LinkedIn グループとは?概要や基本の使い方を解説から

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HubSpot Staff
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ご存じの通り、LinkedInはビジネス向けのSNSで、洗練されていて信頼性が高いのが特長です。LinkedInのメンバー数は7億2,200万人を超えており(英語)、この記事をお読みの方も既に登録されているかもしれません。

LinkedIn グループとは?概要や基本の使い方を解説から

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LinkedIn広告の効果的な運用方法

LinkedInの効果と使用率については、1分間に3人の採用が決まっている、四半期内にメンバー同士のコミュニケーションが55%増加したなど、驚きの統計結果が出ています。

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こうしたデータを見て、LinkedInをもっと有効活用しなくてはと感じた方もいらっしゃるでしょう。一方で、メンバー数が7億人を超えるソーシャルネットワークを使いこなすのは、非常にハードルが高いように思えるかもしれません。他のSNSと同じく、フィード上には大勢のユーザーからの判を押したような自己PRの投稿がずらりと並んでいます。

例えば、こんな投稿を一度は見かけたことがあるはずです。「志望企業の採用面接に急ぎ足で向かっていたら、そこのロビーにいた女性が大量の書類を落としてしまったので、私も立ち止まって拾うのを手伝いました。実はその女性こそが採用マネージャーだと分かり、即座に採用が決まりました。」 

LinkedInの良いところは、他のSNSプラットフォームと違ってビジネス目的のユーザーが集まっている点です。つまり、LinkedInユーザーはソーシャルセリング(英語)にうってつけの相手であり、プロスペクト(見込み客)を探して接触し、そこから関係を深められる可能性がLinkedInには詰まっています。

このことはデータでも裏付けられており、5,000社以上の企業を対象としたHubSpotの調査によると、TwitterやFacebookと比較して、LinkedInでの訪問者からリードへのコンバージョン率は3倍近くに上ります(英語)

このSNSは、あらゆるビジネスパーソン、特にB2B企業のマーケティング担当者にとって非常に有益なのです。

それでは、同じ業界のユーザーや共通の関心を持つユーザーのコミュニティーをターゲットに据えて、巨大なLinkedInのネットワークを最大限に活用するにはどうすればよいのでしょうか? そのカギを握るのが、「LinkedIn グループ」です。

この記事では、LinkedIn グループの概要とともに、LinkedIn グループに関するベストプラクティスや、参加をお勧めしたいグループもご紹介します。では、詳しく見ていきましょう。

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LinkedIn グループとは?

LinkedIn グループとは、ビジネスパーソンが集って専門知識を共有したり、アドバイスを求めたり、有意義な人脈を築いたりするための場です。この機能は以前から提供されていましたが、SNS上に自分の意志でコミュニティーを選ぶ(英語)トレンドが広がるにつれ、LinkedIn グループの重要性も高まっています。

LinkedIn グループを活用すれば、LinkedInで自身のブランディングを確立(英語)してビジネス上の人脈を広げる機会が得られます。

グループ内でコンテンツの閲覧や投稿、コメントを行えるのは、そのグループのメンバーのみです。グループには独自の参加基準が設けられ、ゲートキーパーの役割を果たす管理者を任命できます。

デジタルマーケティングに関するLinkedIn グループのホームページ

既定では、プロフィール下部の[関心トピック]セクションの下に、自分が参加しているグループが表示されます。各グループをプロフィールに表示するかどうかは、個別に編集できます。これ以外にも、LinkedInプロフィールはさまざまな方法でカスタマイズできるので、プロフェッショナルとしての自己ブランディングにとても便利です。

非公開グループは検索結果には表示されず、このグループに関する情報がプロフィール上に表示されるのは、同じグループのメンバーが閲覧した場合に限定されます。非公開グループには、直接リンクを通じて、あるいはグループ管理者によって招待された場合にアクセスできます。

LinkedIn グループのベストプラクティス

LinkedIn グループのコミュニティーを最大限に活用するには、グループにとっての良きメンバーとして振る舞うことが重要ですこれはLinkedInのエコシステムを活用する上での大事なマナーでもあります。あくまで仕事の実績や知識を通して自分を売り込むようにし、露骨な自己PRやあからさまなスパムは避けましょう。

グループメンバーとして評価されるためには、以下のベストプラクティスも意識されることをお勧めします。

  1. グループに積極的に貢献する:グループに価値をもたらすことができれば、信頼を置かれるようになり、長い目で見れば自分自身にも大きな価値が返ってきます。トピックから外れた内容を投稿したり、個人のコンテンツにリンクしたりすると、メンバーから追放、酷評、無視されるおそれがあります。
  2. よく確認してから会話に参加する:グループの作成者以外は、既に進行中の会話に途中から参加することになるため、まずは他のメンバーのやり取りをよく確認する必要があります。トピックの内容や会話のトーンのほか、誰が知識豊富で、誰が発言力を持っているのかにも注目してください。また、他のメンバーへの投稿に適宜「いいね!」やコメントを付けて、いきなり反対意見をぶつけることのないようにします。
  3. ディスカッションを促進する:自分から質問を投げかけましょう。その後もメンバーの意見を聞き、それに返答して、会話を発展させることが大切です。
  4. プロフェッショナルな姿勢を貫く:繰り返しになりますが、LinkedInにはビジネス目的のユーザーが集まっています。同僚や上司に面と向かって言えないことは、LinkedInでも言うべきではありません。
  5. よく考えてからリンクをシェアする:LinkedInでは、リンクに関して明確な規定が設けられています。製品やサービスの売り込みを目的とした商用サイトへのURLは、報告対象となり、削除されます。スパムと思われる不適切なコンテンツにリダイレクトされるURLも同様です。

ヒント:LinkedIn グループとそのコミュニティーの活用に費やした時間を無駄にしないために、Leadjet(英語)を導入することをお勧めします。Leadjetは、営業活動のスピードアップと効率化に役立つブラウザー拡張機能です。1クリックでLinkedInのプロスペクトをCRMに自動的に追加できるため、手動でのデータ入力の手間が省けます。

Leadjetのようなツールを使用すれば、グループのコミュニティーに馴染みやすくなると同時に、有望なプロスペクトをパイプラインに追加できるため、いずれの面でもメリットがあります。

LinkedIn グループにアクセスする方法

LinkedIn グループにはいくつかの方法でアクセスできます。まず、つながりや企業などを検索するときと同じように、LinkedInの検索バーから直接グループを探すことができます。

また、LinkedInのナビゲーションバーの[その他]グリッドや、linkedin.com/groupsからも見つけられます。

LinkedInインターフェイスの[グループ]ボタン

LinkedIn グループを検索する方法

同じ業界のグループや共通の関心を持つグループを探すには、関連する職種、キーワード、フレーズで検索すると、ほぼ全ての業界や職種に関して、検索結果に多数のLinkedIn グループが表示されます。

LinkedInの検索バーでマーケティングに関するグループを検索

グループの説明と、既に参加しているメンバーのつながりを確認しながら、自分に最適なグループを見つけましょう。

LinkedIn グループのディレクトリー

LinkedIn グループのディレクトリーは、LinkedInの画面右側のナビゲーションまたは画面左上の検索ドロップダウンからアクセスできます。名前、フレーズ、キーワードで検索すると、グループ名やグループの説明に含まれるキーワードに基づいて結果が絞り込まれます。

LinkedIn グループに参加する方法

LinkedIn グループに参加するには、グループのホームページまたはプロフィールページで[参加をリクエストする]をクリックします。リクエストはグループの管理者に直接送信され、グループメンバーとして適切かどうかを管理者が判断します。

あるいは、つながりのあるユーザーからグループへの参加を招待された場合は、標準のつながりリクエストと同様に、受信トレイや通知画面から招待を[承諾]するだけで参加できます。

参加中のLinkedIn グループを確認する方法

グループに参加すると、LinkedInプロフィールに表示される情報(英語)が変化します。前述のように、グループを閲覧したユーザーは、つながっているユーザーがメンバーとして参加しているかどうかを確認できます。また、各ユーザーのプロフィール下部の[関心トピック]セクションには、LinkedInでフォローしているトピックやエキスパート、参加しているグループといったさまざまな情報が表示されます。

LinkedInを長い間利用していると、参加しているグループの中で、ほとんど閲覧しなくなってしまったグループや活動が止まってしまったグループも出てきます。その場合、関心のなくなったグループから抜けることで、他のユーザーから見えるプロフィールの情報を制御(英語)できます。一方、メッセージは引き続き受信したいものの、参加していることをプロフィールで公開したくないというグループもあるかもしれません。

その場合は、参加グループの一覧ページから、対象のグループの右側に表示される3つの点のアイコンをクリックし、[設定を更新する]を選択します。

グループの表示設定を変更する方法

リンクされたサブページで、[プロファイルのグループを表示]を[オフ]に切り替えると、グループには引き続き参加できますが、プロフィールの[関心トピック]セクションでそのグループが非表示になります。非表示に設定した場合、他のグループメンバーとそのグループを直接検索したユーザーにしか、グループに参加していることが表示されません。

LinkedIn グループの設定画面

これで、高校の同窓生グループとつながっていても、競合他社の学習コミュニティーをフォローしていても、そうした情報をプロフィールから誰彼かまわず知られてしまう心配がなくなります。

非表示設定は、公開グループに対してのみ利用できます。非公開グループは一般の検索結果には表示されず、同じグループのメンバーが閲覧する場合を除き、プロフィールにも表示されません。未参加のユーザーがそのグループにアクセスして閲覧できるようになるのは、既に参加しているメンバーまたは管理者から招待を受け取った後に限定されます。

おすすめのLinkedIn グループ

皆さんの業界、職種、LinkedIn グループに参加する目的にかかわらず、お勧めしたいLinkedIn グループは山ほどあります。まずは、「マーケティング担当者なら必ず参加すべきLinkedIn グループ20選(英語)」や「採用担当者が絶対に参加しておきたいLinkedIn グループ11選(英語)」などの記事を参考にしてみてください。

また、あまり関連のなさそうなグループや、ビジネスに直結していないグループにも目を向けるとよいでしょう。自分の業界とは直接関係していないグループにも視野を広げてみてください。

同窓生のグループは、非常に交流が盛んなことが多く、特に未知の分野に参入するときや、新しい場所で人脈を開拓したいときには大きな助けになります。

さらに、最適な顧客が参加しているグループを探し、そこで貢献度の高い活発なメンバーになれば、有意義な人脈作りとソーシャルセリング(英語)の可能性を最大限に高めることができます。

早速いくつかのLinkedIn グループに参加して、目標の達成に近づくための機会を探ってみましょう。手始めに、1、2つほどの同じ業界のグループに加え、母校のグループや個人的な関心事に関わるグループに参加することをお勧めします。

LinkedIn グループを、実生活でも参加したい集まりや場所のデジタル版だと捉えれば、どのように振る舞うべきかが分かってくると思います。まずは他のメンバーのやり取りを確認し、自分がグループで貢献できる方法を模索して、グループのコミュニティーにどのように適合したらよいかを判断しましょう。きっと成果が得られるはずです。

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