【SFAとは何か?】営業支援システムの導入を考えたら最初に読む記事

執筆者 水落 絵理香(みずおち えりか)
SFA (営業支援システム) 導入の基礎ガイドと実践用チェックリスト

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【SFAとは何か?】営業支援システムの導入を考えたら最初に読む記事

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「そろそろ、うちの会社でも“SFA”を導入したいけれど、何から始めればいいのかわからない」
このように感じている方が増えています。

【無料】SFA導入を成功させるポイント!

SFA導入成功のためには、明確な目的設定と最適なツール選択が不可欠です。本ガイドでは、6つのステップに分けて詳細に説明しています。「SFA導入の基礎ガイド」と「実践用チェックリスト」を活用してスムーズな導入を実現しましょう!

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市場の競争が激化する中、業務効率化はもちろんのこと、「営業力」や「顧客満足度」の強化が早急の課題となっています。

言い換えれば、適切な営業支援システム(SFA)の導入が不可欠です。

SFAは、単なる業務効率化システムではなく、営業チームの生産性を底上げする強力な仕組みなのですが、それゆえに複雑さもあり、つまずく企業が少なくありません。

この記事では、SFAの導入を検討し始めたすべての方々を対象に、語句の意味といった基本事項から導入プロセス、成功事例まで、幅広く解説します。

この1記事を読めば、SFAを活用して営業成績を向上させる方法が明確になるよう、配慮して構成しました。

さっそく、「SFA入門」のセクションから、解説を進めていきましょう。以下を続けてご覧ください。

1. SFA入門:SFAとは何か?

まず、SFA入門として、基本的な事項から解説します。
 

1-1. SFA(営業支援システム)の意味

SFAは「Sales Force Automation」の頭文字を取った略語で、日本語訳は「営業支援システム」が定着しています。

SFA(営業支援システム)の意味

もう少し詳しく説明すると、“Sales Force(セールスフォース)” は、営業部隊や営業・販売部門といった意味があります。

「セールス フォース オートメーション」=「営業部門のオートマ化(自動化)を図るシステム」と理解するとイメージしやすいでしょう。

営業担当者や営業部のマネジャーが、手作業で行う必要のある煩雑な業務を削減し、時間と労力を節約することが、SFAの一義的な役割です。

さらに、SFAは高度なデータ分析やリアルタイムの情報共有を通じて、営業戦略の策定や顧客ニーズの予測に役立つ、貴重な洞察を提供します。

単に業務を効率化するだけでなく、営業活動の質を向上させ、成約率の向上や売上の増加を実現することが、SFAを導入する本質的な意義といえます。
 

1-2. SFAでできること

SFAを導入するとできることの代表例として、以下が挙げられます(詳しい機能は後述)。

  • リード管理:リード(見込み客)の情報や進捗状況をリアルタイムで一元管理します。営業担当者はリードごとの最新情報を瞬時に把握し、適切なタイミングでのフォローアップが可能になります。
  • 営業担当者のマネジメント:タスクの優先順位付けやマネジャーによるコーチング支援を通じて、営業担当者のパフォーマンス向上をサポートします。マネジャーは、チームメンバーの活動を追跡し、指導やフィードバックを効果的に提供できます。
  • 営業活動の効率化・自動化:見積もり書の作成、ミーティングのスケジュール調整、メールの自動送信など、日々の営業活動を効率化し、自動化するツールを提供します。営業担当者はルーティン業務にかかる時間を削減し、より価値の高い活動に集中できます。
  • 営業分析とレポート作成:リアルタイムでのデータ分析とレポート作成機能を提供します。売上・成約率・営業活動の効果など、さまざまな指標をわかりやすいグラフやチャートで可視化し、営業戦略の最適化に役立てることができます。

上記をお読みいただくと、SFAは営業部門にとって強力な支援ツールとなり、営業成績の向上にダイレクトに貢献することが、イメージできるのではないでしょうか。

実例を挙げると、Sales Hub(HubSpotのSFAサービスの名称)の場合、《導入後6ヶ月で成約率が78%向上》しています。

SFAでできること

参考: 商談化を促進する案件創出ツール
 

1-3. SFA・CRM・MAの違いとは

SFAについて調べている方の多くが、「CRM、MAとの違いは何?」という疑問をお持ちです。

定義や捉え方は各企業やツールのベンダー(提供元)によって異なるものの、ひとつの考え方としては、以下のとおり整理できます。

  • CRM:顧客と企業の最初の出会いから最後まですべてのプロセスに関わり、顧客満足度や顧客ロイヤルティを高めて、永久的に良好な関係を構築・維持することを目指す。
  • MA:新規顧客の獲得につなげるための潜在顧客の興味関心や購買意欲を高め、見込み客へと醸成することを目指す。
  • SFA:成約確度の高い見込み客を見極め、営業活動の効率化や成約率の向上を図り、より多くの見込み客を成約につなげて顧客化することを目指す。

SFA・CRM・MAの違いとは

略語(略す前の語)

日本語訳

対象顧客

対象構成

CRM
(Customer Relationship Management)

顧客関係管理

潜在顧客〜プロモーター(推奨者)まですべての顧客

  • マーケティング部門
  • 経営部門
  • カスタマーサポート部門
  • システム部門
  • その他(顧客接点を持つすべての部門)
MA
(Marketing Automation)

マーケティングオートメーション

おもに潜在顧客〜安心客

マーケティング部門

SFA
(Sales Force Automation)

業務支援システム

おもに安心客〜新規顧客

営業部門

なお、近年では、CRMやMAと組み合わせて、SFAが運用されることが多くなっています。
「CRMシステムの一部に、SFAが含まれる」と捉えたほうが、実務に合うケースも多いでしょう。

【CRMシステムとの連携イメージ】

CRMシステムとの連携イメージ

出典:HubSpot
 

1-4. 主要なSFAツール10選

「具体的にSFAって、どれを指すの?」
という疑問に対しては、SFAツールは、国内外のさまざまなベンダーから販売されています。

市場には数多くのSFAツールが存在しますが、主要なものには、Salesforce、HubSpot、kintone などがあります。

  1. Sales Cloud:高度なカスタマイズ性と豊富な機能で知られ、大企業にも対応しています。
  2. Sales Hub:使いやすさと直感的なインターフェースが特徴で、とくに中小企業からの支持を集めています。無料プランから始められ、ニーズに応じて機能を拡張できる柔軟性も魅力です。
  3. kintone:ビジネスアプリ作成プラットフォームとして知られているkintoneですが、営業部門で導入すれば、SFAとして使用が可能です。

その他にも、主要な10のツールを国内の主要SFAツール10選&特徴や選び方を解説にて紹介しています。

主要なSFAツール10選

出典:国内の主要SFAツール10選&特徴や選び方を解説(2023年8月)

SFAを選ぶ際のポイントや、SFA選定時の注意点についても下記の記事でお伝えしています。選定の際にはご確認ください。

 

2. SFAの中身:主要な機能と期待できる成果

次に、もう少し具体的に、“SFAの中身”を掘り下げていきましょう。

このセクションでは、

  • SFAはどのような機能を保持しているのか?
  • その機能によって、どのような成果を期待できるのか?

に焦点を当てて解説します。

5つのパートに分けて、見ていきましょう。

  1. 顧客管理
  2. 商談化・案件化のサポート
  3. 営業業務の効率化
  4. 分析に基づいた全体管理

 

2-1. 顧客管理

1つめの機能は「顧客管理」です。

顧客管理は、SFAのあらゆる機能のベースとなる部分です。

CRMとSFAを連携させて運用している場合、厳密には、顧客管理はCRMの領域となりますが、ここではSFAの観点から、その機能を詳しく見てみましょう。

  1. 顧客情報の一元管理:すべての顧客データを集約して管理し、チーム全体で確認できるようにします。「複数の担当者が、同じ顧客に重複アプローチしてしまう」といったミスがなくなります。
  2. 過去のやり取りの追跡:顧客とのコミュニケーション履歴を記録し、必要なときにすぐに参照できます。ほかの営業担当者への引継ぎも容易です。
  3. 好みとニーズの理解:顧客の行動や反応から分析して、個々の好みやニーズを深く理解できます。営業担当者の個人スキルに依存することなく、顧客満足度を高められます。
  4. 情報の自動更新:顧客情報をリアルタイムで自動更新し、常に最新の情報を保持します。多数の従業員がデータ入力に関わっている場合でも、情報の混乱が生じません。

SFAを導入していない企業は、Excelのスプレッドシートなどで顧客管理を行っているケースが多いでしょう。

スプレッドシートでは到達できない、正確性と高度さを持った顧客管理を、SFAが実現します。
 

2-2. 商談化・案件化のサポート

2つめの機能は「商談化・案件化のサポート」です。

まだ商談に至っていない見込み客の“商談化”や、商談後に受注確度を高めて“案件化” をするうえで、ダイレクトに効果を発揮する機能として、以下が挙げられます。

  1. 優先順位の自動的な明確化:営業担当者はリードの優先順位付けに苦心することが多く、そのうちにチャンスを逃してしまいます。そこでSFAを利用すると、対応が必要なリードがわかりやすく表示され、チャンスを逃しません。
  2. 効果的なフォローアップ:商談のステージに応じた適切なタイミングでフォローアップを実施し、成約につなげます。
  3. リスクの特定:進捗が遅れている商談や、成功確度の低い商談を早期に特定し、対策を講じます。
  4. 質の高い営業活動への誘導:メールへの返信内容や次のステップの計画など、営業担当者が行うべき最適なアクションについて、憶測ではなくリアルタイムのデータ分析に基づき、提案を行います。

たとえば、以下は実際のSFAの管理画面のイメージです。あらゆる関連情報を確認しながら、顧客の心をつかむ営業活動を展開できます。

商談化・案件化のサポート

出典: 商談化を促進する案件創出ツール
 

2-3. 営業業務の効率化

3つめの機能は「営業業務の効率化」です。

SFAには、さまざまな日常業務を自動化したり、効率化したりする機能が搭載されています。

  • タスク管理:日々の業務を整理し、優先順位を設定することで、時間を有効に使えます。
  • 日程調整:会議や商談のスケジュール調整を容易にし、ダブルブッキングの回避や効率的な時間配分を可能にします。
  • 見積書作成:標準化されたフォーマットを使用して迅速に見積もりを作成し、顧客を待たせる時間を短縮します。
  • 営業資料の整理と共有:営業資料を集約して管理し、チーム間での情報共有をスムーズにします。一貫性のあるコミュニケーションが実現します。
  • セールスオートメーション:反復的な作業やメール送信を自動化することで、営業担当者がより生産的な活動に集中できるようにします。
  • 営業電話のトラッキング:電話による顧客とのコミュニケーションを録音し、有効なアプローチ方法を分析・改善します。
  • メンバーへのコーチング:データに基づいたフィードバックを提供し、営業スキルの向上と成果の最大化を促進します。

たとえば、以下は実際にSFAでタスク管理をしている様子です。

営業業務の効率化

出典: 商談化を促進する案件創出ツール

あるいは、チームのリーダー(マネジャーや部長)のマネジメント業務をサポートする機能もあります。

以下は、Sales Hubの「コミュニケーションインテリジェンス」という機能の例です。

コミュニケーションインテリジェンス

出典:コミュニケーションインテリジェンス

  • 新人担当者のトレーニング
  • 優秀な担当者の特定
  • 業績を左右する要因のパターンの把握
  • 通話内容の特定の箇所へのフィードバック

などを、SFAを通じて行えます。
 

2-4. 分析に基づいた全体管理

4つめの機能は「分析に基づいた全体管理」です。

  1. 分析とレポート:営業データを収集し、有意義な洞察を提供する分析ツールを備えています。営業成績の傾向や問題点を素早く把握し、改善策を立案できます。
  2. フォーキャスト(予算実績管理、予実管理):売上予測や目標達成の進捗管理をサポートし、この先の営業活動に対する計画を、立てやすくします。売上目標、活動目標など、さまざまな指標に基づいて目標を設定し、実績と比較して分析できます。

いうまでもなく、営業成績を向上させるためには、データに基づいた戦略的な意思決定が不可欠です。

しかしながら、必要なデータが複数の場所に点在していれば、データ収集や分析に時間がかかります。

あるいは、営業チーム内にそのスキルがなく、他部署へ依頼しないと分析できない状況であれば、さらに時間がかかります。

SFAの導入がもたらす大きなメリットは、特別な分析スキルがなくても、専門家に頼んだかのような高度な分析が、すぐにできる点にあります。

以下は実際のSFA画面のイメージです。

分析に基づいた全体管理

出典:営業レポート作成&パフォーマンス管理ダッシュボード

フォーキャスト(予実管理)も簡単にでき、予算(目標)の達成率が、リアルタイムで一目瞭然です。

フォーキャストツール

出典:フォーキャストツール

営業チームは、いつでも迅速に、データに基づいた意思決定を下すことが可能です。結果として、営業成績が向上します。
 

3. SFA導入プロセス:段階的アプローチ

SFAの導入は、企業にとって営業部門を大幅に強化する重要なステップです。

しかし、そのプロセスを安易に行えば、失敗するケースもあります。成功へ導くためには、段階的なアプローチが必要です。

このセクションでは、導入前の準備から、選定基準、導入時のポイント、そして定着化のための戦略まで、SFA導入のプロセスを詳しく解説します。

  1. 導入前の準備:目標設定とニーズ分析
  2. 選定基準:最適なSFAの選び方
  3. 導入時のポイント:成功に導く3つのステップ
  4. 定着化のための戦略:運用と管理のヒント

 

3-1. 導入前の準備:目標設定とニーズ分析

SFAの導入を成功させるためには、事前の準備が不可欠です。

まず、自らが直面する課題を明確にし、SFAを通じて解決したい具体的な目標を設定する必要があります。

ここが曖昧なまま、「SFAを入れれば売上が上がるだろう」という憶測で進んでしまうと、失敗しやすくなります。SFAと一言にいっても、ツール選びや方向性には幅があるためです。

【導入前の準備の主要なステップ】

  • 現状分析:現在の営業プロセスを詳しく検証し、改善すべき点を特定します。
  • 目標の明確化:達成したい具体的な成果を設定します。
  • ニーズの特定:SFA導入により期待する機能やサポートが必要な部分を明らかにします。
  • ステークホルダー(利害関係者)からの意見収集:営業チームや関係部門からのフィードバックを集め、要件整理に活かします。
  • 技術的要件の確認:導入予定のSFAが既存のIT環境と互換性を持つか検討します。システム部門との連携が不可欠です。

SFAを導入する目的が明確であればあるほど、適切なツール選択が可能になり、導入後の成果も期待できます。
 

3-2. 選定基準:最適なSFAの選び方

次に検討したいのが、SFAの選定についてです。

ツールの選択肢については、前出の表を再掲します。

主要なSFAツール10選

出典:国内の主要SFAツール10選&特徴や選び方を解説(2023年8月)

企業ごとの目標やニーズに合わせて、どのような項目基準に重きを置くか(あるいは置かないか)は変わってきます。

以下は一般的に考慮すべき選定基準の例です。

【選定基準のリスト】

  • 機能性:求める営業支援機能を網羅しているか。たとえば、顧客管理、案件追跡、レポート作成など。
  • 使いやすさ:直感的なユーザーインターフェースを持ち、トレーニング時間を最小限に抑えられるか。
  • カスタマイズ性:企業固有の営業プロセスやルールに合わせてシステムを柔軟に調整できるか。
  • 統合性:既存のCRMや基幹システムなど、他のビジネスシステムとの連携がスムーズか。
  • コスト:初期導入費用と継続的に生じる運用費用が予算内に収まるか。
  • セキュリティ:顧客データや営業情報を安全に管理できるセキュリティ機能を備えているか。
  • サポート体制:問題発生時のサポートやシステム更新の提供体制が整っているか。
  • 拡張性:将来的にビジネスが拡大した際に、システムが対応できるか。
  • 実績と評判:市場での実績や他社の導入事例、評判が良いか。

使いやすさや機能性は、実際に触ってみないとわからない面もあります。
デモやトライアルを活用し、実際の使用シナリオを想定して各SFAツールを評価することが望ましいでしょう。

詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。

 

3-3. 導入時のポイント:成功に導く3つのステップ

SFAの導入は、単に新しいツールを導入するのとは訳が違います。
戦略的なステップを踏まないと、多くの投資が無駄になる恐れがあります。

不注意に導入すれば、使いこなせないシステムによる目標達成の遅れ、チーム内の混乱、さらには組織内での不満やストレスの引き金となるリスクがあるのです。

これを避けるためには、以下の3つのステップを慎重に含むことが必要です。

  • ステップ1:全社的なコミットメントの確保
    SFA導入の成功は、経営層から現場の営業者まで、企業全体のコミットメント(責任を持って取り組むこと)に大きく依存します。
    全員がSFA導入の目的とメリットを見据え、プロジェクトに積極的をサポートするマインドを醸成することが重要です。
  • ステップ2:正しいトレーニングとサポート体制の構築
    SFAツールの機能を最大限に活用するためには、トレーニングとサポート体制が要ります。
    営業担当者をはじめとするスタッフがシステムの操作方法を習得し、日々の業務に効果的に組み込むことができるよう、勉強会やトレーニングのプログラムを準備します。
  • ステップ3:段階的な導入計画の策定
    すべての機能を同時に導入するのではなく、段階的にシステムを展開することが効果的です。
    最初に、自社にとって最も重要な機能を特定し、それらを優先的に実装します。
    他の機能を追加していくことで、スムーズな移行とスタッフの適応を促進します。

SFA導入は、テクノロジーの活用だけでなく、組織全体の意識改革とプロセス再設計の機会でもあると捉えて、導入を進めましょう。
 

3-4. 定着化のための戦略:運用と管理のヒント

導入したSFAを定着させ、営業成績の向上へつなげていくためには、導入後の運用と管理が鍵となります。

【運用と管理のヒント】

  • 継続的なトレーニングとサポートの提供:SFAの機能を完全に活用できるように、定期的なトレーニングとサポートを提供します。これは、新入社員のオンボーディングから経験豊富な社員まで、全員がシステムの最新の活用方法を理解できるようにするためです。
  • 組織のニーズに合わせたカスタマイズ:SFAシステムは、組織の特定のニーズに合わせてカスタマイズ可能です。営業戦略や目標に応じてシステムを調整し、最大の効果を発揮させます。
  • 現場担当者からのフィードバックに基づく改善:フィードバックは改善の原動力です。現場の声を聞き、システムの改善や更新に反映させることで、社内での満足度を高め、SFAの有効性を維持します。
  • システムの定期的な評価とアップデート:市場や技術の進展に合わせて、SFAシステムを定期的に評価し、必要に応じてアップデートを行います。これにより、システムの性能とセキュリティを保ち、新しい機能を追加していきます。

これらの戦略を実行することで、SFAシステムは単なるツールではなく、組織の営業力強化と成長を支える重要な資産へと進化します。
 

4. SFA導入の成功事例

続いて、実際にSFAを導入した企業の事例を見てみましょう。

ここでは、HubSpotのSFAであるSales Hubを導入された企業を3例、ご紹介します。

  1. 見込み客の過去の行動を把握(ランドネット)
  2. 問い合わせ対応フローを6分の1に圧縮(デクセリアルズ)
  3. 400%超の売上成長を実現(AnyMind Group)

 

4-1. 見込み客の過去の行動を把握(ランドネット)

不動産投資事業を行う株式会社ランドネットは、顧客情報管理の課題を解決するためHubSpotを導入しました。

ランドネットでは、セミナーを定期開催していましたが、その顧客管理をスプレッドシートで行っており、効果的なアプローチがしにくい状況でした。

【導入した理由】

  • スプレッドシートによる顧客管理で顧客の行動を時系列で把握しにくい状況の改善
  • 見込み客への効率的なアプローチとナーチャリングの実施
  • CRM、MA、SFAの統合機能による一気通貫のコミュニケーション

【導入後の成果】

  • 顧客情報の一元管理に成功
  • リード獲得からアプローチまでのタイムラグを軽減
  • セミナーからの面談申込数が増加

CRM・MA・SFAを統合的に導入した結果、セミナーからの面談申込数の増加という、明らかな成果が見られています。

【導入後のご感想(要旨)】
「HubSpotの導入で、顧客をポイントではなく線で考えることが可能になり、過去のコンタクト履歴を踏まえた提案ができるようになりました。これにより、顧客に寄り添った営業活動を実現できています」

顧客の行動を時系列で追えるため、深いコミュニケーションが取れるようになり、それが成果につながっています。

 

4-2. 問い合わせ対応フローを6分の1に圧縮(デクセリアルズ)

粘着テープや接着剤を製造販売するデクセリアルズ株式会社は、展示会で獲得したリード管理の属人化や、問い合わせ対応フローの工数に課題を感じていました。

【導入した理由】

  • 展示会出展で得た見込み客リストが各営業担当者の個別管理になっており、十分に活かせていなかった
  • マーケティング部門から営業部門へ問い合わせを受信したリードを振り分ける際にタイムラグが発生していた

【導入後の成果】

  • 個人管理からCRMによる一元管理に移行してブラックボックスを解消
  • 問い合わせ対応フローを6分の1に圧縮し工数を大幅に削減

CRM・MA・SFAの導入により、営業部門およびマーケティング部門のプロセスを最適化した結果、大幅な業務効率化が実現されました。

【導入後のご感想(要旨)】
「HubSpotの導入により、見込み客の行動情報が可視化され、マーケティングと営業の連携がスムーズになった。導入から運用までのサポート体制にも満足。3ヶ月間の導入支援により、問題なく運用できている」

HubSpotの導入支援サービスをご利用いただいているため、スムーズにSFAが社内定着した様子がうかがえます。

 

4-3. 400%超の売上成長を実現(AnyMind Group)

インフルエンサー事業やD2C支援事業を展開するAnyMind Group株式会社は、世界13カ国に17拠点を持ちます。

「営業活動のブラックボックス化」や「顧客情報のサイロ化(孤立して連携されていない状態)」の課題を抱えていました。

〈リアルタイムで全拠点の現状を把握をすることが非常に困難で今後の見通しも建てられない、そんなカオスな状態がおよそ3年も続いていた〉といいます。

【導入した理由】

  • 営業活動のブラックボックス化解消
  • 顧客情報のサイロ化解消
  • 業務効率化と営業活動の成長実現

【導入後の成果】

  • 海外拠点で400%超の売上成長
  • 営業情報の一元管理
  • 営業・マーケティング課題の解決

SFA導入後は、海外拠点で400%超の売上成長を実現しています。

【導入後のご感想(要旨)】
「HubSpot導入により、営業活動の履歴がトラッキングできるようになり、『営業活動のブラックボックス化』もかなり解決できた。長期的には5年、10年と息を吸うようにシステムがカルチャーとして続いていくことが重要と考えている」

前のセクションでは、定着させて運用管理していくことの重要性をお伝えしました。

〈長期的には5年、10年と息を吸うようにシステムがカルチャーとして続いていくことが重要〉という言葉には、納得させられるものがあります。

あわせて読みたい

HubSpot導入事例「AnyMind Group」

 

5. SFA(営業支援システム)導入の基礎ガイドと実践用チェックリスト

「これからSFAの導入を本格的に検討したい」という方は、ぜひ続けてSFA(営業支援システム)導入の基礎ガイドと実践用チェックリストをご確認ください。

SFA(営業支援システム)導入の基礎ガイドと実践用チェックリスト

出典:SFA(営業支援システム)導入の基礎ガイドと実践用チェックリスト

【コンテンツに含まれるもの】

  • SFAの導入を成功させる方法
  • スムーズな社内導入5つのチェックポイント
  • SFAツールのご紹介
  • SFA導入「実践用チェックリスト」

SFA(営業支援システム)導入の基礎ガイドと実践用チェックリスト

SFA導入を成功させるために知っておくべき知識が網羅された、きわめて実用的な資料となっています。

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6. SFAで組織の営業プロセスを変革しよう

本記事では「SFA」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

  • SFAとは「Sales Force Automation」の頭文字を取った略語で、日本語訳は「営業支援システム」
  • 営業部門のオートマ化(自動化)を図るシステム
  • CRMやMAと統合されたシステムとして導入されることも多い

SFAの主要な機能は、以下のとおりです。

  1. 顧客管理
  2. 商談化・案件化のサポート
  3. 営業業務の効率化
  4. 分析に基づいた全体管理

SFA導入プロセスの段階的アプローチとして以下を解説しました。

  1. 導入前の準備:目標設定とニーズ分析
  2. 選定基準:最適なSFAの選び方
  3. 導入時のポイント:成功に導く3つのステップ
  4. 定着化のための戦略:運用と管理のヒント

SFA導入の成功事例として3社をご紹介しました。

  1. 見込み客の過去の行動を把握(ランドネット)
  2. 問い合わせ対応フローを6分の1に圧縮(デクセリアルズ)
  3. 400%超の売上成長を実現(AnyMind Group)

SFAは、単に業務の効率化を目指すだけでなく、営業部門がより価値ある活動に集中できるようにすること、そして最終的には顧客満足度の向上と企業成長に繋がることを目的としています。

組織全体の営業プロセスを変革したいとお考えでしたら、SFAは非常に有効な選択肢となります。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

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