「ウェビナー」は、オンライン上で行うセミナーのことです。昨今特に注目されており、多数の企業が実施しています。
ウェビナーの集客方法は、オンライン・オフライン含め、数多くあります。まずはどのような手法があるかを把握しましょう。
本記事では、ウェビナーへの集客方法10選と、集客のコツやおすすめツールを紹介します。集客に効果的なサイトや、集客代行会社もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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【オンライン】ウェビナーに集客するための5つの方法
まずオンライン上で行う集客方法を5つ紹介します。
- 自社のホームページを活用する
- SNSを活用する
- メルマガで直接アプローチする
- ウェビナー集客サイトを活用する
- WEB広告を配信する
試していない手法があれば、自社のウェビナーやターゲット層との相性を確認しつつ、ぜひ検討してみてください。
1.自社のホームページを活用する
自社のホームページを活用し、新着ニュースとしてウェビナーの情報を掲載したり、専用のイベントページを作成して、告知を行います。
ホームページ内の目立つ位置に表示したり、バナーデザインをウェビナーに合わせて作成したりと自由度が高い集客法と言えるでしょう。
ただし、自社ホームページのアクセス数が少ない場合には十分な集客が難しいため、このあとに紹介するSNSやメルマガ、WEB広告など他の方法と組み合わせて実施するのがおすすめです。
2.SNSを活用する
自社のSNSを利用して、ウェビナーの開催情報を発信する方法です。TwitterやFacebookであればシェア機能がついているため、拡散されればより多くの方にウェビナー情報を届けられる可能性があります。
ただし、フォロワーが少ない場合、それほどの効果を見込めない可能性もあります。その場合は、SNS広告を利用するなどインプレッション数を増やす施策を検討しましょう。
3.メルマガで直接アプローチする
日ごろからメルマガを活用し、顧客と継続的なコミュニケーションを取っている場合は、ウェビナー告知にも活用できるでしょう。
メルマガユーザーは、既に自社の商品やサービスに一定の期待や関心を持っている可能性があります。ウェビナーの内容が対象ユーザーにとって有益な情報を提供する場であれば、興味を持ちやすいと言えます。
メルマガは、開封率をあげるためにもタイトルが重要です。読者にとって有益な情報だと認識してもらえるように、最もアピールしたい内容をタイトル冒頭に記載しましょう。本文では具体的なウェビナー内容や参加方法、メリットや特典の内容を明記することで、参加意欲を高めることができます。
4.ウェビナー集客サイトを活用する
ウェビナー集客専用のサイトは、さまざまなウェビナー情報が掲載されており、ウェビナーへの参加意欲が高いユーザーが多くアクセスしています。
手間をかけずに、たくさんのユーザーにウェビナー情報を届けられるうえ、自社と接点がなかったユーザーに対してもアプローチすることができるでしょう。おすすめのウェビナー集客サイトは本記事の後半で紹介します。
5.WEB広告を配信する
ウェビナー情報を掲載した自社のホームページや特設ページをWEB広告で宣伝する方法です。WEB広告を利用すれば、いわゆる「潜在層」と呼ばれる、課題に気付いているものの対策を具体的にイメージできていない層に訴求が可能です。
また、広告によっては配信する際のターゲットを細かく設定できるので、自社と相性の良いユーザーに対し、効率的に情報を届けられるでしょう。
【オフライン】ウェビナーに集客するための5つの方法
次に、オフラインの集客方法を5つ紹介します。自社で実施できるか、ターゲット層にリーチできそうかをイメージしながら確認してみてください。
- チラシ・ポスターを作成する
- はがきやDMを直接送る
- 口コミで広めてもらう
- 顧客リストにテレアポを行う
- ウェビナー集客の代行会社に依頼する
1.チラシ・ポスターを作成する
取引先を招いてミーティングや商談をオフラインで行うことが多い場合、社内の目立つ場所にポスターやチラシを設置することで、来訪者の興味を喚起し集客に繋がる場合があります。
また、何か書類を顧客に届ける機会がある場合、チラシを同封することもおすすめです。
ただし、チラシ・ポスターのデザインを作成し、印刷する必要があるため、コストがかかる可能性があります。また、日時や登壇者など何か変更があった場合に、情報を更新することが難しい点もデメリットです。
2.はがきやDMを直接送る
顧客の住所を保有している場合、はがきや封書などにウェビナー情報を記載し、送付しても良いでしょう。相手によって内容を調整することも可能なうえ、直筆でメッセージを添えれば、丁寧な印象が伝わります。
また、送付する際にクーポンや割引コードなどの特典情報をセットにするとより効果的です。
3.口コミで広めてもらう
ウェビナーへの参加経験があるユーザーに、実際の感想などを踏まえた口コミを、他のユーザーに広めてもらうことも集客に効果的です。
第三者の意見は、ユーザーにとって企業の宣伝よりも信ぴょう性が高いため、確度の高い見込み客を期待できます。
口コミや紹介をしてくれたユーザーに対し、クーポンや値引きコードの配布といった特典を用意しておくのもおすすめです。そうすれば、より多くのユーザーが口コミや紹介を行ってくれるかもしれません。
4.顧客リストにテレアポを行う
自社で顧客の電話番号を保有している場合、直接電話をかけてウェビナー開催の案内をお知らせすると良いでしょう。手間はかかるものの、顧客の反応にあわせて直接アプローチができる手法です。
テレアポの場合、声のトーンや相手の反応によってウェビナーへの関心度を見極めることも大切です。興味を持っていない顧客に対して、一方的に話し続けてしまわないように注意しましょう。
5.ウェビナー集客の代行会社に依頼する
ウェビナーの集客を代行してくれる企業があります。外注すれば、手間をかけずとも効率的にウェビナーへの集客が行えます。
そのため、自社のリソースが割けない、手っ取り早く集客したい場合にはおすすめです。おすすめのウェビナー集客代行会社については、後ほど紹介します。
ウェビナーの集客に成功するためのコツ・ポイントを紹介
次に、集客を成功させるためのコツ・ポイントを7つ紹介します。集客方法とあわせて実践できるように、しっかり確認してください。
- LPやイベントページを作成する
- 参加者限定の特典・メリットを提示する
- 参加しやすいように日程を複数用意する
- 参加者リストの管理体制を整備する
- 告知するタイミングを工夫する
- 申込者に定期的にリマインドする
- 興味を持たれるような仕掛けをつくる
1.LPやイベントページを作成する
まずはLP(ランディングページ)やイベントページを作成します。参加意欲をかきたてるようなウェビナー専用LP・イベントページを作成することで、申し込みを促します。
ウェビナーの内容が端的に伝わることを意識しつつ、流入してきたユーザーの参加意欲を後押しするようなキャッチコピーやデザインを心がけましょう。
2.参加者限定の特典・メリットを提示する
ウェビナーでしか得られない特典・参加することでのメリットを明確に提示することは重要です。参加者限定の特別割引や、ウェビナーで使用した資料の配布、フロントエンド商品のプレゼントなど、企業によって様々な工夫がされています。
参加者の課題が解決できたり、技術や知識の習得・情報収集など何かしらの学びがあったりと、ウェビナー自体が有益であることは大前提ですが、特典を用意することでユーザーの参加意欲を高めることができ、申し込みの後押しとなるでしょう。
3.参加しやすいように日程を複数用意する
参加しやすいように日程を複数用意すると良いです。開催日程が1日しかない場合「興味はあるけれど、スケジュールが合わずに参加できない」というユーザーもいるかもしれません。
企業や業種によって忙しい時間や休みの曜日が異なるため、できるだけさまざまな日程・時間帯で開催すると良いでしょう。
4.参加者リストの管理体制を整備する
ウェビナーの参加者をリストとして管理することで、リマインドメールやウェビナー事前情報の送付、開催後のサンキューメール送付など、参加者へのフォローに役立ちます。また、コミュニケーションを重ねることで、次回のウェビナー参加申し込みといったコンバージョンにつながる可能性を高めます。
獲得した情報は顧客情報として営業部門でも活用できるため、マーケティング部門と営業部門の双方でリスト管理できる体制を構築しておくのがベターです。
リストをExcelやスプレッドシートで管理することも可能ですが、ウェビナー集客に限らずスムーズかつ効率的にマーケティング施策や営業活動を実施するには、CRMツールの活用がおすすめです。
CRMツールとは、顧客の情報を管理し、関係性を構築するツールのことです。CRMツールの詳しい説明はこちらの記事で解説しています。
5.告知するタイミングを工夫する
告知するタイミングも工夫しましょう。一般的に、ウェビナーを告知する最適なタイミングは「1か月前」とされています。
開催直前の告知だと、スケジュールを合わせられず参加者が集まらない可能性が高く、一方で、あまりにも告知が早すぎると申し込みを先延ばしにされてしまったり、忘れられてしまったりする恐れがあります。
そのため、ウェビナー開催日から「1ヵ月前」を目途とし、最適なタイミングで告知を行うことが大切です。
6.申込者に定期的にリマインドする
申込者へ定期的にリマインドすることも忘れてはいけません。ウェビナーは気軽に申し込みができる反面、忘れられやすいというデメリットがあります。
集客したユーザーに確実に参加してもらうためには、視聴URLと内容を記載したリマインドメールを「1日前・1時間前・15分前」に送るといいでしょう。
ただし、リマインドメールを送りすぎてしまうと、しつこい印象を抱かれてしまう可能性もあるため、配信頻度には注意が必要です。
7.興味を持たれるような仕掛けをつくる
興味を持たれるような仕掛けをつくることも大切です。参加の申し込みがあっても、開催日までに興味が薄れ、結果的にキャンセルされてしまうこともあり得ます。
開催当日までウェビナーへの興味が保てるように、ウェビナーで使う資料を一部公開するなどの仕掛けをつくると良いでしょう。
ウェビナーの集客に効果的なサイト・代行会社を紹介
ウェビナー集客に役立つサイトや、集客を支援してくれる代行会社は多数存在するため、迷われることもあるでしょう。ここからは、おすすめのセミナーポータルサイト5選と代行会社5選を紹介しますので、参考にしてください。
ウェビナーの集客におすすめのセミナーポータルサイト5選
まずウェビナー集客におすすめな「セミナーポータルサイト」を5つ紹介します。
1.Peatix
1つ目は「Peatix」です。840万人が利用しているサイトで、企業向けのビジネスセミナーから、音楽イベントやヨガ教室など、幅広いジャンルのセミナー・ウェビナー告知が行われています。
無料ウェビナーであれば、無料で掲載することが可能です。有料ウェビナーの場合、集客実績に合わせて費用が発生する仕組みになっています。
2.TECH PLAY
2つ目は「TECH PLAY」です。主にIT関連のセミナー・ウェビナーの告知が行われており、スキル向上に役立つ情報も掲載されています。セミナー・ウェビナー情報の掲載だけであれば無料で利用できますが、バナーなども掲載したい場合は有料オプションを利用する必要があります。
3.ITreview
3つ目は「ITreview」です。セミナー・ウェビナーの集客専用サイトではなく、IT製品などのレビューサイトとなっています。自社製品がある場合は、自社製品の紹介と一緒にセミナー・ウェビナー情報の掲載が可能です。
基本的に無料で掲載することができますが、掲載ページを分析できる月額80,000円からの有料プランもあります。
4.こくちーずプロ
4つ目は「こくちーずプロ」です。マーケティングをはじめ、福祉やスポーツなどあらゆるジャンルのセミナー・ウェビナーの告知が行われています。
こくちーずプロも、無料セミナー・ウェビナーの情報であれば、無料で掲載することが可能です。参加費がかかるウェビナーの場合は、定員数に合わせてプランが用意されています。
5.セミナー情報.COM
最後は「セミナー情報.COM」です。ビジネスからマネー、またライフスタイル関連のセミナー・ウェビナーまで、幅広く告知が行われています。
無料セミナー・ウェビナーの告知であれば、無料で利用が可能です。有料プランには、セミナーに申し込みがあった件数分だけ費用が発生する成果報酬型プランがあります。
ウェビナー集客の代行会社5選
次に、ウェビナー集客におすすめな「集客代行会社」を5つ紹介します。
1.株式会社ナツメスタジオワークス
1つ目は「株式会社ナツメスタジオワークス」です。ウェビナー集客のための広告制作・運用の代行を実施しています。
また、ウェビナー用のスタジオなども完備しており、ウェビナー配信はもちろん、動画広告制作など動画関連の業務を全面的にサポートしているのが特徴です。月額45,000円から利用可能で、無料相談も行っています。
2.株式会社グローバルリンクジャパン
2つ目は「株式会社グローバルリンクジャパン」です。多数の大手企業も利用しているウェビナー業務全般の代行会社で、集客から講師のキャスティングまで担ってくれます。ニーズに合わせたプランを組めるため、サービスの内容や予算に関しても柔軟に対応できるのが特徴です。
3.株式会社ガイアックス
3つ目は「株式会社ガイアックス」です。ウェビナー専用のLP制作や広告出稿による集客代行、あわせてMA(マーケティングオートメーション)ツールを活用した見込み客の獲得支援なども行っています。
集客にとどまらず、ウェビナーの企画から撮影、実施後のフォローまでサポートしているのが特徴です。
4.株式会社ティーケーピー
4つ目は「株式会社ティーケーピー」です。月間で150本以上のウェビナーの企画・運営サポートをしている会社で、配信専用スタジオや機材まで提供しています。多数のウェビナーを担当してきた専門スタッフが、集客サイトの制作や広告の管理、告知を代行してくれます。
5.株式会社パソナ
最後は「株式会社パソナ」です。人材サービス事業を展開しつつ、企業の組織戦略や教育体制支援のサービスも提供しています。
ウェビナー集客代行では、告知文面の作成や参加者のリスト管理などを実施しているのが特徴です。大手企業の導入実績もあり、専門スタッフによる手厚いサポートが受けられます。
ターゲットユーザーに合った集客方法を適切に選ぼう
ここまで記載したように、ウェビナーに集客する方法やツールは数多く存在します。実施するウェビナーの目的と、どのようなターゲットに参加してもらいたいのかを明確にしたうえで、適切な集客方法を選ぶことが大切です。
ぜひ本記事を参考に、自社に最適なツールを導入し、ウェビナー集客の加速を目指してください。