検索やナビゲーショナルサーチを利用するビジターは、コンバートの可能性が高いユーザーです。こういったユーザーは自分が欲しいもののイメージが明確にあり、それを探しているのです。コンバートの一歩手前です。

    どのように支配性を持つか

    やってみて、待つ

    あなたのブランド名がユニークなものであれば、ナビゲーショナルキーワードでSERPの支配性を獲得する強力なチャンスをすでに手にしています。それほど難しいことではありません。

    Googleのアルゴリズムはナビゲーショナルサーチが行いやすいように設計されています。ほとんどのナビゲーショナルサーチで、ユーザーは探していたサイトそのものにたどり着くことができます。

    WordStream.comに記載されている説明を見てみてください(参照記事はこちら:Google SERP Dumps 5.5% of Organic first Page Listings)。

    「オーガニックリンクを使用したキーワード検索は、ほとんどがブランド/ナビゲーショナルサーチですが、通常10件のオーガニックリスティングが表示されるところ、7件以下のリストになることが多いです。」

    ここでの利点は何でしょう?

    「ここで挙げられるブランド/ナビゲーショナルサーチの上位7件は、同じドメインのページである傾向が非常に高くなります。」

    これ以上に「支配性」を表せる状態があるでしょうか。

    非常につらい努力をしなくてもナビゲーショナルサーチで支配性を勝ち取ることはできます。ですが、正しい方法でまず実行しなければならないことがいくつかあります。

    ページタイトルにナビゲーショナルキーワードを使用する(キーワードスタッフィングではなく)

    どのようなページでも、ページタイトルはSEO特性として最も重要な存在です。ページタイトルには(自然な形で)ナビゲーショナルキーワードを織り込むことをお勧めします。私のスローガンは「I’m kind of a big deal(私は大物だ)」なのですが、ページタイトルにブランド名を使用することの重要性を知っているので、私のサイトのタイトルは、「Quick Sprout - I’m kind of a big deal」としました。これにより、「quicksprout」「quick sprout」または「sprout quick」などのキーワードを使用したナビゲーショナルクエリにもヒットさせることができます。

    ナビゲーションクエリ

    ブランド名を強調する

    最近の検索においては、ブランドアイデンティティがこれまでになく重要です。ブランドは従来のインフォメーショナルアリーナにおけるものではなく、マーケティングおよびブランドという観点におけるキーワードスペースを勝ち取ろうと戦っています。ブランドの名声がすべてです。

    質の高い内容のコンテンツを提供し、ブランドアイデンティティを市場に浸透させればさせるほど、あなたのブランドが検索する人々の記憶に留まる機会が増えます。結果、あなたのサイトがナビゲーショナルサーチで見つけられることがより増えるのです。

    以前は、ほとんどの検索がインフォメーショナルサーチでした。そしてそれがたった2年後、コンテンツマーケティングを急激に進歩させたのです。以前はナビゲーショナルサーチの検索のシェアはたった10%でした。それと比較すると現在は、非常に重要な、検索の中心と呼んでも過言ではないものとなりました。

    ブランド名は非常に重要な検索の手段です。最強かもしれません。ブランド名を使用し、促進し、保護し、そして最大限活用しましょう。

    インフォメーショナルサーチ

    インフォメーショナルサーチとは?

    インフォメーショナルサーチとは、ユーザーが情報を求めているときに使用する検索方法です。例えば、イチゴパイの焼き方、タイトルタグの作成方法、パイクスピークの高さ、最高のサーフボードワックスなどを知りたいときに使用します。

    インフォメーショナルサーチを実行すると、このような表示になります。

    インフォメーショナルサーチ結果

    ハミングバード導入後のインフォメーショナルサーチには、検索の意図や文脈上の意味までも取り込んだ幅広い意味属性が含まれます。

    インフォメーショナルサーチは、意味属性が大量、多種、そして非常に複雑になることから、膨大な量となり扱いにくくなります。意味検索を行うと、アルゴリズムが以下のような形で自動的にメッセージ化し調整した結果が表示されます。

    • アルゴリズムは形態の多様性を調整する
    • アルゴリズムは文脈上の同意語を調整する
    • アルゴリズムは一般化の処理をする
    • アルゴリズムは概念が一致する結果を表示する
    • アルゴリズムは知識が一致する結果を表示する
    • アルゴリズムは自然言語クエリと疑問文を理解する

    検索の世界で最もはっきりと意味検索を組み込んでいるのはGoogleのナレッジグラフです。ナレッジグラフが翻訳や解析を行いインテリジェントな結果を提供できるのは、きめ細かい意味検索能力が生み出している賜物です。

    この検索の重要性は?

    インフォメーショナルサーチは、SEOで唱えられている理論をそのまま現実にしたものです。コンテンツの力を本当に活かすことができるのは、インフォメーショナルサーチです。

    どのように支配性を持つか

    インフォメーショナルサーチで支配性を持つには、インバウンドマーケティングをものにする必要があります。非常にシンプルなことです。

    インフォメーショナルクエリを含むドメインやブランド名を作成する

    インフォメーショナルサーチを行うサーチャーをより多くあなたのサイトに集めるには、インフォメーショナルサーチクエリを含むドメインやブランド名を作成してください。

    「content marketing」という言葉を使用して実例をお見せしましょう。もし私が「content marketing blog」という言葉を検索した場合、コンテンツマーケティングについての情報を知りたがっていることは明らかです。

    ほとんどの場合、コンテンツマーケティングについての知識が得られるような良いブログやウェブサイトを見つけようとしています。次のような検索結果が表示されます。

    インフォメーショナルサーチの検索結果の表示例

     ご覧のとおり、Content Marketing InstituteがSERPを制しています。まずContent Marketing Instituteは、ドメインにもブランド名にもインフォメーショナルキーワードが入っています。これによりアルゴリズムはこのサイトを検索結果の上位に表示します。

    ブランドサーチ、ナビゲーショナルサーチで説明したGoogleのアルゴリズムが支配性を持たせる対象の傾向を思い出してください。この傾向が事実であることがよくわかります。Content Marketing Instituteはブランド名に「content marketing」という言葉を使用しているため、検索結果のトップにサイトを表示させることができています。

    あえて言えば、オーガニック結果の上位3位まで、すべてContent Marketing Instituteのサイトです。

    ブランド名やドメインにターゲットキーワードを入れることで常にうまくいくというわけではありません。この手法については、私は全員が必ず実行するべきだとは思っていません。ただ、あなたのブランド戦略の全体図を見て触手が動くのであれば、この手法はぜひ試してみるべきです。

    ブランド/インフォメーショナルキーワードのオーナーシップという点で力を入れるようお勧めするのは、あなたの個人名です。パーソナルブランディングにおいて、あなたの名前は最も貴重な資産です。可能であれば、個人名をドメイン名の一部として使用してください。

    ニッチを定義付ける

    力を注ぐべき重要なポイントに、支配性を持ちたいキーワードの明確化があります。その際、ターゲットであるオーディエンスが検索時に使用する一連のキーワードだけに集中してください。

    キーワードを決めたらそのトピックでコンテンツ支配を行い、キーワードのオーナーシップを手に入れ始めることができます。選んだトピックについてもっとたくさんの記事を書き、濃い内容の情報を提供し、インフォグラフィック、ビデオ、イメージを紹介することを、地球上の誰よりも多く実行することができたら(なおかつ提供したものの品質も良くなければなりません)、そのトピックでSERPを支配することができるでしょう。

    ドメイン権限を築く

    あなたがドメイン権限を持っていない限り、インフォメーショナルサーチの量を拡大することは難しいでしょう。権限を築く唯一の方法は、当たり前ですが一貫性のあるコンテンツマーケティングを続けること、そしてオフサイトのリンクを獲得することです。

    関連キーワードを含むURLを持ったページを作成する

    SEOではURL自体がインフォメーショナルサーチを獲得するための強力な武器となります。アルゴリズムはターゲットキーワードを含む検索結果に支配性を持たせます。「truck」という一語を使用したクエリの例で検索結果を見てみてください。最上位のオーガニック結果はWikipedia、次にナレッジグラフニュースがいくつか、その下は以下のとおりです。

    インフォメーショナルサーチの検索結果の表示例

    ここに表示されたサイトは強力なドメイン権限、内容の詰まったコンテンツ、そしてさらに戦略的なURLも持っています。表示されているURLにはすべてターゲットキーワードが含まれており、結果、SERPでの上位の表示が実現しています。要するに、URLは用語を「ブランド化」するということです。URLは特定のキーワードのオーナーシップに対し、アルゴリズム識別子を作り出します。

    特定のキーワードにターゲットを絞っている場合、そのキーワードを明白に使用しているページを作成することをお勧めします(ただし、かならず自然な形で使用し、迷惑メールのような見た目にならないよう注意してください)。

    トランザクショナルサーチ

    トランザクショナルサーチとは

    トランザクショナルサーチとは、サーチャーが何か特定のものを探しており、そのものを購入したりコンバートしたりする準備が整っている状態を指します。このタイプのサーチャーのことを私は「購入スタンバイ済み」サーチャーと呼んでいます。このタイプのサーチャーはお金を使うことを希望しており、購買サイクルの中にはっきりと身を投じています。ランディングページや製品ページはこういった種類の検索をターゲットにしています。

    実例を見てみましょう。

    トランザクショナルリサーチの検索結果表示例

    多くの場合、サーチャーは「買う」「購入」「価格」「プロモーション」「取引」「割引」などの用語を使用します。これらのどの用語を使用しても、アルゴリズムはユーザーが購買行動を希望していると解釈します。結果、購買行動に関連のあるSERP情報を提供します。

    トランザクショナルリサーチの検索結果表示例

    この検索の重要性は?

    トランザクショナルサーチは、「購入したい」というユーザーの欲求を表しています。ユーザーはいつでもコンバート可能なのです。購入を決めるために必要なことは、ほんの少し背中を押してあげることだけです。

    このタイプの検索は全体的な割合では一番少ないですが、コンバージョン率は最も高くなります。

    どのように支配性を持つか

    トランザクショナルサーチにおいて「支配性を持つ」のは簡単なことではありません。事実、あなたがこの上なく狭いニッチの製品を扱っている場合を除けばSERPではっきりと支配性を持つことは不可能です。ただし以下のテクニックを使用することでSERPでの見た目を大幅に向上させることができます。

    スキーママークアップを使用する

    ほとんどのトランザクショナルサーチはGoogleのナレッジグラフを持っています。製品のカルーセル形式を採用したい、製品の価格を表示したい、または他のナレッジ情報を使用したい場合、マークアップを使用する必要があります(参照記事はこちら:Add Schema.org markup to emais and the web

    Googleがマークアップを使用しているサイトに支配性を持たせる傾向があることはすでに確認済みです。もしまだマークアップを使用していないなら、Googleの情報結果や関連結果にサイトを表示させる努力を怠っていると言えるでしょう。

    トランザクショナルキーワードを含む商品説明を作成する

    Googleは購入のみに限定したページのコンテンツには支配性を持たせません。トランザクショナルユーザーの注目を集めトラフィックを集めたいなら、トランザクショナルクエリの周囲を固めるような幅のある内容のコンテンツを作成してください。

    たとえば、「掃除機をオンラインで注文する」というクエリは、明らかにトランザクショナルです。しかしYahooのショッピングサイトは、価格の比較、レビュー、お買い得品などの情報を掲載したページを作成することでかなりのコンテンツポイントを獲得しました。

    トランザクショナルキーワードを含む商品説明をしている検索結果表示例

    トランザクショナルユーザーは、このページに興味を持ちます。それは、このページがトランザクショナルでもありインフォメーショナルでもあるからです。ユーザーの最終的なゴールは購入することですが、このページを見ることで購買行動をより良いものにする方法を得られます。

    まとめ

    検索エンジンの最適化は、過去2年くらいで大幅に変化しています。そのような中でも検索の3つの種類は変わっていません。サーチャーは、いまだにナビゲーショナル、インフォメーショナル、トランザクショナルサーチを行っています。

    ビジネスオーナー、SEO担当者、マーケター、そしてあなたに、ずばり言いましょう。ユーザーが欲しているものを提供してください。ユーザーが探しているコンンテンツや情報を作成しましょう。

    これを上手にやればやるだけ、あなたは支配性を手に入れることができるでしょう。

    この3種類の検索について、あなたはどのように最適化しますか?

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    編集メモ:この記事は、 2014年7月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Neil Patelによる元の記事はこちらからご覧いただけます。 

    著者情報  Shohei Toguri

    HubSpot Japanのマーケティングマネージャー。ローカリゼーションやマーケティングストラテジーなども担当。趣味で国外のマーケティングイベント、スポーツイベント、ボランティアなどに参加している。LinkedInは こちら。Twitterはこちら@ShoheiToguri

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