Google検索で上位表示するには?検索エンジンの仕組みやSEOのポイントを解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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WebサイトをGoogle検索で上位表示するには、コンテンツの内容だけではなく、検索エンジンの仕組みや、正しい対策方法を理解する必要があります。「SEO対策を施しても上位表示されない」という場合は、対策を間違えているのです。今の検索結果に満足していないなら、ユーザーだけではなく、検索エンジンに対しても優しいコンテンツに変えなくてはいけません。

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そこでこの記事では、上位表示を勝ち取るための「4つの手法」、検索順位の決まり方やGoogleアルゴリズムの仕組みなどについて詳しくご紹介します。

ほんの少しサイトに手を加えるだけで検索結果が大きく変わることもあるので、上位表示されずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

SEOの検索順位はどのように決まる?

SEOの検索順位はどのように決まる?

Googleで検索順位が決まる流れは以下のとおりです。

1.検索エンジンがウェブサイトをクロールする
Googleの「クローラー」と呼ばれるプログラムが、世界中のサイトを巡回して情報を収集しています。クローラーがサイトに来なければ、検索結果に表示されません。

2.ウェブサイトをインデックス(登録)する
クローラーは、集めた情報をインデックス(検索エンジンに登録)していきます。なんらかのエラーが発生しているサイトや、Googleからペナルティを受けているサイトはインデックスされず、検索結果に表示されないので注意してください。インデックスされているかどうかを調べたい場合は、Search Console の「カバレッジ レポート」を使いましょう。

3.インデックスされたウェブサイトの検索順位をアルゴリズムが判断
インデックスされたウェブサイトは、Googleのアルゴリズムによって検索順位が決められます。が「ユーザーの検索意図とコンテンツの関連度」を判断して順位を決定します。順位を決めるシグナルは実に200種類以上。そのすべてを意識するのは大変ですが、Googleは検索エンジンで上位表示されるためのヒントを「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」で公開しているので、目を通しておきたいところです。

GoogleもYahooも同じアルゴリズム?

GoogleもYahooも同じアルゴリズム?

Yahoo! JAPANは独自のアルゴリズムを使っていましたが、現在はGoogleから検索技術のライセンスを提供されているため、「GoogleもYahooも同じ」と考えて問題ありません。Google対策を行なえばYahoo対策にも繋がります。

ただし、検索順位が全く同じというわけでもありません。例えば、Yahooは「ヤフオク!」や「知恵袋」などが検索結果の間に表示されますが、Googleは検索ユーザーに合わせて順位が大きく変動するという特徴があります。
 

SEOで検索上位に入る確率を上げる4つの手法

SEOで検索上位に入る確率を上げる4つの手法

では、ターゲットとする検索キーワードで上位表示するには、何を実施すればいいのでしょうか。やるべき施策は4つあります。
 

1.クエリの種類に合わせてコンテンツを制作する

クエリの種類に合わせてコンテンツを制作する

検索エンジンで検索されるクエリ(ユーザーが入力したキーワードやフレーズ)には、いくつかの種類があります。

1.取引型 (トランザクショナル)
取引型のクエリには、「何か行動を起したい」というユーザー意図が含まれます。

例えば、「アニメ DVD」ならアニメDVDの購入やレンタル、「専門学校 資料請求」なら、専門学校の資料を請求するなどの行動に繋がるでしょう。取引型クエリには「何かをする」という意図が含まれるので、「Doクエリ」とも呼ばれます。

2.情報収集型 (インフォメーショナル)
情報を収集するためのクエリで、悩みの解消に役立つ情報や、新たな知識を得たいという意図が含まれます。具体例としては「結婚祝い 贈り方」や「煮物 レシピ」「iPhone 価格」などが挙げられるでしょう。ユーザーの検索意図は「知る」ことなので、「Know」クエリとも呼ばれます。

3.案内型 (ナビゲーショナル)
特定のサイトを見つけるためのクエリで、「アマゾン」や「Yahoo!ニュースなど、検索する時点でゴールが明確になっているのが特徴です。特定のサイトに向かうためのクエリなので、「Goクエリ」とも呼ばれます。

4.位置情報を含んだクエリ
モバイルが普及している近年では、直接的、間接的を問わず、位置情報を含んだクエリも意識しなければいけません。スマホから「ハンバーガーショップ」を検索しているユーザーは、現在地の近くにある店舗を探していると考えられます。
 

2.クエリに含まれる検索意図を汲み取る

クエリに含まれる検索意図を汲み取る

検索意図とは、「ユーザーが本当に求めている情報」を指します。

「東京 Phone」で検索したユーザーは、「Phone」について詳しく知りたいわけではありません。わざわざ「東京」と入力しているので、本当に求めている情報は、「iPhoneを販売している東京の店舗を知りたい」になるはずです。

ユーザーは知りたい情報を無意識に思い浮かべながら検索しますが、そのすべてを入力するとは限りません。表には出てこないワードから、潜んでいる真の需要を見極めることも大切です。

また、ユーザーの検索は、一度で完結しないケースもあります。「ECサイトで商品の購入を考えているユーザー」の例を見てみましょう。

クエリに含まれる検索意図を汲み取る2

※検索のサイクル

Googleが評価するのは、あくまでも「ユーザーの検索意図を満たすコンテンツ」です。検索意図を先読みしたコンテンツを作成すれば、そこで検索が完結する(検索意図が満たされる)ので、上位表示されやすくなります。
 

3.E-A-Tを重視し、専門的で信頼のおける内容にする

E-A-Tを重視し、専門的で信頼のおける内容にする

Googleアルゴリズムから評価されるためには、「E-A-T」を考慮する必要があります。EATは、専門性、権威性、信頼性の英単語の頭文字をとった言葉で、近年Googleはこれら3つを重視する姿勢を公表しています。

  • Expertise(専門性)
    サイトのテーマが統一され、テーマに関する問題をすべて解決できるコンテンツは「専門性が高い」とされます。ゴルフに特化したサイトなら、ゴルフのやり方、ゴルフグッズの紹介、ゴルフ場案内など、ゴルフに関する情報が網羅され、深く知識を得られるコンテンツにしましょう。
     
  • Authoritativeness(権威性)
    権威性とは、特定の分野で「ここに書いてあることは信じられる」と誰もが認めるサイトです。肩書きやブランドと考えるとわかりやすいでしょう。著名な人物や、大手企業が運営しているサイトなどが該当します。
     
  • Trustworthiness(信頼性)
    Googleは、コンテンツの発信者も重視します。病気に関するコンテンツなら、個人のブログよりも医師がアドバイスしている記事の方が「信頼性が高い」と判断されます。
     

4.内部対策と外部対策を実施する

内部対策と外部対策を実施する

コンテンツの内部と外部の対策も重要です。
 

内部対策

上位表示に欠かせない、主な内部対策を5つご紹介します。

1.タイトル
記事の内容をユーザーとクローラーに正しく伝わるよう、キャッチコピーとなる「タイトル」はしっかり考えましょう。少なくとも、タイトルには狙いたいキーワードを入れた方が良いでしょう。そのキーワードで検索したユーザーの目に触れやすくなりますし、ユーザーに読んでもらえれば結果的に検索エンジンからの評価も上昇します。

2.メタディスクリブション
タイトルと同じぐらい重要なのが、メタディスクリプション(記事概要)です。検索結果でタイトルの直下に表示される文章を指し、この内容を読んだユーザーに「この記事なら自分の課題を解決してくれそうだ」と記事に飛んでもらえるような内容にする必要があります。

3.見出しタグ
記事の本文は、「自分が欲しい情報はあるのか」をすぐに判断できるような状態にしておくと良いでしょう。そのためには、見出しを活用するべきです。文章をだらだら羅列するのではなく、H2やH3などの見出しタグを使ってこの章では何について書かれているのかがぱっと見でわかるようにしましょう。ユーザー体験を向上するだけでなく、クローラーへのアピールにもなります。

4.クローラーが読み取りやすい環境を構築する
Webサイトの情報や画像を収集する「クローラー」の対策も必須です。クローラーはコンテンツの更新があると情報を上書きしていきますが、すべてのページを巡回するとは限りません。重要なページをクロールさせるには、クローラビリティの最適化をする必要があります。

主な方法は以下の4つです。

  • Googleサーチコンソールを使ってサイトマップを送信する
  • 「Fetch as Google」をうまく利用してクロールを促す
  • ディレクトリ構造の改善を図る
  • パンくずリストを設定してサイト構成への理解を促す

5.ユーザビリティの考慮
ユーザーが利用しやすいサイトの構成も、重要な内部対策のひとつです。近年はパソコンよりもスマホを使った検索が多いため、スマホへの最適化や、読み込み速度の向上などを意識しましょう。

内部対策の詳細を知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。
SEO内部対策とは?Googleのスターターガイドの内容に沿って分かりやすく解説!
 

外部対策

1.外部リンク
他サイトからの評価は、検索順位を大きく左右します。具体的には「被リンクの数と質」です。

質の高い被リンクとは、以下のようなリンクを指します。

  • 自然発生的
  • リンク元との関連度が高い
  • リンク元のコンテンツが良質

自然発生的な被リンクを得るためには、ユーザーに共感されたり、情報を求めている人の手助けになったりするよなコンテンツを作ることが大切です。

2.SNSでの拡散
FacebookやTwitterなどのSNSは、コンテンツ拡散に欠かせないプラットフォームです。SNS上でリンクをシェアされても検索エンジンからの評価には直接的に影響しませんが、そこから派生して被リンクを獲得できる可能性が高くなります。
 

まとめ

今回は、検索上位を勝ち取るための手法や、検索順位の決まり方などについて解説しました。

ユーザーのニーズに答える質の高いコンテンツの作成は大前提ですが、Googleのアルゴリズムや、上位表示の仕組みを知っておくことも大変重要です。ユーザーにとって有益なコンテンツを提供できれば、自然と検索順位は上がってきます。

検索順位が上がらずに悩んでいるなら、今回ご紹介した4つの手法を参考にしながら、基本に立ち返ってみることが大切です。

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