ホームページ 作成ソフトとは、プログラミングの知識がなくても簡単にホームページ が作成できるソフトのことです。制作会社に依頼することなく、自分の望むようにデザインできるのが魅力です。最近ではグラフィックソフトを操作するように、直感的に利用できるソフトが増えてきました。
ホームページ作成ソフトには、無料版と有料版を含め、数十種類以上の豊富な選択肢が存在します。それぞれ仕様が大きく異なるため、目的に合ったソフトを選ぶことが大切です。
そこで本記事では、おすすめのホームページ作成ソフトや選び方を徹底解説します。ソフトを活用すれば、コストを抑えて短時間で自社サイトが構築できます。本記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
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おすすめホームページ作成ソフト21選
ホームページを作成できるおすすめのソフトを21種類ご紹介します。お試し感覚で利用してみたい方には無料のソフトが、無料版では機能が物足りないという方には有料のソフトが向いています。
無料で使えるおすすめホームページ作成ソフト14選
無料で使えるおすすめのホームページ作成ソフトには、次の14種類があります。
ツール名 |
有料プラン |
独自ドメイン |
Google アナリティクス |
ページ公開数 |
---|---|---|---|---|
WordPress |
なし |
可 |
可 |
制限なし |
Wix |
あり |
有料プランのみ可 |
有料プランのみ可 |
最大100ページ |
Jimdo |
あり |
有料プランのみ可 |
有料プランのみ可 |
記載なし |
ペライチ |
あり |
有料プランのみ可 |
可 |
1~20ページ |
Weebly |
あり |
有料プランのみ可 |
可 |
記載なし |
CMS Hub |
あり |
可 |
可 |
25~10,000ページ |
Ameba Ownd |
あり |
可 |
可 |
10ページ~ |
STUDIO |
あり |
有料プランのみ可 |
有料プランのみ可 |
1,000~10,000アイテム |
Crayon |
あり |
有料プランのみ可 |
有料プランのみ可 |
3~300ページ |
SITE123 |
あり |
有料プランのみ可 |
有料プランのみ可 |
記載なし |
Strikingly |
あり |
有料プランのみ可 |
可 |
5ページ~ |
AMS |
あり |
有料プランのみ可 |
可 |
制限なし |
Googleサイト |
あり |
有料プランのみ可 |
可 |
制限なし |
Crescent Eve |
なし |
不可 |
不可 |
制限なし |
WordPress(ワードプレス)はホームページにCMS(コンテンツ管理システム)を実装でき、「ペライチ」はオンライン決済や予約システムに対応しているなど、ソフトによって得意分野が異なります。
ホームページ作成ソフトを比較する場合は、機能性や操作性のほか、そのソフトの得意分野が自社の目的と合っているかどうかもあわせてチェックすると良いでしょう。
一覧表に掲載されている14種類の無料ソフトに関する詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
有料のおすすめホームページ作成ソフト7選
有料のホームページ作成ソフトは、次の7種類がおすすめです。
ツール名 |
料金 |
導入方式 |
無料お試し |
---|---|---|---|
Adobe Dreamweaver |
月額2,728円~ |
クラウド |
7日間 |
Goope |
月額1,100円~ |
クラウド |
15日間 |
BiNDup |
月額528円~ |
クラウド |
30日間 |
ホームページ・ビルダー |
10,780円~ |
パッケージ |
30日間 |
あきばれホームページ |
初期費用54,780円~ |
パッケージ |
なし |
ホームページV4 |
5,478円 |
パッケージ |
なし |
SIRIUS2 |
本体34,800円 |
パッケージ |
なし |
それぞれの特徴やメリットについて詳しく解説します。
1. Adobe Dreamweaver
webデザインソフトウェア|Adobe Dreamweaver
料金(税込) |
月々プラン:月額3,828円 |
---|---|
導入方式 |
クラウド |
主な機能 |
ライブビュー編集 |
無料お試し |
7日間 |
Dreamweaver(ドリームウィーバー)は、PhotoshopやIllustratorを提供するAdobe社製のホームページ作成ソフトです。クラウド型とパッケージ型の製品が用意されており、制作環境に合わせて選択できます。
本製品はコーディングエンジンを採用しているため、利用するにはプログラミングの知識が必要ですが、編集中にコーディングヒントが表示されるため、作業時間を大幅に短縮できます。
高品質なデザインテンプレートが揃うAdobe Stockから、10種類のデザインをインストールできるほか、それぞれのデザインを自由にカスタマイズできるのも特徴です。
2. Goope(グーペ)
料金 |
ライトプラン:月額1,100円 |
---|---|
導入方式 |
クラウド |
主な機能 |
デザインテンプレート |
無料お試し |
15日間 |
Goope(グーペ)は、GMOペポパ株式会社が提供する、クラウド上でホームページを作成できるソフトです。
ショッピングカートや予約フォームを設置して、ECサイトのように活用できるのが特徴です。また、専用の編集アプリが用意されており、パソコン以外にスマートフォンからでもコンテンツを更新できます。
スタンダードプランで契約すると、予約制の電話サポートが使えます。待ち時間なく電話によるサポートが受けられるため、忙しい方におすすめです。
3. BiNDup(バインドアップ)
料金(税込) |
エントリーコース:月額528円(初年度無料) |
---|---|
導入方式 |
クラウド |
主な機能 |
ホームページテンプレート |
無料お試し |
30日間 |
BiNDup(バインドアップ)は、用途に合わせて低コストでホームページを作成できるソフトです。エントリーコースは、PV数が月間5,000以内であれば初年度は無料、2年目以降は月額500円程度で利用できます。
また、どのコースでも30日間の無料トライアルがあります。ほかのホームページ作成ソフトよりも無料期間が長く、じっくりと機能性や操作性を検証できるでしょう。
4. ホームページ・ビルダー
料金(税込) |
22スタンダード:10,780円 |
---|---|
導入方式 |
パッケージ |
主な機能 |
デザインテンプレート |
無料お試し |
30日間 |
ホームページ・ビルダーは、ジャストシステムが提供するダウンロード式のホームページ作成ソフトです。
ビジネスプレミアム版には全352種類のデザインテンプレートや、全2,576点の写真・イラストが用意されており、手軽に独自性の高いホームページを構築できるのが強みです。また、ビジネスプレミアム限定で、SEO対策に役立つ「SEO Composer」や「Sitemap Creator」の機能を活用できます。
5. あきばれホームページ
料金(税込) |
初めてパック:初期費用54,780円、月額5,390円 |
---|---|
導入方式 |
パッケージ |
主な機能 |
マーケティングCMS「Buddy」 |
無料お試し |
なし |
あきばれホームページは、独自のCMSを用いてホームページやオウンドメディアを構築できるソフトです。あらかじめ用意された文章やコンテンツデザインのテンプレートをベースに、順序を入れ替えたり、テキストや画像を挿入したりするだけで簡単にコンテンツを作れます。
また、初めてパックや開業パックといった目的別のパッケージ以外にも、エステや歯科、税理士などの業種別のパッケージまで用意されています。
運営会社のWEBマーケティング総合研究所は、ホームページ制作サービスも提供しています。目的や業種に合う適切なパッケージを選ぶだけで、要望に沿った5つの公開ページと9つの雛形ページを作成してもらえます。
6. ホームページV4
料金(税込) |
5,478円 |
---|---|
導入方式 |
パッケージ |
主な機能 |
デザインテンプレート |
無料お試し |
なし |
ホームページV4は、ソースネクスト株式会社が提供するホームページ作成ソフトです。
ページ作成や編集はドラッグ&ドロップのみで済み、HTMLやCSSなどの知識は必要ありません。また、サイト単位やページ単位でデザインを一括変換できるほか、ワンクリックでページの階層構造を変更できる特徴があります。
ページ構造を変更した場合でも、自動でリンク更新が行われるため、リンク切れを心配しなくて済むのがメリットです。
7. SIRIUS2(シリウス2)
料金(税込) |
本体34,800円、年間更新料11,000円 |
---|---|
導入方式 |
パッケージ |
主な機能 |
CMS |
無料お試し |
なし |
SIRIUS2は、株式会社ACESが提供するダウンロード型のホームページ作成ソフトです。
多数の企業サイトを作成してきたWebデザイナーによるテンプレートを標準搭載しています。このテンプレートにテキストや画像を当てはめるだけで、誰でもプロ品質のホームページを作成できます。
プレビュー画面を見ながら配色やレイアウトを変更できるため、プログラミングの知識はいりません。ホームページをデザインするだけではなく、記事を投稿・編集できるCMS機能も搭載しています。
ホームページ作成ソフトを選ぶ際のポイント
ホームページ作成ソフトを選ぶ際は、できるだけ細かい要素を比較検討することで、自社に合うものが見つかりやすくなります。ここでは、料金体系や付加機能など、9種類の比較項目をご紹介します。
1. 無料版か有料版か
ホームページ作成ソフトには、次の3種類の料金体系があります。
- 無料トライアル
- 完全無料プラン
- 有料プラン
無料トライアル
無料期間中のみ、すべての機能を利用できるサービスです。完全無料プランの場合は、機能が制限される代わりに半永久的に無料で利用できますが、無料トライアルの場合は無料期間が決まっているため、有料プランへの切り替えが前提となります。
将来的に有料プランを使いたいと考えており、試験運用のなかで操作性や機能性を把握したい場合に最適です。
2. 完全無料プラン
利用期間に縛りがなく、永年無料でホームページ作成ソフトが使える料金体系です。その代わり、作成できるページ数が少ない、独自ドメインが使えない、一部の機能が制限されているなど、有料プランに比べてできることが少ないデメリットがあります。
創業したばかりで予算を用意できない、事業が軌道にのるまでのつなぎとして利用するといった場合に向いているでしょう。
ただし、世界中で幅広く使用されているCMSである「WordPress」は例外です。無料サービスでありながら独自ドメインの取得ができるなど、有料プランのような充実した機能が備わっています。
3. 有料プラン
文字通り費用が発生する料金体系です。導入コストや運用コストが発生するものの、機能が豊富で、セキュリティやアフターサポートに優れているなどのメリットがあります。
ソフトによって初期費用が発生するタイプや月額料金制のタイプ、初期費用と月額料金の両方が発生するタイプがあります。有料プランには、機能の異なる複数のプランやパッケージが存在することもあり、それぞれの選択肢をよく比較検討したうえで、費用と機能のバランスがとれたものを選択することが大切です。
また、「導入してみたが使いづらい」といった失敗を防ぐためにも、まずは無料トライアルや完全無料プランで試験運用してみることをおすすめします。
4. ホームページのデザイン方法
ホームページ作成ソフトは、デザイン方法によって次の2つのタイプに分かれます。
-
コーディングが不要:
用意されている項目やボタンをドラッグ&ドロップで設置 -
コーディングが必要:
エディタにHTMLやCSSを記述してサーバーにアップロード
プログラミングの知識がない場合は、コーディング不要のタイプがおすすめです。テンプレートを選んで、ドラッグ&ドロップの簡単な操作だけでホームページを構築できます。また、ソフトによっては、設問に答えるだけで自動的にページを作成してくれるものもあります。
コーディングが必要なタイプは、プログラミングの知識が必要ですが、細かいデザインや項目を自由に変更できるメリットがあります。柔軟性に優れたソフトを使いたい場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
5. 独自ドメインを取得できるかどうか
独自ドメインを利用したい場合は、サービス会社側でドメインを取得できるかどうかを確認しておきましょう。
独自ドメインの設定には対応していても、サービス会社とは別のドメイン管理会社で契約を結ばなければならないケースもあります。ホームページ作成ソフトを提供するサービス会社側で独自ドメインを取得できるのがベストです。
そのほかにも、他社にドメインを移管できるかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
6. SEO対策の有無
集客を主な目的としてホームページを作成する場合、ソフトのSEO対策の機能が少ないと、思うようにアクセス数が伸びない可能性があります。そのため、SEO対策の有無や機能の豊富さを確認しておくことが大切です。
ソフトの提供会社がSEO対策のアドバイスやサポートを行ってくれるケースもあります。
7. レスポンシブ対応の可否
スマートフォンでWebサイトを閲覧するユーザーが増えてきた近年において、レスポンシブデザインへの対応は必須です。
2018年3月より、Google は、スマートフォンサイトを評価の主軸としてページをインデックスする「モバイルファーストインデックス」を採用しています。スマートフォンに対応していないホームページは、検索順位にも影響を与える可能性があるので注意が必要です。
8. 付加機能
ホームページ作成ソフトの基本機能だけではなく、付加機能にも注目しましょう。
付加機能とは、問い合わせフォームや予約システム、ブログ、ショッピングカートといった、ホームページにECサイトやオウンドメディアなどを付与できる機能です。単なるホームページとしての機能だけではなく、同時に積極的な情報発信を行いたい、商品やサービスを販売したい場合には、目的に合わせて必要な付加機能を選択しましょう。
9. サポート体制
満足したサポートが受けられる体制があるかどうかも重要です。特に初めてホームページを作成する場合は、疑問点を気軽に質問できるよう、電話による対応可否やつながりやすさ、担当者の質の高さなどをチェックしておきましょう。
メールによる問い合わせにしか対応していないソフトもある一方で、電話の予約サービスを提供している場合や、専任のコンシェルジュが付くこともあります。
10. スマートフォンアプリによる編集機能
専用アプリによる編集機能に対応したホームページ作成ソフトも存在します。
外出先でアイデアが浮かんだらその場でお知らせを更新したり、良い言葉が目に入ったら紹介文を変更したりと、思い立ってすぐにページを編集できるのがアプリのメリットです。ただし、パソコン版と比較するとスマートフォン版には機能の制限が多いという難点があります。
11. 機能・操作性
機能や操作性を確認するには、無料トライアルや完全無料プランを活用しましょう。特に無料トライアルの場合は、機能に制限がないことが多いため、上位プランに含まれている高度な機能やサービスを試用できます。
理想的なホームページ作成ソフトを見つけよう
ホームページ作成ソフトには数十種類以上の豊富な選択肢があり、付加機能やサポート体制、デザイン方法が異なります。目的に合うホームページ作成ソフトを探すことができれば、制作会社に依頼することなく自社サイトを構築できるでしょう。
作成したホームページは新たな集客チャネルや広告塔となり、新規顧客を創出する機会の増加やブランディングによる企業のイメージアップにつながります。
理想的なソフトを見つけた後は、実際にホームページ制作に着手しましょう。