SEOにおけるディスクリプションとは?効果・書き方・注意点を解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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ディスクリプションとは、検索結果画面でタイトル下のスニペットに表示されるテキストのことで、ページやコンテンツの概要を示す役割があります。

SEOにおけるディスクリプションとは?効果・書き方・注意点を解説

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ディスクリプションを適切に設定するとクリック率が向上し、間接的にSEOへ影響を与えるといわれています。

本記事では、SEOの視点で考えるディスクリプションの効果や書き方のポイント、書く際の注意点について解説します。

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SEOにおけるディスクリプションとは?

英語で「ディスクリプション(description)」は「記述」を意味しますが、SEOにおけるディスクリプションは、メタタグの1つである「メタディスクリプション(meta description)」を指します。メタタグは、Webページの情報を検索エンジンへ伝えるために、HTMLに記述するタグです。

ディスクリプションには主に2つの役割があり、1つは検索エンジンにページ概要を伝えることです。もう1つは、検索結果画面でタイトル下に表示されるスニペットとして、ユーザーにページの内容や読むべき根拠を伝えることです。

メタディスクリプションに記したテキストは、一部の例外を除いて、検索結果のタイトル下部に表示されます。例外については後述します。

SEOにおけるディスクリプションとは?

 

SEOにおけるディスクリプションの効果

コンテンツマーケティングに携わる方にとって、ディスクリプションの設定の有無がSEOに影響するのかどうかは気になるところでしょう。ディスクリプションはクリック率に関わるため、SEOへ間接的に影響を与えるといわれています。

ここでは、SEOにおけるディスクリプションの効果を2点ご紹介します。
 

クリック率が上がりページの評価が上がる

ディスクリプションによってユーザーの利便性を高めると、間接的にSEOに良い影響を与えるといわれています。

ユーザーが検索結果に表示されたディスクリプションを見て、自分が求めている情報について明確に触れられていて、内容がほかの記事よりも魅力的であると判断すれば、クリック率が高まるでしょう。

クリック率が上がると、優良なコンテンツとしてページの評価が上がるため、間接的にSEOにつながると考えられます。ただし、SEOに対するディスクリプションの効果はあくまでも間接的なものです。「タイトルを変更したら検索順位が上昇した」のように、直接的な効果はないと覚えておきましょう。
 

検索エンジンにページ概要を伝えられる

検索エンジンには、自動でコンテンツから要素を抽出し、スニペットを表示する機能がもとから備わっています。そのため、ディスクリプションはタイトルのように必ず設定が必要なものではありません。

しかし、メタタグによって設定されたディスクリプションの方が、コンテンツの内容をより正確にユーザーに伝えられると検索エンジンが判断した場合は、ディスクリプションをスニペットとして使用することもあります。

また、ディスクリプションを設定することで、ページの内容を検索エンジンのクローラーに認識してもらいやすくなる効果も期待できます。
 

SEOを考慮したディスクリプションの書き方8つ

SEOを考慮したディスクリプションの書き方8つここでは、SEOを考慮したディスクリプションの書き方のポイントを8つご紹介します。
 

1. ページごとに固有の文章を作成する

Webサイトなどで複数のページを作成する場合、すべてのぺージで同じディスクリプションを使用してしまうと、ユーザーも検索エンジンも混乱してしまいます。

Google 公式サポートでも、「サイトのすべてのページや多数のページにわたって1つのメタディスクリプションタグを使用することは避ける」と記載があるため、ページごとに固有のディスクリプションを作成しましょう。

参考:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
 

2. 適切な文字数にする

ディスクリプションの文字数に、明確なルールや制限は定められていません。しかし、表示画面やデバイスの幅に合わせて短縮されたり、末尾が非表示になったりするため、長すぎるディスクリプションは避ける必要があります。

2023年時点の標準のディスクリプションの文字数は、パソコンが120字前後、スマートフォンが50~60字前後となっています。

ターゲット層がよく使う端末に合わせることもできますが、基本的にはどちらで表示されても問題ないように100字程度を目安とすると良いでしょう。
 

3. 主要なキーワードを冒頭に含める

Google の検索結果画面(SERP)には「強調スニペット」という機能があり、ディスクリプションに検索キーワードが含まれていた場合に、スニペット内でキーワードが太字で表示されます。

強調スニペットは、ユーザーが求めている情報をすみやかに得るのに役立ちます。

主要なキーワードを冒頭に含めることで、ユーザーの目にとまりやすくなります。キーワードが2語以上の場合は、どちらもなるべく冒頭に寄せます。

主要なキーワードを冒頭に含める

 

4. コンテンツの内容との整合性をとる

ディスクリプションは、そのページやコンテンツの内容を正しく要約し、簡潔にまとめたものにすることが大切です。

キーワードを含めることや、クリックを促すことに気を取られすぎて、コンテンツの内容と異なることを書かないよう注意しましょう。
 

5. クリックしたくなるような文章にする

質の高いディスクリプションを作成するためには、クリックしたくなるような文章を目指すことが大事です。

具体的には次の3つのポイントを意識しましょう。
 

5-1. 結論から書く

冗長な文章や、結論がわからないまま説明が続く文章は、ユーザーの利便性を損ねます。結論から述べ、簡潔かつ適切に要約した文章を心がけましょう。

例えば、「○○とは?」のような言葉や概念を説明するコンテンツであれば、ディスクリプションの冒頭で疑問に対する回答を端的に示しましょう。それによって、ユーザーから「この記事で自分の抱えている疑問が解消できそう」と思ってもらいやすくなります。
 

5-2. コンテンツを読むメリットを伝える

多くのコンテンツのなかからユーザーに「読みたい」と思ってもらうためには、コンテンツを読むべき根拠やメリット、読むことで得られるベネフィットを伝える必要があります。

コンテンツを読むメリットは、検索の目的によっても異なります。

例えば、「○○の使い方」「○○のコツ」といったノウハウ系の場合、結論の提示とともに、「初心者向け」「注意点も紹介」など、プラスアルファの読むべきメリットを伝えると良いでしょう。
 

5-3. 競合との差異化を図る

ディスクリプションは、当たり障りのない文章にするよりも、意図的に競合との差異化をはかれる文章にすることで、ユーザーの興味を引けます。

情報の質の高さや情報の新しさ、比較系コンテンツであれば数の多さなど、コンテンツの強みをディスクリプションで伝えましょう。
 

ディスクリプションを記述する場所

SEOのディスクリプションを記述する場所は、HTMLに記述する場合とWordPressやWixなどのCMSに記述する場合とで異なります。それぞれ解説します。
 

HTMLにディスクリプションを記述する場合

自社で構築したWebサイトなど、HTMLにディスクリプションを記述する場合は、HTMLテキストの<head>要素内にメタディスクリプションのソースを記入します。

HTMLにディスクリプションを記述する場合

 

CMSにディスクリプションを記述する場合

WordPressやWixなどのCMSの場合、直接HTMLを編集できないケースや、編集する必要がないケースもあります。

使用中のバージョンによっても異なりますが、基本的にはCMSの投稿ページ下部などにメタディスクリプションの記載欄があるため、コード形式ではなくテキスト形式で記述しましょう。

また、CMSにはディスクリプションの自動設定ができるプラグインや提携アプリなどの拡張機能もあるため、活用することで効率化も可能です。
 

SEOでディスクリプションを書く時の注意点

ディスクリプションは、適切な設定をすることで効果を最大化できます。SEOを目的としてディスクリプションを書く際に気をつけたい注意点を4つご紹介します。
 

不要・不自然なキーワードの使用を避ける

ディスクリプションには主要なキーワードを含めることが大切ですが、キーワードの入れすぎや意味のない羅列、くり返しなど、不要・不自然なキーワードの使用は避けましょう。

また、コンテンツで触れられていないキーワードをディスクリプションに含めることも、SEOの効果を低下させる可能性があります。ディスクリプションの内容が実際のコンテンツに書かれていないとユーザーの離脱につながり、そのページの評価も下がるためです。
 

タイトルと同じ文章にしない

設定したディスクリプションは、基本的にタイトル下のスニペットとして表示されるため、タイトルと同じ文章にすると伝えられる内容が半減してしまいます。

限られた文字数を十分に活用し、タイトルに書ききれなかった内容や、プラスアルファの情報を伝えるために使用しましょう。
 

導入文(リード文)と同じ文章にしない

ユーザーへコンテンツの内容を示すという意味で、ディスクリプションと導入文を混同してしまう方もいますが、同じ文章にすることはおすすめできません。

ディスクリプションは検索結果でどの記事を読むか選定中のユーザーに向けた文章です。対して、導入文はすでに記事を読み始めているユーザーに向けたものなので、それぞれの状況にあわせた文章にする必要があります。
 

未記載・不適切な場合は書き換えられる

ディスクリプションを空欄のままにした場合は、検索エンジンによって自動生成される可能性があります。

また、記載していたとしても不適切であったり、情報が不足したりしている場合には、Google 側がコンテンツから有益だと考えられる情報を抜粋して設定するケースもあります。

設定したディスクリプションと異なる内容がスニペットに表示されていると気づいたら、キーワードが適切に盛り込まれているか、コンテンツの内容とマッチしているかといった点を見直すようにしましょう

ただし、ディスクリプションを変更した場合は、反映されるまでに数日から1週間ほどかかることもあるので、覚えておきましょう。
 

ユーザー視点のディスクリプション設定でSEO効果を狙おう

ディスクリプションはクリック率に関わる重要な要素であるため、適切に設定することで間接的にSEOにも良い影響を与えると考えられています。

ユーザー視点を第一に、ユーザーが理解しやすく正確なディスクリプションを心がけることで、SEO効果を高められるでしょう。

書き方のポイントや注意点を押さえて、ディスクリプションを作成してみてください。

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