エクセルで資料を作るとき、データの視認性を高めるためにはグラフの活用が必要不可欠です。売上の推移、アンケート結果、サービス利用者の比較、複数のデータの比較など、グラフにすることでプレゼンのわかりやすさが上がり、他者へ伝えたいことを伝えやすくなります。
【初心者向け】Excelでの表作成や関数が学べる基礎ガイド
基本的な操作方法から、表やグラフ、利用頻度の高い関数の活用方法を初心者でもわかりやすいよう解説。
- シートの操作方法
- 関数の使い方
- ピボットテーブルの活用方法
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本記事では、エクセルでのグラフ作成に慣れていない初心者の方向けに、グラフの基本的な作成方法や、効率的に作成するために知っておきたいテクニックを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
エクセルでの基本的なグラフ作成方法
まずは、グラフ作成の基礎を理解しておきましょう。まずは下記の3つのステップに分けて解説します。
- グラフの元となるデータを入力
- 範囲を選択
- 作成するグラフの種類を選ぶ
1. グラフの元となるデータを入力
はじめに、グラフを作るためのデータを入力して準備しましょう。ここでは例として、売上日・売上・販売個数を表示した企業の売上データを用意します。
表の作り方について知りたい方は、以下コラムをご覧ください。
2. 範囲を選択
データを作成した後はグラフを作成する範囲を下記の画像の通りにドラッグで選択します。
3. 作成するグラフの種類を選ぶ
グラフにする範囲を選択したら、グラフの作成を開始します。今回は分かりやすいようにシンプルな2-D縦棒グラフで作成していきましょう。
具体的な流れは下記の通りです。
- 挿入タブから【縦棒/横棒グラフの挿入】を選びます。
- 【2-D縦棒】から【集合縦棒】を選んでクリックします。
- グラフができたら完了です。
エクセルグラフの種類
エクセルのグラフの種類としては主に下記の8つが存在します。
折れ線グラフ
折れ線グラフは、データの数値を点と点で結んだグラフのことです。数値がどう変化していくかを視覚的に確認できるため、データの推移を見たい時に使われます。
たとえば、「企業の売上高の推移」の分析の際に役立ちます。
折れ線グラフを作成するには、下図のように表を作成し、[挿入]タブ→[おすすめのグラフ]を選択します。
グラフ挿入のウィンドウが出るので、おすすめから折れ線グラフを選択します。
表にて列を増やし、年度ごとの売上を比較している場合、折れ線グラフの折れ線を複数にすることもできます。
棒グラフ
棒グラフは縦横に棒が並んでいるグラフです。「月ごとのお客さんの人数」のように、複数のデータの数量を比較する時に役立ちます。
棒グラフを作成するには、折れ線グラフと同様に表を作成し、[おすすめのグラフ]から縦棒グラフを選択します。
円グラフ
円グラフは、それぞれの構成比を円状で表すもので、「割合」を確認したい場合に最適です。「意識調査」「年代別・男女別構成比」などの資料を作成する際に役立ちます。
円グラフを作成するには、これまでのグラフと同様に表を作成し、[おすすめのグラフ]から円グラフを選択します。
複合グラフ
複合グラフは、違う種類のグラフを複数組み合わせたグラフです。なかでも縦棒グラフと折れ線グラフを複合したグラフが使われることが多いでしょう。
関連性があり単位の異なる2つのデータを見ることに向いているので「売上高(円)と成長率(%)の推移」「売上(円)と売上個数(個)の推移」などの比較データを作成する際に便利です。
複合グラフを作成するには、例えば下図のように2列の表を作成し、[グラフの挿入]ウィンドウでは[すべてのグラフ]から[組み合わせ]を選択、ここでは[集合縦棒 – 第2軸の折れ線]を選択します。
散布図
縦軸と横軸に並べた2つの値がどのような分布になっているかを表すグラフです。関連性のありそうな2つの値の相関を見るのに向いているので、「生産量と作業時間の比例」などのデータ作成に最適です。
散布図を作成するには、下図のように表を作成し、散布図を選択します。
積み上げグラフ
積み上げグラフは、1本の棒に複数の要素のデータを積み上げ表示するグラフです。1本の棒の中を各要素ごとに色分けして表示できるため、合計とそれぞれの要素の比率を容易にチェックできます。
例えば「月ごとの種類別売上金額」などのデータを作成する際に便利です。
積み上げグラフを作成するには、下図のように複数のものを比較できる表を作成し、おすすめグラフから[積み上げ縦棒]を選択します。
バブルチャート
バブルチャートは、縦軸・横軸にあわせて第3の軸を円の大きさで表現するグラフです。グラフに円が泡のように点在することからバブルチャートと呼ばれます。
下図では、1ヶ月の雨天の日数・駅からの距離・売上の関係をバブルチャートで表したものです。このように、比較する軸が3つある場合にバブルチャートが役に立ちます。
バブルチャートを作成するには、下図のように3つの比較軸を表で作成し、[散布図]から[バブル]を選択します。
レーダーチャート
レーダーチャートは、変数の個数に合わせてレーダーのように数値の分布を確認できるグラフです。複数の評価ポイントがある人事評価や、平均値との比較などに利用できます。
レーダーチャートを作成するには、下図のように必要な項目を含めた表を作成し、[すべてのグラフ]から[レーダー]を選択します。
クイック分析
クイック分析とは、複数のセルを範囲選択したときに右下に表示されるアイコンで、さまざまなアクションにつなげられる機能です。
表を選択したら、ここから任意のグラフを選択することができます。
他には、条件付き書式を設定したり、関数を挿入したりできます。
省スペースのグラフを活用[スパークライン・データバー・アイコンセット]
エクセルのグラフは基本的に、表とは別の場所に図として表示するものですが、表の内部に組み込んで表示できるグラフも存在します。
資料の省スペースになるだけでなく、簡易的なデータであればこちらのほうが見やすいこともあるため、テクニックとしてぜひ覚えておきましょう。
スパークライン
スパークラインとは、表のセル内に小さなグラフを表示する機能です。
表を作成後、小さなグラフを表示させたいセルを選択した状態で、[挿入]タブにある[スパークライン]から、今回は[折れ線グラフ]を選択します。
ダイアログが表示されるので、データ範囲をマウスドラッグで選択します。直接入力することもできます。
セル内に折れ線グラフが表示されました。
スパークラインはコピーが可能であり、コピー&ペーストやオートフィルによって別のセルにも簡単にグラフを作成できます。
データバー
データバーとは、表の数値を参照し、相対的なバーを表示できるグラフのような機能です。
一定の条件に合致したときに書式を変更する「条件付き書式」の機能の1つで、単純な数値やパーセンテージの違いを見たいだけならグラフよりわかりやすく表示できます。
データバーを表示するには、表の数値部分を範囲選択し、[ホーム]→[条件付き書式]→[データバー]→[その他のルール]と選択していきます。
ここで表示の詳細やバーの色を設定できます。外観の塗りつぶしは、グラデーションにすることで表の視認性を確保できます。
データバーは以下のように表示されます。
アイコンセット
アイコンセットもデータバーと同様、条件付き書式の機能の1つです。条件にあわせてアイコンの出し分けが可能であり、グラフとあわせて資料の伝えたいことを明確にできます。
アイコンセットを表示するには、表の数値部分を範囲選択し、[ホーム]→[条件付き書式]→[アイコンセット]→[その他のルール]と選択していきます。
ダイアログにて詳細を設定できます。今回はチェックやバツのアイコンを選択し、数値にて2,300以上か未満かで出し分ける設定にしました。
このように、アイコンで数値の良し悪しを表現できます。
エクセルグラフの基本構成
ここで、エクセルのグラフの基本構成をご紹介します。それぞれの構成要素は柔軟に編集が可能で、グラフに表示しないことも可能です。
① グラフタイトル:文字の書式は「ホーム」のフォントで編集可。枠をつけることも可能
② 凡例:グラフと色を合わせられる
③ 軸ラベル:画像は縦だが横軸にもラベルを表示可能
④ 軸:グラフの最小値・最大値、目盛の単位を指定することも可能
⑤ 目盛:表示非表示のほか、色や線のタイプを編集可能
⑥ データラベル:フォント、位置、ラベルの内容を編集可能
⑦ データテーブル:テキストや罫線を編集可能
具体的な編集方法は次の章にてご紹介します。
エクセルグラフを編集する方法
次は下記の7つの方法に分けて、見栄えの良いグラフに調整する方法を紹介します。
- 縦軸と横軸を変更する
- 単位を変更する
- 目盛りを変更する
- タイトルを修正する
- 凡例を挿入・編集する
- 軸ラベルを表示・編集する
- データを並べ替える
実際のエクセルの画面と併せて解説するので、ひとつずつ見ていきましょう。
縦軸と横軸を変更する
作ったグラフの縦軸や横軸の書式、単位を修正したくなる場合もあると思います。縦軸や横軸を修正をしたい場合は下記の流れで行いましょう。
- グラフ内で右クリックして【データの選択】を選びます。
- 表示されたデータソースの画面で、項目の追加や行/列を入れ替えて編集を行います。
単位を変更する
- グラフの単位を変更する場合は、編集したい軸を右クリックします。表示されている項目の中から【軸の書式設定】を選んでください。
- 画面の右側に【軸の書式設定】が表示されます。【単位】の【主】と書かれた欄の数値を変更しましょう。
- 上の画像では「10.0」となっていますが、より細かく表示するために「5.0」と変更します。グラフの単位表記が変更されれば編集完了です。
目盛りを変更する
グラフの目盛りを変更したい場合は下記の流れで行います。
- それぞれの軸で右クリックを行い【軸の書式設定】から編集画面に入ります。
- 【目盛】の項目をクリックし、自分の好みに変更します。
- 【OK】ボタンをクリックし、目盛りが変更されたら設定完了です。
タイトルを修正する
グラフのタイトルを修正する場合は下記の流れで設定します。
- グラフのタイトルを右クリック後、【テキストの編集】をクリックします。
- タイトルの編集ができるようになるので、より適切なタイトルを設定しましょう。
タイトルは、そのグラフが何を指しているかが一目でわかるように付けるのもポイントです。
凡例を挿入・編集する
エクセルのグラフは凡例を挿入することで、データが複数ある場合でもそのグラフが何を表しているかがよりわかりやすくなります。ぜひ設定しておきましょう。
凡例を挿入する方法
- グラフをクリックした後、右上に出てくる「+(グラフ要素)」をクリックし、【凡例】にチェックを入れましょう。
- 凡例はグラフの左右上下に表示されるので、凡例の横の【▶】をクリックし、設定すべき位置を選択します。
- 凡例が反映されたら設定完了です。
凡例を編集する方法
- 表示されている凡例を右クリックして【データの選択】をクリックします。
- 編集する項目を選択し、【編集】をクリックします。
- 系列名が変更できるので、自分の好みに設定して【OK】をクリックします。
- 表示名が変更されれば設定完了です。
軸ラベルを表示・編集する
エクセルのグラフでは軸ラベルを設定することで、グラフが表すデータを細かに表示でき、より見やすいグラフに仕上がります。
軸ラベルを表示・編集する場合は下記の流れで設定しましょう。今回は、軸ラベルを縦書きに変更する場合を想定して解説します。
軸ラベルを表示する方法
- グラフをクリックした後、【グラフ要素】をクリックし、【軸ラベル】にチェックを入れます。
- 軸ラベルが表示されたら設定完了です。
軸ラベルを縦書きに変更する方法
- 表示されている軸ラベルを右クリックし、【軸ラベルの書式設定】をクリックします。
- 【サイズとプロパティ】を選択し、文字列の方向から【縦書き】を選択します。
- 軸ラベルが縦書きに変更されていたら設定完了です。
データを並べ替える
グラフを作成した後に、数値を直したい、昇順から降順に並べ替えたいなど、データを変更したくなるケースもあるでしょう。
エクセルのグラフは表の値が自動で反映されるため、グラフを再度作り直す必要はありません。以下はデータの並べ替えをした場合の例です。
- 表全体を選択し、[ホーム]タブの[並べ替えとフィルター]から[フィルター]をクリック
- 元になっている表の対象列のフィルターマークをクリックし、【降順】に並べ替えます
- グラフが反映されていることが確認できたら設定完了です
フィルター機能の活用について知りたい方は、以下コラムをご覧ください。
エクセルグラフのデザインを高めるテクニック
エクセルでグラフを作成する際、デザインまでこだわると誰が見ても見やすく、わかりやすいグラフに仕上がります。下記の5つのテクニックを覚えておきましょう。
- グラフエリアの形を調整する
- 色に統一感を持たせる・見やすいフォントを使う
- グラフを太くする
- エクセルでグラフを重ねる
- エクセルでグラフの第2軸を追加する
それぞれのテクニックについて、やり方を図解で紹介します。
グラフエリアの形を調整する
グラフエリアが小さいと、増減の差が見えにくく値が読み辛くなることがあります。そこで、下記の流れでグラフエリアの形を調整してみましょう。
- 【グラフエリア】をクリックし、表示される丸いハンドルを下にドラッグして引っ張ります。
- グラフエリアが縦に広がるので、短いグラフがより見やすくなります。
色の統一感・見やすいフォントの設定で見栄え良く
色に統一感を持たせたり見やすいフォントに設定したりすることで、見栄えの良いグラフになります。フォントの種類やサイズはグラフエリアを選択して変更するだけです。
例えば、メイリオなどの見やすいフォントに変更しましょう。配色は同系色に設定すると、それだけでデザイン性が高まります。色の変更方法は以下の通りです。
- グラフエリアを選択し、右側にある筆形のアイコンをクリックします。
- アイコンの右側にスタイルと色を変更するメニューがあるので、画像のように同系色の配色を選んでクリックしましょう。
グラフの色は個別に変更することもできます。コーポレートカラーを使えば、資料としての統一感がでます。
色の変更方法としては、データの要素(ここでは棒)をダブルクリックし、データ系列の書式設定から[塗りつぶし(単色)]をクリックします。
その後[色]のプルダウンから任意の色を選択します。その他の色からカラーコードで指定、透明度の設定、グラデーションの作成なども可能です。
グラフを太くする(棒グラフ)
棒グラフを活用する際はグラフを太くすることで、さらに見やすく仕上がります。プレゼンなどで強く印象付けたい場合にも便利です。
棒グラフを太くする際は下記の流れで設定します。
- グラフの棒を右クリックした後、【データ系列の書式設定】をクリックします。
- 【データ系列の書式設定】の作業ウィンドウが表示されたら、【系列のオプション】の一番下にある【要素の間隔】欄のスライダーを左にドラッグして、棒グラフの太さを調整します。
棒グラフを重ねる・離す
複数のデータを並べる際に、棒グラフの重なりや離れ具合を調整することもできます。やり方は以下の通りです。
- いずれかの棒を右クリックし、【データ系列の書式設定】をクリックします。
- 【系列の重なり】のスライダーを動かし、重なりを調整します。(0で隣接)
エクセルでグラフの第2軸を追加する
軸を2種類表示すると目盛の間隔を調整できる上、値の範囲が違うデータを同じグラフ内に表示できるため、視認性が高まります。エクセルでグラフの第2軸を追加する際は下記の流れで設定しましょう。
- グラフを選択して【データ系列の書式設定】を開きます。
- 【系列オプション】→【第2軸(上/右側)】の順に選択します。
- 第2軸が表示されたら設定完了です。
他にも、デザイン性を高める工夫は様々あります。こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
エクセルで作成したグラフを他アプリで使用する方法
エクセルで作成したグラフは、同じMicrosoft製品であるパワーポイントやWordにコピー&ペーストして使用することもできます。
パワーポイントへ挿入
エクセルで作成したグラフは、パワーポイントへ挿入してプレゼンに利用することができます。
- パワーポイントへ挿入したいエクセルのグラフを選択し、コピーします。
- パワーポイントに移動し、グラフを貼り付けたいスライドを選択した後に右クリックします。
- 【貼り付けのオプション】が表示されるので、【図】を選択しましょう。
- パワーポイントのスライドにグラフが反映されたら設定完了です。
なお上記のように貼り付けのオプションから【図】で貼り付けると1枚の画像として使用できますが、そのまま貼り付けをするとグラフの書式を保持することができ、パワーポイント上で見た目の編集が可能になります。
Wordへ挿入
Microsoft Office製品であるWordへも、同じようにグラフを挿入できます。社内資料を作成する場合などにぜひ活用してください。また、エクセルの表部分をそのままWordに挿入することもできます。
Wordでもパワーポイントと同様にグラフの貼り付けが可能です。貼り付けオプションによって図として使用するか、グラフとして使用するか、書式(フォントなど)はエクセルとWordどちらに依存するかなどを選択できます。
エクセルで作成した表も同様にコピー&ペーストが可能なので、社内資料を作成する場合などにぜひ活用してください。
グラフを図として保存
エクセルで作成したグラフは、画像データとして保存することもできます。画像データとして保存したら、ウェブサイトへの掲載やグラフ画像だけの共有などが可能になります。
画像データとして保存するには、グラフ上で右クリックし、[図として保存]を選択します。
エクセルを活用し尽くすその他のTips
ここまでグラフの基本的な作成方法についてご紹介してきましたが、エクセルには他にも膨大な機能があり、資料を作成する目的だけでも多くの活用方法があります。
ここではその他のTipsから、初心者でも挑戦しやすい基本的な内容をご紹介します。
表作成の基本を押さえる
グラフを作成するにあたって表の作成方法は押さえているかと思われますが、表は資料のわかりやすさを高める重要な要素の一つです。見た目の調整だけでも多くの機能があるため、いろいろ試してみましょう。
基本的な表作成のポイントとしては、まず関数の活用が挙げられます。
関数とは「合計」「平均」「特定の値を抽出」などさまざまな結果をセル内に返すことのできる機能で、表でデータを整理する際には必須のテクニックとなります。
例えば、合計を返すことのできるSUM関数を使うと、指定した範囲の合計値を表示することができます。
セル右下にカーソルを合わせ、任意の方向へ引っ張ることでデータを自動記入できる「オートフィル」も活用しましょう。以下のように、SUM関数を一つずつ入れることなく、すべての行にコピーできます。
装飾の機能としては、文字色、セルの背景色、フォント、配置、罫線、列・行の太さなどを編集できます。
セルを選択した状態で右クリックから「セルの書式設定」をクリックすることで、装飾のためのメニューを呼び出せるため、こちらから使いこなしてみてください。
表の基本的な作成方法については、以下コラムにてまとめています。
フィルターを活用する
フィルターとは、表でまとめられたデータを任意の条件で並べ替えたり、非表示にしたりできる機能です。
エクセルでフィルター機能を有効にすると1行目の各セルの右に▼マークが現れ、フィルターメニューを選択できるようになります。
昇順・降順での並べ替えの他、日付・名前・数値の大小・セルの色などで表示する項目を絞り込み、データを確認しやすくできます。
なおフィルターを適用した状態でグラフを作成し、特定条件で絞り込みを行うと、グラフにも随時適用されます。
フィルターの使い方について詳しくは、以下のコラムをご覧ください。
マクロを活用する
マクロとは、繰り返し行う作業を自動化する機能です。エクセルでは例えば、表を作成する・決まった装飾を施す・データを別のエクセルからコピーする・関数を入れて計算する、といった一連の作業を自動化できます。
資料作成においても、似たようなデータを繰り返し記入していく場合、マクロを活用することで大幅に作業効率を改善できます。
マクロは一見難しく感じるかもしれませんが、簡単なものであれば一度設定してしまえば難しくありません。以下コラムを見ながら、ぜひ習得してみてください。
グラフの基礎を理解し、効率的に活用しよう
エクセルでのグラフ作りをマスターすれば、資料作りがスムーズになり、業務効率化や資料品質の向上にもつながります。
仕事を進めるうえで意識したいのは、きれいに凝ったデザインに作り込むのではなく、わかりやすい資料をスピーディに作成することです。資料作成に必要以上に時間を割かず、自社の価値を高めるための仕事に集中できるようにしましょう。
グラフを作る機会のある方は、ぜひ今回紹介した方法を実践してみてください。