国内ユーザー4,500万人を誇るTwitterの広告メニューは、認知拡大から売上増加まで幅広い用途に活用できます。メニューが豊富で活用の幅が広いと、自社の場合はどう使えばいいのか迷ってしまうという方も多いはずです。

そんな時は他社の具体例を確認してみましょう。今回はTwitter広告を活用した国内事例を7つご紹介します。

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事例①アサヒグループ食品:1本満足バー

【企業概要】
アサヒグループ食品株式会社(アサヒグループホールディングス傘下で、食品や医薬品などの製造・販売を展開)

【運用目的】
2018年10月に新発売した「1本満足バープロテイン」シリーズのプロモーション

【成果】
目標を大きく上回る数値獲得&Twitter上での好意的な言及量が大幅に増加

参考:「1本満足バー」の新商品プロモーションの成功支えた、Twitterの「ローンチパッケージ」とは

 

アサヒグループ食品株式会社が2006年に発売開始した栄養調整食品「1本満足バー」では、2018年10月に新しく「1本満足バープロテイン」シリーズを発売しました。同社はそのプロモーションとして、Twitter広告を活用。キーワードターゲティングやハンドルターゲティングを通じて、「たんぱく質を取りたい」と考えている健康意識の高い層に訴求しました。

また、同プロジェクトでは日本で初めての「ローンチパッケージ」(※)を実施。まず、「ファーストビューオンリー」でマス広告と同じクリエイティブを展開しました。

その後インストリーム動画広告で購入意欲があると推測されるターゲットに向けて配信し、ビデオウェブサイトカードではフィットネス等への関心が高い層に向け、より深く商品について理解できるLPへの誘導を図りました。

結果、目標を上回る数値が出ただけでなくTwitter上での良質な会話量も大幅に増加し、売上目標として掲げていた前年比105%を大きく上回る113%を達成しました。

マス広告の補完機能とインタラクティブ性というTwitterの特性を活かした事例です。

(※)「ファーストビューオンリー」と呼ばれる、圧倒的リーチを誇る広告商品で最大限露出量を増やして認知を拡大。その後はプレミアムパブリッシャーの持つコンテンツにプレロールで動画広告を配信する「インストリーム動画広告」でターゲットを絞り、より深いコンテンツを発信。そして、一定の商品認知が得られた段階で、顕在層向けに動画をタップすると再生したままサイトに遷移できる「ビデオウェブサイトカード」を配信していく手法

Twitter公式事例より抜粋)
 

事例②タウンワーク

【企業概要】
株式会社リクルートジョブズ(アルバイト、パート、派遣から正社員まで、多種多様な雇用領域における人材採用に関する総合サービスを展開)

【運用目的】
若年層のエンゲージメントを高める

【成果】
通常の求人訴求と比較して大幅な効率UPを実現。またTwitterを通じた応募者の約70%が新規顧客であり、新規顧客層の獲得にも貢献

参考:タウンワークがCPAを抑えつつ新規応募率を増加させた方法

 

株式会社リクルートジョブズが運営する求人情報サービス「タウンワーク」では、10代~20代を中心とした若年層のエンゲージメントを高めるべく、「有名タレントとCMで共演できるバイト」など独自性が際立つアルバイトを日給3万円で募集する「激レアバイト」を2015年1月に開始。各種SNSでの発信を強めた中で、Twitterアカウント(‎@gekirea_baito)ではプロモツイートでWebsiteカードを使用し応募へ誘導。また、バイト内容に応じて細かくターゲティングし、効率的なリーチを試みました。

特記すべきは検証と改善の高速回転です。当初はクリエイティブパターンを3日で約100種類試して効率の良いものを残していたそうで、大量のクリエイティブを高速で検証しながらキャンペーンを進行しました。

結果、通常の求人訴求と比較して大幅な効率UPを実現。またTwitterを通じた応募者の約70%が新規となり、新規顧客層の獲得にも貢献しました。

母集団へのアプローチや大量のクリエイティブ検証が奏功した事例です。
 

事例③ごちクル

【企業概要】
スターフェスティバル株式会社(法人・団体向けの「ごちクル」をはじめ、フードデリバリー事業を展開)

【運用目的】
サービスの認知向上

【成果】
認知拡大により、ターゲティングしたサービスのアカウントからのフォロー数の増加や、懸賞サイトから掲載のアプローチを受けるなどの副次的効果も

参考:効果的なターゲティングでブランド認知度向上!フードデリバリー事業を展開する企業のTwitter活用方法

 

法人・団体向けに宅配弁当やオードブル、スタッフ付きのケータリングサービスなどを提供する「ごちクル」ではサービス認知向上のためにTwitter(@gochikuru)を運用しています。

同社ではフォロー&リツイートしたユーザーに「ごちクル」の商品やギフト券を抽選でプレゼントするキャンペーンを毎月実施しており、関連ツイートをTwitter広告で展開。同社と同じようなキャンペーンを展開しているサービスや懸賞サイトをフォローしているユーザーをターゲティングすることで、ツイートの拡散による認知度向上を目指しています。

ターゲティングしたサービスのアカウントからフォローされたり、懸賞サイトから掲載のアプローチを受けるなどの副次的効果も発生しました。

サービスのキャンペーンと連動する形で認知度を向上させた事例です。
 

事例④Oisix

【企業概要】
オイシックス・ラ・大地株式会社

【運用目的】
ファーストユーザー向けのプロモーション

【成果】
フォロワー数の上昇

参考:キャンペーンでフォロワー数急上昇!コアなファンを着実に増やす食料宅配会社のTwitter活用術

 

有機野菜などの食材宅配サービスを展開する「Oisix(オイシックス)」は、2010年にTwitter公式アカウントを開設。はじめて利用する方向けの「おためしセット」プロモーションを促進するため、Twitter広告をスタートしました。広告運用する前に以下の内容を明確にしていたようです。

  • Oisixの商品がマッチするターゲットユーザーはTwitterの中でどのような行動をとっているか
  • 上記のようなユーザーにTwitter上で出会うにはどのような条件で配信すればいいか
  • Twitter上で反応してもらえるようなコミュニケーションやクリエイティブはどのようなものか

同社ではメディア露出をした際、関連するワードでリアルタイムに出稿するなど、情報発信のタイミングにこだわっています。またクリエイティブ面では絵文字を活用したり、商品の利用シーンを想起してもらえるようなテキストや画像を利用したりするなど、タイムラインでの興味を醸成するような内容を心掛けているようです。

結果、非常に効果的なプローモーションを実現。フォロワー数の上昇にもつながりました。

Twitterの高いリアルタイム性を活用した事例といえます。
 

事例⑤カシオ計算機

【企業概要】
カシオ計算機株式会社(電卓、電子辞書、電子楽器、時計などを扱う日本の電機メーカー)

【運用目的】
若い層への認知向上、フォロワー数やインプレッション数の増加

【成果】
10代〜20代の若い世代のフォロワー獲得

参考:細やかなターゲティングで幅広いニーズをカバー、エレクトロニクス機器会社でのTwitter活用法

 

時計や電子楽器、電卓などを展開するカシオ計算機株式会社では、若い層への認知向上を目的に2013年3月にTwitter公式アカウントを開設。「フォロワーの生活に役立つ情報を発信したい」という思いから、コンシューマー向けの商品情報を中心にツイートしています。

Twitter導入段階はインプレッション数を増やすことを目的にTwitter広告を開始しました。同社はインハウスで運用しており、多種多様な製品に合わせてユーザーの趣味・嗜好を細かくターゲティングしたり、広告の期間を製品の発売日に合わせたりと、地道に試行錯誤を続けました。インプレッション数の上昇だけでなく若年層のフォロワーを獲得。リプライやリツイート数が増加し、エンゲージメントの高い運用を実現しました。

立ち上げ直後のフォロワー数増加に向けた広告活用の事例です。
 

事例⑥ブックオフオンライン

【企業概要】
ブックオフコーポレーション株式会社(書籍・パッケージメディア、アパレル等の総合リユース事業を運営)

【運用目的】
スマートフォン向けサイトへの集客強化

【成果】
1年かかって増えたフォロワー数をTwitter広告出稿後はわずか1カ月で達成

参考:「Twitter広告は入札単価が低くエンゲージメント率や訪問後の成約率が高い」

 

中古本・中古家電を販売するBOOKOFFは、ECサイト「ブックオフオンライン」を2007年8月より運営しています。2014年9月からは新しい広告媒体を開拓し、スマートフォン向けサイトへの集客を強化するべくTwitter広告を導入しました。

同社では以下3つのターゲティングを設定。意図したターゲットにピンポイントでリーチできるよう設計しました。

  • 商材関連の有名アカウントフォロワー
  • 商材関連キーワード指定
  • Twitter急上昇ワード指定

結果、1年かかって増えたフォロワー数を広告出稿後はわずか1カ月で達成しています。コミックやゲームなど、Twitterと相性の良いコンテンツへの広告活用で成功した事例です。
 

事例⑦リビングWeb

【企業概要】
株式会社サンケイリビング新聞社(エリア毎のリビング新聞、シティリビング等のフリーペーパーを発行)

【運用目的】
記事型広告への送客増加

【成果】
通常の記事型広告がCTR10%程度なのに対し、広告経由では45%となる。また、ページの滞在時間も他広告媒体経由に比べて1分以上長い結果に

参考:他の広告媒体では10%のCTRが、Twitter広告では45%と非常に高かった。ページの滞在時間も、他と比べて1分以上長かった

 

主婦向けWebマガジン『リビングWeb』などを運営する株式会社サンケイリビング新聞社では、メディアに出稿する広告主の新商品発売キャンペーンとして記事型広告を実施。「記事を読んでもらい、商品をきちんと理解していただいた上でキャンペーンページへ送客する」という目的達成のためにTwitter広告を活用しました。

広告ツイートでは「お得」「毎日参加できる」「プレゼントがもらえる」など、メリットを広告文の全面に押し出すなど工夫し、ディスプレイ広告よりも低いクリック単価を実現。また、通常の記事型広告がCTR10%程度なのに対し、本ケースでは45%となり、キャンペーンの応募数も相乗効果で伸ばすことができました。

さらにページの滞在時間も他広告媒体経由に比べて1分以上長い結果に。口コミで拡散されやすいニュース性のあるキャンペーンに効果があることがわかる事例です。
 

Twitter広告の活用事例から見えた成功ポイント

ここまで様々な具体事例を通じて、Twitter広告の活用方法をご紹介しました。ここからはそれぞれから見える「成功のポイント」についてお伝えします。
 

ターゲット像を明確にイメージする

インサイトの仮説がたったら、次はターゲット像を具体的に練りこんでいきます。ペルソナ設定ですね。具体的なペルソナを据えることで、リーチすべきユーザーの行動特性の仮説を立てることができます。

もしペルソナ設計に自信がない場合は、HubSpotの無料で使えるペルソナ作成テンプレートを使ってみてください。
 

ターゲットユーザーの投稿をウォッチする

よりターゲット像を明確にするために、ペルソナに近いと思われるユーザーのツイート内容を調査してみましょう。今どのような話題に関心があるのか、どのようなツイートに反応しやすいのかなど細かく見ていくことで、よりターゲットユーザーへの理解が深められます。ターゲット像をイメージする上で欠かせないのは、ユーザーの投稿をリサーチに活用することです。
 

Twitter広告のターゲティング設定を理解し活用する

広告のターゲティングは可能な限り細分化しましょう。Twitter広告では地域、性別、年齢に加えツイート内容やフォロワーなどを元に、興味関心に基づいた詳細なターゲティングが可能です。

Twitter広告のターゲティング設定についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
 

効果検証・改善を繰り返す

タウンワークの事例でもあった通り、Twitter広告は出稿してからが勝負です。検証と改善を繰り返すして仮説を都度修正していき、より効果的な施策に近づけていきましょう。
 

成功事例を参考に自社の運用を改善しよう

今回ご紹介した事例を見ていると、成功するかどうかは「ターゲットユーザーを明確にする」「地道にPDCAを回す」という基本を守れているかどうかにかかっていることがわかります。ただそれらの基本に対してどのように取り組むかは、企業それぞれで独自のメソッドがありました。ぜひ自社の運用に応用してみてください。

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元記事発行日: 2020年5月29日、最終更新日: 2020年5月29日