Webサイトは制作して公開するだけではアクセスが集まりません。さまざまな集客手法を駆使して、訪問者を増やしていく必要があります。


5ステップでパフォーマンスの高いウェブサイトを作成、管理する方法
HubSpotとCanvaは共同で、パフォーマンスが高く見栄えの良いウェブサイトを作成、管理する手順を詳しく説明する無料のガイドを作成しました。
- オーディエンスとそのニーズについて理解する
- オーディエンスに合ったコンテンツを作成する
- ウェブサイトを最適化し最大限の成果を上げる
- パフォーマンスレポートの作成、分析、継続的な改善
今すぐダウンロードする
全てのフィールドが必須です。

この記事では、Webサイトの集客に効果的な手法10選と、集客を成功させるポイントについてわかりやすく解説しています。Webサイトへの集客方法の選び方とあわせて見ていきましょう。
Webサイトの集客に効果的な手法10選
Webサイトへの集客方法にはさまざまな手法がありますが、中でも効果が高いと考えられるのは下記の10手法です。
各手法について、詳しく見ていきましょう。
1. リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに関連する広告を表示する手法のことです。ユーザーが関心を寄せているキーワードと関連のある広告が表示されるため、クリックを促す効果が期待できます。
リスティング広告は、ユーザーがそもそもキーワードに関連する分野に関心を寄せていなければ効果を発揮しません。顕在層へのアプローチに注力したい場合に適した集客手法です。
2. ディスプレイ広告
メディアサイトやアプリなどの広告枠に自社広告を出稿する方法です。潜在層にも訴求できるほか、広告がクリックされない場合もビジュアルでの訴求ができるといったメリットがあります。
一方で、必ずしもニーズが高くないユーザーにも広告が表示されるため、クリック率やCVRが低くなりやすい点に注意が必要です。Webサイトの立ち上げ直後など、認知を拡大させたい場合に適した手法といえます。
3. 記事広告
メディアサイトの記事のように自社サイトを告知する方法です。あくまでも記事コンテンツの1つとして提供されるため、広告を敬遠するユーザーにも見てもらえる可能性があります。
ただし、出稿費用が高額になりやすいことに加え、説得力のある魅力的な記事を作成しなくてはなりません。ブランドサイトやサービスサイトなど、メッセージ性を強く打ち出したWebサイトの集客に適した手法です。
4. プレスリリース
既存メディアに自社Webサイトを取り上げてもらう集客方法です。メディアの影響力を借りることにより、多くのユーザーが自社のWebサイトを訪問するきっかけになる可能性があります。
注意点として、プレスリリースを配信したからといって必ずメディアに取り上げてもらえるとは限りません。Webサイトをリリースした直後など、自社サイトの存在を広くアピールしたい場合に適した集客手法といえます。
5. メールマガジン
登録ユーザーにとって有益な情報をメールで提供しつつ、Webサイト訪問を促す手法です。読者に対して継続的にメッセージを届けられるため、長期間にわたって集客効果を得られる可能性があります。
一方で、メールマガジンがWebサイトへの集客に寄与するには、読者数を確保しなくてはなりません。すでに一定の読者数が確保されているメールマガジンを運営している企業におすすめの集客方法といえます。
6. SNS
SNS企業アカウントのフォロワーに自社サイトを紹介したり、SNS広告を活用したりする方法です。SNSの拡散力を活用できれば、短期間で高い集客効果を得られる可能性があります。
ただし、SNSのタイムラインは常に更新されているため、集客効果は一過性のものになりがちです。期間を決めて集中的に集客したい場合に適した集客方法といえます。
7. ウェビナー
ウェビナー(オンラインセミナー)を開催し、自社サイトを告知する方法です。ターゲットユーザーにとって興味のあるテーマで開催することにより、潜在層にもアプローチできる可能性があります。
一方で、ウェビナーそのものに集客する必要があることから、ターゲットユーザーが高い関心を寄せるテーマを設定できるかどうかが成否を分けます。専門性の高い情報を提供しているWebサイトや、ターゲット層が限られているWebサイトと親和性の高い集客方法です。
8. コンテンツマーケティング
ターゲットユーザーが関心を寄せるテーマについて有益な情報を発信し、集客につなげる方法です。制作したコンテンツは自社の資産になることから、成功すれば長期にわたって集客効果が見込めます。
注意点として、コンテンツマーケティングの効果が表れるまでには一定の期間を要します。即効性よりも長期にわたる集客効果を重視する場合に適した集客方法です。
9. ポータルサイト
ポータルサイトとは、Webサイトにアクセスする際の入口にあたるサイトのことです。幅広い層のユーザーが訪問することから、ここに自社サイトを掲載してもらうことで集客効果が期待できます。
ただし、大規模なポータルサイトの場合はユーザー数が多い反面、他の多くの情報に自社サイトの情報が埋もれがちです。自社が打ち出せる強みや差別化ポイントが明確になっている場合におすすめの集客方法といえます。
10. オフライン施策
名刺やチラシ、DMなどにWebサイトのURLを二次元コードなどで記載し、アクセスしてもらう方法です。見込み客に対面で直接訴求できるため、印象に残りやすいというメリットがあります。
一方で、オフライン施策で訴求できる人数は限られています。他の集客施策と組み合わせつつ、+αで集客施策を講じたい場合に適した方法です。
このように、Webサイトの集客にはさまざまな方法があります。ただし、中にはかえって検索エンジンの評価を下げたり、場合によってはペナルティを科されてしまったりするNGの集客方法も存在する点に注意が必要です。Webサイトの制作でやってはいけないことについては、次の記事で解説していますのでご参照ください。
Webサイト集客を成功させるポイント
Webサイトへの集客を成功させるには、次の3点を意識しておく必要があります。
ターゲット分析を徹底する
第1のポイントは徹底してターゲット分析を行うことです。ターゲットにとって有益な情報が掲載されていなければ、どのような集客施策を講じてもアクセスの大幅な伸びは期待できません。
まずはターゲットユーザーがどのような情報を求めているのか、その心理の裏にはどういった欲求が隠れているのか、深く分析することが重要です。
自社の強みを打ち出す
自社の強みを明確に打ち出し、独自性をアピールすることも重要なポイントです。世の中にはすでに膨大な数のWebサイトが存在しています。一般的で当たり障りのない情報では、集客効果は見込めないでしょう。
自社だからこその強みはどこにあるのか、競合他社にはない強みは何か、自社・他社分析を十分に行っておく必要があります。
粘り強くPDCAを回す
Webサイトへの集客施策は、いずれか1つ講じただけで爆発的な効果が表れるとは考えにくいのが実情です。効果を検証しながら改善を繰り返すプロセスを積み上げていくことが求められます。
ある施策を試して成果が出なかったとしても、すぐに別の施策を試すのではなく、課題点を洗い出して施策を改善していくことが重要です。
Webサイトへの集客方法の選び方
この記事ではWebサイトへの集客方法として、10種類の手法を紹介しました。どの集客方法を選べばよいか迷った場合の考え方を紹介します。
1. 目的に合わせて選ぶ
集客の目的に合った手法を選ぶことは、効果的に集客する上で重要なポイントです。まずは認知拡大を優先したいのか、CV獲得を重視したいのか、ターゲットは顕在層/潜在層のいずれかによって、施策を使い分けましょう。
- 認知拡大を優先したい場合:ディスプレイ広告・プレスリリース
- CV獲得を重視したい場合:リスティング広告・メールマガジン
- 顕在層にアプローチしたい場合:リスティング広告・記事広告
- 潜在層にアプローチしたい場合:ディスプレイ広告・コンテンツマーケティング
2. 施策を講じる期間によって選ぶ
集客施策を講じる期間によっても、手法を使い分ける必要があります。短期的に成果を出したいのか、中長期にわたって集客効果を得たいのかによって、適した方法を選ぶことが大切です。
- 短期的に成果を挙げたい場合:リスティング広告・SNS広告
- 中長期的に集客効果を得たい場合:コンテンツマーケティング
3. 予算に合わせて選ぶ
集客施策にどれだけの予算を確保できるかによって、手法を使い分ける考え方もあります。集客施策の中には無料で実践できるものもあるため、まずは無料で実行可能なものから取り入れていくのも1つの方法です。
たとえば、SNSの企業アカウント作成は無料で行えます。ターゲットユーザーにとって有益な情報を地道に発信し、着実にフォロワーを増やしていくことで、コストをかけることなく集客施策を講じることが可能です。
複数の集客方法を並行して実践することが重要
Webサイトへの集客施策には多様な方法があり、どの施策がもっとも有効とは言い切れない面があります。今回紹介した集客の手法10選はいずれも効果的とされているものの、いずれか1つの施策を講じればすぐに集客効果が表れるとは限りません。複数の集客方法を並行して実施し、効果の検証と改善を重ねていくことが重要です。この記事でお伝えした集客成功のポイントを参考に、ぜひ多くのユーザーに訪れてもらえるWebサイトを目指してください。