Instagramストーリーズには、魅力的な短いコンテンツが日々投稿されており、高校時代の友達から有名人、有名ブランドまで、さまざまなユーザーのコンテンツを見つけることができます。
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Instagramストーリーズの1日あたりのアクティブユーザー数は5億人にのぼり、新たなオーディエンスとつながるためのメディアとして非常に有効なことは間違いありません。
まだ皆さんがInstagramストーリーズをマーケティングツールとして採用していないのであれば、ぜひ活用することをお勧めします。Instagramの発表によると、5億人に及ぶストーリーズのアクティブユーザーの間で特に多く閲覧されている投稿を分析すると、その3分の1が企業によるものでした。
また、一般の消費者だけでなく、BtoBの意思決定者の36.2%がInstagramを利用して新製品やサービスを調査しているという統計(英語)もあります。
ストーリーズ広告は、あらかじめ設定したターゲットに一致するユーザーがストーリーズを見ていると、そのユーザーが自社をフォローしていなくても広告が表示されます。
興味を惹かれたユーザーが画面を下から上へスワイプすれば、購入や自社ランディングページへの遷移ができるようになります。認知からアクションまでがアプリ内で完結しているため、高いコンバージョン率が期待できます。
この記事では、Instagramストーリーズ広告の概要と出稿方法について詳しく解説します。
参考:Instagram For Business「Instagramストーリーズ(英語)」より
参考:Hootsuite「44 Instagram Stats That Matter to Marketers in 2021(英語)」より
- Instagramストーリーズ広告とは?
- Instagramストーリーズ広告とフィード広告の違い
- Instagramストーリーズ広告の強み・メリット
- Instagramストーリーズ広告のデメリット
- Instagramストーリーズ広告の作り方のポイント
- Instagramストーリーズ広告を作るときの注意点
- Instagramストーリーズ広告の仕様は?
- Instagramストーリーズ広告出稿のやり方は?
- Instagramストーリーズ広告の広告ポリシーと審査規定
- ストーリーズ広告で配信ができない原因と対策
- Instagramストーリーズ広告の成功事例
- Instagramストーリーズ広告を理解して実際に広告を配信してみよう!
Instagramストーリーズ広告とは?
まずはInstagramストーリーズ広告の特徴や強みを、Instagram内の他の広告と比較しつつ押さえておきましょう。
Instagramストーリーズ広告の特徴:24時間経っても消えない
Instagramストーリーズ広告は画像、動画、カル―セル形式での配信ができ、フルスクリーンで表示できます。
通常のストーリーズ投稿であれば、24時間が経過した段階で自動的に削除されますが、Instagramストーリーズ広告は24時間が経過しても削除されることはありません。
注目される背景:Instagramアクティブユーザーの70%がストーリーズを利用
デイリーアクティブユーザーの70%がストーリーを利用しているという調査結果があります。その為、Instagramを積極的に活用しているアクティブユーザーにリーチできます。Instagram内でのアクションに対して抵抗が少ないユーザーが多いため、広告に反応しやすい人も一定数います。
また、見られたストーリーズのうち3分の1が、ビジネス投稿が占める割合です。ビジネス広告としてInstagramのストーリーズを活用している方が多いということが分かるでしょう。
Instagramストーリーズ広告はいくらで出稿できる?
Instagramストーリーズ広告は、最低100円から出稿できます。あまり予算をかけずに配信したい方にも使い勝手のいい広告です。
また、日ごとに予算を決めることができるため、最初は少ない広告費から始め、徐々に広告費を上げていくという戦略を立てることもできます。
Instagramストーリーズ広告の費用に関しては、以下の「Instagramのストーリーズ広告の費用はいくらから?」を確認してみましょう。
Instagramストーリーズ広告とフィード広告の違い
Instagramストーリーズ広告は、リアルタイムの情報をクリエイティブに訴求できる一方、フィード広告は新しいものを探すために使用される傾向があります。
ストーリーズ広告:2016年に提供が始まった機能で、投稿はフルスクリーンでの表示ができる
フィード投稿:2010年からある機能で、投稿はフルスクリーンではなく、一定の枠内に表示するのが特徴
どちらの広告を選ぶか悩んだときは、コンテンツタイプに応じて投稿先を選択することが必要です。
Instagramストーリーズ広告の強み・メリット
ここからは、Instagramストーリーズ広告の強みについて3つご紹介します。
Instagramでは画像や動画、カルーセルなどさまざまな形式で広告を選ぶことができ、種類によって強みも変わることが多いです。ストーリーズ広告の強みを理解して活用することで、より効果的に活用できるので確認しておきましょう。
自然な形でInstagramストーリーズの間に配信
Instagramストーリーズ広告の大きな特徴は、スマートフォンの全画面に広告が表示されるだけでなく、1~3投稿の間に広告が配信される形となっています。
ストーリーズ投稿の間に溶け込むことによって、より広告感を減らした形でリーチしながらも、ブランドイメージやアピールしたい内容をユーザーに確実に伝えることができます。
また、自社の商材やサービスに応じ適切な広告フォーマットを選べばユーザーの購買意欲や行動を促すことができます。ストーリーズ広告の種類は主に以下4種類となりますので、差異点を理解しておくようにしましょう。本記事にて後述いたします。
- 動画広告
- 写真広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
縦型の画面全体で訴求できる
Instagramストーリーズ投稿は、フルスクリーンで表示できるのが強みの1つです。
スマートフォンの画面全体に広告を出すのか、画面の一部に広告を表示するのかでは、視聴者の目を引きつけるには差が生まれます。縦画面のフルスクリーン配信は没入感を与えることもでき、世界観をより表現できるでしょう。
Instagram広告でよりインパクトを与えたい場合は、ストーリーズ投稿でクリエイティブ要素を訴求できます。
ユーザーがアクションを起こしやすい
ストーリーズ広告には、興味を引かれたユーザーがアクションを起こしやすい設計がされています。
標準仕様では「詳しくはこちら」などの行動喚起とともに上向きの矢印が表示されており、WebサイトなどでCTAボタンやURLをタップするよりも心理的な抵抗感なく、広告主の設定したアクションが取れる仕組みになっています。
Instagramには、ストーリーズ広告以外にもさまざまな形式の広告があります。それぞれの特徴や出稿方法など、初心者にも分かりやすい無料ガイドをぜひ参考にしてください。
Instagramストーリーズ広告のデメリット
Instagramストーリーズは多くのアクティブユーザーに訴求できますが、気軽にタップできるため、ユーザーが興味を引かなければ飛ばされてしまいます。
上記ではメリットについて紹介してきましたが、ここからはデメリットについて見ていきます。
Instagramストーリーズ広告のデメリットは、以下の2つです。
- 最後まで見てもらえない可能性もある
- Instagramに拡散機能がない
最後まで見てもらえない可能性もある
ストーリーズは、ワンタップで次の投稿を閲覧できるのが特徴となっているため、最初の数秒で興味を引くクリエイティブでなければ、ストーリーズを最後まで見てもらえない可能性があります。
ユーザーの興味を引くようなストーリーズ投稿を意識することが重要です。
Instagramに拡散機能がない
もう1つのデメリットは、Instagramに拡散機能がないことです。
Twitterであれば「リツイート」のようにツイートを拡散できます。しかしInstagramには、投稿を拡散する機能がありません。
そのため、商品やサービスを、ターゲットを絞って広告を届けるといった目的の配信の方が相性がいいことを押さえておきましょう。
Instagramストーリーズ広告の作り方のポイント
Instagramストーリーズで広告を作成する場合は、以下の7点を押さえてください。
- 伝えたいメッセージは冒頭に持ってくる
- 動きのある広告を制作する
- 広告に音声を加える
- ストーリーズ向け専用広告を作成する
- CTAを賢く使う
- テキストを入れて重要なメッセージを強調する
- モバイル環境で広告を制作してみる
以下、詳しく見ていきましょう。
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伝えたいメッセージは冒頭に持ってくる
Instagramストーリーズでは、広告以外の投稿は24時間で消えてしまいます。そのためユーザーはフォローしているストーリーズ投稿を次々に見ていくという傾向があります。
ストーリーズ広告を制作する場合、要点をストレートに伝え、ひと目見た瞬間からユーザーの注意を引き寄せられるように工夫を凝らしましょう。
ストーリーズ広告では最大でも画像は5秒間、動画は15秒間しか再生されません。カルーセル広告を利用した場合、10秒ずつに分割されたカードがデフォルトで表示されるのは3枚まで、それ以降は[続きを見る]をタップしてもらわなければなりません。ストーリーズ広告では、伝えたいメッセージを真っ先に持ってくることが大切です。
参考:Facebook for Business「Facebook広告ガイド」より
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動きのある広告を制作する
Facebookのレポートには「動きのある広告の方が効果は高い」と書かれています。動きのある広告はユーザーの目をとらえやすく、静的な画像よりもすばやくストーリーを伝える効果があります。アニメーションを取り入れている場合も、どんな動きを加えたらさらに魅力的なコンテンツになるかを検討しましょう。
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広告に音声を加える
ストーリーズ投稿の60%は音声をオンにして再生されています。そのため、常にコンテンツに音声を入れて、広告の効果を最大限に高めましょう。音楽や効果音、ナレーションをうまく利用して、ユーザーの関心を引き付ける斬新な方法を考えるのです。どのような音声を使えば最も反響があるのか分からなければ、A/Bテストを実施して、オーディエンスの反応を見てから決定することをお勧めします。
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ストーリーズ向け専用広告を作成する
ユーザーがInstagramストーリーズを好む理由として挙げるのは「没入感の高さ」です。ストーリーズ広告も他のInstagramストーリーズ投稿と違和感のないものでないと、ユーザーは没入感をそがれ、すぐにスキップしてしまいます。
そのため、他の広告をストーリーズでも使うのではなく、ストーリーズ向けの広告を作成しましょう。その際に、以下の2点を押さえておきます。
- フルサイズで表示されるストーリーズ広告の効果を最大限活かす
- ユーザー目線の自然な表現を心がける
参考:Facebook for Business「ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう。」より
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CTAを賢く使う
他の要素にどんなに工夫を凝らしても、ユーザーに期待する行動に合わせて明確なCTA(Call To Action)を設定しなければ、Instagramストーリーズ広告は機能しません。目的に応じて、「詳しくはこちら」、「今すぐ購入」、「上にスワイプ」といったフレーズを使い分けて、ユーザーの行動を促しましょう。たとえばブランド認知度の向上が目的なら、「詳しくはこちら」というCTAを使用することで、自社ブランドの製品やサービスについて知ってもらいたいのだということがユーザーに伝わり、「今すぐ購入」というCTAとは異なる印象を与えることができます。
この記事でご紹介した例を参考に、最適なCTAを検討してみてください。
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テキストを入れて重要なメッセージを強調する
一般的に、広告にテキストを含めることはアクセシビリティーの観点からも最適な選択肢です。テキストがあることで、聴覚障がいのある人にも広告のメッセージが伝わりやすくなります。また、テキストは要点を強調するのにも役立ちます。たとえば、先ほどのAveenoの広告には「Get Healthy Looking Skin Every Day(毎日のケアで健康的な肌になろう)」というメッセージが含まれていました。強調したいポイントが分かりやすく、私も購入したい気持ちになりました。
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モバイル環境で広告を制作してみる
Facebookのレポートによると、ユーザーがストーリーズを好むのは、以下4点の理由です。
- 没入感が高い
- リアリティがある
- 帰属意識を持てる
- 期待感が継続する
上記を踏まえると、スタジオの理想的な環境で作りこんだ広告動画を作成するよりも、モバイルで実際に体験している映像を元に作成した広告の方が、ユーザーに好まれる可能性が高くなります。
A/Bテストなどを利用しながら、スタジオ制作やモバイルでの制作などさまざまな広告を比較し、自社の世界観に合った広告クリエイティブを探してください。
参考:Facebook for Business「 ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう。」より
Instagramストーリーズ広告を作るときの注意点
Instagramストーリーズ広告を作るときの注意点も確認しておきましょう。
Instagramストーリーズ広告はアイコンが左上、CTAが下側に表示される仕組みです。訴求したいイラストや文字がその部分に入ると、アイコンやCTAと重なり見にくくなります。テキストやスタンプ、リンクボタンの配置場所にも気を付けましょう。
広告の種類には縦型・横型・正方形型とありますが、縦型の広告のみテキストが表示されない点も注意が必要です。縦型を選ぶのであれば、画像のみで訴求してください。
また、Meta社は複雑なクリエイティブ要素を避けるよう推奨しています。使用する写真やイラストには複雑な加工をせず、シンプルな素材を選びましょう。広告内には商品の価格を入れない点も重要なポイントです。
Instagramストーリーズ広告の仕様は?
Instagramストーリーズ広告は、画像広告、動画広告、カル―セル広告、コレクション広告、それぞれ広告の仕様が異なります。それぞれの違いを理解することで、自社の商品やサービスをどのようにして配信するかを選択することが可能です。
また、広告の仕様を理解するかしないかでは、広告配信の効果に差異が出るケースがあります。まずは、それぞれの広告の特徴を理解しておきましょう。
画像広告:5秒間、またはスワイプして終了するまで表示
画像広告は5秒間、または利用者がそのストーリーズをスワイプして終了するまで表示されます。
Instagramのストーリーズで画像広告を使用する際は、より興味を引く内容で、もっと見たいと思わせることが必要でしょう。
認知拡大、集客など広告を配信する理由はさまざまなので、配信する理由に応じて訴求の仕方を変えるように配信することが大切です。
デザインの推奨事項は以下の通りです。
- 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- アスペクト比:9:16
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
動画広告:長さが10秒未満の動画広告が再生
Instagramの動画広告では、長さが10秒未満の広告が配信されます。10秒以上の動画広告の場合は、1〜3枚のカードが表示された後にオプションとして「続きを見る」が自動的に表示されます。
標準仕様では、利用者に「続きを見る」をタップするよう促す前に、自動的に表示させるカードの枚数をカスタマイズすることができます。
デザインの推奨事項は以下の通りです。
- ファイルタイプ:MP4、MOV、またはGIF
- アスペクト比:9:16
- 動画設定:H.216圧縮方式、正方画素、固定フレームレート。 プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 解像度:1,080×1,080ピクセル以上
- 動画のキャプション:任意ですが使用を推奨
- 動画音声:任意ですが使用を推奨
カルーセル広告:最大10点の画像や動画の表示が可能
カルーセル広告では、1つの広告で最大10点の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを付けることができます。
それぞれに別のリンクを付けることもできるため、複数の商品を紹介したり、1つの商品、サービス、プロモーションを多角的にアピールしたり、次のカルーセルカードへ進むたびにブランドのストーリーを展開したりできます。
デザインの推奨事項は以下の通りです。
- 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 動画のファイルタイプ:MP$、MOV、またはGIF
- アスペクト比:1:1
- 解像度:1,080×1,920以上ピクセル
コレクション広告:購入までの導線がスムーズ
商品やサービスの発見欄から検討、購入までスムーズに誘導できます。
また、Instagramストーリーズでコレクション広告を使用すると、モバイルデバイスでリッチなビジュアルと高い没入感を実現することが可能です。コレクション広告の見え方を確認するには、「広告マネージャ」のプレビュー機能を使用しましょう。
デザインの推奨事項は以下の通りです。
- 画像タイプ::JPGまたはPNG
- 動画のファイルタイプ::MP4、MOVまたはGIF
- アスペクト比::1.91:1~:1
- 解像度::1,080×1,080ピクセル以上
Instagramストーリーズ広告出稿のやり方は?
Instagramストーリーズ広告では、自分がターゲットとしている人を選択できます。年齢や地域など、選ぶ方法はさまざまです。
ここからは、Instagramストーリーズ広告の出稿の方法について紹介していきます。Instagramストーリーズ広告を使用して、認知拡大、集客などの目的に応じて活用しましょう。
- 「広告マネージャ」にアクセスする
広告マネージャにアクセスして[作成]をクリックすると、[クイック作成]画面が表示されます。必要に応じて、[ガイドツールによる作成]に切り替えることも可能です。 - 「キャンペーンの目的を選択」する
次にキャンペーンの目的を選択します。Instagramストーリーズでは、[ブランドの認知度アップ]、[リーチ]、[動画の再生数アップ]、[コンバージョン]、[アプリのインストール]、[リードの創出]、[トラフィック]のいずれかを選べます。 - 「配置」を設定する
[配置]セクションで[自動配置]を選択すると、広告の表示先としてInstagramストーリーズが自動的に含まれます。ここで[手動配置]を選んだ場合は、Instagramの[ストーリーズ]のボックスをオンにします。 - 予算と期間を設定する
広告の予算と掲載期間を設定します。 - 広告の形式を設定する
次に、広告の形式として、[1件の画像または動画]と[カルーセル]のどちらかを選択します。 - 広告クリエイティブを作成する
動画や画像を広告に追加し、見出しや説明などの詳細情報を入力します。また、ストーリーズテンプレートも使用できます。このテンプレートでは、手持ちの画像を自動的に広告へ変換し、ユーザーの注意を引くような動きを加えることができます。 - 「公開する」
広告の設定がすべて完了したら、[公開する]をクリックしてプロセスを終了します。
Instagramストーリーズ広告の広告ポリシーと審査規定
Instagramストーリーズ広告を利用する際には、広告ポリシーと審査規定の確認が必要です。違反した場合、出稿できなくなる恐れがあります。
広告ポリシーと審査規定の内容を簡単に紹介しますが、公式サイトも必ず確認しましょう。
広告ポリシー
Meta社は独自に広告ポリシーとして認められない広告を定めています。禁止事項によく目を通し、ルールを破らないようにしましょう。
見落とされやすい禁止行為として、利用者の快適な視聴の妨げになるコンテンツが挙げられます。無駄に画面を点滅させたり、わざと一部を隠したりする広告は避けてください。
他にも消費者に誤解を与えるような、過剰な表現も禁止されています。誇大広告は景品表示法に触れる恐れもあるため、内容に問題がないかを確認しなければなりません。
クリエイティブの審査規定
Instagramストーリーズ広告には、審査規定が設けられています。審査規定にそぐわない広告は、出稿できないため注意しましょう。
禁止されている広告コンテンツとしては、成人向けサービスやタバコ関連商品など31項目が挙げられます。さらに美容や健康に関するサービス、アルコール商品など14項目についても制限されています。Meta社の審査規定にしっかりと目を通すのをおすすめします。
加えて、テキストや画像配置などクリエイティブも審査基準に含まれます。ランディングページ(広告をクリックすると表示されるページ)も審査対象となるため、併せて確認が必要です。
ストーリーズ広告で配信ができない原因と対策
もしもストーリーズ広告が配信できない場合、何らかの不備がある可能性があります。画像や投稿の内容が仕様に沿って作られているか、アカウントは問題ないかなど、今一度確認してみましょう。
画像サイズがあっていない
ストーリーズ広告は縦型の画面全体で訴求できる点が強みです。そのための最適なアスペクト比は9:16(1,080×1,920)ですが、1.91:1、16:9、1:1、4:5のアスペクト比でも配信可能です。
配信できない場合、画像のサイズが上記のアスペクト比になっていない可能性があるので確認してください。
上記のアスペクト比であるにもかかわらずストーリーズ広告を配信できない場合は、Instagramのアプリ内でカメラを立ち上げてストーリーズを撮影することで解決できます。
絵文字や推奨されていないスタンプが使われている
ストーリーズ広告では、絵文字、GIF、ミュージックスタンプ、リンクスタンプ、複数のスタンプ、複雑なクリエイティブツールは使用しないようにしましょう。
位置情報スタンプ、ハッシュタグスタンプ、タップ可能なテキスト、@メンションスタンプについては、最大5つまで使用できます。これらの要素を使用しない場合は、カウントダウンスタンプを1つ使用できます。
アンケートスタンプおよび「上にスワイプ」のCTAは、既存の投稿を使わずに新規作成された広告のみで使用が可能です。
画像や動画がすでに投稿されている
過去に投稿済みの画像や動画はストーリーズ広告に使用できない場合があります。
アカウントによるアクセス許可エラー
Instagramのビジネスアカウントにログインした状態でストーリーズ広告を投稿すると、アカウントのプロフィールにリンクされているFacebookページに基づいてリンク済みの広告アカウントが特定されます。そのため、Facebookアカウントを切り替えるとアクセス許可のエラーにつながることがあります。
アクセス許可エラーが発生した場合は、InstagramのプロフィールにリンクされているFacebookアカウントが、自社のFacebookアカウントになっていることを確認しましょう。
Instagramストーリーズ広告の成功事例
Instagramストーリーズ広告はアパレルの認知拡大や企業の宣伝などさまざまな目的で活用されており、成功事例も数多くあります。Instagramストーリーズ広告は全くやったことがない人でも、簡単に操作をすることが可能です。
詳しくは、以下記事をご覧ください。
Instagramストーリーズ広告を理解して実際に広告を配信してみよう
Instagramストーリーズ広告は、Instagramの中でも最も人気の高いストーリーズに配信される広告です。Facebookの広告マネージャから簡単に設定でき、あらかじめ予算を決めて配信します。
自社をフォローしていないユーザーに対してもターゲットに当てはまれば、閲覧しているストーリーズに織り込まれて配信されるため、幅広いリーチが可能です。
一方で、ストーリーズを楽しんでいるユーザーの邪魔にならないような、価値が実感できる広告であることが求められます。そのため、ストーリーズ広告の目的とターゲットユーザーの明確化、そしてターゲットユーザーのニーズの把握が不可欠です。
自社全体のマーケティング戦略の一環として、Instagramマーケティングを考え、ストーリーズ広告の配信を行いましょう。