現代の日常生活において、インターネット検索はなくてはならない存在となっています。意識するかどうかは別として、日々の小さな決断において、検索結果を判断材料としていることも多いでしょう。

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これまで、サービスの提供者はインターネット検索の結果画面においてできるだけ上位に自社サービスを表示させ、顧客を獲得するための努力(SEO)を行ってきました。

更に最近では従来のSEOに加え、地図サービスにおいて露出を増やすローカルSEOあるいはMEOと呼ばれる施策の重要性にも注目が集まり始めています。

このような施策において重要なツールの1つが、「Google ビジネスプロフィール」です。

Google ビジネスプロフィールとは

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Google ビジネスプロフィールとは、自分の運営する店舗やサービスの情報をGoogle に登録するためのツールです。

ここにビジネス情報を登録することで、Google マップやGoogle 検索の結果にスポット情報として表示させることができます。

Google ビジネスプロフィールに登録することでスポット情報が生成される他、登録情報を元に検索結果の表示順序が決定されます
 

Google マイビジネスからGoogle ビジネスプロフィールに名称が変更

Google ビジネスプロフィールは、かつては「Google マイビジネス」という名前のサービスでしたが、2019年に現在の名称に変更されました。

その際に複数の機能に変更が加えられ、MEO(Map Engine Optimizationの略。地図エンジンで検索結果が上位に表示されることを目的に行うさまざまな施策)における重要性が増しています。
 

Google ビジネスプロフィールにログインせずにビジネス情報を編集できるように

変更点の1つとして、ログインせずともビジネス情報を編集できるようになりました。

以前はGoogle ビジネスプロフィールへログインしなければなりませんでしたが、現在はオーナーアカウントで検索を行えば、検索結果ページやGoogle マップから直接編集できるようになっています。

もちろん、Google ビジネスプロフィールにログインし、マネージャページから編集することも可能です。
 

2022年7月からGoogle ビジネスプロフィールのアプリの提供が廃止に

2022年7月からは、Google ビジネスプロフィールの公式アプリの提供がなくなりました。一方で、上述のように、検索結果ページやGoogle マップからの編集が可能です。
 

Google ビジネスプロフィールを使う3つのメリット

すでにご紹介したように、Google ビジネスプロフィールはMEOにおいて重要です。

地域の人々や観光客など多くの人の目に留まり、情報を知ってもらうことにつながるため、飲食店など地域に向けてのサービスを提供している店舗にとっては特に重要と言えるでしょう。

ここでは、Google ビジネスプロフィールを使う3つのメリットについて解説します。
 

1. 無料で新規顧客を集客できる

Google ビジネスプロフィールを使う大きなメリットの1つは、新規顧客の集客を無料で行える点にあります。

Google ビジネスプロフィールを活用できれば、検索結果のローカルパックやGoogle マップに店舗情報が表示されやすくなり、新規集客の窓口が広がります

ローカルパックとは、Google で検索したときに検索結果ページの上部に表示される店舗情報のリストを指します。

「地域+業種」(「東京 カフェ」など)といった検索地域の影響を受けるキーワードで検索したとき、検索結果ページに表示されます。

Google ビジネスプロフィールに登録し、店舗情報を充実させたり、高評価の口コミを集めたりすることで、ローカルパックに表示されやすくなります。

Google ビジネスプロフィールのこうした機能は無料で利用できるため、行きたい店舗を検索で探す見込み客を無料で集客できると言えるのです。

また、Google ビジネスプロフィールに登録すると、Google マップ上にも表示されるようになります。

そうすると、行きたい場所をGoogle マップで検索するユーザーに見つけてもらえやすくなり、集客窓口が広がるでしょう。
 

2. 店舗の最新情報を伝えられる

これから行きたい場所を検索するユーザーが、わざわざウェブサイトまで訪れてくれるとは限りません。

Google ビジネスプロフィールを活用しGoogle マップに店舗情報を載せていれば、営業時間などの最新情報をウェブサイトに代わってユーザーに伝えることができます。

また、簡単なウェブサイトを無料で作成し、Google マップからアクセスしてもらうことも可能です。
 

3. 口コミを管理できる

Google ビジネスプロフィールにオーナー登録すると、Google ビジネスプロフィールに集まった口コミに返信できるようになります。

例えば、悪い口コミに返信すれば課題に対する前向きな姿勢を示すことができ、虚偽の口コミに返信すれば公式からの正しい見解や事実を伝えることが可能です。

また、よい口コミに対して返信することで、スタッフの人柄を伝えられるといったメリットもあります。
 

Google ビジネスプロフィールの8つの使い方

ここでは、Google ビジネスプロフィールを活用しより多くの集客を実現するための8つの使い方をご紹介します。
 

1. 店舗の正しい情報を伝える

Google ビジネスプロフィールでは、所在地や営業時間、連絡先などの情報を掲載できる他、変更があればすぐに更新できます。Google マップから営業時間などを調べるユーザーも多いため、最新情報は必ず更新するようにしましょう。

ビジネスプロフィールの内容は、できるだけ充実させることが重要です。

MEOにおいては、検索キーワードとビジネスの関連性が表示順位に影響するため、情報を詳細に登録することでキーワードとの関連性が高いと判断される可能性が高まります。

なお、ビジネス名に不要なキーワードを含めることはガイドライン違反となるため注意しましょう。
 

2. 商品情報を掲載する

Google ビジネスプロフィールでは、おすすめの商品を掲載することができます。ユーザーに商品の詳細を伝えることができるので、すぐにオンライン注文や予約に進んでもらうことも可能になります。商品情報を掲載する

3. キャンペーン情報など、最新情報を発信する

Google の投稿機能を用いることで、イベントやセールの情報、実施日時などを店舗情報の下部に表示できます。

こうしたキャンペーンは新規顧客の集客において重要となるため、魅力的なキャンペーンを企画し、Google ビジネスプロフィールに表示するようにしましょう。キャンペーン情報など、最新情報を発信する
 

4. 口コミを集め、返信する

Google は、ローカル検索の順位を決める要素として、以下の3つを挙げています。

  1.  検索キーワードとGoogle ビジネスプロフィールの情報の合致度
  2.  検索された場所から所在地までの距離
  3.  ビジネスの知名度

3つ目のビジネスの知名度について、Google は「Google ビジネスプロフィールの口コミ数と評価が高いと、順位が高くなる」と述べています。良質な口コミを集めると、検索順位が上がり、集客にもつながりやすくなるのです。

また、口コミに対して返信することで、ユーザーとコミュニケーションを取ったり、店舗の雰囲気やスタッフの人柄をユーザーに伝えたりもできます。
 

5. ユーザーの質問に答える

Google ビジネスプロフィールには「質問と回答」機能があり、ユーザーからの質問にオンライン上で回答できます。また、他のユーザーもそのやり取りを閲覧できます。

この機能を活用すれば、電話での回答が不要になる、同じ疑問をもつ他のユーザーが問い合わせずに済む、などのメリットが得られます。
 

6. 写真を投稿する

Google ビジネスプロフィールでは、写真を投稿し掲載することができます。店舗外観や内装、商品の具体的なイメージを伝えられるため、積極的に投稿するようにしましょう。

また、ユーザーがビジネスプロフィールへ写真を投稿することも可能です。投稿してもらえるような仕掛けを意識することで、口コミが広がる効果が期待できます。
 

7. ウェブサイトを作成する

Google ビジネスプロフィールでは、簡易なウェブサイトを簡単に作成し、ビジネスプロフィールから閲覧してもらうことが可能です。

このウェブサイトはGoogle ビジネスプロフィールへの登録情報や写真から自動で作成されるため、手間はほとんど必要なく、モバイルやPCなどそれぞれの表示デバイスにも最適化されます。

また、「電話番号」「住所」「営業時間」などをGoogle ビジネスプロフィール上で編集すると、サイト上に掲載されている情報も自動で変更されます。

一方で、HTMLやCSSでの編集ができないため、細かなデザイン調整はできないというデメリットもあります。
 

8. ユーザーの集客動線を分析する

Google ビジネスプロフィールマネージャの「インサイト」を確認すると、ビジネスプロフィールを訪れるユーザー数や経路を知ることができます。

例えば、検索結果とGoogle マップのどちらからGBPに訪れたのか、どのようなキーワードで検索したのかなどが分かります。

キーワードでは、ビジネス名の指名検索だったのか、関連キーワードだったのかなどを分析することができ、施策の改善のヒントを得ることが可能です。
 

Google ビジネスプロフィールへの登録方法

Google ビジネスプロフィールは、Google アカウントさえ取得していれば全て無料で利用可能。もちろん、まだアカウントを持っていない場合は、新規に取得することで利用できます。

ここでは、Google ビジネスプロフィールの登録・利用開始の方法を紹介します。
 

1. Google アカウントを取得・ログイン

Google ビジネスプロフィールを利用したいGoogle アカウントにログインします。

まだアカウントを取得していない、あるいはビジネス用に新規アカウントを取得したい場合は、下記URLよりGoogle アカウントを新規で取得します。

Google アカウントの作成ページ
 

2. ビジネス情報の入力

次に、下記URLからGoogle ビジネスプロフィールにアクセスします。

ビジネス プロフィールの作成ページ

ビジネス情報の入力

「今すぐ管理」をクリックすると、ビジネス情報の登録が可能です。

画面の表示に従い、NAP情報(Name:ビジネス名、Adress:所在地、Phone:電話番号)などのビジネス情報を登録します。ここで登録した情報を元にスポット情報が生成されますから、間違いのないよう丁寧に入力しましょう。ビジネス情報の入力_2

上記は最初に登録するビジネス名の画面です。入力し、次に進むことで登録を進められます。
 

3. オーナー確認

ビジネス情報の登録が完了後、オーナー確認を行います。

オーナー確認はビジネス情報の正確性を保持するための仕組みで、オーナー登録後はオーナーだけが登録情報を修正できるようになります。

店舗型ビジネスの場合、ほとんどは郵送でオーナー確認が行われますが、一部ビジネスでは電話やメールを利用した方法も選択できるようです。登録完了後、利用できるオーナー確認の方法は自動で表示されます。

郵送の場合、登録から14日以内に確認コードが記載された葉書が届きます。その確認コードをGoogle ビジネスプロフィール上に入力すればOKです。
 

Google ビジネスプロフィールを使う注意点

Google ビジネスプロフィールを活用する際には、以下の3つの注意点にも留意しましょう。
 

ネガティブな口コミや悪質な口コミは事実確認をした後、返信もしくはGoogle に報告をする

多くの場合、Google ビジネスプロフィールに書き込まれるネガティブな口コミは、店舗で実際に提供された商品やサービスに対するものであると考えられます。店舗で事実確認を行い、ユーザーに不快な思いをさせたと分かった場合は、口コミへの返信を通して誠実に謝罪しましょう。

店舗の誠実さや改善への前向きな姿勢を伝えられます。

一方、店舗では実際には提供していないサービスで被害を受けたなど、嘘の情報が書きこまれる場合もあります。店舗で事実確認し、悪質な口コミであると分かった場合は、Google マップや検索結果の管理画面の「不適切なクチコミとして報告」の項目から、口コミを報告しましょう。

Google に審査され、削除されるまでには時間を要する場合もあるため、ビジネスプロフィールを見る他のユーザーに誤解を与えないよう、悪質な口コミに対して「事実ではない」ということを先に返信しておくことも重要です。

特に悪質な例として、ネガティブな口コミを書き込み「ギフト券を送ってきたら削除する」と店舗オーナーを脅す手口がアメリカで起きており、Google が注意喚起をしています。

この場合は要求に応じるのではなく、上記のように報告するか、ヘルプセンターから相談するようにしましょう。
 

登録した情報が書き換えられることをできるだけ防ぐ

Google ビジネスプロフィールでは、オーナーが登録した情報が、Google のユーザーが提案した内容に書き換えられることがあります。

もし店舗名や営業時間などが間違った情報に書き換えられた場合、ユーザーがサービスを正しく受けられなくなる可能性があります。

情報の書き換えを必ず防げるわけではありませんが、Google ビジネスプロフィールを定期的に更新したり、自社サイトに最新情報を掲載してビジネスプロフィールと一致させたりしておくことで、変更されにくくなります。
 

悪質なMEO業者の勧誘に乗らない

Google ビジネスプロフィールを活用してMEOを実施する際、業者に委託するという選択肢もあります。

一方で、Google のガイドラインに違反した方法を取り、一時的に順位を改善する施策を提案する悪質な業者も存在します。

ガイドラインに反した施策を行うと、アカウントが停止し、過去に積み上げてきた評価を失ったり、アカウントが開設できなくなったりするといったリスクがあります。

例えば、ビジネス名に関連キーワードなどを含めることは、ガイドラインで禁止されています。

SEOコンサルティングを行っている「A株式会社」があった場合、ビジネス名を「A株式会社 SEO コンサルティング」などにすると違反となります。

また、ユーザーからビジネス名の修正の提案を受けても元のビジネス名に戻すことを繰り返したり、ユーザーから通報を受けたりすると、Google ビジネスプロフィールの管理画面が削除されてしまう可能性もあります。

MEOツールを提供するGyron社の執行役員の島津氏は、以下のような提案を行う業者は怪しいと考えたほうがよいと述べています。

  1.  順位保証:「●位に入れてみせます!」
  2.  成果報酬型:「●位に入ったら報酬をください」
  3.  キーワード保証:「“〇〇”というキーワードで上位を取ります」
  4.  説明不足:打つ施策や考えられるリスクを具体的に説明しない

参考:MEOは“悪”なのか? 悪質業者の見分け方、正しいGoogle マイビジネス活用方法を専門家が教えます | Web担当者Forum

短期間で簡単に成果が出る、という提案には安易に乗らないように注意しましょう。
 

まとめ:Google ビジネスプロフィールでMEOを強化しよう

位置情報を活用した検索結果の表示は、ユーザーの検索体験の改善だけでなく、サービス提供側のコンバージョン率の向上にもつながっています。

検索ユーザーの現在地やキーワードに即し、周辺地域の情報を表示することのできるMEOでは、従来のSEOに比べ、より高いコンバージョン率が期待できます。今後、店舗型のサービスにおいては不可欠な施策となっていくことでしょう。

MEOにおいて、Google ビジネスプロフィールの活用は必須です。この記事でご紹介したGoogle ビジネスプロフィールの使い方や注意点を参考に、新規顧客の集客を増やしていきましょう。

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元記事発行日: 2022年9月30日、最終更新日: 2022年9月30日

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