これまでの人生で一番白熱した議論は何かを考えたら、「テイラー・スウィフトはダンスがうまいか?」について親友と激論を交わしたときを思い出します。

テイラー・スウィフトは私のイチオシのアーティストです。テイラーの悪口を言われて、私が受け入れるはずがありません(そもそもテイラーは完全無欠です)。

「SEOには、サブドメインとサブディレクトリのどちらが有効か」という議論も、それと同じようなものに思えます。

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マーケティング担当者の立場から見ると、この議論は多くの人を混乱させているようです。

今回は、サブドメインとサブディレクトリの違いや、SEOへの影響について確認していきます。

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サブドメインとサブディレクトリは、基本的にはどちらもサイトの階層構造を指す言葉です。

サブドメインは、URLの中でドメイン名の直前の部分を指します。たとえば「blog.hubspot.com」というURLの場合、「blog」がサブドメインにあたります。サブドメインはあくまで1つのドメインとして機能し、「hubspot.com」と「blog.hubspot.com」はそれぞれ独立したウェブサイトとなります。

一方サブディレクトリはドメインの後ろに紐づきます。例えば「hubspot.com」にブログカテゴリがあり、そのカテゴリページのURLが「hubspot.com/blog」の場合、「blog」の部分がサブディレクトリとなります。

サブディレクトリは、「hubspot.com/blog」「 hubspot.com/about」のように、1つのウェブサイト内に階層を作っていくためのもので、ほとんどのウェブサイトで見受けられます。皆さんもイメージしやすいはずです。

一方で、サブドメインはどのように利用されているのでしょうか。以下に一般的な使用例をご紹介します。

1. サポート:ときには、メインのサイトとカスタマーサポートを切り離したほうがよい場合もあります。たとえばGoogleは、google.com/supportではなくsupport.google.comを使用しています。これはおそらくサイトの構造上の理由でしょう。Google.comはそもそも検索エンジンです。Googleのサポート部門は検索ビジネス部門の中にあるわけではありません。ユーザーと適切につながり、サポートを提供するには、専用のサブドメインを用意する必要があります。

2. 地域別:国内外を問わず複数の地域にサービスを提供する場合は、サブドメインを使用することをお勧めします。もしドイツ語のサイトと英語のサイトを展開しているなら、それぞれをサブディレクトリーで運用するのは得策とは言えません。Craigslistでは、orangecounty.craigslist.org/stgeorge.craigslist.org/のように、地域ごとにサブドメインを用意しています。

3. ブログ:多くの企業がブログをサブドメインで運用しています。HubSpotもその例に漏れません。今ご覧になっているページの元になった英語版ブログのURLはblog.hubspot.comです。厳密に言えば、この記事の英語版はblog.hubspot.comサブドメインのMarketingサブディレクトリー(https://blog.hubspot.com/marketing/)にあります。コンテンツキャンペーンを念頭に置いていて、独自の階層や成長パスを構築するのに十分なボリュームがある場合には、ブログをサブドメインで運用するとよいでしょう。また、ニッチな分野でのオーソリティーを確立したい場合も、ブログをサブドメインにすることをお勧めします。

4. Eコマースストア:通常の製品やサービス以外に販売したいものがある場合、Eコマースストアをサブドメインに配置すると効果的です。HubSpotのEコマースストアでもこの方法を採っており、メインのソフトウェアとは別に、HubSpot製品を購入できるshop.hubspot.comを展開しています。

5. イベント:イベントを開催するときには、サイト内のイベントに関するセクションをサブドメインに分けることをお勧めします。繰り返しになりますが、サブドメインは、サイトの一部のセクションを通常の製品やサービスのセクションと区別したい場合に便利です。たとえばMicrosoftは、events.microsoft.comというサブドメインを作成して、イベント関連のコンテンツを切り離しています。

 

サブドメインとサブディレクトリに、SEO的な優劣はなし

ではここから、サブドメインとサブディレクトリがSEOにどのような影響を及ぼすかを詳しく見ていきましょう。

SEO担当者の中には、「Googleのクローラーが、サブドメインをメインのドメインとはまったく異なるウェブサイトと見なしてしまうことがある」と信じている方もいらっしゃるかもしれません。これに対してGoogle側は、クローラーはサブドメインをメインのドメインの拡張パートとして認識できると主張しています。

Googleによると、サブドメインもサブディレクトリも同じようにクロールし、インデックスし、ランク付けを行っているそうです。

以下の動画(英語)では、Googleウェブマスター トレンド アナリストのJohn Mueller氏が「Google検索エンジンでは、サブドメインとサブディレクトリで優劣はない。SEO的にはどちらが有利ということはないので、目的によって使い分ければ良いと解説しています。

サブドメインの場合、メインのドメインとは別ものと見なされるため、コアとなるウェブサイトコンテンツで既にオーソリティーが確立されていても、サブドメインには継承できません。

一方、「サブドメインはサイト内のナビゲーションを容易にする」と提唱するSEOエキスパートもいます。その結果、ユーザー体験が改善されてエンゲージメント率の向上に繋がり、最終的にはSEO効果の向上につながります。

サブドメインは独立したビジネスとして分野別に運用できるので、大手企業のサイトでもよく使用されます。

たとえばDisneyは、cars.disney.comshop.disney.commovies.disney.comのようにサブドメインを使い分けています。

これらのサブドメインはそれぞれ目的が異なっており、サイト間でバックリンクによるオーソリティーを共有できなくても問題ありません。おそらく同じキーワードをターゲットにしていないからです。

サブドメインにはニッチな分野での権威性構築に役立つという利点があります。たとえば、ブログを製品やサービスとは別のカテゴリとして認識させたい場合もあるでしょう。

逆に、メインのドメインとは全く別のカテゴリ(=全く別のユーザー向け)のコンテンツを作成しないのであれば、サブドメインを使用する必要はありません。基本的には、1つのウェブサイトに集約した方がバックリンクが集まりやすいからです。サブドメインをどうしても使用しなければならない理由がないのなら、サブディレクトリで問題ありません。

ややこしいトピックではありますが、最終的にどちらを選べばよいのかはウェブサイト運営者のニーズ次第です。サブドメインを使用すれば、階層構造が複雑になってしまったサイトをきれいに整理できます。特にその必要がなければ、バックリンクによるメリットをメインドメインが最大限に享受できるよう、サブディレクトリーを使用するとよいでしょう。

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元記事発行日: 2020年10月12日、最終更新日: 2020年10月13日

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