メルマガの効果的な書き方は、配信の目的やテーマによって大きく異なります。そのため、販売促進を重視するのか、顧客との信頼関係構築を目的とするのかによって、アプローチや構成を変えることが大切です。

メルマガ配信ガイド&事例集
メルマガ(メールマガジン)運用をゼロから始める方法を詳しく解説します。
- 卓越したデザイン
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- クリックしやすいCTA
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すでにメルマガを配信中で、「開封率が低い」「クリックされない」「成果につながらない」といった課題がある場合は、メルマガの基本的な書き方を再度チェックしてみましょう。
本記事では、メールマガジンの基本構成から目的別の書き方、読者の心を掴む実践的なテクニックまで、例文を交えて詳しく解説します。初心者の方でもすぐに活用できる内容なので、ぜひ参考にしてください。
メルマガの書き方の基本
メルマガは、基本的にこのような構成になっています。
それぞれのパートの役割と、メルマガを書くうえで押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
件名
件名は開封率を左右する重要な要素です。多くの読者は件名の印象でメールを開くかどうかを決めているため、興味を引く工夫が必要です。
効果的な件名を作成するには、次のポイントを意識しましょう。
- 4Uの原則(限定感・独自性・具体性・有益性)を活用
- 重要情報を記号で目立たせる(例:★限定公開★)
- 数値による具体化(例:2か月でアクセス数が120%に増加)
- ターゲットを明示する(例:ポイ活中の方は必見!)
一般的に読みやすいとされる件名の文字数は30文字が目安ですが、スマートフォンではファーストビューで表示される文字数が制限される場合があるので注意しましょう。冒頭15文字に読者の興味を引く情報を配置すると効果的です。
差出人名
特定のメールアプリやモバイル端末では、送信者名が目立つ位置に表示されることがあるため、送信者名も開封率に大きく影響する要素のひとつといえます。
送信者名の主なパターンは次の3つです。
- 会社名
- 会社名+担当者名
- 担当者名
会社名のみで送信するよりも、過去に接点のある担当者名や個人名を送信名に設定すると開封率が向上するとされており、開封率が40%向上した事例も報告されています。顧客別の担当者名を自動挿入するには、専用のマーケティングツールやメール配信システムの活用が有効です。
ヘッダー
ヘッダーは、メールを開いた読者が最初に確認するパートであり、メルマガの第一印象を決定する重要な要素です。読者にメルマガの内容を瞬時に理解してもらい、興味を引きつける「フック」としての役割を果たすように設計する必要があります。
HTML形式では、ロゴ・キャッチフレーズ・画像などを配置できるため、企業やブランドの印象付けに効果的です。毎回統一されたヘッダーデザインをテンプレート化して使用することで、読者に安心感と信頼感を与えることができます。
そのほかにも、重要なリンク(CTA)をファーストビュー内に設置することでクリック率の向上も期待できます。
導入(リード)文
導入文は、挨拶の役割を果たします。本題に入る前に季節にあわせた挨拶や日常のエピソードを取り入れることで読者に親近感を持ってもらい、距離を縮められます。
導入文では本題について説明しすぎず、挨拶から自然な流れで本文に入るのが理想です。導入文が長すぎると読者が飽きてしまい、離脱につながる可能性があるため、簡潔にまとめます。
また、冒頭で「〇〇様」のように顧客の名前を挿入する方法も良いでしょう。個別にアプローチされている特別感があり、メルマガに関心を持ってもらいやすくなります。
本文
メールマガジンの本文は、読者に最も伝えたいメッセージを届けるための核となる部分です。企業側の一方的な情報発信ではなく、読者にとって価値のある情報を提供することを心がけましょう。
読者の行動を促すためのリンクは、文章の流れに自然に組み込むことが重要です。また、複数のテーマを1つのメルマガに盛り込むと情報が伝わりにくくなるため、テーマは1つに絞りましょう。複数のテーマを盛り込む必要がある場合は、読者に最も読んで欲しい内容を冒頭に配置してください。
フッター
フッターは、メルマガの最下部のパートです。フッターには、次の2つの項目を入れましょう。
- 送信者の情報(社名、発行部署名、連絡先など)
- 読者がメルマガ配信を解除する方法(オプトアウト導線)
これらの情報は特定電子メール法により、メルマガへの記載が義務付けられているため、フッター内に必ず記載しなければなりません。
【例文付き】メルマガの書き方
ここでは、目的に合わせたメルマガの書き方を例文付きで紹介します。
- 認知拡大・ブランディング
- 商品紹介・販売促進
- イベントの告知
- 顧客との関係構築
認知拡大・ブランディング
メルマガの目的が認知拡大やブランディングの場合は、直接的な宣伝を控えることが大切です。読者にとって価値のある情報提供を心がけ、興味・関心が高いと考えられるトピックを中心にメルマガのテーマを設定しましょう。
自社の事例やメルマガ読者限定のノウハウなど、ほかでは得られない独自の情報を提供することも有効です。商品・サービス以外の価値を継続的に提供することで、読者のメルマガに対する信頼と興味を深め、長期的な購読継続につながります。
〇〇様、こんにちは。
〇〇(会社名)の△△です。
最近、「BtoBマーケティングにおけるメール施策」について、「メルマガを活用してもっと自社に関する情報発信をしたい」「読者に喜ばれるメルマガの書き方を知りたい」など、多くのご相談をいただいております。
そこで今回は、当社で行っている効果的なメルマガの構成事例と、その改善プロセスをご紹介します。
ほかではなかなか見られない、実際の数値変化も交えた内容です。参考になれば幸いです。
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商品紹介・販売促進
商品やサービスの直接的な購入促進を目的とする場合は、読者の購買意欲を高め、具体的な行動を促すための工夫が必要です。
件名には、次のような要素を盛り込みましょう。具体的な数値を提示すると、より効果的です。
- 期間限定:「3日間のみ」「本日限り」
- 特典:「3,000円引き」「半額セール」
また、メルマガ内のCTAボタンの最適化も重要です。CTAボタンの文言は「資料ダウンロード」よりも、「この資料をダウンロードする」のように動詞にすることで、読者の行動意欲を高める効果が期待できます。
CTAボタンは、メルマガの冒頭と末尾の両方に配置すると、途中離脱する読者と完読する読者の双方にアプローチすることが可能です。
- 件名
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- 本文
〇〇様、こんにちは。
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イベントの告知
イベントの告知を目的としたメルマガを作成する際は、次の点を意識しましょう。
- 読者にとっての具体的なメリットを提示する:イベントへの参加を通じて、「どのような知識が得られるのか」「どのような利益があるのか」を明確に示しましょう。
- 明確な行動を促す:メルマガを読んだ後に、読者が次に取るべき具体的なアクションを明確に伝えましょう。
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株式会社〇〇 SNSマーケティングチームの△△です。
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顧客との関係構築
関係構築を目的としたメルマガでは、読者に親近感を持ってもらい、信頼感の構築につながるような内容を配信します。
読者に手紙を書くような気持ちで、リード文や末尾にプライベートなエピソードを入れると効果的です。ただし、個人的な内容ばかりになると興味を持ってもらえない可能性があるため、注意が必要です。あくまでも読者にとって有益な内容にすることを意識しましょう。
〇〇様、こんにちは。
涼しい風が心地よい季節になりましたね。
最近、オフィス近くのカフェで「読書週間」のイベントが開催されていて、思わず入店してしまいました。ビジネス書や小説など、普段は手に取らないジャンルも多くあり、新鮮な発見の連続でした。
そんな体験をきっかけに、今週は「〇〇を深く知る5冊」をテーマに、おすすめの書籍と要点をまとめてみました。
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読まれるメルマガを書くためのポイント
読まれるメルマガを書くためには、次のようなポイントを押さえておくことが大切です。
- 読みやすいレイアウトを意識する
- 件名に読者のメリットを入れる
- ターゲットに合った言葉を選ぶ
- 読了後に読者が取るべき行動を明確にする
それぞれ詳しく解説します。
読みやすいレイアウトを意識する
メルマガを書く際は、適度な改行や見出しの作成、箇条書きを意識して、読者が快適に読めるようなレイアウトにしましょう。
HTMLメールで配信する場合は、フォントサイズやカラーも考慮して作成します。スマートフォンやタブレットを使用している読者のために、デバイスごとの表示も忘れずに確認することが大切です。
〇良いメルマガ
- 段落分け・改行などが整っている
- 重要な部分がわかりやすい
- 項目ごとに見出しで分けてある
×悪いメルマガ
- 文字で画面が埋め尽くされている
- 文字装飾がされておらずメリハリがない
件名に読者のメリットを入れる
株式会社ラクスが運営する「メルラボ」で2025年に公開されたメールマガジンに関する意識調査によると、「メルマガを開封するかしないかの判断は?」という質問に対して、「件名」と回答した人が40%と最も多く、開封の判断に大きく影響していることがわかります。
件名には読者が得られるメリットや抱えている課題を具体的に示し、内容が想像できるようにすることが重要です。読者の興味を引く件名にすることで、開封率を高めることができます。
ターゲットに合った言葉を選ぶ
メルマガは複数の読者に配信するものですが、受け取る側は「個人に宛てられたメール」と認識します。そのため、「みなさん」ではなく「〇〇さん」「あなた」といった個別のアプローチが効果的です。
読者の人物像や状況を具体的にイメージすると、適切な内容を考えやすくなるでしょう。配信側の都合ではなく、読者のために言葉を選ぶよう心がけることが大切です。
説得力があり、記憶に残るメルマガを作成するためには、次のようなフレームワークが役立ちます。
- BEAFの法則 (Benefit, Evidence, Advantage, Feature): 商品の「メリット」から伝えることで、読者の関心を引きつけます。
- PREP法 (Point, Reason, Example, Point):「結論」から始め、理由、具体例を述べ、最後に再度結論を強調することで、論理的で説得力のある文章を構成できます。
- SUCCESsの法則 (Simple, Unexpected, Concrete, Credible, Emotional, Story): 単純明快さ、意外性、具体性、信頼性、感情への訴えかけ、物語性を取り入れることで、読者の記憶に残り、感情に響くメルマガを作成できます。
読了後に読者が取るべき行動を明確にする
メルマガの配信目的のひとつは、読者の行動喚起です。例えば、セミナー案内のメルマガであれば、「セミナーに申し込んでもらう」ことがゴールになります。メルマガを作成する際は、読者が取るべき行動を明確にし、そこから逆算して構成を考えましょう。
〇良いメルマガ
- 読者の具体的なアクションまで想定して書かれている
- 申し込み方法の記載、リンク設定、申し込みボタンの配置・装飾などが工夫されている
×悪いメルマガ
- メルマガを読んだあとに何をすれば良いのか、具体的な行動がイメージできない
- 申し込みページへのリンクが目立たず、読者が見つけられない
読者に響くメルマガの書き方で成果を上げよう
メルマガは顧客との長期的な信頼関係を構築し、ブランドファンを育成するための強力なマーケティング手法です。比較的簡単に始められるため、マーケティング初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
重要なのは、短期的な売上にとらわれず、読者との信頼構築を最優先に考えることです。読者が抱える課題や求めている情報を深く理解し、価値あるコンテンツを継続的に提供しましょう。
HubSpotでは、無料のメールマーケティング・配信ツールを提供しています。メールマーケティングに役立つ機能が豊富に備わっており、ドラッグ&ドロップでのHTMLメールの作成や、送信相手に合わせた件名や内容の自動的なパーソナライズも可能です。さらに、顧客情報を管理するHubSpot CRMとの連携により、効果的なマーケティングオートメーションが実現できます。
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