Webサイトの種類10選|ジャンル別の目的・役割と作成ポイント

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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Webサイトと一口にいっても、多くの種類があります。種類ごとの特徴や役割を把握した上で、自社の事業目的に合ったタイプのWebサイトを作成することが大切です。

Webサイトの種類10選|ジャンル別の目的・役割と作成ポイント

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    この記事では、Webサイトの主なジャンル10選をまとめて紹介しています。それぞれの目的や役割、作成のポイントをわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

    Webサイトの主な種類一覧

    Webサイトの主な種類とそれぞれの目的・役割は下表のとおりです。

    種類

    目的・役割

    1. コーポレートサイト

    企業の基本情報を幅広く掲載する。

    2. メディアサイト

    ターゲットが求める有益な情報を提供する。

    3. LP(ランディングページ)

    購買意欲の醸成と行動喚起。

    4. サービスサイト

    自社の事業内容を詳しく紹介する。

    5. ECサイト

    商品・サービスを販売する。

    6. ブランドサイト

    自社や商品・サービスのブランド認知度を高める。

    7. リクルートサイト

    人材採用に関する情報を提供する。

    8. ポータルサイト

    複数のサービスを利用するための入口。

    9. 会員サイト

    会員登録済みのユーザー向けに情報を提供する。

    10. インフラサイト

    社内向けの告知や連絡に用いられる。

     

    ジャンル別・Webサイトの目的・役割と作成ポイント

    ここからは、Webサイトの目的と役割、作成ポイントをジャンル別に詳しく解説していきます。
     

    1. コーポレートサイト

    いわゆる「企業ホームページ」と呼ばれているWebサイトです。企業の基本情報を中心に、経営理念や事業内容の紹介などが掲載されます。
     

    目的・役割

    コーポレートサイトはインターネット上における「看板」の役割を果たします。対外的な信頼を得るためにも、コーポレートサイトを用意しておくのは重要なポイントです。

    事例

    ソニー株式会社

    ソニー株式会社

    多くの事業領域を手がけている、同社の特徴を端的に伝えているコーポレートサイトです。ニュースリリースやサステナビリティへの取り組みなど、ソニーの「今」がわかるWebサイトとなっています。
     

    作成のポイント

    コーポレートサイトには自社に関する情報を網羅的に掲載することになります。よって、どの情報がどこに掲載されているのかをわかりやすく示すことが重要です。
     

    2. メディアサイト

    自社のターゲット層が求める有益な情報を提供するためのWebサイトです。ブログサイトと呼ばれる場合もあります。
     

    目的・役割

    知名度が極めて高い企業でない限り、ユーザーが企業名や商品名で指名検索をする可能性は高いとはいえません。まずはユーザーが関心を寄せる情報を提供し、自社に興味をもってもらうことが主な目的です。

    事例

    ブログ|HubSpot

    ブログ|HubSpot

    当社HubSpotのメディアサイト(ブログ)です。マーケティングや関連ツールに関する有益な情報を提供することで、ユーザーが当社に興味をもつきっかけづくりをしています。
     

    作成のポイント

    ユーザーに有益な最新情報を届けられるよう、定期的に更新することが重要です。また、ターゲットが検索する可能性が高いキーワードの選定を慎重に行う必要があります。

     

    3. LP(ランディングページ)

    Web広告などの遷移先として用意されるWebページです。商品・サービス紹介が1ページで完結しているケースが多い点に特徴があります。
     

    目的・役割

    商品・サービスの特徴やメリットを伝えて購買意欲を醸成するとともに、購入や問い合わせなどのアクションを促すことがLPの主な目的です。Web広告に興味をもったユーザー向けに、商品・サービスの詳細を伝える役割を担います。

    事例

    ラチェスカ|コーセーコスメポート株式会社

    ラチェスカ|コーセーコスメポート株式会社

    クレンジングオイルのLPです。商品の効果や利用するメリットを端的に伝えています。ユーザーボイスを掲載することで、説得力を高めている点が特徴です。
     

    作成のポイント

    Web広告に興味をもつユーザーのターゲティングを綿密に行うことが重要です。ユーザーの課題解決につながるメッセージを込めることで、購入へと効果的につなげられます。
     

    4. サービスサイト

    自社の事業内容を詳しく紹介するためのWebサイトです。事業分野が多岐にわたる場合には、分野別にサービスサイトを作成することもあります。
     

    目的・役割

    事業内容をより深く知ってもらうことが主な目的です。すでに自社の事業内容をある程度認知しており、より詳細な情報を得たいユーザー向けに構築されます。

    事例

    HubSpotのカスタマープラットフォーム(CRM)|HubSpot

    HubSpotのカスタマープラットフォーム(CRM)|HubSpot

    当社HubSpotのサービスサイトです。提供しているソフトウェアやソリューションが解決できる課題や、各サービスの料金プランなどを詳しく紹介しています。
     

    作成のポイント

    サービスサイトの最終的なゴールは、ユーザーによる問い合わせや購買です。競合他社の商品・サービスとの差別化ポイントを打ち出し、メリットを訴求する必要があります。
     

    5. ECサイト

    商品・サービスを販売するためのWebサイトです。オンラインショッピングがWebサイト上で完結するよう、カート機能や決済機能が搭載されています。
     

    目的・役割

    実店舗などオフラインでの販売だけでなく、オンラインにも販路を広げることが主な目的です。近年は実店舗をもたないオンライン販売のみの事業も多く見られます。

    事例

    もち吉ネット本店

    もち吉ネット本店

    福岡県に本店を構え、全国200以上の直営店を展開している菓子メーカーのECサイトです。季節ごとに限定品が特集されているほか、予算や味・食感などに応じて好みの商品を選んで購入できます。
     

    作成のポイント

    ユーザーが求める商品が探しやすいこと、購入方法に迷わないことが重要なポイントです。検索機能や決済機能の使い勝手にこだわって構築する必要があります。
     

    6. ブランドサイト

    商品やサービスの売り込みではなく、自社や商材のブランドイメージを醸成・浸透させるためのWebサイトです。ブランディング戦略の一環として構築・運用されます。
     

    目的・役割

    自社や商品・サービスのブランド認知度を高めることが主な目的です。視覚的な訴求も可能なWebサイトの特性を生かして、画像や動画を駆使するケースが多く見られます。

    事例

    よなよなの里|株式会社ヤッホーブルーイング

    よなよなの里|株式会社ヤッホーブルーイング

    クラフトビールのこだわりと世界観を伝えているブランドサイトです。印象的なキャッチコピーや画像を掲載することで、こだわりのあるビールを求めているユーザーへブランド価値を効果的に訴求しています。
     

    作成のポイント

    ブランドに対して好意的な印象を抱き、記憶に残るかどうかが成否のポイントといえます。ブランドストーリーなどを交え、ユーザーの感情に訴える要素を打ち出すことが大切です。
     

    7. リクルートサイト

    人材採用の目的に特化したWebサイトです。コーポレートサイトの1ページに組み込まれていることもありますが、事業規模や応募職種の数などによってはリクルートサイトを別途設けるケースも少なくありません。
     

    目的・役割

    求人メディアでは伝えきれない、自社の魅力や求める人材像を詳細に伝えることが主な目的です。リクルートサイトを別途設けることで、人材採用に注力している企業という印象を与える効果も期待できます。

    事例

    ファーストリテイリンググループ採用情報

    ファーストリテイリンググループ採用情報

    グローバルにビジネスを展開する同社が、現在募集している人材について告知するためのサイトです。ブランド紹介やCEOメッセージなど、応募を検討している人が求める情報が豊富に掲載されています。
     

    作成のポイント

    求職者が求めている情報を提供しつつ、「この会社で働きたい」と感じてもらえるかどうかが重要なポイントです。社員インタビューの記事や動画を掲載するなど、社内の雰囲気が伝わるコンテンツを用意するとよいでしょう。
     

    8. ポータルサイト

    多彩なサービスを提供している企業が、自社サービスの「入口」として用意するWebサイトです。
     

    目的・役割

    幅広いユーザーニーズに応えられるよう、自社サービスへのリンク集として制作されます。ユーザーが必要とするサービスを、迷わず利用できるようにすることが大きな目的です。

    事例

    Yahoo! JAPAN

    Yahoo! JAPAN

    LINEヤフーグループが提供するサービスを一覧化した、ポータルサイトの好例です。最新ニュースを掲載することで、ユーザーの定期的な訪問を促しています。
     

    作成のポイント

    自社サービスのラインナップを見やすく整理し、目的とするサービスを効率よく探せるレイアウトにすることが重要です。Yahoo! JAPANの事例のように各サービスのブランドアイコンを掲載すると、視覚的にわかりやすいサイトになります。
     

    9. 会員サイト

    会員登録済みのユーザー向けに情報を提供するためのWebサイトです。掲載内容を確認するには、ユーザーがログインしていることが条件となります。
     

    目的・役割

    会員限定の情報を届けたり、会員が必要とする手続き等を案内したりすることが主な役割です。会員一人ひとりの情報を保管することになるため、ログイン・ログアウト機能が必須となります。

    事例

    マイページ|ライフネット生命

    マイページ|ライフネット生命

    ライフネット生命の加入者向けログインページです。ログインすると、契約中の保険商品の内容を確認したり、更新手続きなどを行ったりできます。
     

    作成のポイント

    会員にとって、定期的にログインして内容を確認する必要があるかどうかが重要なポイントです。メールマガジンと組み合わせるなどして、定期的にログインを促すとよいでしょう。
     

    10. インフラサイト

    社内向けの告知や連絡に用いられるWebサイトです。ユーザーは自社の従業員に限定されており、外部から内容を閲覧できない仕組みになっています。
     

    目的・役割

    社内情報の共有が、インフラサイトの主な目的です。業務連絡をはじめ、社内イベントの告知やナレッジの共有などに活用されることもあります。
     

    作成のポイント

    従業員にとって重要度や優先度の高い情報に、素早くアクセスできることが重要です。従業員の意見も取り入れながら、自社の実態に即した設計・構成のインフラサイトを構築する必要があります。
     

    Webサイトの主な種類とそれぞれの目的・役割を押さえておこう

    Webサイトには多くの種類があり、制作・運用する目的も担う役割もさまざまです。種類ごとにWebサイトの目的・役割を把握した上で、自社の用途に合ったものを適切に選びましょう。

    Webサイト作成を予定している事業者様には、コンテンツを効率よく活用できるCMS「Content Hub」をおすすめします。CRMやMAなどのマーケティングツールともスムーズに連携できるため、ビジネスの成長に合わせて機能の拡張が可能です。「Content Hub」を活用して、目的に合ったWebサイトを制作してみてはいかがでしょうか。

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    トピック: WEBサイト

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