【Facebook】オーディエンスネットワーク広告とは?特徴と設定方法を解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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Facebookが提供しているアドネットワーク「オーディエンスネットワーク」についてご存じでしょうか。

【Facebook】オーディエンスネットワーク広告とは?特徴と設定方法を解説

基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド 2021年度版

このガイドではFacebook広告の目的やメリットだけではなく、広告の構造や料金体系、関連ツールなどについて詳しく解説しています。ぜひご活用ください。

  • Facebook広告の目的とメリット
  • 広告の種類や料金体系
  • わかりやすい出稿方法
  • Facebook広告の活用事例

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    オーディエンスネットワークでは、Facebookと提携している外部のモバイルアプリへ広告を配信することが可能です。Facebook広告やInstagram広告と同様に、詳細なターゲティングによる出稿が可能なため、費用対効果の高い広告運用が期待できます。

    オーディエンスネットワークは、Meta広告運用の中で設定することになります。今回は、オーディエンスネットワークの概要やメリット、設定方法、注意点について解説します。

    オーディエンスネットワーク広告とは?

    オーディエンスネットワークは、Facebookが提携しているモバイルアプリに広告を配信できる仕組みです。

    Meta広告では、Facebook広告、Instagram広告、Messenger広告、オーディエンスネットワークの4種類の広告を「広告マネージャ」によって一元管理します。

    Meta広告では、これらの広告および各媒体内の広告表示箇所のことを「配置」と呼びます。広告マネージャの設定の中で、広告主はどの配置に広告を配信するのかを選択することになります。

    ビジネス向けの広告を配信したい場合は、Facebook広告を外すことはできないでしょう。魅力的な写真を用いてブランディングしたい場合は、Instagramへの広告配信が必須です。

    Facebookと提携しているモバイルアプリのネットワークでも認知を広げたいときには、オーディエンスネットワークを選択することになります。

    オーディエンスネットワークでは、何を広告クリエイティブとして使用するかを指す広告フォーマットについては画像、動画、カルーセルが選択できます。唯一、コレクションだけは利用できません。

    配置については、Facebook広告やInstagram広告では、フィードやストーリーズ、リールに紛れるように配信されます。オーディエンスネットワークでは少し違い、以下の4パターンから選択されることになります。

    • バナー広告
      画像やアニメーションで作成された広告を指定されたスペース内に表示します。ユーザーはクリックするとその商品・サービスの紹介ページに画面移動します。
    • インタースティシャル広告
      ポップアップウィンドウを使って表示される広告です。ユーザーは広告をそのまま見続けるか、消して元の画面に戻るかを選択できます。
    • ネイティブ広告
      表示先のコンテンツの一部として違和感のない広告を掲載します。一般のコンテンツに溶け込むように広告が表示されるため、自然に広告を見てもらえるメリットがあります。
    • 動画リワード
      ゲームアプリのユーザーに表示される動画形式の広告です。最後まで再生したユーザーは、ゲーム内で利用できるリワードを得られます。

    Facebook広告全体については、以下コラムをご覧ください。

     

    オーディエンスネットワークを利用するメリット

    オーディエンスネットワークにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
     

    1. 詳細にターゲティングできる

    Facebook広告の強みは、性別や年齢、居住地だけでなく、どのようなコンテンツが好きなのかなど、興味関心に関する情報をターゲティングに活かせる点です。

    オーディエンスネットワークで外部のアプリに出稿する際も、Facebook特有の詳細なターゲティングを設定できます。
     

    2. 多数のユーザーに効率よくリーチできる

    オーディエンスネットワークは、Facebookと提携する多数のモバイルアプリに出稿できるため、リーチできる範囲がかなり拡大します。アプリまで広告の出稿範囲は広大です。

    オーディエンスネットワークを用いると、Facebook・Instagramで広告を配信した場合よりもリーチ率が16%向上するという調査結果が発表されています。
     

    3. 広告の出稿先を確認できる

    一般的なアドネットワークの場合、どの媒体に配信されたのかが把握しづらく、ブランド毀損に繋がるような広告掲載が発生してしまうという問題が起こりがちです。

    Facebookのオーディエンスネットワークの場合、以下2つの機能を利用すれば配信予定のメディアと実際に配信されたメディアを確認できます。

    3. 広告の出稿先を確認できる

    Facebookの広告マネージャの左上のメニューから「ビジネス設定」を選択し、「ブランドセーフティ」→「ブロックリスト」を開いて「管理する」をクリック。

    「広告が表示される可能性のある場所を見る」を選択すると、パブリッシャーリストを「広告が表示された場所を見る」と選択すれば、配信レポートをダウンロードできます。

    これらを確認し、配信したくない媒体があればブロック可能です。
     

    Meta広告(オーディエンスネットワーク)利用にはFacebookページが必要

    オーディエンスネットワーク、ひいてはMeta広告を利用するには、まずFacebookページを作成する必要があります。

    Facebookページとは、通常のFacebookの個人アカウントとは違い、企業などが自社のプロモーションなどを目的として運用するビジネス用のページです。レベルごとに管理権限を付与しつつ、複数人で管理できます。Facebook広告も、このFacebookページをベースに運用することになります。
    Facebookページを作成するには以下のステップを踏みます。

    1.  Facebook個人アカウントを作成
    2.  Facebookページの新規作成
    3.  ページ名・カテゴリ・URLなどページ情報を入力

    あとは必要な管理者や編集メンバーを追加することで、運用できるようになります。

    Facebookページの詳しい作成方法は以下コラムをご覧ください。

     

    オーディエンスネットワーク設定の4ステップ

    オーディエンスネットワークは、以下の手順で設定できます。

    1.  広告マネージャにアクセスする
    2.  キャンペーン内容を決める
    3.  広告セットを設定する
    4.  広告を設定する

     

    1. 広告マネージャにアクセスする

    オーディエンスネットワークを含むMeta広告は、広告マネージャにて一括管理します。広告マネージャへはこちらからアクセスできますが、FacebookページやBuisiness Suiteなどからアクセスすることもできます。

    広告を作成するには、キャンペーン一覧から[+作成]をクリックします。

    1. 広告マネージャにアクセスする

     

    2. キャンペーン内容を決める

    まずはキャンペーンを作成します。キャンペーンとは、Meta広告における広告の最も大きな単位で、キャンペーンの下にいくつもの広告を設定することになります。

    キャンペーンは2024年9月現在、以下の6つから選択できます。ブランドや商品の認知度を上げたいなら「認知度」、Webサイトへのアクセスを増やしたいなら「トラフィック」というように選択しましょう。

    2. キャンペーン内容を決める

    以下の画面が出てきた場合は、下の「手動作成」を選択してください。

    2. キャンペーン内容を決める_2

    キャンペーンでは以下項目を設定します。最初はデフォルトのまま進んでも問題ありません。

    • キャンペーンの目的のオプション
    • (必要な場合は)キャンペーン単位での予算設定
    • (必要な場合は)A/Bテスト
    • (必要な場合は)特別な広告カテゴリ

    2. キャンペーン内容を決める_3

     

    3. 広告セットを設定する

    次は、広告セットを設定します。広告セットとはキャンペーンの直下に設定するもので、以下項目を決めます。

    • キャンペーンの目的に対する詳細
    • 予算と掲載期間
    • オーディエンス
    • 配置

    3. 広告セットを設定する

    例えば、違うオーディエンスに広告を配信したいと思ったら、キャンペーン内に2つの広告セットを作ります。

    配置とは、記事前半でも解説したとおり、広告をどこに配信するかを決めるものです。大きいカテゴリではFacebook、Instagram、Messenger、オーディエンスネットワークがあり、媒体ごとに細かい配信箇所を選択できます。

    3. 広告セットを設定する_2

    オーディエンスネットワークだけを選択することはあまりないですが、選択してみると以下の配置があることがわかります。

    • ネイティブ
    • バナー
    • インタースティシャル
    • 動画リワード

    3. 広告セットを設定する_4

     

    4. 広告を設定する

    最後に、実際に配信する広告のクリエイティブやテキストを設定します。

    4. 広告を設定する

    Meta広告の配信手順の詳しい内容については、以下コラムをご覧ください。

     

    オーディエンスネットワーク以外の広告も検討

    本記事ではFacebook広告のオーディエンスネットワークについて解説しましたが、実際のWeb広告運用においてはオーディエンスネットワーク広告でモバイルアプリにだけ配信することはまずありません。

    例えば同じMeta広告でも、オーディエンスネットワーク以外の配置、Facebook広告・Instagram広告・Messenger広告を組み合わせて配信することを検討します。配置を全自動にしておけば、Meta広告側が最適な入札を探りながら出稿してくれるため、組み合わせが難しいと感じるなら全自動を選択してもいいでしょう。

    もちろん、オーディエンスネットワークと似たようなシステムを持つGoogle の「GDN」、Yahoo!の「YDN」などその他の広告との組み合わせも検討します。本格的な運用をするなら、専門的なデータやノウハウを持っている広告代理店に依頼するのもいいでしょう。

    こうした広告の運用では、自社のターゲットについて定義する「ペルソナ分析」が欠かせません。自社のターゲットがどのような属性なのかによって、注力するべき広告が変わってくるでしょう。例えば、BtoB商材を扱っている場合はFacebook広告を外す手はありません。

    ペルソナ分析については、以下コラムについて詳しく解説しています。

     

    強力なターゲティング×リーチ力で効果的な広告配信を

    オーディエンスネットワークはFacebookの詳細なターゲティングと、提携先の外部アプリのリーチ力を組み合わせることのできる広告です。複数の外部アプリへの配信、運用をFacebook広告の管理画面に集約できるため、管理もしやすいでしょう。配信先が確認できる点も魅力です。

    アドネットワークに対して運用工数やブランディングの面で不安がある方は、まずはオーディエンスネットワークを試してみるのもいいかもしれません。

    HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

     

    基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド

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