ノーコードツールとは、ソースコードを記述せずに自社のニーズに合った業務アプリやWebサイトを構築できるツールのことです。プログラミングの専門知識が必要ないため、社内にITの専門人材がいない企業であっても開発が可能で、コストを抑えた小規模開発にも向いています。

ノーコードで始めるWeb制作解説ガイド
プログラミング不要でサイト制作を効率化する実践的ノウハウを詳しく解説
- ノーコードとは
- ノーコードの活用シーン
- ノーコードツールの種類や選定ポイント
- HubSpotのノーコードツール
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この記事では、モバイルアプリ開発・Webサイト制作・業務自動化の3つの目的に分けて、無料で使用できるノーコードツール31選を紹介します。
無料のノーコードツールでできること
ここでは、無料ノーコードツールでできることを、次の3つに分けて紹介します。
- Webサイト・ECサイト制作
- 社内向け業務システムの構築
- モバイルアプリ開発
Webサイト・ECサイト制作
ノーコードツールなら、テンプレートを利用して短時間で本格的なコーポレートサイトやLP(ランディングページ)、ECサイトなどを構築できます。
- 一方で、公開できるページ数や保存容量、デザイン面での制限が設けられているケースが多く、独自ドメインを設定する場合に有料プランの契約が必要になるツールもあります。
そのため、無料プランはお知らせを数ページ掲載する程度の小規模な公式サイトや、期間限定のイベント用LPなど、用途を絞ったサイト制作から試してみるのに適しているでしょう。
将来的に本格的なECサイト運営や大規模なメディアサイトを目指すのであれば、有料プランへの移行が可能なツールを選ぶことをおすすめします。
社内向け業務システム・アプリの構築
社内向け業務システムやアプリも、無料のノーコードツールで開発できます。顧客・案件管理や在庫管理、日報作成、経費申請など、部門や個人単位の細かなニーズに対応できる点がメリットです。
全社規模で使用するシステムの場合は、無料プランのアカウント数の制限に注意しましょう。また、Google WorkspaceやSlackなどの外部システムとの連携やAPI連携、エクスポート機能を使用したい場合などは有料プランの契約が必要になる場合があります。
モバイルアプリ開発
ノーコードツールを活用すると、顧客向け会員証や予約アプリ、社内向けの情報共有アプリなど、基本的な機能を持ったアプリの開発が可能です。
ただし、無料プランは通知機能が利用できなかったり、データベース容量の上限値が低めに設定されていたりすることがあります。無料プランで開発したアプリには広告が表示され、ストア公開できるのが有料プランのみといった制限も考えられるため、顧客向けのアプリ開発に使用する場合は特に注意が必要です。
【目的別】無料で使えるおすすめノーコードツール31選
ここからは、無料で利用を開始できる人気のノーコードツールを目的別に厳選して紹介します。料金や機能については2025年7月時点の情報です。
- モバイルアプリ開発
- Webサイト構築
- 業務の自動化・効率化
最後に無料トライアルや無料デモが利用可能な有料のノーコードツールも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
モバイルアプリ開発におすすめの無料ノーコードツール
まずは、モバイルアプリ開発におすすめの無料ノーコードツールです。
- Bubble
- FlutterFlow
- Adalo
- Click
- Glide
- AppSheet
- Airtable
Bubble
出典:Bubble
Bubbleは、デザインの自由度が非常に高く、SNSやマッチングサイトのような複雑な機能を持つサービスも構築できるノーコードツールです。アイデアを迅速に形にしたいスタートアップや、企業の新規事業開発で広く利用されています。
【特徴】
- ピクセル単位で要素を自由に配置でき、デザインの自由度が高い。
- API連携や2,000以上の豊富なプラグインによって、機能の拡張性を高められる。
- フロントエンドのデザインだけでなく、データベースやロジックといったバックエンドまで一気通貫での開発が可能。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップで操作できるビジュアルエディタ
- アプリ内でデータを管理するための独自データベース構築
- 「イベント→アクション」を設定してロジックを組むワークフロー機能
- 外部サービスと連携するためのAPIコネクタ
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(テストURL「/version-test」での動作確認のみ可能)
- Starter:29ドル/1か月あたり
- Grow:119ドル/1か月あたり
- Team:349ドル/1か月あたり
- Enterprise:要問合せ
(ライブ公開はStarter以上の契約が必要)
【公式サイト】
FlutterFlow
出典:FlutterFlow
FlutterFlowは、Google が開発したフレームワーク「Flutter」をベースにした、ノーコード・ビジュアル開発プラットフォームです。プログラミング不要で高品質なiOS・AndroidのネイティブアプリやWebアプリを同時に開発できます。
【特徴】
- iOS、Android、Webのアプリを一つのプロジェクトで同時に開発が可能。
- ソースコードをダウンロードできるため、ベンダーロックインがなく、いつでも本格的なプログラミング開発に移行できる。
- FirebaseやSupabaseといった外部データベースとの連携が容易で、バックエンドの構築も柔軟に対応。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップ式のビジュアルUIビルダー
- Firebaseや各種APIとの連携機能
- 複数人での共同開発機能
- App StoreやPlay Storeへのワンクリックデプロイ
【料金】
- Free:無料(アプリのビルドとテスト、Web公開が可能です)
- Standard:月額30ドル
- Pro:月額70ドル
- Team:月額70ドル/1ユーザー
【公式サイト】
Adalo
出典:Adalo
Adaloは、Webサイトやネイティブアプリ(iOS/Android)を開発できるノーコードプラットフォームです。特にネイティブアプリ開発に強く、豊富なテンプレートとコンポーネントを組み合わせることで、プログラミング不要で直感的にアプリを構築できます。
【特徴】
- プッシュ通知など、ネイティブアプリ特有の機能を簡単に実装。
- デザイン性の高いテンプレートが豊富で、迅速な開発が可能。
- Adalo独自のスプレッドシート形式データベースに加えて、外部APIとの連携にも対応。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップ式のビジュアルエディタ
- プッシュ通知機能
- 内蔵データベース(コレクション)
- App Store、Google Playへの公開機能
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(Adalo ドメイン上でプレビューのみでストア公開は不可)
- Starter:$36/1か月あたり
- Professional:$52/1か月あたり
【公式サイト】
Click
出典:Click
Clickは、コードを書かずに、本番環境レベルのフルスタックなWebアプリケーションを構築することを目指して開発されたビジュアルWebアプリビルダーです。開発者向けの豊富な機能を備えているのが特徴です。
【特徴】
- フロントエンドからサーバーサイドのワークフロー、データベースまで一貫して開発できる。
【主な機能】
- ビジュアルIDE
【料金】
- Free:無料(アプリは2個まで作成可能)
- Standard:月額4,400円
- Pro:月額19,600円
- Enterprise:要問合せ
【公式サイト】
Glide
出典:Glide
Glideは、Google スプレッドシートやExcel、Airtableといった既存のデータをデータベースとして、スピーディーにWebアプリ(PWA)を作成できるノーコードツールです。デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されており、初心者でも短時間で美しいアプリを構築できます。主に社内ツールや顧客管理、在庫管理といった用途で活用されています。
【特徴】
- Google スプレッドシートなどの既存データをデータベースとしてそのまま利用が可能。
- デザインテンプレートが豊富で、専門知識がなくてもデザイン性の高いアプリを作成できる。
- 開発したアプリはPWA形式のため、ストアへの申請が不要でURLで簡単に共有が可能。
【主な機能】
- Google Sheets, Excel, Airtableとのデータ連携
- ドラッグ&ドロップ式のレイアウトエディタ
- アクション設定(ロジック構築)
- データエディタ
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(Glideのロゴが表示される)
- Exploer:$19/1か月あたり
- Maker:$49/1か月あたり
【公式サイト】
AppSheet
出典:AppSheet
AppSheetは、Google が提供するノーコード開発プラットフォームです。スプレッドシートやデータベースのデータをもとに業務用のモバイルアプリやWebアプリを迅速に作成できます。データ入力、現場報告、タスク管理など、多様な社内業務の効率化を実現します。
【特徴】
- Google スプレッドシートやExcel、Salesforceなど、多様なデータソースとの連携が可能。
- GPSやカメラ、署名入力といったデバイスの機能を活用したアプリを作成できる。
- 収集したデータをもとに、承認ワークフローやメール通知といった業務プロセスの自動化も可能。
【主な機能】
- データ入力フォーム
- 地図、カレンダー、グラフなどの多様な表示形式
- ワークフロー自動化(メール通知、レポート生成)
- オフラインでのデータ利用・同期機能
【料金】
- Free:無料(テスト用アカウント)
- Starter:月額5ドル/1ユーザー
- Core:月額10ドル/1ユーザー
- Enterprise Plus:月額20ドル/1ユーザー
【公式サイト】
https://cloud.google.com/appsheet?hl=ja
Airtable
出典:Airtable
Airtableは、エクセルのようなフォーマットでシンプルなアプリを開発できるツールです。グリッドやカレンダー、カンバンボードなどのフォーマットから目的に合ったものを選択して情報を整理でき、業務プロセスの自動化まで対応可能なプラットフォームとして活用されています。
【特徴】
- スプレッドシートのような直感的な操作性で、リレーショナルデータベースの構築が可能。
- テキスト、数値、添付ファイル、チェックボックスなど30種類以上の豊富なフィールドタイプが利用できる。
- カレンダー、カンバン、ガントチャートなど、データをさまざまなビュー(形式)で表示・管理できる。
【主な機能】
- Airtable Automations(自動化機能)
- 外部サービスと連携するAPI機能
- 拡張機能(Apps)による機能追加
【料金】
- Free:無料(最大5ユーザーまで利用可能)
- Team:月額24ドル/1ユーザー
- Business:月額54ドル/1ユーザー
【公式サイト】
Webサイト制作におすすめの無料ノーコードツール
ここでは、Webサイト制作におすすめの無料ノーコードツールを紹介します。
- Wix
- ペライチ
- Jimdo
- Content Hub
- STUDIO
- Webflow
- Canva
- Ameba Ownd
- Google sites
- Weebly
- BASE
Wix
出典:Wix
Wixは、世界中で2億人以上に利用されているホームページ作成ツールです。ブログやネットショップ、ポートフォリオなど、幅広い用途に対応しています。
【特徴】
- 900種類以上の豊富なデザインテンプレートと直感的なエディタで、初心者でも簡単にサイト作成が可能。
- Wix ADI(人工デザイン知能)を使えば、いくつかの質問に答えるだけでAIがサイトを自動でデザイン。
- プロ向けの「Wix Studio」により、CSSグリッドやレスポンシブAIなど高度なデザインやクライアント管理にも対応。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップエディタ / Wix ADI
- Wix App Market(予約システム、イベント管理などの機能拡張)
- SEOツール
- Eコマース機能(オンライン決済)
【料金】
- Free:無料(Wixの広告表示あり)
- ライト:月額17ドル
- コア:月額29ドル
【公式サイト】
ペライチ
出典:ペライチ
ペライチは、1ページのみのシンプルなWebサイトやECサイトの構築に最適なツールです。プロが作成した600種類以上の豊富なテンプレートが使用可能で、予約・決済機能や問い合わせフォームなど、ECサイトに必要な機能も簡単に実装できます。
【特徴】
- 1ページのサイト作成に特化しており、操作が非常にシンプル。
- 業種や目的別に用意された豊富なテンプレートで初心者でも安心。
- 決済・予約・フォームなどの機能を簡単に実装可能。
【主な機能】
- ブロックを組み合わせるだけの簡単エディタ
- 各種デザインテンプレート
- フォーム設置機能
- 決済機能(ペライチ決済)
【料金】
- フリープラン:無料(広告表示・PV機能の制限あり)
- ライトプラン:月額1,465円
- レギュラープラン:月額2,950円
- ビジネスプラン:月額3,940円
- プロフェッショナルプラン:月額6,910円
【公式サイト】
Jimdo
出典:ジンドゥー
Jimdoは、ドイツ生まれのウェブサイトビルダーです。簡単な質問に答えるだけでAIがサイトを自動作成する「AIビルダー」と、ドラッグ&ドロップで自由にデザインできる「クリエイター」の2つのモードが用意されており、目的やスキルレベルに合わせて開発方法を選べます。
【特徴】
- AIビルダーの質問に答えるだけで最適なホームページが自動で完成。
- クリエイターモードでは、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、レイアウトの自由度が高い。
- ネットショップやブログ、SEO設定など、ビジネスに必要な機能がオールインワンで搭載。
【主な機能】
- AIビルダー(AIによる自動ウェブサイト作成)
- クリエイター(ドラッグ&ドロップエディタ)
- ネットショップ機能
- ブログ機能
【料金】
- PLAY:無料(広告表示あり)
- STARTプラン:月額990円
- GROWプラン:月額1,590円
【公式サイト】
Content Hub
出典:HubSpot
Content HubはHubSpotが提供するWebサイト開発ツールで、Webサイトの開発からマーケティング施策の展開、効果測定までワンストップで対応できる点が強みです。HubSpotのCRM(顧客関係管理)ツールと連携することで、顧客のニーズに合わせたコンテンツのパーソナライズも可能です。
【特徴】
- 専門知識が不要なドラッグ&ドロップエディターで、誰でも簡単にページの作成や更新ができる。
- HubSpotのCRM(顧客関係管理)ツールの情報をもとにしたコンテンツのパーソナライズが可能。
SEO推奨機能やA/Bテストツールが組み込まれており、マーケティング施策の成果向上を支援。 【主な機能】
- ドラッグ&ドロップエディター
- ウェブサイトテーマとモジュール
- SEO推奨機能
- アダプティブテスト(A/Bテスト)
- CRM連携
【料金】
- Free:無料(ロゴ表示あり)
- Starter:月額1,080円
- Professional:月額96,000円
- Enterprise:月額432,000円
【公式サイト】
https://www.hubspot.jp/products/cms/drag-and-drop-website-builder
STUDIO
出典:Studio
STUDIOは、グラフィックソフトを扱うような直感的な操作性で、高品質なオリジナルサイトのデザイン・公開・運用までを一貫して行えるツールです。
【特徴】
- 白紙のキャンバスから自由にデザインでき、テンプレートに縛られない高い表現力。
- デザイナーと編集者が分業できる、簡単で高機能なCMS(コンテンツ管理システム)を内蔵。
- 複数人でリアルタイムな共同編集が可能で、チームでの制作効率が高い。
【主な機能】
- ボックスモデルベースのビジュアルデザインエディタ
- 埋め込みCMS機能
- リアルタイム共同編集
- インタラクション・アニメーション設定
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(STUDIOのバナー表示あり)
- Mini:590円/1か月あたり
- Personal:1,190円/1か月あたり
- Business:3,980円/1か月あたり
- Business Plus:9,980円/1か月あたり
【公式サイト】
Webflow
出典:Webflow
Webflowは、プログラムをアイコンや図形などで視覚的に表現した「ビジュアル開発」のアプローチを採用しているWebサイト制作ツールです。ノーコードツールでありながら、テンプレートを活用したWebサイト制作では実現が難しい細かいカスタマイズに対応できます。プログラミングによってプロが開発したような高品質なサイトを、直感的な操作で構築できる点が大きな特徴です。
【特徴】
- HTMLのボックスモデルやCSSを視覚的に操作でき、デザインの自由度が非常に高い。
- ブログや制作実績など、動的なコンテンツを管理できる強力なCMS機能が標準で搭載。
- コードなしで複雑なインタラクションやスクロールアニメーションの実装が可能。
【主な機能】
- ビジュアルWebサイトデザイナー
- 統合CMS(コンテンツ管理システム)
- インタラクション&アニメーションツール
- マネージドホスティング&編集機能
【料金(年払いの場合)】
- Starter:無料(2プロジェクトまで作成可能)
- Basic:14ドル/1か月あたり
- CMS:23ドル/1か月あたり
- Business:ドル/1か月あたり39ドル/1か月あたり
- Enterprise:要問合せ
【公式サイト】
Canva
出典:Canva
Canvaは、オンライングラフィックデザインツールとして世界的に知名度が高いツールです。プレゼンテーションを作成するような直感的な操作で、誰でも簡単に見栄えの良い1ページのWebサイトを制作できます。ポートフォリオやイベントページ、自己紹介用のリンクまとめサイトなどに最適です。
【特徴】
- Canvaが持つ何百万もの素材や豊富なテンプレートを活用し、デザイン性の高いサイトが制作可能。
- ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、デザインの知識がなくてもスピーディーに制作できる。
- 制作したサイトは自動でレスポンシブに対応し、あらゆるデバイスで最適に表示される。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップエディター
- 豊富なデザインテンプレートと素材ライブラリ
- サイトのインサイト分析機能
- リアルタイムの共同編集機能
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(5サイトまで公開可能)
- Canva Pro:1,500円/1か月あたり
【公式サイト】
https://www.canva.com/ja_jp/websites/
Ameba Ownd
出典:Ameba Ownd
Ameba Owndは、株式会社サイバーエージェントが提供する国産のWebサイト制作ツールです。デザイン性の高いホームページやブログを無料で制作可能で、個人用のホームページから企業のコーポレートサイト、ECサイトまで、商用利用を含めた幅広い用途に対応しています。
【特徴】
- シンプルで豊富なデザインテーマ。
- スマホサイトにも対応。
【主な機能】
- ホームページ作成機能
- ブログ機能
- SNS連携機能
- ネットショップ機能(BASE連携)
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(3ページまで制作可能)
- プレミアム:9,600円/1か月あたり
【公式サイト】
Google Sites
出典:Google Sites
Google Sitesは、チームやプロジェクトの情報共有サイト、社内ポータル、簡単な公開サイトなどを直感的な操作で構築できるツールです。Google アカウントを保有しているユーザーは無料で利用可能で、機能の制限や広告表示もありません。独自ドメインの設定にも対応しています。
【特徴】
- Google ドライブやカレンダー、マップなど、各種Google サービスとシームレスに連携できる。
- Google ドキュメントのように、複数人での共同編集や共有設定が容易。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップエディタ
- 各種Google サービス(ドライブ、ドキュメント、マップ等)の埋め込み
- レスポンシブデザイン(自動でスマホ表示に最適化)
- 共同編集機能
【料金】
- 無料
【公式サイト】
https://support.google.com/sites/answer/6372878?hl=ja
Weebly
出典:Weebly
Weeblyは、決済サービス大手のSquareが提供するウェブサイトビルダーで、特にEコマース機能に強みを持っています。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、個人サイトからブログ、本格的なネットショップまで、幅広い種類のWebサイトを構築できます。
【特徴】
- ドラッグ&ドロップで直感的なサイト構築が可能。
- Squareの決済システムと統合された、強力なEコマース機能が利用できる。
- App Centerを利用して、フォームやギャラリーなど必要な機能の拡張が可能。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップエディター
- Eコマース機能(オンラインストア構築、Square決済)
- ブログ作成機能
- アプリセンター(機能拡張)
【料金】
- Free:無料
- Personal:月額10ドル
- Professional:月額12ドル
- Perfomance:月額26ドル
【公式サイト】
https://www.weebly.com/?lang=ja_JP
BASE
出典:BASE
BASEは、ネットショップ開設実績6年連続No.1を誇る、人気のECサイト作成サービスです。初期費用・月額費用が無料で、誰でも簡単に本格的なネットショップを開設できます。豊富なデザインと拡張機能で、オリジナリティの高いショップを構築したい方に最適です。
【特徴】
- 初期費用と月額費用が無料。
- 豊富なデザインテンプレートとHTML編集機能で、オリジナリティの高いショップデザインを実現。
- 「BASE Apps」という80種類以上の拡張機能で、ショップに必要な機能を自由に追加できる。
【主な機能】
- ショップデザインのカスタマイズ
- BASEかんたん決済(多様な決済手段の一括導入)
- 拡張機能「BASE Apps」(クーポン・予約販売・レビュー機能など)
- Instagram販売連携
【料金】
- スタンダードプラン:初期費用・月額費用は無料(決済手数料・サービス利用料別)
- グロースプラン:月額16,580円
【公式サイト】
業務の自動化・効率化におすすめの無料ノーコードツール
ここでは、業務の自動化・効率化におすすめの無料ノーコードツールを紹介します。
- Zapier
- Octoparse
- Lark
- iPLAss
- プリザンター
Zapier
出典:Zapier
Zapierは、プログラミング不要でさまざまなWebサービス同士を連携させ、日々の業務を自動化できるiPaaS(Integration Platform as a Service)ツールです。GmailやSlack、Google スプレッドシートなど、5,000以上のアプリに対応しています。
【特徴】
- 5,000種類以上の膨大なWebアプリケーションとの連携が可能。
- 「トリガー」(きっかけ)と「アクション」(実行)を設定するだけで、簡単に
- 自動化のルールを作成できる。
- 複数のアクションを組み合わせた、複雑なワークフローの構築にも対応。
【主な機能】
- Zapエディタ(トリガーとアクションの設定)
- フィルター機能(特定の条件でのみアクションを実行)
- フォーマッター機能(日付やテキストなどのデータを整形)
- 5,000以上のアプリと連携
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(月に100件までのシングルタスクの自動化が可能)
- Pro:19.99ドル/1か月あたり
- Team:69ドル/1か月あたり
- Enterprise:要問合せ
【公式サイト】
Octoparse
出典:Octoparse
Octoparseは、Webサイトからデータを自動で抽出できるビジュアルWebスクレイピングツールです。マウスでクリックするだけの簡単な操作で、ECサイトの商品情報や価格、レビューサイトの口コミなどを構造化データとして収集し、業務の効率化や市場調査に活用できます。
【特徴】
- クリック操作だけで、スクレイピングのルールを視覚的に設定が可能。
- ログイン認証や無限スクロールなど、動的なWebサイトにも対応できる。
- 収集タスクをスケジュール設定し、定期的にデータを自動で抽出できる。
【主な機能】
- ポイント&クリックUI
- スクレイピングテンプレート
- スケジュール実行(クラウド抽出)
- データエクスポート(Excel・CSV・APIなど)
【料金】
- Free:無料(ローカルPC上でタスクを10個まで作成可能)
- Standard:月額99ドル
- Professional:月額249ドル
- Enterprise:要問合せ
【公式サイト】
Lark
出典:Lark
Larkは、チャット・ビデオ会議・カレンダー・ドキュメント・メールなどのビジネスツールを一つに統合したオールインワンのビジネスツールです。複数のツールを切り替える手間をなくし、チームの生産性を飛躍的に向上させます。
【特徴】
- ビジネスチャットからビデオ会議、共同編集ドキュメントまで、仕事に必要なツールが1つのアプリに集約。
- 「Larkドキュメント」は、単なる文書作成に留まらず、データベースやプロジェクト管理にも活用が可能。
- AIによる自動翻訳機能が標準搭載されており、グローバルなチームとの連携もスムーズ。
【主な機能】
- メッセンジャー(チャット・スタンプ・翻訳機能)
- ビデオ会議(最大100名まで参加可能)
- カレンダー(スケジュール共有)
- ドキュメント(共同編集・Wiki)
- ワークプレイス(承認フロー・タスク管理など)
【料金(年払いの場合)】
- Free:無料(最大20ユーザー・100GBのクラウドストレージ)
- Pro:12ドル/1か月あたり/1ユーザー
- Enterprise:要問合せ
【公式サイト】
iPLAss
出典:iPLAss
iPLAssは、株式会社電通総研が開発・提供する、Javaベースのオープンソース超高速開発プラットフォームです。WebアプリケーションやAPI、バッチ処理など、エンタープライズ領域で求められる業務システムを、ローコード・ノーコードで迅速に構築することを目的としています。
【特徴】
- オープンソースかつJavaベースで、高い信頼性と柔軟なカスタマイズが可能。
- 豊富な標準コンポーネントの組み合わせにより、業務システムを超高速で開発できる。
- Webアプリケーションからバッチ処理、APIまで、企業システムに必要な要素を包括的に開発が可能。
【主な機能】
- 画面定義
- ビジネスロジック定義
- データベース(テーブル)定義
- バッチ処理定義
- Web API自動生成
【料金】
- オープンソース版:無料
- Enterprise Edition:月額200,000円(サーバー代)
【公式サイト】
プリザンター
出典:プリザンター
プリザンターは、国産のオープンソース・ローコード開発プラットフォームです。エクセルで管理しているさまざまな業務を、Webブラウザ上で動作するデータベースアプリケーションとして簡単に作成・管理できます。顧客管理からプロジェクト管理、日報まで幅広く活用されています。
【特徴】
- オープンソースのため、柔軟なカスタマイズや外部システムとの連携が可能。
- 豊富なテンプレートが用意されており、多彩な業務アプリを素早く作成できる。
- オンプレミスとクラウドの両方に対応し、企業のセキュリティ方針に合わせた導入が可能。
【主な機能】
- テーブル管理(一覧、カレンダー、カンバン、ガントチャート表示)
- ワークフロー機能(承認フロー)
- 通知機能(メール、チャット連携)
- API連携
【料金】
- オープンソースのため無料(有償のエンタープライズサポートあり)
【公式サイト】
無料トライアルや無料デモのあるノーコードツール
ここでは、無料トライアルや無料デモのあるノーコードツールを紹介します。有料契約の前にツールの使用感を確認できるため、導入後のミスマッチ防止につながります。
- Shopify
- AppSuite
- Platio
- kintone
- Anyflow Embed
- 楽々Webデータベース
- 楽々Framework3
- Forguncy
Shopify
出典:Shopify
Shopifyは、世界170か国以上、数百万の事業者に利用されている世界最大級のECプラットフォームです。個人から大企業まで、誰でも簡単に本格的なネットショップを開設し、商品を世界中に販売できます。オンラインストアの構築から決済、在庫管理、マーケティングまで、ECサイト運営に必要な機能が充実しています。
【特徴】
- デザイン性が高い豊富なテンプレートと簡単なカスタマイズで、ブランドイメージに合ったストアを構築が可能。
- Shopify App Storeの数千種類のアプリで、必要な機能を自由に追加・拡張できる。
- 多言語・多通貨に対応しており、国内外への販売(越境EC)に強い。
【主な機能】
- ストアデザインのカスタマイズ
- 商品・在庫管理システム
- オンライン決済機能(Shopifyペイメント)
- マーケティング・SEOツール
【無料トライアル期間】
- 3日間
【料金(年払いの場合)】
- Basic:3,650円/1か月あたり
- Grow:10,100円/1か月あたり
- Advanced:44,000円/1か月あたり
- Plus:2,300ドル/3年契約で1か月あたり
【公式サイト】
AppSuite
出典:AppSuite
AppSuiteは、グループウェア「desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)」上で動作する業務アプリ作成ツールです。紙やExcel、メールで行われている申請業務や管理台帳などを、プログラミング不要で誰でも簡単にWebデータベース化できます。エクセルによる業務管理からの移行やペーパーレス化を推進したい企業に最適です。
【特徴】
- Excelや紙の業務を、マウス操作で簡単にアプリ化することが可能。
- 案件管理や問い合わせ管理など、100種類以上の豊富なテンプレートからすぐにアプリを作成できる。
- グループウェアのワークフローやスケジュール機能とシームレスに連携できる。
【主な機能】
- ドラッグ&ドロップによる画面作成
- 業務テンプレート
- データ集計・グラフ化機能
- ワークフロー連携
【無料トライアル期間】
- desknet's NEOの無料試用(30日間)の中でAppSuiteの全機能を試用可能
【料金】
- ライト:月額600円/1ユーザー
- スタンダード:月額800円/1ユーザー
- プレミアム:月額1,000円 /1ユーザー
- パッケージ版あり
【公式サイト】
https://www.desknets.com/neo/appsuite/
Platio
出典:Platio
Platioは、テンプレートを選ぶだけで現場の業務報告や在庫管理といったモバイルアプリを即時開発できるノーコードツールです。部門や個人単位の業務に特化したアプリを現場主導で開発可能となるため、スピーディーな業務効率化につながります。
【特徴】
- 100種類以上の豊富な業務テンプレートで、すぐにアプリ作成が可能。
- iPhoneやiPadなどのモバイル端末に特化しており、現場での利用に最適。
- オフラインでの利用や、画像・GPS・バーコード読み取りなど、現場向けの機能が充実。
【主な機能】
- 業務テンプレート
- データ入力・共有機能
- プッシュ通知・チャット機能
- データ参照・グラフ化
【無料トライアル期間】
- 7日間
【料金】
- Standardプラン:月額20,000円
- Premiumプラン:月額90,000円
- Standardプラン:月額200,000円
【公式サイト】
https://plat.io/ja/feedback/taiken
kintone
出典: kintone
kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するノーコード開発プラットフォームで、30,000社以上が導入した実績があります。社内に散在するエクセルファイルや紙の書類、メールなどをWebデータベース化し、業務に合わせたアプリを簡単に作成できます。
【特徴】
- ExcelやCSVファイルを読み込むだけで簡単に業務アプリ化が可能。
- 日報や案件管理など、100種類以上の豊富な業務別アプリテンプレートから、すぐに利用を開始できる。
- アプリ内のデータに紐づくコミュニケーション機能で、円滑な情報共有を実現。
- 豊富なAPIやプラグイン、外部サービス連携により、自由に機能を拡張できる。
【主な機能】
- 業務アプリ作成機能
- プロセス管理(ワークフロー)
- リマインダー通知
- データ集計・レポート機能
【無料トライアル期間】
- 30日間
【料金】
- ライトコース:月額1,000円/1ユーザー
- スタンダードコース:月額1,800円/1ユーザー
- ワイドコース:月額3,000円/1ユーザー
【公式サイト】
Anyflow Embed
出典: Anyflow Embed
Anyflow Embedは、自社が開発・提供するプロダクトにノーコードでAPI連携機能を組み込むことができるiPaaS(組み込み型iPaaS)です。ユーザーは、管理画面上から直接、外部のSaaSとの連携を行うことが可能となり、開発工数をかけずに製品の付加価値を高めることができます。
【特徴】
- 自社プロダクト内に、200種類以上のSaaSとの連携機能を後付けで実装が可能。
- 連携機能の開発にかかる工数やコストを削減できる。
- UIコンポーネントが提供され、短期間でプロダクトへの組み込みが完了。
【主な機能】
- 組み込み用UIコンポーネント
- 200以上のSaaSコネクタ
- 認証情報管理機能
- 実行ログのモニタリング
【無料デモ】
- 公式サイトから無料デモのリクエストが可能
【料金】
- 要問合せ
【公式サイト】
https://anyflow.jp/products/embed
楽々Webデータベース
出典: 楽々Webデータベース
楽々Webデータベースは、エクセルファイルをWebアプリ化できるノーコード業務改善ツールで、住友電工情報システム株式会社が提供しています。エクセルファイルを取り込むことでデータベース化し、さらにエクセルファイルとしてデータを出力することも可能なので、従来と同じワークフローで運用できる点が大きなメリットです。
【特徴】
- エクセルファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単にWebアプリ化が可能。
- 多彩な入力部品が用意されており、マウス操作で高度な入力画面が作成できる。
- ワークフローや自動計算、帳票出力といった複雑な機能もノンプログラミングで実装可能。
【主な機能】
- 台帳・簡易DB作成
- ワークフロー・電子承認
- 自動計算・自動採番
- 帳票出力
【無料トライアル期間】
- 最長2か月間
【料金】
- スターターパック(10ユーザーまで):月額10,000円(アプリは最大10個まで)
- スタンダードプラン(10ユーザー以上から):月額1,500円/1ユーザー
【公式サイト】
https://www.sei-info.co.jp/webdatabase/
楽々Framework3
出典: 楽々Framework3
楽々Framework3は、住友電工情報システムが提供する Javaベースのローコード開発プラットフォームです。プログラムの自動生成機能により、販売管理や生産管理といった企業の基幹業務システムを、高品質かつ超高速で開発することに特化しています。
【特徴】
- プログラムのソースコードを自動生成し、高い開発生産性を実現。
- 業務システムに必要な部品やテンプレートが豊富に用意されている。
- 自動生成されたプログラムは自由にカスタマイズでき、複雑な要件にも柔軟に対応可能。
【主な機能】
- プログラム自動生成
- 画面パターン(一覧、検索、更新)
- ワークフロー機能
- 帳票出力機能
【無料トライアル期間】
- 60日間
【料金】
- 要問合せ
【公式サイト】
https://www.sei-info.co.jp/framework/
Forguncy
出典: Forguncy
Forguncyは、エクセルに近い感覚で業務に使うWebアプリケーションを開発できるノーコード・ローコードプラットフォームです。エクセル方眼紙のような画面で、台帳管理や申請業務システムなどを自由に設計できます。
【特徴】
- エクセルに近い操作性で画面設計が可能。
- SQL Serverなど外部データベースとの連携が容易で、既存のデータを活用できる。
- ワークフローや詳細なアクセス権限設定など、本格的な業務システムに必要な機能を搭載。
【主な機能】
- データベース連携機能
- ワークフロー機能
- 帳票出力機能
【無料トライアル期間】
- 90日間
【料金】
- 開発ライセンス:189,200円
- 運用ライセンス:基本ライセンス594,000円+同時接続数に応じて変動。
【公式サイト】
無料のノーコードツールを使用する際の注意点
無料のノーコードツールには、次のような注意点があります。
- 無料プランの機能・容量制限は十分か
- セキュリティ対策は万全か
- 日本語のサポート体制は整っているか
- 拡張性は確保されているか
あらかじめ自社の要件をまとめたうえで、希望に合ったツールを選択しましょう。
無料プランの機能・容量制限は十分か
多くの無料プランは、あくまで「お試し」として提供されています。そのため、本格的な運用を始めようとすると、さまざまな制限に直面することが少なくありません。
例えば、利用できるユーザー数が1?2名までと少人数に限定されていたり、保存できるデータ容量やレコード数が限られていたりします。また、特定の便利機能や外部サービスとのAPI連携は有料プランでしか使えないといったケースもあります。
まずは作成したいアプリやサイトの目的を明確にしたうえで、最低限必要な機能や、将来的なデータ容量やユーザー数のニーズを洗い出しましょう。
セキュリティ対策は万全か
業務で使用するサイトやアプリには、社内の機密情報を入力することがあります。セキュリティ対策はツールによって異なるため、安心して使用できるツールかどうかを慎重に判断しましょう。ISO27001などの国際認証の取得状況やアップデートの頻度などを確認するほか、開発元やユーザー数、導入実績、口コミなども信頼性を確かめるうえで参考になります。
プラットフォームの安全性だけでなく、ユーザー側がアクセス権限を適切に管理することも、情報漏洩を防ぐうえで重要です。
日本語のサポート体制は整っているか
海外製のノーコードツールは、日本語に対応していないケースもあります。管理画面が日本語化されていても、ヘルプドキュメントやサポートへの問い合わせは英語のみというツールも存在するため注意が必要です。
公式サイトやマニュアルが日本語で整備されているか、日本語での問い合わせ窓口(メールやチャット)が用意されているかといった点を事前に確認しておきましょう。
拡張性とセキュリティが確保されているか
無料で手軽に始めたツールでも、事業の成長に伴ってより多くの機能が必要になる可能性があります。その際、上位の有料プランへスムーズに移行できるか、またAPIなどを介して他のシステムと柔軟に連携できるかといった「拡張性」は非常に重要です。
将来的なデータのエクスポートが可能かどうかも、特定のツールに縛られる「ベンダーロックイン」を避けるために確認しておきたいポイントです。
無料のノーコードツールでWebサイトやアプリを開発してみよう
無料のノーコードツールは、コストを抑えて業務に必要なWebサイトやアプリを開発できる点が大きなメリットです。一方で、無料で使用できる機能やデータ容量、アカウント数などに制限が設けられていることが多く、セキュリティ体制もツールによって異なります。
信頼性の高いツールを選び、将来的に有料プランへ移行することも考慮しながら比較検討すると良いでしょう。
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