国内4,500万人以上のユーザーを誇るTwitter。実際に利用していると一般のツイートに混じって、「プロモーション」表記のある広告ツイートをよく目にすると思います。

Twitterはユーザーの母数が多く、広告出稿先としては魅力的です。ただ多くのユーザーが匿名で利用しておりプロフィールの登録も不要なので、どれだけの精度でターゲティングできるのかわからない、そう懸念している方は多いかもしれません。実は、Twitter広告は詳細なターゲティングが可能なのです。

本記事ではTwitter広告のターゲティング設定を紹介したうえで、実際の操作画面を見ながら設定方法を解説します。

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Twitter広告で利用できるターゲティングの種類は?

Twitterの広告ターゲティングのベストプラクティス

まずTwitterで具体的にどのような項目でターゲティングできるのか、見ていきましょう。
 

テイラードオーディエンスターゲティング

テイラードオーディエンスターゲティングとは、既に自社とつながりのあるユーザーにリーチできるターゲティング手法です。顧客メールアドレスやTwitterユーザー名等をリスト化したデータをアップロードしてリーチしたり、特定のWebサイトにアクセスしたユーザーや、アプリインストールなど特定アクションをしたユーザーにリーチすることができます。
 

言語ターゲティング

特定の言語を話すユーザーに広告を表示します。例えば日本語で作ったキャンペーンをアメリカ・フランス・ドイツのユーザーに配信する場合、それらの国々に住む「日本語を理解するユーザー」のみをターゲティングできます。これはプロフィール設定情報やTwitterでのやり取りに使用されている言語などによって判断されています。
 

地域ターゲティング

特定の国や地域、都市に対象を絞って広告を表示します。小さな地区から国全体、さらには全世界までニーズや目的に合った地域設定が可能です。日本では都道府県単位でターゲティングが可能です。
 

性別と年齢ターゲティング

Twitterでは、性別と年齢情報によるターゲティングも可能です。

性別については一部のユーザーから提供された情報からアカウント類似性をもとに、性別情報を入力していない他ユーザーの性別情報も「拡張」しています。

年齢については、ユーザーがTwitterプロフィールに入力した誕生日に基づいて集めています。また誕生日を入力をしていないユーザーについては、ユーザーがフォローしているアカウントや興味など、多くのユーザー属性に基づいて年齢を「推測」しています。
 

テクノロジーターゲティング

ここでいう「テクノロジー」とは、Twitterを利用する際の端末付随情報のことです。具体的には端末の種類やOSバージョン、WiFi接続状況、携帯電話会社、端末デバイスに基づいて利用者をターゲティングできます。
 

キーワードターゲティング

キーワードターゲティングではユーザーのTwitter利用情報をもとに、「検索」と「タイムライン」の2軸で「関心を持つであろう内容」でターゲティングすることが可能です。「検索」のキーワードターゲティングでは、例えば広告主のビジネスに関連することを検索した利用者にツイートを届けることができます。

「タイムライン」のキーワードターゲティングではユーザーがツイートした情報に基づいて、ユーザーの状況に応じたツイートを届けることができます。
 

興味関心ターゲティング

興味関心ターゲティングでは「教育」「ビジネス」「健康」「スポーツ」といった25種類の興味関心カテゴリーと350種類のサブトピックからビジネス関連性の高いものを選ぶことで、広範囲のユーザーをまとめてターゲティングすることができます。
 

フォロワーターゲティング

Twitter広告では、特定ユーザーのフォロワーに似ているユーザー群をターゲティングすることができます。広告主のビジネスと関連性の高いアカウントを指定することで、特定のコンテンツに興味関心を示しそうなユーザーにリーチできます。
 

行動ターゲティング

行動ターゲティングではユーザーの購買活動や消費行動の情報に基づいて、購買意欲の高いユーザーにリーチすることができます。これはTwitterパートナーから提供される情報に基づいて設定されます。Twitter以外の場所でのユーザーのオンラインおよびオフラインでの行動情報を参照するので、拡張性があり高いROIを期待できるターゲティング項目です。(※2020年5月現在はアメリカ、イギリス内でのみ利用可能)
 

Twitter広告のターゲティング設定は3グループに大別できる

では実際に管理画面を見てみましょう。

管理画面ではTwitter広告のターゲティング設定は以下3グループに分けられており、それぞれにターゲティング項目が割り振られています。

  • オーディエンス:テイラードオーディエンス
  • オーディエンスの特性:言語、地域、性別、年齢、テクノロジー
  • オーディエンスの条件:キーワード、興味関心、フォロワー、行動

 次章から各項目について解説していきます。


 

Twitter広告の「オーディエンス」設定を理解しよう

「オーディエンス」では、Webサイトへのアクセスやアプリインストール情報、自社のユーザーリストなどを元にターゲットを絞る「テイラードオーディエンス」が設定できます。

「すべて」ボタンをクリックすることで、それぞれの選択肢が現れます。


 

テイラードオーディエンス(ウェブ)

「テイラードオーディエンス(ウェブ)」ではWebサイトへの訪問者情報を集め、Twitterユーザーアカウントと照合することで、Webサイトに最近アクセスしたユーザーをターゲティングすることができます。

この際Twitter広告で用意される専用タグ(Twitterウェブサイトタグ)をWebサイトに設置する必要があるので、注意が必要です。
 

モバイルオーディエンスターゲティング

「モバイルオーディエンスターゲティング」では、モバイルアプリのインストールや登録など、アプリについて特定のアクションを行ったユーザーをターゲティングします。こちらも利用するにはTwitterパートナーによるコンバージョントラッキングの導入、もしくはモバイルメジャーメントパートナーとの作業が必要となります。
 

テイラードオーディエンス(リスト)

「テイラードオーディエンス(リスト)」では、リスト化した顧客情報を基にしたターゲティングができます。

具体的には、以下3つの情報に沿って作成されたリストをハッシュ化してアップロードすることで利用できます。

  • メールアドレス
  • モバイル広告ID(iOS広告IDとGoogle広告ID、入手できない場合はAndroid ID)
  • Twitterユーザー名またはTwitterユーザーID
     

柔軟なオーディエンスのターゲティング

ここまで見てきた3項目は複数の設定をターゲットとして追加できるのですが、いずれも「OR条件」での組み合わせになります。

OR条件のみならず、「AND条件」も含めてテイラードオーディエンスを設定したいときに使うものが、「柔軟なオーディエンスのターゲティング」になります。
 

オーディエンスの「特性」を設定する

次に「オーディエンスの特性」を見ていきましょう。ここではターゲットのデモグラフィックデータを設定できます。
 

性別

「男女」「女性」「男性」の3種類から選択することができます。
 

年齢

年齢範囲を選択すると、以下の項目がプルダウンで表示されます。日本をターゲティングしている場合にのみ、「(日本のみ)」と表記されている年齢範囲が利用できます。ちなみに、例えば18~29歳をターゲティングしたい場合、「13~24歳」「20~29歳(日本のみ)」といった形で年齢層が重複するような設定をすることも可能です。


 

場所、言語、テクノロジー

ここでは以下の情報を「AND条件」で設定していきます。それぞれの詳細は「見る」から細かくチェックできます。

  • OSバージョン:Android端末、その他のモバイル、iOS端末(プルダウン型)
  • プラットフォーム:その他のモバイル、Android端末、iOS端末、デスクトップやノートパソコン(検索型)
  • 言語:各言語(プルダウン型)
  • 端末モデル:各種端末モデル情報(プルダウン型)
  • 携帯電話会社:世界35カ国の携帯キャリア(プルダウン型)
  • 地域:国、町、都市、郵便番号など(検索型)
     

オーディエンスの「条件」を設定する

「オーディエンスの条件」では、Twitter独自の機能から得られる情報を元にしたターゲティングができます。
 

キーワード、イベント、興味関心、フォロワー類似オーディエンス、映画、テレビ番組

ここでは興味関心およびフォロワーが似ているアカウントのターゲティングを進めていきます。検索型の項目については、ハッシュタグは不要です。

  • イベント:スポーツ、その他、よく浮上するトレンド、オリンピック、会議、休日、エンターテインメント、政治(プルダウン型)
  • 興味関心:ファッション・スタイル、スポーツ、ホーム&ガーデン、金融、音楽・ラジオなど(プルダウン型)
  • 会話トピック:自由(検索型)
  • フォロワーが似ているアカウント:ユーザー名やID名(検索型)
  • キーワード:自由(検索型)
  • 映画とTV番組:自由(検索型)
     

おすすめ

オンにすると、ターゲティング内容と似たユーザーが過去7日間に最もよく使ったハッシュタグとユーザー名をおすすめしてくれます。
 

ツイートの表示歴またはエンゲージメント歴があるユーザーをリターゲティング

オンにすると「リターゲティングタイプ」と「ツイートの種類」プルダウンがそれぞれ出現し、ツイートを表示した、もしくはツイートに対して何かしらのエンゲージメントをしたユーザーをターゲティング設定できます。

<リターゲティングタイプ>

  • ツイートの表示歴があるユーザー
  • ツイートの表示歴およびエンゲージメント歴があるユーザー

<ツイートの種類>

  • オーガニックツイート
  • 特定のキャンペーンに含まれたツイート
  • オーガニックツイートおよび特定のキャンペーンに含まれたツイート

「ツイートの種類」で設定したツイートに対し、「ツイートが表示されたことがある」か「ツイートが表示もしくは「いいね」などのエンゲージメント履歴がある」のいずれかを選択する項目になります。
 

オーディエンスを広げる

オンにすると、ターゲティング内容と似たユーザーをどこまで含めるか、を設定するバーが表示されます。

以下3パターンより選ぶことができます。

  • DEFINED:指定したオーディエンスの条件に最も近い類似オーディエンス
  • EXPANDED:絞り込んだアカウントとオーディエンスの条件にある程度一致するアカウントに基づく類似オーディエンス
  • BROAD:オーディエンスの条件と関連性の低いアカウントに加えて、絞り込んだアカウントと拡大したアカウントに基づく類似オーディエンス
     

追加オプション

追加オプションでは、自アカウントのフォロワーもターゲティング対象に入れるかどうかを設定できます。

以上で、Twitter広告のターゲティング設定は完了です。
 

Twitter広告でのターゲティング設定のコツ

ここまで見てきた通り、Twitter広告のターゲティングは様々な設定が可能です。多様なターゲティング設定を活かして、成果をあげるポイントはなんなのでしょうか。
 

日頃からユーザーの関心事や使うキーワードをリサーチする

Twitter独自のターゲティングの一つとして挙げられる「キーワードターゲティング」。これを最大限活かすためにも、まずは日頃からユーザーの関心事や使うキーワードをリサーチすることが大切です。

Twitterで話題になっているニュースやハッシュタグだけでなく、Twitterユーザーが日頃見ていると思われる他SNSやメディアもチェックしてみましょう。
 

ターゲティングごとに広告グループを分ける

2つめは、広告グループをターゲティングごとにしっかりと分けることです。例えば「オーディエンスの特性」設定で、iOS端末を使っているユーザーとデスクトップやノートパソコンを使っているユーザーとでは、ターゲティング属性が大きく変わるはずです。

成果や改善点を正確に把握するためにも、異なるターゲットの場合は広告グループを分けるようにしましょう。
 

いくつかのターゲティング情報をテストする

どのようなオーディエンスが最適で、どのようなメッセージが反響を呼ぶのか。これらを確認する最適な方法は、実際に複数のターゲティングパターンをテストすることです。

PDCAを回すことが、自社サービス・製品にフィットしてターゲティングへの近道になるでしょう。

設定方法を理解し、的を射たターゲティングを

Twitter広告はそれほど細かくターゲティングできないというイメージを持たれていた方は、実際のターゲティング設定を見て意外に思われたのではないでしょうか。

もちろん、性別や年齢に関しては予測値で出している部分もあるので完全に正確なデータとは言えません。ただ、ユーザーの興味関心についてのデータは潤沢にあり、かなりの精度を期待できます。

設定できる項目が多くTwitter独自の機能に由来するものもあるため、慣れないうちは戸惑うかもしれません。ターゲティング設定を理解し使いこなせるようになれば、Twitterユーザーのインサイトに沿った的確なターゲティングと訴求が可能になります。

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元記事発行日: 2020年5月22日、最終更新日: 2020年5月22日

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