Google フォームは、ブラウザ上の簡単な操作だけでアンケートや申し込みフォームなどを作成できる便利なサービスです。フォームの回答内容は、概要・質問・個別の3つの方法で確認できます。「概要」を選択すると回答をグラフで一覧表示できるなど、目的に合わせて選択すると便利です。
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この記事では、Google フォームの回答の確認方法や、PC・スマホでの見方、回答確認に関するよくある疑問を紹介します。操作方法は簡単なので、ぜひお試しください。
Google フォームの回答をパソコンで確認する方法
Google フォームを開き、回答を確認したいフォームを選択します。
フォームの上部にある[回答]を選択します。
回答の横の数字が現在フォームに届いている回答数です。回答が0件の場合は、数字が表示されません。
フォームの回答内容は、[概要]・[質問]・[個別]の3つの方法で確認できます。
次にそれぞれの項目の確認方法を解説します。
全体の概要を確認
概要タブでは、全体の回答結果を円グラフや棒グラフなどで確認できます。グラフは質問の種類によって変わります。
ラジオボタンやプルダウンのように、回答を1つだけ選択する質問の場合は円グラフ、チェックボックスのように複数回答できる質問は棒グラフで表示されます。概要は、商品やサービスが良かったのか悪かったのかなど、大まかな評価の傾向を把握するのに便利です。
質問ごとに回答を確認
質問タブでは、Google フォームの各質問に対する回答を確認できます。概要タブは全体を把握できるのに対して、質問タブでは1つの質問に対して詳細に回答を確認できます。特定の課題や強みの発見に役立つでしょう。
上部にあるプルダウンメニューから確認したい質問を選択できます。また、[>]で次の質問、[<]で前の質問と順番に切り替えることもできます。
回答者ごとに個別に確認
個別タブでは、アンケートの回答者ごとに回答を確認できるため、ユーザーごとの傾向を確認するのに便利です。アンケートに年齢や住所などの項目を設定すると、商品やサービスの顧客層の設定に役に立つでしょう。
社内アンケートの場合は、部署名や営業所などの項目を入れることで、所属部署ごとの傾向を把握できます。[>]や[<]をクリックすると回答者を切り替えることが可能です。
Google フォームの回答をスマホで確認する方法
Google フォームの回答は、スマホからも確認できます。Google フォームにはスマホ用のアプリはないため、SafariやChromeなどのブラウザアプリを使って確認しましょう。ブラウザアプリを開き、確認したいGoogle フォームのURLにアクセスすれば簡単に利用できます。
PCの画面と比較すると多少レイアウトは異なりますが、基本的に同じように使えます。外出先などPCが使えない状況でも、Google フォームの回答を確認できるため便利です。
Google フォームで回答者が自分の回答・申し込みの内容を確認する方法
Google フォームでは、Google フォーム作成者だけではなく、回答者が自分自身の回答内容を見返したり、編集したりすることもできます。回答内容の確認や編集を行うには、Google フォーム作成者側での設定が必要です。
設定は任意ですが、回答者があとから自分の回答内容を確認したいと考える可能性もあるため、特に理由がなければ設定しておいた方が親切でしょう。ここからはそのための設定方法を解説します。
回答者が自分の回答を確認できるようにする設定
回答者のメールアドレスを収集する設定と、回答のコピーを回答者に送信する設定を有効にすることで、回答者が自分の回答内容を確認できます。設定方法は次の通りです。
Google フォーム管理者ページの設定タブを開きます。
[設定]から[回答]の項目を開き、[メールアドレスを収集する]を「確認済み」にします。
[回答のコピーを回答者に送信]を[リクエストされた場合]または[常に表示]にします。[リクエストされた場合]を選択した場合は、回答者がフォーム送信時に回答のコピーを自分宛に送信するかどうかを選択できます。[常に表示]を選択した場合は、回答のコピーが回答者のメールアドレスに自動的に送信されます。
以上の設定を行うことで、回答者がアンケートの回答を送信した際に、回答のコピーが回答者のメールアドレスに送信されるようになります。
回答者が自分の回答を編集できるようにする設定
回答の編集を許可する設定を行うと、回答者がフォームを送信したあとに、内容を編集できるようになります。設定方法は次の通りです。
Google フォーム管理者ページの設定タブを開きます。
[設定]から[回答]の項目を開いて、[回答の編集を許可する]を有効にします。
回答者は回答後のページにある[回答を編集]をクリックすることで、回答の内容を再編集できるようになります。
Google フォームの内容がイベントの出欠確認などの場合は、回答後に予定が変わる可能性もあるため、編集できるように設定しておくと良いでしょう。
Google フォームの回答確認に関するよくある疑問
ここからは、Google フォームの回答確認に関するよくある疑問を解説します。
Google フォームの回答を別ユーザーに共有する方法は?
Google フォームの回答は、フォーム作成者以外のユーザーにも共有できます。同じチームのメンバーで共有したい、上司に確認してもらいたいといった場合に便利です。別ユーザーに共有するには、Google フォームの共同編集者の機能を利用します。
Google フォームの管理画面の右上のその他アイコン(縦に3点並んだアイコン)から、[共同編集者を追加]を選択します。
共同編集者に追加したいユーザーのメールアドレスを追加します。
共同編集者は、回答の確認だけではなく編集や削除も行えるため、共有するユーザーは慎重に判断する必要があります。
Google のフォームの回答が確認できないときの対処法は?
Google フォームの回答が確認できない場合は、次の2点を確認してください。
- アクセス権があるか
- アクセス権のあるアカウントを使っているか
法人のアカウントと個人のアカウントなど、複数のアカウントを使っている人もいます。法人のアカウントで作成したGoogle フォームは、初期設定では組織内のユーザーしか閲覧できません。パソコンで確認できてもスマホでは確認できない場合は、スマホは個人のアカウントでログインしている可能性があります。
自分が今どのアカウントでログインしているのかを確認しましょう。Google フォームの回答が確認できない場合は、アクセス権とアカウントを確認してください。
Google フォームの回答を見落とさないようにしたい
Google フォームへの回答を見落とさないようにするには、メール通知機能が有効です。
Google フォームの管理画面の回答タブをクリックします。縦に3点並んだアイコンをクリックし[新しい回答についてのメール通知を受け取る]を選択します。
これで新たな回答があった際にメールで通知されるため、見落としが防止できます。
Google フォームのメール通知について詳しく知りたい方はこちらで詳しく解説しています。
Google フォームの回答を編集不可で共有する方法は?
Google フォームの回答はスプレッドシートにして共有することが可能です。スプレッドシートにしたうえで、スプレッドシートのアクセス権限を[閲覧者]にすれば編集不可でGoogle フォームの回答を共有できます。
共有先で気づかずに編集してしまうと、情報にズレが生じてしまいます。編集不可にすれば間違って編集してしまうミスを防止できるため、Google フォームの回答結果を正確に共有したいときに役に立ちます。
回答者から自分の回答が見られないと問い合わせがあったらどうする?
回答者に回答のコピーを送信する設定や、回答を編集する設定が正しく行われていないと、回答者は自分の回答を確認できません。もし自分の回答が見られない、再度編集ができないなどの問い合わせがあった場合は、正しく設定されているか確認してみましょう。
後から設定変更もできますが、先に回答した人と後から回答した人で対応に差が出てしまい、アンケートの公平性が保てなくなります。回答者の設定は、Google フォームのアンケートを運用する前に決めておきましょう。
Google フォームの回答結果をスムーズに確認してビジネスに活用しよう
Google フォームでは、収集した回答を目的に合わせて表示させることが可能です。
アンケートの質問を工夫し、回答をさまざまな方法で集計することで、課題の発見から顧客への価値提供の拡大、社内コミュニケーションの強化など、幅広くビジネスに役に立てることができるでしょう。
Google フォームの回答が確認できないときは、まずアクセス権の有無を確認してください。