質の高いマニュアルを作成し、効果的な運用を行うには時間や労力がかかりますが、それを効率化してくれるのがマニュアル作成ソフト(ツール)です。マニュアル作成ツールを使用すれば、シンプルな作業で効率的に質の高いマニュアルを作成でき、さらに管理運営のサポートにも役立ちます。
この記事では、マニュアル作成におすすめのツールやソフトを24個紹介します。マニュアル作成ツールにはそれぞれ特徴があるため、目的に合ったものを選びましょう。
時短実現のためのヒント!業務効率化チェックシートとツール選定のコツ
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マニュアル作成ソフト(ツール)とは
マニュアル作成ソフト(ツール)はシンプルな操作で、複雑なマニュアル作成業務を効率化できるのが特徴です。
マニュアルはWordやPowerPoint、Excel、Google ドキュメントやスプレッドシート、スライドなどでも作成できます。しかし、作成に時間や手間がかかり、高クオリティのものを作るのが難しいため内容が伝わりにくいなどの課題がありました。
作成者のスキルによってクオリティの差がでやすいマニュアル作成ですが、マニュアル作成ツールを使えば誰でもわかりやすいマニュアルを作れるようになります。
マニュアル作成ツールの基本的な機能は次のとおりです。
- マニュアル作成機能
- 画像・動画編集機能
- 出力機能
- 公開・共有機能
- 管理機能
マニュアル作成ツールには、デザインや画像や動画の埋め込みなどもテンプレートで行えるものもあります。また、マニュアル本体を作成するだけでなく、作成後の運営までをスムーズにしてくれるソフトも多く、効果的に活用すれば業務プロセスの効率化が進みます。
マニュアル作成ツールを活用するメリット
マニュアル作成ツールを活用すれば、次のようにさまざまなメリットを得られます。
- 属人化を防ぎ、安定した品質のマニュアルが作成できる
- マニュアル作成を効率化できる
- 組織内での共有がスムーズになる
- マニュアル管理・運用を効果的に行える
属人化を防ぎ、安定した品質のマニュアルが作成できる
マニュアル作成ツールを利用すれば、ツールの指示に従って作成するだけで誰でも一貫性のあるマニュアルが作成でき、一定のクオリティを保てます。
マニュアルの作成でよく利用されているのが、WordやPowerPointといったMicrosoft社のOfficeソフトですが、デザインや仕様を統一するには一定のスキルが必要となります。そのため、マニュアルの作成や更新、管理が属人化してしまう可能性があります。
マニュアル作成ツールはテンプレートに沿って情報を入れていくため、デザインや仕様を整えるようなスキルの必要性がなくなります。マニュアル作成ツールを使用すれば、誰もがスキルに関係なく効率的にマニュアルを作成できるため、作成業務の属人化解消・防止につながります。
マニュアル作成を効率化できる
マニュアル作成ツールにあるテンプレートを使用すれば、作成者のセンスを問わずフォーマットが統一化され、デザインに悩む必要がなくなります。また、作成工程についても丁寧なフォローが行われるため、初めてマニュアル作成を担当する人でも無理なく作業が進められるところもメリットです。
作成者が作りやすいだけでなく、作成を指導する側の負担も軽減され、業務効率化が進みます。
組織内での共有がスムーズになる
マニュアルは状況に応じて日々のアップデートが必要です。クラウド型のマニュアル作成ツールには、最新版のマニュアルを常に共有するための、マニュアルの一括更新や共有機能が搭載されています。組織内はもちろん、複数拠点にも迅速に共有できるようになり、マニュアル周知のタイムラグが軽減されます。
さらに、フィードバック機能があれば現場からの意見を取り入れやすく、改善作業もスムーズです。
マニュアル管理・運用を効果的に行える
すべてのマニュアルをツール上で一元管理することで、必要なマニュアルの検索が可能となり、ファイルの保管場所を探すといった手間が省けます。また、マニュアル作成ツールには、運用を効率よく行う機能を持ち、作成後のサポートが充実しているソフトも多いです。さらに、わかりやすいマニュアルを運用すれば、日ごろから人がサポートする手間が省けるため、教育コストの削減にもつながりやすくなります。
マニュアル作成ツールの比較ポイント
マニュアル作成ツールは、自社が求める機能を備えていることが重要です。マニュアル作成ツールを選ぶ際には、次のポイントを踏まえて比較検討してみてください。
- 目的に合った機能があるか
- 自社の環境に対応しているか
- 誰でも簡単に操作できるか
- 予算に合っているか
- サポート体制があるか
目的に合った機能があるか
まずは、自社の目的に合わせて活用したい基本機能を確認しましょう。例えば、次のような目標があげられます。
- 業務マニュアルを作りたい
- 操作マニュアルを作りたい
- ナレッジ共有用のマニュアルを作りたい
業務マニュアルを作りたい場合は、業務フローを簡単に作成できるテンプレートが充実しているツールが便利です。操作マニュアルでは、実際の操作を画像で確認できるように、画像や動画の編集機能があると良いでしょう。Wiki形式のようなナレッジ共有機能を搭載したツールなら、さまざまな情報を効率よく共有できます。
このように、目的を明確にしたうえで、どのような機能が必要なのかを考えてみましょう。
自社の環境に対応しているか
自社PCで使用できるのか、現状のOSに対応しているのか、また、スマホやタブレットなどマニュアルを閲覧したいデバイスに対応しているかなどを事前にしっかりと確認しましょう。求める機能が充実していても、自社の環境に合わなければ使用できません。 Word・Excel・PowerPointなどの普段利用しているツールのファイル形式に出力できるかどうかもチェックしておきましょう。
特に、オンプレミス型を採用する場合は注意が必要です。MacやWindowsが入り混じるなど、社内で使用するPC環境が異なる場合、マニュアル作成用のPCを指定する必要があるかもしれません。また、クラウド型の場合はネット環境に左右されるため、無線LANをメインで使用している場合には、どの位置でも快適に稼働するかを確認する必要があります。
誰でも簡単に操作できるか
搭載されている機能が複雑で使いこなせないようでは、ツールを活用しにくくなります。あらかじめテンプレートがあり、項目ごとに入力するだけといったシンプルなものから、スマホなどで撮影した動画や手順が必要なものなど、ソフトによって操作性や準備の度合いが異なります。
そのため、無料トライアルがある場合は積極的に利用し、操作性を確かめてみるのがおすすめです。トライアル時には、上層部のみで検討するのではなく、実際に操作を担当する社員にもフィードバックをもらいましょう。現場の声をしっかり反映することが大切です。
予算に合っているか
マニュアル作成ツールの多くはクラウド型で、サブスクリプション契約となります。初期費用が必要なものもあれば、月額料金のみの場合もあり、ツールによって大きく異なります。また、近年では無料で利用できるマニュアル作成ツールも出てきています。
さまざまな条件を加味したうえで、複数社の見積もりを取り、予算に合うかどうか比較検討することが大切です。
有料ツールも無料のトライアル期間を利用できれば、ミスマッチを防止できます。トライアル期間中にしっかり試してから導入を検討しましょう。
サポート体制があるか
新しいツールは、使用方法に慣れるまでに時間がかかります。サポート体制があるツールを選べば、導入をスムーズに行えるでしょう。
さらに、導入だけでなく運用もサポートしているかどうかも大切です。高機能なマニュアル作成機能があっても、使いこなせなければ意味がありません。運用サポートが充実していれば、不明点があったときや運用方法がわからないときも相談できるため、ツールを有効活用することが可能です。
マニュアル作成ツール|業務マニュアル作成向きのツール5選
ここからは、おすすめのマニュアル作成ツールを24個紹介します。
まずは、業務マニュアル作成向けのマニュアル作成ツールを5個紹介します。業務マニュアルを頻繁に作成する方は、ぜひ参考にしてみてください。
- Teachme Biz
- PMX
- COCOMITE
- WikiWorks
- Create!JobStation
1. Teachme Biz
出典:Teachme Biz
Teachme Bizは、クラウド型マニュアル作成ソフトです。マニュアル作成の工数削減につながるのはもちろん、端末に応じて最適な表示環境を整えたり、マニュアルの配信や閲覧などがタスク管理できたりするといった機能が充実しています。ソフトの機能には、5つの特許が使用されているのも特徴的です。
ソフト内でトレーニングコースを設計すれば、運用前の人材教育も効率化できるでしょう。トレーニングを履修しているか、不明点がないか、どの程度理解しているかなどまで把握できる管理機能もあります。
【ツールの特徴】
- 端末に応じて最適な表示環境を整えられる
- マニュアルの配信や閲覧などのタスク管理ができる
- トレーニングコースを設計すれば、運用前の人材教育も効率化できる
【ツール仕様】
- 価格:初期費用 資料請求で要確認 月額費用 59,800円~
- 無料プラン・トライアル:あり
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:あり
- 公式URL:https://biz.teachme.jp/
2. PMX
出典:PMX
PMXは、オンプレミス型のマニュアル作成支援システムです。多言語やページ数が多い電子マニュアルの作成に強い機能を搭載しています。PDFとHTMLのマニュアルをワンソースで出力できるところも特徴です。そのため、チーム内作業を分業化したいケースに向いています。
【ツールの特徴】
- マニュアルの多言語対応
- PDFとHTMLマニュアル出力をワンソース出力可能
- さまざまなマニュアル作成に対応するためのオプション機能を搭載
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:あり
- 提供形態:オンプレミス型
- サポート体制:フォーム
- 公式URL:https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/
3. COCOMITE
出典: COCOMITE
COCOMITEは、基本レイアウトに沿って入力するだけでマニュアルが作成できるクラウド型ソフトです。出力形式は、画像、動画、PDF、Officeソフトなどに対応しています。フォルダごとにアクセス管理ができ、最大5階層までのフォルダ管理が可能で、ユーザーやグループごとにアクセス権限を設定できます。
【ツールの特徴】
- 基本レイアウトに沿って入力するだけでマニュアルが作成できる
- 出力形式は、画像、動画、PDF、Officeソフトなどに対応
- フォルダごとにユーザーのアクセス権を管理できる
【ツール仕様】
- 価格:初期登録料 65,000円/月額 28,600円~
- 無料プラン・トライアル:30日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:電話・メール
- 公式URL:https://cocomite.konicaminolta.jp/
4. WikiWorks
出典:WikiWorks
WikiWorksはマニュアル制作に特化したプラットフォームです。誰でも簡単に短期間で質の高いマニュアルを制作できるのが特徴です。ブラウザでリアルタイムで共有するため、修正依頼などの時間を削減できます。
【ツールの特徴】
- 高品質のマニュアルを短期間で簡単に制作できる
- 情報を一元管理して、版管理の問題を解消できる
- ブラウザで情報をリアルタイムで共有し、修正依頼などの時間を削減
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:なし
- 提供形態:クラウド型・オンプレミス型
- サポート体制:要問合せ
- 公式URL:https://wikiworks.kodnet.co.jp/
5. Create!JobStation
Create!JobStationはクラウド型の業務標準化ツールです。最新の業務フローと進捗状況を可視化し、メンバー同士で確認しながらオンライン上で作業できます。やるべき業務はマニュアル一体型のチェックリストで管理しており、必要な作業の絞り込みができるところも特徴です。
【ツールの特徴】
- 業務フローの全体像を可視化し、進捗状況を共有できる
- マニュアル一体型のチェックリストを搭載
- 業務に必要な作業を自動で判断できる
【ツール仕様】
- 価格:300円/月 3,300円/年 1ユーザーあたり
- 無料プラン・トライアル:30日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:フォーム
- 公式URL:https://createjobstation.jp
マニュアル作成ツール|操作マニュアル作成向きのツール4選
ここでは、操作マニュアル作成向けのマニュアル作成ツールを4個紹介します。
- Dojo
- iTutor
- ManuaLive
- EZLecture
6. Dojo
出典:Dojo
「Dojo」はオンプレミス型ですが、同じ機能を備えながらクラウド型として利用できる「TEんDo」もあります。マニュアルを作成したいアプリケーションを操作すると、自動的にキャプチャが保存され、文書化してくれます。
キャプチャの範囲は、アプリケーションウィンドウ、アクティブウィンドウ、フルスクリーン、指定範囲と細かく設定できるため、補足の工程も取りこぼしません。また、取り込んだ動作に対してその操作の種類と内容を自動的にテキスト化し、説明文として保存する機能もあり、マニュアルを作成すればするほど工数削減につながります。
「DojoCamera」と連携すれば、スマートフォンからの動画や画像の取り込みも容易です。
【ツールの特徴】
- アプリケーションを操作すると、自動的にキャプチャが保存できる
- キャプチャの範囲を細かく設定できる
- 取り込んだ動作に対して、その操作の種類と内容を自動的にテキスト化
【ツール仕様】
- 価格:Dojo 要問合せ TEんDo 月額 80,000円~(日本語ライセンス)
- 無料プラン・トライアル:あり
- 提供形態:クラウド型・オンプレミス型
- サポート体制:フォーム・電話・メール
- 公式URL:https://tepss.com/dojo/
7. iTutor
出典: iTutor
iTutorは、クラウド型マニュアル作成ソフトです。パソコン上の業務動作を自動的にキャプチャし、スライド化・文書化するという機能があります。個別に画像を取り込んだり、操作説明を入れたりする手間が省けるため、大きな工数削減が期待できます。
同様に、動画マニュアルへの出力も可能で、マニュアル化したい作業をトレーニングできるコンテンツの作成や、eラーニング教材を簡単に作れる機能などもあります。
【ツールの特徴】
- パソコン上の業務動作を自動的にキャプチャして文書化できる
- 動画マニュアルにも出力できる
- eラーニング教材を簡単に作れる機能を搭載
【ツール仕様】
- 価格:初期費用なし/月額利用418,000円~(Mac版は605,000円~)
- 無料プラン・トライアル:21日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:メール・FAX
- 公式URL:https://itutor.jp/
8. ManuaLive
出典:ManuaLive
ManuaLiveは、Webマニュアル作成・活用ソリューションです。Web上でマニュアルを共有し、作成・運用できます。また、マニュアルはブログ感覚で更新できる操作のしやすさが特徴です。図の差し替えや動画の追加なども簡単なので初心者でも使いやすいでしょう。マニュアルの利用状況を確認できるので、改善にも役立ちます。
【ツールの特徴】
- ブログ感覚でマニュアルを更新できる
- 図の差し替えや動画の追加なども直感的な操作で行える
- マニュアルの利用状況を確認できる
【ツール仕様】
- 価格:初期費用100,000円~ 月額30,000円/月~
- 無料プラン・トライアル:デモサイト
- 提供形態:クラウド型・オンプレミス型
- サポート体制:フォーム
- 公式URL:https://manualive.com/
9. EZLecture
出典:EZLecture
EZLectureはパッケージソフト型のマニュアル作成ツールです。マニュアル作成に特化しているので、マニュアル作成時間を短縮する機能を豊富に搭載しています。画像取り込み・編集・出力の3ステップで誰でも簡単にマニュアルが作成可能です。サポート機能も充実しており、コンテンツやテンプレート作成の相談にものってもらえます。
【ツールの特徴】
- マニュアル作成時間を短縮する機能が豊富
- 操作・動画マニュアル向けの便利な機能を搭載
- ライセンスとサポート契約がセットになっている
【ツール仕様】
- 価格:350,000円~ (1ライセンス)
- 無料プラン・トライアル:30日間
- 提供形態:パッケージソフト
- サポート体制:操作トレーニングあり
- 公式URL:https://www.ezlecture.com/
マニュアル作成ツール|ナレッジ共有向きツール6選
ここでは、ナレッジ共有向けのマニュアル作成ツールを6個紹介します。
- Qast
- NotePM
- Zendesk
- toasterteami
- wikipy
- Service Hub
10. Qast
出典:Qast
Qastは、個人のノウハウや経験を引き出し、組織全体にナレッジを共有するクラウドサービスです。Q&Aや社内Wikiへの投稿でナレッジを蓄積し、ノウハウなどとして利用できます。さらに、ナレッジの活用状況の分析機能により、ナレッジを定量的に把握可能です。
【ツールの特徴】
- ナレッジの集約と活用を効率よく行える豊富な機能を搭載
- シンプルな操作画面で誰でも直感的に操作できる
- ナレッジコンサルタントによるサポート体制が充実している
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:無料デモ
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:チャット
- 公式URL:https://qast.jp/
11. NotePM
出典:NotePM
NotePMは、マニュアル作成・ナレッジ管理ツールです。知りたいことをすぐに見つけられるwikiツールとして開発されました。ノウハウやマニュアルをWeb上に作成でき、情報にコメントやいいね!をつけられるのでSNSのような感覚で利用できます。また、変更履歴も自動で記録できるので、共有にも向いています。
【ツールの特徴】
- 高機能エディタとテンプレートで、不統一なフォーマットを標準化
- ファイルの中身も全文検索可能
- マニュアル作成に便利な画像編集機能を搭載
【ツール仕様】
- 価格:4,800円/ 月~
- 無料プラン・トライアル:30日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:フォーム
- 公式URL:https://notepm.jp/
12. Zendesk
出典:Zendesk
Zendeskは個別化した顧客体験を実現するために、カスタマーサポートとサービス管理を効率的に行うためのツールです。世界160の国と地域で11万以上の企業に利用されています。
顧客の期待に合ったサービスを提供するためのメッセージング機能が搭載されており、ニーズやビジネスの成長に合わせてシステムの拡張も可能です。
【ツールの特徴】
- AIの活用により、顧客の問合せにすみやかに対応できる
- エージェントワークスペースで顧客データを一元管理できる
- メッセージング機能で顧客とタイムリーなやり取りが可能
【ツール仕様】
- 価格:55ドル/月 1人あたり~
- 無料プラン・トライアル:あり
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:カスタマーサポートに連絡
- 公式URL:https://www.zendesk.co.jp/service/
13. toasterteami
出典:toasterteami
toasterteam(トースターチーム)は、マニュアル作成から日報、議事録など、あらゆる情報を一括管理するクラウド型ソフトです。ステップごとにタイトルとテキストを入力するだけで、文書マニュアルが作成できます。
また、今後はスマホのカメラで撮影した動画に字幕やスタンプなどを装飾しながら作成する動画マニュアル作成機能が追加される予定です。社外へのアセット活用もでき、外部との情報共有もしやすい仕様になっています。
【ツールの特徴】
- ステップごとにタイトルとテキストを入力するだけで、文書マニュアルが作成可能
- 社外へのアセット活用もでき、外部との情報共有もしやすい
- 動画マニュアル作成機能が追加される予定
【ツール仕様】
- 価格:初期費用 100,000円/月額 35,000円~
- 無料プラン・トライアル:14日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:メール・電話・オンライン
- 公式URL:https://toaster.how/
14. wikipy
出典:wikipy
wikipyは、オンライン上で公開するFAQサイトや、操作マニュアルを簡単に作れるクラウド型ソフトです。
基本的にはブログのような形で公開され、コメント機能やSNSへのシェア機能などが利用できます。印刷時には印刷用レイアウトに変換されるため、紙ベースでの配布も可能です。シンプルな仕様で、コストも抑えられます。
【ツールの特徴】
- オンライン上で公開するFAQサイトや、操作マニュアルを簡単に作れる
- コメント機能やSNSへのシェア機能などを利用可能
- ページ作成が容易で、一元管理がしやすい
【ツール仕様】
- 価格:月額3,000円~
- 無料プラン・トライアル:30日間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:マニュアル
- 公式URL:https://wikipy.jp/
15. Service Hub
出典:Service Hub
Service Hubは、顧客第一主義を実践するためのさまざまな機能を搭載したツールです。全顧客データとコミュニケーションチャネルをCRMにて一括管理できます。顧客との関係強化・チームの業務効率化・チーム間の連携の3方向から業務をサポートします。また、ブログ記事やオンラインコースなど学習コンテンツも充実しているので、スキルに合わせた学習ができる環境も整っています。
【ツールの特徴】
- 顧客第一主義を実現するために必要な機能を搭載
- 顧客アンケートによるフィードバックを収集できる
- 継続的に学習できるさまざまな環境を用意
【ツール仕様】
- 価格:月額5,400円~
- 無料プラン・トライアル:無料プランあり
- 提供形態:ソフトウェア
- サポート体制:ウェブチャット・Eメール・電話
- 公式URL:https://www.hubspot.jp/products/service
マニュアル作成ツール|動画マニュアル作成向きのツール6選
ここでは、動画マニュアル作成向けのマニュアル作成ツールを6個紹介します。
- tebiki
- VideoStep
- soeasy buddy
- PIP-Maker
- Videotouch
16. tebiki
出典:tebiki
動画マニュアルによる研修を進めたい場合におすすめなのが、クラウド動画教育システム「tebiki」です。現場スタッフがOJTを動画撮影し、ソフトに落とし込むことで簡単にマニュアル化できます。
100ヵ国以上の言語に対応する自動字幕生成機能により、外国人スタッフの育成もスムーズになるでしょう。すべてのマニュアルをクラウド管理し、どの動画マニュアルを誰が見たかというアクセス分析機能によって、活用度合いをチェックすることも可能です。
【ツールの特徴】
- 自動で字幕をつけられる
- 操作画面を録画できる
- アクセス履歴や習熟度がひと目でわかる
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:要問合せ
- 提供形態:ソフトウェア
- サポート体制:無制限
- 公式URL:https://tebiki.jp/
17. VideoStep
出典:VideoStep
VideoStepは、マニュアルDXシステムです。パワポ感覚で動画を作成できる操作性のよさが特徴です。多言語音声AIと機械翻訳を搭載しており、自動で外国語に対応します。また、視聴情報から報告書を自動で作成可能です。
【ツールの特徴】
- AI音声読み上げ機能で、パワーポイントを動画化
- オフライン環境でも動画閲覧できる
- 誰が何秒見たかを可視化できる
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:2週間
- 提供形態:ソフトウェア・アプリ
- サポート体制:要問合せ
- 公式URL:https://videostep.io/
18. soeasy buddy
出典:soeasy buddy
soeasy buddyは、画像・音声・テキストが使用できるマニュアル作成ツールです。マニュアルは簡単に動画化して共有でき、検索しやすいように体系的に蓄積できます。また、リアルタイムで情報の投稿や、質問が行えるSNS機能も搭載しています。社員同士でおしえあえる職場の雰囲気づくりが行えることに加えて、スタッフのモチベーション向上にもつながります。
【ツールの特徴】
- 簡単な操作で動画マニュアルを作成可能
- 即時に質問できるSNS機能を搭載
- 閲覧状況をデータ化し、各マニュアルの利用状況を把握できる
【ツール仕様】
- 価格:39,000円/月~
- 無料プラン・トライアル:なし
- 提供形態:ソフトウェア
- サポート体制:要問合せ
- 公式URL:https://pr.soeasybuddy.com/
19. PIP-Maker
出典:PIP-Maker
PIP-Maker(ピーアイピー・メーカー)は、PowerPointで作った資料から音声付き動画を作成する月額クラウドサービスです。撮影や録音をすることなく、最短5分で動画を作成できます。大企業から中小企業まで600社以上の企業の採用実績があり、さまざまなビジネスシーンで活用されています。
【ツールの特徴】
- パワーポイントのファイルをアップロードするだけで最短5分で動画が完成
- アバターによる高品質な読み上げ機能を搭載
- アンケートやクイズを動画内に組み込める
【ツール仕様】
- 価格:月額49,800円~
- 無料プラン・トライアル:2週間
- 提供形態:クラウド型
- サポート体制:電話・メール
- 公式URL:https://www.pip-maker.com/
20. Videotouch
出典:Videotouch
Videotouchは、OJT教育に役立つ動画マニュアルを作成可能なツールです。スマホで撮影した動画をアップロードできるので撮影機材が不要なところもメリットです。自動で字幕が付き、あとからテキストの追加もできます。
【ツールの特徴】
- 簡単に動画制作・編集、更新ができる
- 保存先が1つで動画を探しやすい
- 習熟度の差の解消や動きや色、形、角度、見た目で把握できる
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:2週間
- 提供形態:ソフトウェア
- サポート体制:
- 公式URL:https://videotouch.jp/
21. ClipLine
出典:ClipLine
ClipLineは、多店舗・多拠点ビジネスを展開する事業におすすめのツールで、本部の「お手本となる短尺動画」を作成することで、各拠点で均質化された動画の制作が可能になります。動画制作を内製化するためのサポートを受けられるだけでなく、現場での撮影や編集を専門のチームに外注することもできます。
【ツールの特徴】
- 動画撮影・編集・修正のアウトソースサポートあり
- 自己学習へのフィードバックとコミュニケーション機能あり
- テスト・アンケート機能あり
【ツール仕様】
- 価格:要問合せ
- 無料プラン・トライアル:要問合せ
- 提供形態:ブラウザ・アプリ
- サポート体制:コンサルティングあり
- 公式URL: https://service.clipline.com/
マニュアル作成ツール|無料で使えるツール3選
ここでは、無料でマニュアル作成したい方におすすめのマニュアル作成ツールを紹介します。無料版は機能が制限されている場合があるので事前に確認しましょう。
22. Google ドキュメント・Google スプレッドシート
Google ドキュメント・Google スプレッドシートは、Google が無料で提供しているツールです。オンラインのマニュアル作成ツールとしても利用できます。
MGoogle ドキュメントはWord、スプレッドシートはExcelに操作方法が似ており、ファイルの共有や共同作業も簡単にできるので、簡易マニュアルの作成にもおすすめです。
【ツールの特徴】
- 無料で利用できる
- WordやExcelと操作方法が似ている
- ファイルの共有や作業が容易
【ツール仕様】
- 価格:無料
- 無料プラン・トライアル:無料
- 提供形態:Webサイト
- サポート体制:掲示板への質問
- 公式URL:https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/
23. Microsoft 365 オンライン
パソコンへインストールするタイプのMicrosoft 365は有料ですが、Microsoft 365 オンラインであれば、ブラウザ上でExcelやWord、PowerPointなどを無料で使用できます。
Microsoft社の製品は企業の利用として圧倒的なシェアがあるため、操作に慣れている人も多いでしょう。マクロの使用ができない、オフライン環境で使用ができないといったデメリットはありますが、通常のExcelやWordと同じ使用感で操作できるのは大きなメリットです。
マニュアルの作成に向いているのはWordです。ソフトウェアがインストールされていれば、スタンドアロン環境でも利用できるのでインターネット環境がないところでも利用できます。
【ツールの特徴】
- Microsoft 365と同じ使用感のツールを無料で使用できる
- リアルタイムでの情報共有や共同作業が可能
- 無料で使えるテンプレートも多数そろっている
【ツール仕様】
- 価格:無料
- 提供形態:Webサイト
- サポート体制:メール・チャット・コールバック
- 公式URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-office-online-for-the-web
24. Dropbox Paper
出典: Dropbox Paper
Dropbox Paper は、Dropbox社が提供する文書作成ツールです。2GBまで無料で使用が可能で、作成した文書はDropboxに保存され、共同編集も行えます。マークダウン方式を入力に採用しており、直感的にマニュアルを作成しやすい点も魅力です。
【ツールの特徴】
- ファイルの保存とアクセスがどこからでも可能
- すべてのコンテンツを同じ場所に保存できる
- チームで同じ情報を共有できる
【ツール仕様】
- 価格:無料~(2GBまで)
- 無料プラン・トライアル:2GBまで無料
- 提供形態:Webサイト
- サポート体制:メール・ライブチャット
- 公式URL: https://www.dropbox.com/ja/paper
マニュアル作成ツールは自社の目的に合ったものを選択しよう
マニュアル作成ツールにはそれぞれに特徴があり、目的や用途を考慮して選ぶことが大切です。自社に合ったソフトを探す際には、マニュアル作成機能だけでなく、管理・運用まで対応しているかどうかも確認するようにしましょう。
ただし、マニュアル作成ツールはあくまでも手段のひとつであり、目的を達成するために使用するものです。マニュアルを効果的に活用すれば、社内の標準化がすすみ、その結果顧客に提供できる価値の向上が期待できます。