オンラインで開催するセミナーである「ウェビナー」では、ウェビナー専用ツールの録画機能やパソコン・スマートフォン、録画専用アプリなどを使用して、録画データを残すことが可能です。


効果的なウェビナーを開催するための10のポイント
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ウェビナーを失敗せずに録画するには、あらかじめ録画方法を決めておき、事前にリハーサルを行うことが大切です。また、録画にあたっては、参加者の同意が必要になるため注意しましょう。
本記事では、ウェビナーを録画する具体的な方法や注意点をわかりやすく紹介します。録画したデータを有効活用する方法も紹介しますので、集客や人材育成にお役立てください。
ウェビナーを録画する方法
ウェビナーを録画する方法は、主に次の3つです。
- ウェビナーツールの録画機能を使う
- パソコン・スマートフォンの録画機能を使う
- 録画アプリを使う
それぞれの方法を詳しく解説します。
ウェビナーツールの録画機能を使う
ZoomやMicrosoft Teamsといったウェビナーツールには、録画機能が標準搭載されています。Zoomでは自動録画と手動録画が選択可能で、手動の場合は下の画像のように「録画開始」のボタンを押すだけで録画がスタートします。
録画データをパソコン上に保存するだけでなく、クラウドに保存する機能もあるため、共有もスムーズです。
録画機能が有料オプションになっているツールもあるため、使用予定のツールで録画が可能かどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
パソコン・スマートフォンの録画機能を使う
ここでは、パソコン・スマートフォンなどのデバイスの録画機能を使用する方法を紹介します。
パソコンの場合
WindowsやMacには、画面録画の機能が標準搭載されています。特別なソフトのインストールも必要ないため、操作方法を覚えておくと便利です。
操作方法は、それぞれ次の通りです。
- Windows:[Windows+G]でゲームバーを起動して録画
- Mac:[Command+Shift+5]で録画メニューを表示
画面録画とあわせて音声を録音するには、設定が必要なので注意しましょう。
Windowsでは、次のように設定します。
- [Windows+G]でゲームバーを表示
- ゲームバーのメニューから[設定]を選択
- [キャプチャ中]内にある[録音するオーディオ]から[すべて]を選択
こちらの設定でパソコンの中の音声がすべて録音されます。ただし、自分が発生する音声は外部音声となるため、録音するには次の設定をあわせて行う必要があります。
- [Windows+G]でゲームバーを表示
- [キャプチャ]にあるマイクのアイコンをクリック
マイクのアイコンから斜線が消えていれば、外部音声も録音される設定となっています。
Macで音声を録音するには録画専用アプリが必要です。Screen StudioやOBSなどのソフトを利用すると、画面と一緒に音声も録音できます。
スマートフォンの場合
iPhoneやAndroidにも、画面録画機能が標準搭載されています。
iPhoneの場合は「コントロールセンター」、Androidの場合は「スクリーンレコード」から、音声付きの録画データが生成可能です。
※iPhoneの場合
動画の録画はデータが大きくなるため、スマートフォンを使用する場合は通信環境やデータ容量に注意が必要です。
録画アプリを使う
ウェビナーツールやデバイスの機能のほかに、録画専用のアプリやソフトを使う方法があります。
高機能なソフトには、字幕の追加や動画のカットといった編集機能が付いているため、録画データの編集も行いたい場合は、専用のアプリやソフトがおすすめです。
まずは、無料で使用できるアプリやソフトを試してみると良いでしょう。
ウェビナーの録画データの活用方法
ここでは、ウェビナーの録画データの活用方法を紹介します。自社にあった活用方法を検討してみましょう。
フォローアップ資料
ウェビナーの様子を録画しておき、データをフォローアップ資料として参加者に配布することで、参加者の満足度を高めることができます。
特に、ウェビナー内で多くの情報を扱った場合には、復習や振り返りのために資料や録画の共有を希望する参加者が多くいます。
アンケートに回答すると録画データが共有される設定にしておくと、回答率のアップが期待できます。
オンデマンド配信
録画したウェビナーは、自社のWebサイトやYouTubeなどでオンデマンド配信することが可能です。リアルタイムでは参加できなかった人も視聴できるため、より多くの人に情報を届けられます。
視聴者を限定して公開したい場合には、YouTubeのパスワード設定機能が便利です。
社内研修
ウェビナーの内容によっては、社内の人材教育や研修にも録画データを活用できます。
新入社員向けのオリエンテーションや、組織全体のスキルアップ講座などに録画データを活用することで、社員教育の効率化につながります。
マーケティングや営業ツールとして使用
製品デモや事例紹介のウェビナーは、録画データをマーケティングや営業ツールとしても利用できます。
導入後の成果をイメージしてもらうことにつながるため、見込み客のなかでも、購入に近い段階にいる層に対するアプローチとして有効です。
また、ウェビナーの一部を短く編集するとSNSやLP(ランディングページ)で公開できるため、リード創出のためのコンテンツとしても活用可能です。
ウェビナーを録画する際の注意点
ウェビナーの録画には、次のような注意点があります。事前に確認してトラブルを回避しましょう。
プライバシーと同意の取得
ウェビナーを録画する際には、参加者のプライバシーに十分配慮する必要があります。
トラブルを避けるため、ウェビナーを録画する場合は、事前にその旨を参加者全員に告知しておきましょう。登壇者・参加者を含め、顔が映っている場合には、録画データを公開することについて同意を得ておく必要もあります。特に外部向けウェビナーでは、録画データの利用目的を明確に伝えることが重要です。
録画権限の確認
ウェビナーを録画する際には、自分が録画の権限を持っているかどうかを確認しておきましょう。
Zoomでは、ホスト・共同ホスト・その他録画権限を与えられたユーザーしかウェビナーを録画することができません。サポートスタッフがホストとは別アカウントでログインして録画する場合には、共同ホストに設定するか、録画の権限を付与する必要があるので注意しましょう。
ファイルサイズと保存場所
ウェビナーは、質疑応答も含めて1時間以上の開催になることも多いため、録画データはファイルサイズが大きくなります。そのため、クラウドストレージや外付けハードディスクなど、保存場所に十分な容量を確保しておくと安心です。
Zoomでオンデマンド配信する場合には、「自動録画機能」をオンにして、クラウド上に保存する必要があるので注意してください。ローカルに保存するとZoom上でのオンデマンド配信ができないため、YouTubeなどの動画配信サービスを利用する必要があります。
ウェビナーを録画してコンテンツ資産として活用しよう
ウェビナーを録画するには、ウェビナーツールやスマートフォンなどのデバイスに標準搭載されている機能を利用する方法があります。その他、録画専用のアプリやソフトまで含めると、さまざまな手段があります。
事前に操作方法を確認し、リハーサルをしたうえで本番に臨むと、失敗を防ぐことができます。録画データの活用方法も事前に検討しておき、コンテンツを資産として有効活用しましょう。