w日本国内でのYouTube月間アクティブユーザーは6,500万人で、その利用率は10~60代のすべての年代で70%前後にものぼります。

画像やテキストによるコンテンツと比較して、動画コンテンツは一度で伝えられる情報量が多く、興味をひきつけやすいという側面があります。

→ダウンロード: ビジネス向けYouTube 活用無料テンプレート18種

このようなメリットもあり、今や多くの企業や個人がYouTube活用に取り組んでいます 。一方で、参入者の増加が続いていることから、よりユーザーの興味をひきつけ、受け入れられるような工夫が求められています。

まずはYouTubeの特徴を理解し、チャンネル作成・動画投稿などの基本操作や、YouTube上でのSEO、集客方法、効果測定など、一連の施策のポイントを掴んでいきましょう

本記事では、YouTubeの特徴やチャンネル開設方法、開設後の活用方法を解説します。これからYouTubeを始められる方はぜひご一読ください。  

ビジネス向けYouTube 活用テンプレート18種

YouTubeは今からでも参入できる?

スマートフォンの普及と通信技術の進化により、場所を選ばず動画を楽しめるようになりました。この環境変化も、YouTubeの躍進に拍車をかけている大きな要因といえるでしょう。

プラチナバンドを用いたLTE/4G通信では人口カバー率99%を越えており、標準画質であればストレスなく動画が視聴できます。実際、2021年2月時点ではYouTubeの総再生時間のうち、モバイルでの再生時間が70%以上を占めています。

現在、LTE/4Gより「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」を実現する第5世代移動通信システム(5th Generation: 5G)の普及が始まっています。5Gの特徴を活かし、個人利用や企業活動、社会といったあらゆるレベルにおいて新たな価値の創造が期待されています。
なお、5Gが広く普及すれば4Kなどの高画質動画がストレスなく視聴できるため、YouTubeなどのような動画共有プラットフォームの利用がさらに増加すると考えられています。

今後さらなる利用者の増加が期待できるYouTubeは、当然多くの企業が既に活用しており、競合が無数にいる世界です。ユーザーからのアクションを引きだすためには、ただ動画をコンテンツとして出すのではなく、ターゲットを明確にした上で、求められる情報を厳選し、的確に発信していかなければいけません。

ただ漫然と動画を公開したり、YouTube広告を配信したとしても、ターゲットに届く可能性は極めて低いでしょう。その前提を理解したら、YouTubeマーケティングの準備を始めましょう。
 

YouTubeはどのような目的で利用できる?

YouTubeマーケティングの主な目的は、「認知度アップ」「商品やサービスの良さを伝える」「商品購入などのコンバージョンにつなげる」の3つです。
 

  • 認知度アップ
    動画コンテンツは企業のイメージ向上にも有効な手段です。
    画像やテキストでは表現しきれない商品の魅力をユーザーに伝え、ユーザーに広く認知してもらえます。
     
  • 商品やサービスの良さを伝える
    動画コンテンツの特徴を活かし、商品購入によりユーザーが得られるメリットを伝えられます。まだユーザーの興味や関心が低い場合、画像やテキストではメリットを理解してもらいにくいことがあります。
    動画コンテンツを利用すれば、短時間で多くの情報を伝え、直観的な理解をユーザーに促せます。
     
  • 購入などのコンバージョンにつなげる
    動画コンテンツの内外には、購入や問い合わせなどコンバージョンにつなげるためのリンクの設定が可能です。
    ユーザーをリンク先に誘導して、売上アップやリード情報創出につながります。
     

YouTubeチャンネル作成の4つのステップ

YouTubeチャンネルとは、YouTube上で「自社の動画を投稿する場所」のこと です。
ターゲットユーザーに自社のYouTubeチャンネルを「チャンネル登録」してもらえれば、動画を投稿した際に登録者のYouTube画面に新着動画として露出できます。また、通知設定してもらえればプッシュ通知を送ることもできます。

本章ではYouTubeチャンネルの作成手順の流れを簡単に解説します。

  • STEP1:Googleアカウントを登録する
  • STEP2:新しいYouTubeチャンネルを作成する
  • STEP3:ユーザーの目に留まるようチャンネルの各項目を最適化する
  • STEP4:動画を投稿する
     

STEP1:Googleアカウントを登録する

YouTubeでチャンネル作成をし、動画を投稿するにはGoogleアカウントが必要です。
Googleアカウントを登録する

こちらのページからGoogleアカウントを作成しましょう。

STEP2:新しいYouTubeチャンネルを作成する

STEP2-1 チャンネルの作成

GoogleアカウントでYouTubeにログインすると、PCの場合は画面右上に丸いアイコンの形をした自分のプロフィール写真が表示されます。

アカウントを新規作成した場合は、デフォルトの表示になっています。このプロフィール写真をクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
チャンネルの作成プルダウンメニューから「チャンネルを作成」を選択すればGoogleアカウント名と同じYouTubeチャンネルを作成できます。

しかし、Googleアカウント名がこれから投稿しようとする動画内容と関連が少ない場合、ユーザーに興味をもってもらいづらくなります。そのため、チャンネル作成時には動画内容に合った名前や企業名を登録するようにしましょう。

このようにGoogleアカウント名とは異なる独自のYouTubeチャンネル名をつけられるアカウントを、「ブランドアカウント」と呼びます。「ブランドアカウント」は、1つのGoogleアカウントに対しいくつでも作れます。
 

STEP2-2 ブランドアカウントの作成

「ブランドアカウント」を作るには、プルダウンメニューの「設定」を選択し、「新しいチャンネルを作成する」を選び、ブランドアカウント名を入力します。
ブランドアカウントの作成

ブランドアカウントの作成_2

Googleアカウントを登録する_3

ブランドアカウントを利用すれば、複数メンバーによるチャンネル管理が可能となり、 各メンバーに個別の権限を設定することも可能です。

ブランドアカウントの詳細については、以下のページを参考にしてください。
YouTubeブランドアカウントとは?利用メリットや作成方法を解説
 

STEP3:ユーザーの目に留まるようチャンネルの各項目を最適化する

チャンネルを開設したら、ユーザーに認知してもらうためにチャンネルのカスタマイズを行います。 

STEP3-1 プロフィール画像とバナー画像を設定

チャンネルの顔というべきプロフィール画像とバナー画像をアップロードします。企業や商品のイメージをユーザーに認知してもらい、さらに関心をもってもらう効果があります。

STEP3-2 チャンネル概要欄を設定

次にユーザーにチャンネルについての理解をしてもらうために、チャンネルの目的や公開している動画コンテンツの説明を追加します。このとき、自社WebサイトやSNSにユーザーを誘導するためのリンクを追加できます。

STEP3-3 その他の設定

拠点とする国の設定や、検索結果に自社チャンネルが表示されるようにキーワード設定などを行います。
その他の設定

 

STEP4:動画を投稿する

チャンネルを作成し、動画を制作できたら、投稿しましょう。
STEP4:動画を投稿する

投稿を行うには、YouTube右上のビデオマークか、チャンネルページの「動画をアップロード」をクリックします。
STEP4:動画を投稿する_2

YouTube Studioに移動するので、動画ファイルをアップロードし、タイトルや説明、サムネイルなどの設定が完了したら、公開します。
 

YouTubeを活用するメリット

YouTubeを活用するメリット

YouTubeは個人の動画を投稿して視聴するプラットフォームとしてスタートしました。現在は、あらゆる事業分野のマーケティングにも活用されていて、動画マーケティング向けの機能も続々と提供されています。
 

世界最大の動画プラットフォーム

2021年2月時点では、毎月、20億人以上のユーザーがYouTubeを利用しており、これは全インターネット人口の約3分の1にあたります。1日あたりの動画視聴時間は10億時間以上、視聴回数は数十億回以上という世界最大の動画共有プラットフォームに成長しています。

ほぼすべての事業分野のマーケティングにおいて、訴求したいユーザーが多く存在する可能性が高いといえます。
 

無料で利用できる

YouTubeが多くのユーザーを獲得した理由のひとつとして、膨大な動画の無料配信が挙げられます。動画投稿に必要なYouTubeチャンネルの登録・利用も無料でできるため、施策の実施を急ぐ場合もすぐに始められます。

なお、YouTubeは有料の広告配信サービスを提供しており、広告売上で収益を得ています。

コアなファンを獲得できる

企業からユーザーへの動画コンテンツ配信でファンを増やしつつ、ユーザーの関心の維持に注力します。

さらにいえば、 単に商品やサービスに関心をもってもらうだけでなく、ファンと良好な関係を構築し、自社の商品やサービスを応援してくれるコアなファンを作ることが大切です 。

YouTubeチャンネルでは、動画ごとに設定できるコメント欄を活用し、双方向型のコミュニケーションを通じて、コアなファンを創出できます。
 

Google検索にも対応

2021年1月時点では、国内における検索エンジン市場において、Google検索が70%を越えるシェアを獲得しています。YouTubeに投稿された動画はGoogle検索からも検索されるため、YouTubeを利用しているユーザー以外からのアクセスが期待できます。

参考までに、Google検索で「ビートルズ」と入力した際の検索画面を示します。検索結果に複数のYouTube動画が表示されています。

 

Google検索にも対応

 

さまざまな目的に沿ったCTAが豊富に揃っている

YouTubeマーケティングは、商品やサービス、企業イメージ向上の動画コンテンツを投稿して終わりではありません。 動画コンテンツに関心を引きつけた後に、コンバージョンや他の商品の紹介などを行い、ユーザーを逃さない工夫が大切です

YouTubeには、動画再生中、または動画再生後にユーザーに行動を促す機能が用意されています。たとえば「CTA(Call to Action)」という機能を使うと、ユーザーに他の動画視聴を促したり、外部リンクへ誘導したりすることでリード獲得や購入検討などのアクションを呼びかけられます。

YouTubeにおける代表的なCTAは次の通りです。
 

カード

カード
動画視聴中にカードを表示し、ユーザーの誘導を行います。
動画カード:別の公開動画への視聴を促す
再生リストカード:公開再生リストを表示
チャンネルカード:チャンネルに誘導
リンクカード:外部サイトに誘導

YouTube終了画面

210929_「YouTub

動画の最後の5~20秒に終了画面を追加して、他の動画の宣伝やチャンネル登録の誘導を行えます。
 

説明欄

説明欄

動画の下部にある説明欄に外部リンクを記入し、CTAとして活用できます。
 

CTAオーバーレイ

CTAオーバーレイ

CTAオーバーレイと以下のTrueViewアクションキャンペーンは、動画を動画広告として配信した際に利用できるCTAです。CTAオーバーレイは上図の位置に表示される広告で、チャンネル名やチャンネルのプロフィール画像、短いテキストなどで構成されます。
 

TrueViewアクションキャンペーン

TrueViewアクションキャンペーン

TrueViewアクションキャンペーンはCTAオーバーレイと同じく動画広告として配信した際に利用できるCTAで、上図のように表示されます。ユーザーに行動を促す見出しやCTAボタン、サイトリンクなどで構成されます。
 

マーケティング向け動画の制作と投稿のポイント

マーケティング向け動画の制作と投稿のポイントYouTubeチャンネル作成の次は、マーケティング用の動画を制作して投稿します。マーケティング動画制作の際には、ユーザーから関心を集めて最後まで視聴してもらい、チャンネル登録などのエンゲージメントが獲得できるように留意します。

動画制作には広い範囲の専門的な知識とスキルが必要です。動画制作が決まったら、社内で詳しい人を募る、動画制作の専門業者に依頼するという選択肢も検討すべきです。何もわからない状態から始めると、多大なラーニングコストがかかります。

ここでは、動画制作とYouTube投稿のおおまかな流れをお話ししますが、少し専門的になります。
 

マーケティング向け動画の企画の流れ

自社チャンネルでどのような動画コンテンツを配信していくのか計画を立てましょう。一話ずつ完結する動画も良いですが、シリーズとしての動画も企画するのもいいでしょう。定期的な動画配信によってファンを獲得しやすくなります。

動画の企画プロセスの一例を下記に示します。なお、動画制作の専門家に依頼する場合は、企画段階から参加してもらいましょう。
 

1. 目標を設定する

企画段階ではまず、各目標を立てます。チャンネル全体の目標を立てる→それを達成するために必要な動画はどういうものか企画する→その動画(シリーズ)単体の目標を立てる、という流れがよいでしょう。

たとえば、チャンネル全体の目標なら、「ブランドの認知度向上」「チャンネル登録者数アップ」などがあります。動画単体の目標なら、「自社ウェブサイトへの誘導」「SNSでのエンゲージメント獲得」などが挙げられます。

また、ユーザーに自社のチャンネルに関心をもってもらい、継続して視聴してもらえるよう、定期的に動画を投稿できるような計画を立てましょう。定期的に動画を投稿できれば、ユーザーの動画視聴が習慣化し、YouTubeマーケティングの効果が大きくなります。

2. 絵コンテと台本を作成する

まず、動画コンテンツのストーリーを検討します。ストーリーを検討する際、CAMSなどの基本的なフレームワークを理解しておくと便利です

CAMSとは下記の要素から構成されます。それぞれの要素の内容をつないで全体のストーリーを作り上げます。

  • Catch:ユーザーの心をつかむ
  • Appeal:商品などを購入した際のメリットを伝える
  • Motivate:購入などユーザーの行動を促す動機付けを行う
  • Suggest:具体的な行動を提示する

ストーリーが決まったら、絵コンテや台本を作成します。

絵コンテとは、動画の各シーンのカメラ構図やシーンの順番、説明、セリフなどを記載したもので、ラフスケッチで描かれます。本格的なコンテンツを作成する場合は絵コンテが重要になりますが、ラフな動画を作る場合には特に必要ないことがほとんどです。
 

3. 追加するマルチメディア要素を決定する

動画コンテンツの中にタイトルやテロップを挿入する際は、「配置場所」や「フェードインなどの効果」を事前に決めておきます。動画撮影や編集を1人もしくは少人数で行う場合は、このステップはおおまかなもので問題ありません。

一方、クライアントワークのケースや、多くの人数が関わる場合は細かな指示が必要なケースもあります。

4. 動画の長さを決定する

ストーリーを検討する際、動画の長さ(尺)も十分議論しましょう。一般的には、目標を達成するための必要最小限の長さにします。長い動画を制作する際には、ユーザーが途中で再生を止めないような工夫が必要です。

なお、本メディアの別ページ「How Long Should Your Videos Be? Ideal Lengths for Facebook, Instagram, Twitter, and YouTube」では、メディア毎にエンゲージメントを獲得しやすい動画の長さについて調査しています。YouTubeの場合、2分程度の動画が最もエンゲージメントを得やすいとされています。
 

5. 撮影場所を選定する

撮影場所は 動画コンテンツの内容に適していることはもちろん、次の項目を満たす場所をリストアップして選定します。現地を確認して撮影場所を最終決定しましょう。

  • 撮影の許可が得られる、もしくは許可の必要がない
  • 撮影作業に必要なスペースが確保されている
  • 音声収録の邪魔になる騒音がない
  • 撮影に必要な十分な明るさがある、もしくは照明器具で対応できる
     

動画制作

動画コンテンツの撮影を行う際には、「自前で撮影する」もしくは「専門の業者に依頼する」パターンがあります。「自前で撮影する」場合は、撮影機材や編集ソフトを準備します。撮影には専門的な知識やスキルが必要となるため、社内で経験のあるスタッフを募集するのがおすすめです。

撮影後は、絵コンテに従い編集作業を進めます。なお、編集作業時には次の点にも対応すると、より視聴者の関心を惹きやすくなります。

  • 音楽と効果音を必要に応じて挿入し、動画コンテンツのクオリティを高める
  • 「透かし機能」などを活用して、チャンネル登録を促す工夫を行う
  • 再生したくなるような動画サムネイルを作成してアップロードする
     

YouTube Studioを活用してチャンネルや動画を分析する

YouTube Studioとは、動画の投稿、動画SEO、効果測定、及び分析が行えるツールで、無料で利用できます。

YouTubeにGoogleアカウントでログインすると、PCの場合は画面右上に自分のプロフィール写真の丸型アイコンが表示されます。アイコンをクリックするとプルダウンメニューが表示されるので、続いて「YouTube Studio」を選択します。すると、下記のようなYouTube Studioのトップ画面であるダッシュボードが表示されます。
YouTube Studioを活用してチャンネルや動画を分析する

YouTube Studioでは、「YouTubeチャンネルの管理」と「投稿動画の管理」に関する機能が実装されています。
 

チャンネル管理

チャンネル管理

動画管理

動画管理

YouTubeにおけるSEO

YouTubeにおけるSEO

多くのYouTubeユーザーは、キーワードを用いて自分が見たい動画を検索します。つまり、投稿した動画を見てもらうには、YouTubeにおけるSEOが必要です。

例えば、ファイル名、タイトルなどにキーワードを含めるなどの対策を実施します。詳しくは「YouTubeでのSEO対策:動画をYouTube検索に最適化する方法-2019年版」をご覧ください。

なお、SEOを行うにあたっては「YouTubeアルゴリズム」「YouTube動画のタグ設定」をしっかり理解しておく必要があります。
 

YouTubeアルゴリズム

YouTube内でユーザーが検索を行った場合、アルゴリズムによってユーザーと関連性の高いと思われる動画を表示されます。

アルゴリズムによる動画の検索順位を決定する要素は「キーワード」と「関連性の高さ」です。投稿した動画が検索結果や関連動画へ表示される回数を増やすためには、アルゴリズムの特性を理解した上で、タイトル、説明文などを作成しましょう

詳しくは本メディアの別ページ「YouTubeのアルゴリズムとは?より多く視聴してもらえる動画を作成するためのポイント」をご確認ください。
 

YouTube動画のタグ設定

YouTube動画のタグとは、動画の説明として追加できる単語やフレーズのことです。YouTubeのSEOでは、YouTube動画のタグ設定も重要なポイントです。

タグを設定することで、この動画はどんな内容なのかをYouTube側へ提示できます。その結果、近いトピックの動画から関連動画としてリンクされる可能性が高くなります。

複数のタグをカンマで区切って設定できますが、あまりにタグをたくさん設定すると動画削除などのペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。

タグについて詳しくは本メディアの別ページ「YouTube動画のタグはなぜ重要?効果的な付け方と便利な4つのツール」をご覧ください。

上記2つの方法以外にも、YouTubeのSEOでできることはあります。
YouTubeでのSEO対策:動画をYouTube検索に最適化する方法-2019年版」の記事で詳しく書いているため、興味のある方はご覧ください。

 

YouTubeマーケティングのポイント

YouTubeで自社のチャンネルを作成し、単に動画を投稿し続けるだけでは、マーケティングの効果を得られません。既存の視聴ユーザーとの関係を強化しつつ、新しいユーザーを獲得する取り組みが必要です

YouTubeチャンネルと動画に関するマーケティングのヒントについては、「【2020年最新版】YouTubeマーケティング」の記事で詳しく解説しています。

以下より、ターゲットの興味をひきつけ、エンゲージメントを構築していくために押さえておきたい3つのポイントを解説します。
 

興味を惹きつける「サムネイル」を作成する

サムネイルとは、YouTubeで検索結果に表示され、クリックできる小さなスナップショットです。サムネイルは動画のプレビューであり、視聴ユーザーに関心をもってもらう役割があります

多くのユーザーはサムネイルを見て再生するかどうかを判断しています。なお、YouTubeで視聴回数が多いなどの効果を出している動画の90%は、自作のサムネイルを使用しています。

サムネイル作成のポイント、及びおすすめ作成ツールについては本メディアの別ページ「目を引くYouTubeサムネイルを作成できるおすすめツール7選」に詳しく解説しています。
 

チャンネル登録者の獲得

また、サムネイルで惹きつけるだけでなく、チャンネル登録してもらえるかどうかも重要なポイントとなります。チャンネル登録者を増やすためのコツは、「YouTubeのチャンネル登録者を増やすには?抑えておくべきポイントを解説」で解説しています。

YouTube Studioアナリティクスを活用した効果計測・アクセス解析

前章に記載した通り、YouTube Studioには、チャンネルと投稿動画の効果計測・アクセス解析機能があります。動画の合計視聴時間や平均視聴時間の他、動画を再生したユーザー属性、ユーザーが再生した他の動画も把握できます。

その他多くの効果測定を分析すれば、ユーザーの心理を読み解くヒントが得られます。別の言い方をすれば、アナリティクス機能を活用して改善案やアイデアを検討し、次の動画制作にしっかりフィードバックできるかどうかが成功のカギです 。

なお、YouTubeの公式ヘルプページに「YouTube Studio アナリティクスの概要」が掲載されていますので、操作の際にお役立てください。

 

YouTubeマーケティングの成功事例

「BtoB」「Bto2C」それぞれのYouTubeマーケティングの成功事例をご紹介します。
 

BtoBの成功事例(海外)

電力関連、重電、重工業を主たる業とするABBは、スイスに本社を置く多国籍企業。2021年8月6日時点のチャンネル登録者数は4.9万人です。

ABBのチャンネルでは、ABBの自社製品の紹介、展示会の様子を通じて事業内容を紹介しています。ロボットの動きを美しく見せる動画など1万回以上再生されている動画がいくつもあります。

動画例:「Renowned Swedish choreographer’s new dance partner is one of the world’s largest industrial robots

動画ではABBの技術力、従業員が仕事に取り組む様子を発信して、企業の認知やブランディングを行っています。
 

BtoBの成功事例(国内)

freee(フリー)【公式】は、クラウド会計ソフト「freee会計」の公式チャンネルです。2021年8月6日時点のチャンネル登録者数は1.52万人となっています。

チャンネルでは、確定申告を始めとしたビジネスにおいてつまづきやすいテーマを分かりやすく解説しています。個人事業主向けや法人向けの動画が多く、コンスタントに投稿している点も特徴です。

動画例:「会社設立の流れを4ステップで解説!設立費用が安くなる裏技も公開!
 

BtoCの成功事例(海外)

NIKEは、スニーカーやスポーツウェアなどスポーツ関連商品を扱う世界的企業です。2021年8月6日時点のチャンネル登録者数は165万人です。

NIKEのチャンネルでは、NIKEの商品がユーザーに与えるライフスタイルや価値観を動画で紹介しています。それぞれの動画には閲覧者に強く訴求するストーリーが作り込められており、中には1,000万回以上視聴された動画もあります。

動画例:「You Can’t Stop Our Voice

BtoCの成功事例(国内)

ゴープロは、アクションカメラとして圧倒的なシェアを誇る「GoPro」による公式チャンネルです。2021年8月6日時点のチャンネル登録者数は1,050万人となっています。

ゴープロのチャンネルではアクションカメラを用いたダイナミックな映像がいくつも公開されており、どれも高い再生数を誇っています。また、動画の尺を短く抑えている点も特徴です。

動画例:「GoPro: HERO9 Black | 5K Footage
 

YouTubeマーケティングの注意点

YouTubeをはじめとする動画コンテンツを用いたマーケティングが活発化しており、YouTubeマーケティングの参入企業が増加しています。動画を制作・投稿した後は、継続的に効果計測・アクセス解析に基づく改善、アイデア出しに注力する取り組みが必要です

例えば、総再生時間、視聴者維持率、トラフィックソース、ユーザー属性の分析を通してユーザーの心理やニーズを読み取り、動画制作やチャンネルの改善を行いましょう。SEOも随時見直してください。

画像やテキストベースのマーケティングと比較して、動画はより多くの制作費用がかかります。費用対効果の面でもしっかり定量化して、データに基づいたマーケティング活動を進めましょう
 

YouTubeの特徴を理解し、まずは更新してみよう

世代問わず人気を得たYouTubeは、今やほとんどの事業において効果が得られるプラットフォームといえるでしょう。今後、5Gの普及でモバイル環境における高画質動画の配信が可能になり、さらに訴求力のある動画が配信可能になります。

YouTubeを活用するためには、特徴とメリット、動画作成と投稿、SEO、集客、分析とPDCAまでのすべてのフェーズの注力ポイントを理解して実行することが大切です。

ただし、継続的な動画制作を行うには相応の時間と予算を投資する必要があります。画像やテキストベースのコンテンツを利用したマーケティングのように、低予算からノウハウを蓄積する手軽さはないため気を付けましょう。自社内の運用経験によっては、YouTubeマーケティングに強い広告代理店と連携を検討しましょう。

YouTubeは競合他社から一歩先を踏み出す大きな力となります。早めに取り組みを開始して、自社独自のノウハウを蓄積しましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

ビジネス向けYouTube 活用テンプレート18種

 ビジネス向けYouTube 活用テンプレート18種

元記事発行日: 2021年3月04日、最終更新日: 2021年9月29日

トピック::

Youtubeマーケティング