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メルマガとは、登録したユーザーへ定期的に情報を発信するためのマーケティング手法です。見込み客や既存顧客との継続的なコミュニケーションを行えるため、リピーターやファンの数を増やしたいならメルマガの活用をおすすめします。

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本記事ではメルマガの導入から運用までの基本知識をご紹介します。運用歴がない方はメルマガの体型的な知識を習得でき、運用歴がある方は、より効果的な運用方法を学べます。本記事を参考にユーザーとの関係性を強化できるようなメルマガを作成しましょう。

メルマガ配信ガイド&事例集(2021年最新版)

メルマガ(メールマガジン)とは?

メルマガ(メールマガジン)とは?

メルマガ(メールマガジン)とは、見込み客や既存顧客に対して継続的にメールを配信するマーケティング手法です。ニュースレターと呼ぶこともあります。Webマーケティングが登場した2000年頃から情報発信ツールとして活用されてきました。

ユーザーが保有する端末や利用環境にかかわらず、メールアドレスさえあれば見込み客や既存顧客へ直接情報を発信できます。また、任意の情報を発信できるだけではなく、配信する時間やタイミングを企業側が自由に設定できるのも特徴の一つです。
 

ユーザーとの関係構築に役立つマーケティングツール

メルマガはユーザーとの関係構築に効果的です。

たとえば、とあるサイトでメルマガに登録したユーザーは、定期的に送られてくるメールを通じて配信元の企業と何度も接触することになります。すると、人や物との接触回数が増えるほど好印象を持つようになる心理現象「ザイオンス効果」が働き、ユーザーと企業との間に信頼関係が構築されます。

十分な信頼関係が構築できれば、商品やサービスの購入率も向上し、ユーザーとの関係構築に効果を発揮します。
 

メルマガとメールマーケティングの違い

メールマーケティングとは、メールを駆使して商品やサービスの売れる仕組みを構築する方法です。見込み客に対する購買意欲の醸成やファン作りを目的として、メールを通じて有益な情報を発信します。

メルマガはあくまで、メールマーケティングの手法の一つです。メールマーケティングには、ほかにもステップメールやリターゲティングメールといった手法があります。メールマーケティングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

メルマガの配信の目的とは?

メルマガを配信する目的は、主に以下の3つに分類できます。

  • 売上機会の創出

    新製品やキャンペーンの告知を行い、見込み客には購買機会を、既存顧客にはアップセル(上位商品の販売施策)やクロスセル(セット商品の販売施策)の機会を提供します。

  • 顧客の求める情報を提供し、問題解決を助けること

    見込み客や既存顧客の役に立つよう、情報や知識、ノウハウを提供します。メルマガによって課題や悩みの解決をサポートし、信頼獲得につなげます。

  • 自社のファンを作ること

    購入後もメルマガを通じて役立つ情報を提供し続けることで、「次もこの企業の製品を買いたい」「別の分野でも使ってみたい」と思ってもらえるきっかけになります。

B2BであってもB2Cであっても、上記3点がメルマガの目的である点は変わりません。ただし、目的を達成するための方法が、B2BとB2Cでは大きく異なります。それぞれの方法を解説する前に、B2BとB2Cにおける購買プロセスの違いをお伝えしましょう。

  B2B B2C

購入意思決定者

購買担当者の上司など使用者とは別になることが多い

使用者自身の場合が多い

購入までの期間

長期に及ぶことが多い

即座に決定することが多い

購入を決断する 主な要素

企業自身に信用があるかどうか 費用対効果が高いか 短い納期に対応できるか

別の利用者がどう評価したか 価格が安いか 話題になっているか

購入単価

高額になりやすい

低くなりやすい

 

B2Bビジネスにおけるメルマガ

B2Bビジネスにおいては、以下のような方法で施策を実行します。

  • 見込み客の課題が解決できるノウハウを提供する
  • ウェビナーやセミナーといった見込み客とのコミュニケーションの機会を提案する
  • ホワイトペーパーやコミュニティを紹介し、さらに信頼関係を深める

購入までの期間が長く、製品あたりの価格が高額なB2Bでは、情報を提供したからといってすぐに購買に結び付くわけではありません。上記のように検討段階の見込み客が納得できるまで、継続してコミュニケーションを深める必要があります。
 

B2Cビジネスにおけるメルマガ

B2Cビジネスにおいては、以下のような方法で施策を実行します。

  • 商品・サービスに関するお役立ち情報を提供する
  • 季節限定のイベント情報をメールで発信する
  • お得に商品やサービスを購入できるクーポンコードを掲載する
  • すでに商品やサービスを購入したお客様の声やレビューを紹介する

第三者の口コミや評価に基づき、比較的短い期間で購買決定が行われるB2Cでは、メールで直接行動を喚起し、販売サイトへのアクセスを促します。B2Bとは異なり、より短期的に購買意欲を高める施策が多いのが特徴です。
 

B2BとB2Cのメルマガの実例

B2BとB2Cのメルマガの実例として、当社「HubSpot」と、「無印良品」のサンプルをご紹介します。いずれも画像を活用したHTMLのメルマガですが、ひと目で違いが見てとれます。

B2BとB2Cのメルマガの実例

 

サンプル①【B2B】HubSpotのメルマガ

サンプル①【B2B】HubSpotのメルマガ

上の画像は、HubSpotで実際に使用した「今週のブログ更新情報」というメルマガです。

メルマガのなかにはサービスを紹介する枠がありません。ブログで発信しているコンテンツの紹介が中心となっており、読者の課題解決と企業に対する信頼の向上を目的としています。

また、遷移先のコンテンツページでも、ホワイトペーパーの提供やイベントの紹介など、見込み客とコミュニケーションを深める提案が行われています。このようにB2Bのメルマガでは、いきなり商品やサービスを提案するのではなく、その前に見込み客と十分な信頼関係を醸成することが重要です。
 

サンプル②【B2C】無印良品のメルマガ

サンプル②【B2C】無印良品のメルマガ

無印良品のメルマガは、美しい画像で新生活のイメージを伝えています。写真をクリックすると商品ページに遷移するため、メルマガを読んでいる間に購買意欲が高まるよう、各商品の機能やメリットが大々的にアピールされています。

B2Cは、B2Bに比べて購入までのプロセスがシンプルです。そのため、B2BとB2Cでは、メルマガの戦略も異なるのです。
 

メルマガのメリット

メルマガのメリット

メルマガを利用するメリットは以下の通りです。

  • ユーザーとの関係性を強化できる
  • 印刷物のDMより費用を抑えられる
  • ブログ記事やウェビナーなど自社コンテンツへの訪問を促進できる
  • プッシュ型の施策が加わりマーケティングの幅が広がる

もっとも大事なのは、メルマガを実施することでユーザーの利便性が高まり、その結果企業にも恩恵がもたらされるという点です。ユーザーのメリットを意識したうえでメルマガを上手に活用しましょう。
 

ユーザーとの関係性を強化できる

メルマガを利用すれば発信者側が知らせたい情報を任意で配信でき、見込み客や顧客との継続的なコミュニケーションを行えます。ユーザーにとっては、自分の興味のある商品やサービスについて素早く新しい情報を知ることが可能です。

その結果、企業とユーザーとの関係が深まり、ロイヤリティやエンゲージメントの向上につながります。
 

印刷物のDMより費用を抑えられる

印刷物のDMを発送している企業であれば、メルマガに切り替えることで費用を抑えられます。

印刷物のDMの費用相場は、はがきが1通約70円、封書が約80円です。一方のメルマガは、メール配信システムの初期費用と月額費用を合わせても、1通1.2~1.5円程度で済みます。

単純に試算するだけでも、メルマガを利用すればDMの50分の1から60分の1程度の費用に抑えられるということです。
 

ブログ記事やウェビナーなど自社コンテンツへの訪問を促進できる

メルマガを通じて自社コンテンツへの訪問を促し、ユーザーの課題解決につながるWebコンテンツや、新商品を紹介する記事へのアクセス数を増やせます。ウェビナーやセミナーの参加者を増やすことも可能です。

つまりメルマガは、SNSや動画共有サービスなどに並ぶ一つのチャネルになるということです。
 

プッシュ型の施策が加わりマーケティングの幅が広がる

メルマガは、企業からユーザーへ積極的に情報を発信するプッシュ型の施策です。オウンドメディアやSNSなど、プッシュ型とは反対のプル型の施策と組み合わせると、マーケティングの幅が広がります。

プッシュ型とプル型の施策を組み合わせる方法は、マルチチャネルを構築する際に便利です。Web検索を使って能動的に情報を調べようとするユーザーにはオウンドメディアやSNSでアプローチし、必要な情報を受動的に収集したいユーザーにはメルマガを提案することで、商品やサービスに対する認知をさらに拡大できます。
 

メルマガのデメリット

メルマガはメリットが多い反面、以下のようなデメリットも存在します。

  • DMに比べると開封率が劣る
  • 迷惑メール扱いされる可能性がある
  • すべての内容を読んでもらえるとは限らない

メルマガを利用するときは、複数のデメリットを理解したうえでそれぞれの課題に対処することが重要です。以下でより詳しく解説します。
 

DMに比べると開封率が劣る

メルマガはDMに比べて、開封率が低い傾向にあります。

開封率とは、メルマガやDMがどれくらいの読者に開封・閲読されたかを表す指標です。メルマガとDMでは少しだけ計算式が異なります。

  • メルマガの開封率(%)=開封数÷有効配信数×100
  • DMの開封率(%)=閲読数÷有効配信数×100

それぞれの平均開封率については、日本ダイレクト協会やメール配信システム会社のBenchmarkの調査が参考になります。

  メルマガ DM

平均開封率

35.59% ※1

57.70% ※2

※1参考Benchmark 平均メール開封率レポート2020

※2参考日本ダイレクトメール協会 DMメディア実態調査 2019

メルマガは、開封せずに削除されてしまうこともあります。開封率を高めるには、ユーザーが最初に目にするタイトルに以下のような工夫を凝らすことが重要です。

  • 内容が具体的にイメージできるよう数字を加える
  • 無料ダウンロードやプレゼントといったインセンティブを強調する
  • 「話題の」や「限定」などの特別感を持たせる
     

迷惑メール扱いされる可能性がある

メルマガは、一度迷惑メールとして登録されてしまうと、以降、自動的に迷惑メールのフォルダに振り分けられるようになってしまいます。また、ユーザーの意思とは関係なく、メールシステムの自動振り分けによって迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうこともあるでしょう。

迷惑メール扱いされることを完全に防止する方法はありませんが、以下のような点に注意することで、迷惑メールとして認識されるケースを減らせる可能性があります。

  • 件名を空欄にしない
  • 件名や本文にスパムメールを思わせる文言を使わない(「必ず儲かる」等)
  • 無効アドレスをクリーニングする
  • 無料の短縮URLサービスを利用しない
     

すべての内容を読んでもらえるとは限らない

企業が丹精を込めてメルマガを書いたとしても、すべての読者に内容を全部読んでもらえるとは限りません。コンテンツの隅から隅までしっかりと読み込んでくれる読者の割合を「精読率」と言いますが、メルマガを発信する際はこの精読率を意識することが重要です。

メルマガの精読率を高めるには、ペルソナと目的を明確にする、あるいはユーザーが「なるほど」と納得するような専門的な情報を含める方法が効果的です。メルマガに申し込むということは何らかの情報を知りたがっている証拠なので、ユーザーがどのような情報を求めているのか読者目線に立って徹底的に検証しましょう。

後ほど、精読率を高めるメルマガ作成のポイントもご紹介します。
 

メルマガの形式

メルマガの形式

メルマガには、大きく分けて2種類の形式があります。

  • テキストメール:
    テキストのみで構成されたメルマガです。受信者の環境を選ばずに配信ができ、作成も簡単に行えます。
  • HTMLメール:
    テキスト以外に画像や動画といったリッチコンテンツが含まれたメルマガです。商品の形状やサービスの内容を視覚的に訴求できます。作成にはHTMLの知識が必要です。

テキストメールとHTMLには、それぞれメリットとデメリットが存在します。以下の記事ではメリットとデメリットを踏まえたうえで、B2Bビジネスに最適な形式を紹介します。

 

メルマガ配信までの流れを理解しよう

メルマガが読者の手元に届くまでのステップを、読者側と送信側に分けて整理しましょう。
 

読者から見たメルマガが届くまでの仕組み

読者から見たメルマガが届くまでの仕組み

読者にメルマガが届くまでの流れは、6つのステップに分かれています。

  1. 自然検索やWeb広告を通じてWebサイトを訪問します。
  2. Webサイトに興味を惹かれたユーザーは、定期的な情報を受け取るためにメルマガの配信を希望します。CTA(Call To Action:行動喚起)ボタンをクリックして、登録フォームのページに遷移します。
  3. 登録フォームにメールアドレスや名前を入力します。
  4. 仮登録済みメールが届き、「〇分以内にURLをクリックして本登録してください」と通知されます。
  5. URLをクリックし、本登録が完了します。ユーザーのIPとメールアドレスが紐づけられ、ユーザーの興味や関心を把握できるようになります。
  6. 以降、読者に向けて定期的にメルマガが配信されます。
     

送信側から見た、メルマガが届くまでの仕組み

送信側から見た、メルマガが届くまでの仕組み

企業が読者にメルマガを配信する場合は、以下の5つのプロセスを経由します。

  1. 配信ツールを決定します。
  2. メルマガ配信を希望した人や、過去の購入者、セミナーなどの参加者を中心に配信リストを作成します。CRM(顧客関係管理)ソフトを利用している場合は自動的に登録されます。配信サービスによっては連携できない場合もあるので、事前に確認してください。
  3. メルマガのコンテンツを作成します。
  4. 配信日時を設定し、スケジュールを予約します。
  5. 予約時間になるとメルマガが配信されます。一度にたくさんのメールを送信するとサーバーに負荷がかかるため、複数の段階に分けて配信します。
     

メルマガを配信するために必要なツール

メルマガを配信するために必要なツール

メルマガを配信する際は、メルマガ配信専用のツールを利用することをおすすめします。Outlookなどの一般的なメールソフトを使って一斉送信してしまうと、受信時にスパム判定され、ユーザーの手元に届きづらくなってしまうからです。

代表的なメルマガ配信ツールには、以下のような種類があります。

  • HubSpot Eメールマーケティング
    無料で利用でき、トラフィックやコンバージョン分析も行えます。また HubSpotの無料CRMと連携することで、配信リストが自動で作成されます。
  • ブラストメール(blastmail)
    メールの作成エディタが標準搭載されており、メルマガ配信に不慣れな方でもテンプレートを利用して簡単にメルマガを作成できます。配信数の上限がないのも特徴です。
  • Benchmark Email
    HTMLメールを作成する際に、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。毎月250通までなら無料で利用できます。
  • Mailchimp(英語)
    無料プランでも豊富な機能を使用でき、連絡先は最大2,000件、メール配信は最大1万2,000通まで対応しています。初月のみ30日間のサポートが受けられます。

おすすめのメルマガ配信ツールについては、以下の記事で詳しく解説しています。メルマガの開封率をあげるコツにも触れているため、導入を検討している方は参考にしてみてください。

 

メルマガの作り方|作成までの8ステップ

メルマガを作成するには、以下の8つの手順に沿って進めていきます。

  1. 目的の明確化
  2. ターゲットの選定
  3. KPIの設定
  4. セグメントリストの作成
  5. コンテンツ企画
  6. 素材の準備
  7. タイトル・本文作成
  8. 配信スケジュールの設定

それぞれの手順ごとにメルマガの作り方を解説します。
 

ステップ1. 目的の明確化

まずはメルマガを配信する目的を明確にしましょう。それによって、メルマガに求められる役割が変わってきます。

メルマガを配信する主な目的は、以下の4つに分類できます。

  • 販売促進:新商品を積極的にアピールして売上につなげたい
  • イベントへの集客:セミナーへの参加者を増やしたい
  • リピーターの創出:お得な情報を伝えて再購入を促したい
  • 顧客に対するアフターフォロー:顧客の満足度を高めてファンにしたい
     

ステップ2. ターゲットの選定

配信するメルマガの目的に応じて、ターゲットニーズを深掘りします。

ニーズを分析するときに重要になってくるのが、ターゲットを深く理解するためのペルソナ作成です。ペルソナとは自社の製品や提供するサービスが問題の解決となるような、理想的な顧客像のことです。ターゲットの年齢、性別、職業からさらに踏み込んで、悩みや課題など細かいニーズをイメージします。

ペルソナについては、「バイヤーペルソナの作り方と無料テンプレート」を参考にしてください。
 

ステップ3. KPIの設定

KPIとは「重要業績評価指標」のことで、目的を達成するために必要な計測可能な指標を意味します。メルマガを配信する前にKPIを設定しておくと、運用中により具体的な効果を検証でき、コンテンツの改善へとつながります。

メルマガの代表的なKPIには、以下のような種類があります。

  • 送信成功率:メールがユーザーの手元に届いた割合
  • エラー率:ドメイン拒否やスパム扱いなどでメールが届かなかった割合
  • 開封率:配信数に対してメールが開封された割合
  • クリック率:メール本文に含まれるURLがクリックされた割合
  • コンバージョン率:商品の購入や資料請求など目的が達成された割合

このようなKPIを目的に合わせて設定しましょう。

たとえば、メルマガで紹介したホワイトペーパーをダウンロードしてほしい場合、KPIにはコンバージョン率を設定します。コンバージョン率のデータは、Google Analytics などのWebサイト解析ツールで計測できるので、目標の数値を達成できるまでコンテンツの改善を繰り返します。
 

ステップ4. セグメントリストの作成

見込み客全員に同じメールを送るだけではなく、さまざまな条件で分類したセグメントリストを作成することで、よりユーザーのニーズに合ったメルマガが配信できます。

たとえば、「ある製品ページを訪問したことのあるユーザーにメルマガを送る」と設定することも可能です。このユーザーは自社の製品にある程度興味を持っている可能性が高いため、その製品や関連サービスにかかわる情報を発信することでコンバージョンにつながりやすくなります。

セグメントリストを作成するときは、MA(マーケティングオートメーション)が便利です。当社HubSpotのメール配信ツールもMA機能を搭載しており、リスト作成の作業を自動化できます。
 

ステップ5. コンテンツ企画

メルマガの目的に合わせたコンテンツを企画します。ターゲットとするペルソナはどのような疑問や困りごとを抱えているかを考え、その悩みが解決できるように企画をしましょう。

メルマガのコンテンツには、以下のような内容を含められます。

  • 製品・サービスの機能紹介
  • 新商品リリースの案内
  • 各種キャンペーンの紹介
  • 専門的なノウハウの提供
  • 無料トライアルの案内
  • 導入事例やデータの提供
  • 展示会やセミナー情報の提供

B2Cビジネスの場合は、ユーザーがすぐに購入を決断することも多いため、新商品のリリース情報の提供や機能紹介などの販売促進につながるコンテンツが向いています。購入プロセスが長期化しやすいB2Bの場合は、ノウハウの提供や無料トライアルの案内などを行って、徐々に購買意欲を醸成する必要があります。
 

ステップ6. 素材の準備

HTMLメールを作成する場合は、画像や動画などの素材を準備しておきましょう。商品やサービスの画像を使用できるほか、撮影した写真を加工したり写真素材サイトから画像を取得したりといった方法があります。いずれにしても、その記事から得られるベネフィットが分かるような素材を選ぶことが重要です。
 

ステップ7. タイトル・本文作成

メルマガのタイトルを考えるときは、世界的な企業家マイケル・マスターソンが提唱した「4Uの原則」というフレームワークが役立ちます。4Uの原則は、以下のように頭文字が「U」から始まる4つの要素から成り立っています。

  • Useful(有益性):「誰もが憧れる魅力的な肉体」などベネフィットを訴求
  • Urgent(緊急性):「期間限定」などすぐに行動する理由を与える
  • Ultra Specific(超具体性):「30%削減」など具体性を持たせる
  • Unique(独自性):「なぜ~なのか?」など特別な情報があることを示唆

メルマガにおいてユーザーが最初に目にするのはタイトルです。4Uの原則で「読みたい」と思わせるタイトルを付けることで、開封率の向上が見込めます。

本文を作成するときは事前に情報を集め、構成を作成します。構成とは本文のテーマごとに見出しを設定し、大まかな骨組みを作成する作業です。すぐに執筆に移ると途中で伝えたいことがぶれる可能性がありますが、構成を作成しておくと方針から逸れずに書き進められます。
 

ステップ8. 配信スケジュールの設定

最後にメルマガの配信曜日や時間などのスケジュールを設定します。扱っている商材やターゲットユーザーの行動履歴などを基にすると、自社に合う配信スケジュールを設定しやすくなります。

たとえばB2Bであればランチ前の11時台、B2Cの場合は、スマホをよく見る平日の通勤時間帯にメールを送るといった工夫が可能です。メルマガの配信を何度も繰り返し、テストをして自社独自の統計を取得すると良いでしょう。
 

テンプレートを活用したメルマガ作成

テンプレートを活用したメルマガ作成

メルマガでは、一瞬でユーザーの目を引きつけることが重要で、デザイン性が求められます。そこで役に立つのが、メルマガテンプレートです。

メルマガテンプレートは、画像や見出し、本文を入れ替えるだけでメルマガを作成できるツールです。以下のように無料で利用できるテンプレートもあります。

  • HubSpotアセットマーケットプレイス
    HubSpotのコンテンツで使用できるさまざまなテーマを提供しています。メルマガ以外にランディングページやブログにも活用できます。
  • Cakemail(英語)
    「ビジネス」や「教育」など数多くのテーマから目的のテンプレートをダウンロードできます。会員登録が必要なく、手軽に利用できるのが魅力です。
  • 99designs(英語)
    世界192カ国100万人超のデザイナーを活用したクラウドソーシング型マーケットプレイス。外注ができるだけではなく、高解像度のテンプレートを無料でダウンロードできます。

メルマガ用のテンプレートについては、以下の記事で詳しく解説しています。

 

精読率を高めるメルマガの書き方

メルマガの精読率を高めることで、内部に掲載されているリンクのクリック回数が増える、資料請求や問い合わせといった目的達成につながりやすくなるといった恩恵を得られます。そのためにもメルマガの書き方に工夫を凝らしましょう。

  • タイトルから内容が一目でわかるようにする
  • 読みやすいレイアウトを心がける
  • テーマを絞る
  • 読了後に読者が取るべき行動を明確にする
  • 改行や余白を適切に入れる

以下の記事で「最後まで読みたくなるメルマガを書くコツ」を解説しています。メルマガの基本構成や読者の注目を高めるためのテクニックなど、実践的な内容を知りたい方は参考にしてみてください。

 

企業メルマガの事例3選

企業メルマガの事例3選

メルマガを利用したことがない方にとって、その効果をイメージするのは難しいことです。そこでより具体的な効果が分かるよう、ここで企業の事例をご紹介します。
 

1.損害保険ジャパン株式会社

国内第2位の損害保険会社である損害保険ジャパン(損保ジャパン)は、2019年7月に会員サイト「SOMPO Park」を立ち上げました。その際、顧客とのコミュニケーションツールの一つにメール配信システムを採用しています。

具体的にはゲームやクイズ、アンケート、学習やビジネスに関するコンテンツなど、お得で役立つ情報をメルマガに掲載しています。たとえば「メルマガ内のリンクをクリックするだけで500ポイント進呈」など、お得な施策を実施しているのが特徴です。

またアンケートURLへのアクセス時、会員認証基盤を通過する質の高いカスタマイズを実装しました。その結果、メールのクリック率は28%を記録。メルマガからWebサイトへの流入も増えています。
 

2.株式会社ホットリンク

ホットリンクは最先端のAI技術を活かしたデータ解析・分析サービスを提供する企業で、主に企業向けのコンテンツマーケティングやSNSマーケティングを手掛けています。

そんなホットリンクが現在推進しているのが、商品レビューや口コミなどユーザーが生成するコンテンツである「UGC」です。たとえばSNSで、ユーザーによるホットリンクに関連する投稿が行われると、指名検索(会社名やブランド名で検索すること)が増えて認知度が向上します。

ホットリンクでは、こうした流れをより加速するためメルマガの活用を始めました。読者が夢中になるほどユニークな情報をメールで発信することで、SNSで話題になり認知が高まるという仕組みです。
 

3.株式会社コムニコ

コムニコは、企業のSNSマーケティングのサポートをワンストップで行う企業です。

当初、アウトバウンド型の営業手法に行き詰まりを感じていたコムニコでは、HubSpotの創業者であるブライアン・ハリガンとダーメッシュ・シャアの「インバウンドマーケティング」に巡り合いました。そして日本にまだインバウンドマーケティングの思想が浸透していない時期から、実践に踏み出します。

「ユーザーを引きつける質の高いコンテンツを作成すること」「ユーザーの役に立つeBookを作成し、見込み客を創出すること」、そこから「メルマガを活用して見込み客の購買意欲を醸成し、商談に結びつける」というインバウンドマーケティングをそのまま実践することで、企業を順調に成長させてきました。

現在ではメルマガの開封率は30~40%という高い数字で、メルマガを通じて休眠顧客の掘り起こしにも成功しています。
 

メルマガ配信の注意点

メルマガを配信するときは、特に法律的な面に気を付ける必要があります。メルマガにおける法律的な注意点は、以下の3つです。

  • オプトイン、オプトアウトの明記
  • 個人情報保護
  • 著作権
     

オプトイン、オプトアウトの明記

メルマガにおいて、オプトインとオプトアウトの明記は必須です。

  • オプトイン:メルマガを配信する前に、事前に許可を求めること
  • オプトアウト:メルマガの受け取りを拒否すること

メルマガを送る際は、あらかじめユーザーに「メールを送っても良い」という意思表示をしてもらう必要があります。また契約したメルマガをいつでも解約できるよう、メールの最下部にはオプトアウトを明記しなければなりません。

オプトイン、オプトアウトの明記

オプトインの取得やオプトアウトの導線設置に関しては、「特定電子メール法」という法律で定められており、行わないと違反として罰せられてしまうので注意が必要です。
 

個人情報保護

当社HubSpotのメルマガの登録ページには、以下のような文面が記載されています。

個人情報保護

プライバシーポリシーとは、個人情報をどのように扱うかについて明記した文面です。企業ごとに文面は異なりますが、以下の2点は、ほとんどの企業に共通しています。

  • メールアドレスの利用目的を伝え、利用目的以外に個人情報を使わないことを明記すること
  • 個人情報の管理は万全を期すこと

個人情報の取り扱いについては個人情報保護法で規定されているため、オプトインやオプトアウトの明記と共に慎重に取り扱うべきです。
 

著作権

もうひとつ重要な法律が、著作権法です。メルマガに使用するテキストや画像は、著作権を遵守したものであることが必要です。引用の場合は、引用箇所と出典を明示しなければなりません。
 

メルマガを配信してユーザーとの関係性を強めよう

メルマガは多くの企業にとって、Webマーケティングを推進するための重要なチャネルです。

メルマガを活用して見込み客・顧客との信頼関係を構築し、「売上機会の創出」「顧客の求める情報の提供」「自社のファンづくり」というメルマガ配信の目的を達成しましょう。ユーザーがメルマガを通じて効率良く情報を取得できるようになれば、企業とユーザーとの関係が深まり、ロイヤリティやエンゲージメントの向上につながります。

メルマガで効果を上げるには、読んで知識が増える情報を含めたり、適度な改行や空白を入れて読みやすくしたりなどの工夫が必要です。また、個人情報や著作権などにも配慮しましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

メルマガ配信ガイド&事例集(2021年最新版)

 メルマガ配信ガイド&事例集(2021年最新版)

元記事発行日: 2021年4月28日、最終更新日: 2023年8月23日

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