自身のスキルを活かしたい!スモールビジネスの起業アイデア60選

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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自分が良いと思えるビジネスアイデアはなかなか出てこないものです。しかし、計画と準備を怠らなければ、副業あるいは本業として小規模なビジネスから始めるのもそう難しくはありません。

自身のスキルを活かしたい!スモールビジネスの起業アイデア60選

また、始めたい事業のアイデアがすでに浮かんでいて、気構えと情熱はあるものの、方向性に迷っている方もきっといらっしゃるでしょう。

そんな皆さんの起業を後押しできるよう、以下の項目別にスモールビジネスのアイデアをまとめました。

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起業家として成功するための第一歩は、自分に合ったビジネスのアイデアを見つけることです。この記事では、在宅で始められ、顧客が増えるにつれて規模を拡大できる小規模ビジネスのアイデアを多数ご紹介します。それでは始めましょう。
 

スモールビジネスに最適なアイデア

Airbnbの共同創業者であるBrian Chesky氏は次のように述べています。

「優れたアイデアは出そうと思って出てくるものではありません。日々の暮らしの中にある問題の解決策を見つけるだけでよいのです」

Chesky氏のように、身近な問題の解決策について考えたことがある、または考えているなら、あなたも将来起業することになるかもしれません。決まった時間で働く会社員生活に別れを告げ、自ら経営者になることを夢見ている人にも、Chesky氏のアドバイスは参考になるでしょう。

ここからは、小規模ビジネスを始めるのに最適なアイデアと、関連するページや実例をご紹介します。
 

1. 住まいの修理サービス

普段から家の中のものを自分で修理している人や、周囲からちょっとした仕事を頼まれることが多い人に適しています。

ウェブサイトを作成したり、競合分析によって注力すべき分野や専門性が生かせる分野を見極めたり、以前力を貸した友人に次の顧客を紹介してもらったりするところから始められます。

ウェブサイトの作成については以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

住まいの修理を引き受けるスキルをしっかりと身に付けているなら、ぴったりのアイデアです。

まずは、例えばシンクの下や水回りなどの得意な分野を専門に始め、その後他にもスキルを習得したタイミングで、サービスを拡大することをお勧めします。
 

2. 木工品作り

木製の美しい家具や日用品を作ることが好きなら、それが起業につながるかもしれません。

まずは、Etsyなどのハンドメイド販売サイトに作品をいくつか出品してみましょう。フォロワーがある程度増えたら、ウェブサイトを立ち上げ、カスタム品の受注、修繕やメンテナンスなどに事業を拡大します。

木工が好きで、受注に対応できるだけの工具がすでにそろっているという人に最適です。顧客に満足してもらうためには、良質な製品を提供することが重要であるため、修行中の身でオーダーメイドの棚や収納箱の注文を引き受けるべきではありません。木工職人の見習いとして、少なくとも1年間は経験を積むことをお勧めします。

特別な学歴要件はありませんが、オンラインでもさまざまな教室が開かれていますので、まずは受講してみるとよいでしょう。
 

3. オンラインのデートコンサルティング

通常、デートコンサルタントの報酬は時間制です。

効果的なプロフィール作成を支援したり、一般的なオンラインチャネル以外からデート相手の候補を紹介したり、Tinderなどの大手サービスでは提供できないような、1人ひとりに合わせた親身なコンサルティングを提供します。

マッチングのコツを知っている人には、ぴったりのビジネスかもしれません。

起業するなら、まずご自身のプロフィールやデートに関する無料コンテンツを掲載するウェブサイトが必要になります。資料をダウンロードしてもらえたら、そこから無料相談へとつなげましょう。
 

4. 裁縫や衣類のお直しサービス

4. 裁縫や衣類のお直しサービス

画像出典(英語)

洋服の裾上げやボタンの付け直しはあちこちで必要になるので、それを仕事にできるかもしれません。

裁縫が好きで自宅にミシンをお持ちなら、裾上げなどの簡単なサービスから始めて、顧客基盤と需要を築きながら、洋服の仕立てやデザインなどに幅を広げていきましょう。

このビジネスを始めるのに特別なライセンスや学位は必要ありませんが、複雑な依頼も引き受けられるよう、スキルを磨くことが重要です。スーツ、パンツ、ワンピース、ドレスといった高度なアイテムのカスタマイズは、優良顧客からの引き合いが多く、収益性も特に高いため、逃すわけにはいきません。

また、顧客の要望に応えるために、ありとあらゆる材料を購入する必要があります。
 

5. フリーランスのウェブ開発

企業のウェブサイト構築から、特定のプロジェクトの技術的サポートまで、質の高いウェブ開発に対する需要が高まっています。ウェブ開発者なら、もちろん技術的なスキルは備えているでしょう。

サービス内容の紹介文を書くときには、ご自身の知識と専門性をただアピールするだけでなく、それによって何を実現できるのか、ウェブ開発の経験がない相手にも分かるように説明することが大切です。

そのため、ウェブ開発にあまり詳しくない友人や家族に紹介文を読んでもらうとよいでしょう。

その人があなたのサービス内容の大枠を理解できたら、その紹介文によって幅広い層に訴求できる可能性が高いと言えます。

さまざまなフリーランス求人サイトにアクセスして、最初の仕事を見つけましょう。
 

6. パーソナルトレーニング

家庭でのコンサルティング、オーダーメイドの栄養療法や運動療法、グループ合宿などのサービスを提供し、その様子を発信します。

Instagramのフィードに、心に響く名言や、無料のエクササイズ動画、おいしい間食のアイデアなどを忘れずに載せましょう。多くの人気トレーナーがこの方法によりデジタル世界で自身のブランドを確立しています。

このようなやり方なら、小規模から始めて徐々に規模を大きくしていくことができます。

パーソナルトレーナーになるために資格は不要ですが、NSCA認定資格NESTA PFT認定などの資格を取得しておくとビジネスを機動に乗せやすくなるためおすすめです。
 

7. フリーランスのグラフィックデザイン

自分で働く時間を決め、プロジェクトを選び、満足のいくポートフォリオとビジネスを構築できます。ウェブサイトのデザインやブログのグラフィックなど、さまざまなプロジェクトをサポートしてくれる経験豊富なグラフィックデザイナーを多くの企業が探し求めています。

しかも、フリーランスとして活躍するための特別な学歴要件はありません。

グラフィックデザインを始めたばかりであれば、初心者向けのノウハウを以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

8. ライフコーチング、キャリアコーチング

仕事やプライベートでの転換期、または社会的な転換期をうまく乗り切った経験があるなら、その経験をライフコーチやキャリアコーチとして生かしてみてはいかがでしょうか。

多くの人がキャリアに関するアドバイスを求めているものの、時間をかけて導いてくれる人を見つけるのは容易ではありません。

ライフコーチングやキャリアコーチングのサービスは決して安価ではありませんが、顧客が公私共に大きな変化を起こすために必要となる集中的かつ実践的なトレーニングやアドバイスを提供できます。誰だって時には励みになるようなアドバイスが必要なのです。
 

9. 履歴書作成代行

新しい職を得るには、履歴書、カバーレター、必要に応じてポートフォリオも作成する必要があります。時間も労力もかかるため、代行サービスを利用する人も少なくありません。

こうしたサービスでは、採用担当者の興味をそそる、完成度の高い履歴書や見事なカバーレター、丁寧に作り込まれたポートフォリオによって、依頼主の求職活動を支援します。履歴書をゼロから作成するのに不安を感じる方は、便利なテンプレートを使うこともできます。

履歴書作成ビジネスは経済的で、間接費がほとんどかからず、学歴要件もほとんどありません。ですが、準学士号か学士号を取得し、履歴書サンプルをいくつか用意しておくことをお勧めします。

履歴書作成のコツがつかめたら、カバーレターの作成、さらにはキャリアコーチングのサービスも合わせて提供するなど、ビジネスを広げることができます。
 

10. フリーランスのライター業

ライティングスキルがあるなら、そのスキルに喜んでお金を払う人がいます。ブログ記事や雑誌の記事、ウェブサイトのコピーなどをたくさん書きましょう。そして潜在顧客にも見られる場所に全ての作品を公開しておきます。

作品のサンプルをいくつか用意しておくだけでも、能力をアピールして新たな依頼を呼び込むのに役立ちます。

フリーのライターになるためには、専門分野を選ぶことが重要になります。例えば、医療に従事した経験があるなら医療業界の出版物、あるいはライフスタイル系の出版物だけに絞るといった具合です。

いずれにしても、専門分野を絞ることでニッチな市場を見つけ、新人フリーライターとして自信を付けることができます。

フリーライターになるための学歴要件はありません。求められるのは、優れたライティングスキル、そして執筆を楽しめることです。認定資格が役立つ場面もありますが、それよりも日々の鍛錬が物を言います。テーマを探してとにかく書き続けましょう。
 

11. 造園

草刈り、剪定、季節の飾りつけなどは、どんな地域でもニーズがあります。機器を持っている、あるいは手に入れられるのなら、造園業は実入りの良い仕事になるでしょう。また、自宅の庭造りを楽しんでいる人や、造園設計のセンスがある人にもうってつけです。

このビジネスの利点は、小規模に始められることです。例えば、季節ごとに多年生植物を植えるサービスをご近所に提供したり、地面を資材で覆うマルチングサービスだけを展開したり、身近なところから始められます。

造園ビジネスを成長させるためには、以下のような公式トレーニングを受けることを検討しましょう。

インターナショナル ジャパニーズ ガーデントレーニング センター
 

12. 映像制作

映像制作には機材への先行投資が必要になるため、かなりのコストがかかりますが、その分サービスの価値も高くなります。作品のリールをシェアするか、ウェブサイトを作成して、興味を持ってくれた人たちがあなたの選りすぐりの作品を見られるようにしておきましょう。

映像制作ビジネスを始めるために必要な学歴やライセンスはありません。しかし、ライティングなどのクリエイティブワークと同じように、専門分野を持つことが重要です。

不動産の紹介動画、結婚式のムービー、スタジオで収録するインタビューは、それぞれにまったく異なります。

専門分野を持つことで、提供するサービスに最適な顧客にターゲットを絞れるだけでなく、特定の撮影スタイルについて効果的にスキルアップを図ることもできます。
 

13. 写真撮影

家族や友人の写真を撮ることから始めましょう。作品が増えてきたら、写真撮影が必要そうな人に紹介してもらったり、写真撮影時の感想を書いてもらったりします。

写真ビジネスは口コミで成長することが多いため、Facebookページを作ると効果的です。最近依頼を受けた顧客をタグ付けして写真を投稿すると、顧客の友だちのニュースフィードにもその写真が表示されるため、自分の作品を見てもらえます。また、Facebookのビジネスページにレビューを書いてもらうようにお願いすることもできます。

映像制作と同様に、写真撮影でも専門分野を持つことが重要です。

商品撮影やポートレート撮影、あるいは結婚式やファッション写真の撮影など、専門分野を絞ることで、自分の強みを最大限に生かした作品を制作できるようになります。
 

14. ゲストハウス

ゲストハウス

画像出典(英語)

宿泊事業も地域によって要件が異なるため、どのようなライセンスが必要かを調べなければなりません。しかし、夢が叶うと思えばそれだけの価値は十分にあります。どのような宿泊客がその地域を訪れるかを考え、宿泊客の関心に合わせた特別なパッケージやテーマのある宿泊体験を用意します。

ゲストハウスを開くには、物理的な場所に加え、メンテナンス、カスタマーサービス、維持管理に数人のスタッフが必要になるため、開業資金をお持ちの方にお勧めです(資金が潤沢ではない場合は、クラウドファンディングを利用する方法もあります)。

また、宿泊予約システムを備え、SEO(検索エンジン最適化)に強いウェブサイトも必要になるでしょう。WordPressプラットフォームなら、予約フォームをゼロからコーディングしなくても、宿泊予約プラグインを使用してゲストハウスのウェブサイトを簡単に作成できます。

Airbnbやホテルが市場シェアの大部分を占め、熾烈な競争が繰り広げられているこの分野においては、ユニークな切り口のサービスを提供することをお勧めします。

先ほど触れたように、テーマのある宿泊体験を用意するとよいでしょう。例えば、全ての家具をオリジナルでそろえてヴィンテージの雰囲気をつくる、故郷の伝統料理を提供するなどです。
 

15. ファッションブティック

自分だけのファッション帝国を築くことを夢見ているなら、地元のブティックから始めてみてはいかがでしょうか。印象的なファッションスタイル、魅力的なソーシャル メディア アカウント、コミュニティーへの積極的な関わりによって流行を生み出しましょう。

実店舗を構えることもできますが、まずはオンラインで手軽に始めて、収益性を確かめてから地元にお店を開いてもよいでしょう。

ファッションブティックを始めるには、いくつかの方法があります。すでにファッションデザインの経験や、裁縫、編み物、色柄合わせなどの知識がある場合は、自分で衣服を製作できます。

また、グラフィックやロゴなどの部分的なデザインのみを引き受けて、注文が入ってから地域の印刷ショップに印刷を依頼することもできます。

さらに、提携した倉庫から直接顧客に商品を発送する「ドロップシッピング」という方法もあります。

ただし、特に倉庫を実際に訪れたことがないと、商品の品質がほとんど保証されないため、不安が残ります。どの形態を選ぶのにしても、ファッションブティックを開くことは十分に可能であり、ファッションの学位も問われません(持っているのに越したことはありませんが)。
 

16. 高級食品専門店

16. 高級食品専門店

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グルメな食材、チーズ、日本酒、ワインなど、あらゆる食品に専門の販売店があります。

高級食品専門店を始めるには、自分が惚れ込んだ信頼できるメーカーから食品を選りすぐって仕入れる必要があります。周囲に尋ねて回り、販売したい食品の地元メーカーを見つけましょう。特に、メーカー側にもメリットがある場合には、進んで提携を受け入れてくれるでしょう。

いざ販売となれば、物理的な場所を見つける必要があります。しかし、そのコストが高すぎるようなら、フードフェスティバルや地元の市場に出店することから始めてもよいでしょう。また、生鮮食品を丁寧に梱包し、ウェブサイトを介してeコマースで商品を販売することもできます。

eコマースについては以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

17. キッチンカー

レストランの経営をいつも夢に見ながらも、なかなか踏み出せないのであれば、キッチンカーでその構想を試してみましょう。この方法なら、費用を投じて実店舗を開く前に、地域の食の傾向や開店要件を調べ、人々の好みを把握し、コアなファンを獲得できます。

キッチンカーには大きな投資が必要ですが、ありがたいことにトラック自体はレンタルできます。

高いコストがかかるため、フードフェスティバルやコンサートなどのイベント用にレンタルしてみることをお勧めします。そこで、自分の料理の人気を試し、キッチンカーの業態が自分に合っているかどうかを確認しましょう。
 

18. カーディテイリング

18. カーディテイリング

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神は細部に宿る。そんな言葉が好きなあなたは、細部まで追求する力をビジネスに生かせるかもしれません。

出張カーディテイリングとは、洗車の時間が取れない忙しい人々に代わって自動車を隅々までクリーニングしてくれる、便利なサービスです。顧客は支払いさえ済ませば、後はサービスの完了を待つだけです。

ただし、このビジネスを軌道に乗せるためには、臨機応変な対応、移動手段、各種機材が必要になります。
 

低コストで始められるビジネスのアイデア

開業資金が潤沢ではない場合は、以下のビジネスを検討してみてはいかがでしょうか。
 

1. 翻訳

複数の言語を使いこなしているなら、翻訳サービスを始めましょう。医療や金融など、特定分野の翻訳に絞ることで、コミュニティー内のニッチなニーズを満たせるかもしれません。

一方で、近年はAI技術の発展にともない、翻訳の技術がなくてもある程度の翻訳が可能になっています。AI翻訳を活用しつつ、正確さ・読みやすさを調整する「ポストエディット」の需要が高まっているようです。
 

2. ガーデンデザイン

庭仕事に精を出す人は多いですが、このプロセスの最初の部分、つまり庭造りのデザインと計画を仕上げるノウハウを持っている人はほとんどいません。屋外空間のデザインを引き受けて、顧客が実際どのように庭を造っていけばよいか設計図で示しましょう。

ガーデンデザインの仕事は、個人宅だけでなく、公園や施設の庭園などもあります。見た目に美しいデザインだけでなく、給排水の設備をどう設計するかも重要です。
 

3. eコマースストア

何か特別なものを作ったり、集めたりしているなら、オンライン販売を始めて趣味を本業にしてみませんか。これまで制作してきた陶器を販売する場所が欲しい、大好きなスポーツの記念品を探し出す口実が欲しいなど、ECビジネスを始めれば、自分の情熱を経済的な方法で追求できます。

オンライン販売については以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

4. 旅行プランニング

旅行代理店の時代は終わりつつあるかもしれませんが、既成概念にとらわれない旅行コーディネートを得意とする人材は、今なお求められています。

もしあなたが、美しいホテル、理想的なロケーション、滞在中の美味しいディナーなど、完ぺきなバカンスを計画することに長けているのであれば、それをサービスとして提供できます。新しい旅行計画の形として宣伝しましょう。
 

5. 住宅診断

住宅診断士(ホームインスペクター)として働くために資格はいりませんが、日本ホームインスペクターズ協会が認定する民間資格を取得するといいでしょう。

日本でも需要が急激に伸びている職業で、地域の役に立てるかもしれません。
 

6. ハウスクリーニング

参入障壁が低く、好きなことを仕事にしやすいのが、ハウスクリーニングです。まずは、ご近所に広告を出すことを検討しましょう。

また、中小企業との契約が取れれば、まとまった収入が見込めます。

同程度の仕事量でも支払い額が高くなる傾向があるためです。
 

7. パーソナルシェフ

人は誰でも食べることが大好きです。しかし、健康的で美味しい食事を作る時間とエネルギーがなく困っている人が大勢います。お住まいの地域の家庭や企業に自分のサービスを宣伝しましょう。

開業費用を抑えるために、属性が近い顧客(ベジタリアンなど)の依頼を同時に引き受けられるようにしましょう。そうすれば、同じメニューを大量に作って対応できます。
 

8. 不動産管理

離れた場所に自分の居住用ではない不動産を所有している人も少なくありません。不動産管理サービスでは、物件の手入れやちょっとした修理を代行し、賃借人との連絡係として不動産の所有者をサポートします。

なお個人で不動産事業を始めると、事業のやりくりによっては節税効果も期待できるようです。
 

9. 荷造りサービス

引っ越しは非常に骨が折れるため、多くの人が荷造りを丸ごと委託します。安定的に依頼を獲得するには、地元の引っ越し業者と提携して顧客を紹介してもらう方法があります。
 

10. マッサージ

マッサージは、筋肉のコリを和らげ、安らぎをもたらします。マッサージ関連の民間資格はいくつかありますが、安定して顧客を獲得したいなら国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の資格を取るのがおすすめです。
 

11. ハンドメイド

魅力的な商品を手作りすることで、自分だけのビジネスを楽しく小規模に始められます。ジュエリー、心地よい手編みのアイテム、カスタムウィッグなど、あなたの得意な作品もどこかで販売できる可能性があるはずです。

ソーシャルメディアで作品の魅力を伝えたり、作品を説明するキーワードを使ってウェブサイトにSEOを施したりして、見込み客を増やしましょう。
 

12. インテリアデザイン

ガーデンデザインと同様に、部屋に置く家具やインテリアを買ったものの、どこから始めたらよいか分からないという人は大勢います。ポートフォリオの作成には多少の時間がかかりますが、自分のプロジェクトを文書で記録し、オンラインで共有すれば、夢にも思わなかったファン層を築けるかもしれません。

さらなるヒントとして、インテリアデザインを紹介しているSandra Cavallo氏のInstagramアカウントが参考になります。

インテリアデザイン

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13. 非営利団体

信念のために人生を捧げることを思い描いているなら、非営利団体(NPO)を立ち上げるときかもしれません。行政機関への諸手続きを行って法人化する必要があります。設立後も、法規制を継続的に順守することが求められますが、大義を果たせるのであれば労力を注ぐだけの価値はあるでしょう。

非営利団体を設立するには、通常の法人とは違う要件があります。例えば、営利を目的にしないこと、政治活動・宗教活動を主にしないことなど。一定の人数が必要で、設立までに時間はかかりますが、やりがいのある活動ができるでしょう。
 

14. ツアーガイド

お住まいの地域の歴史が好きなら、ツアーガイドになることを検討しましょう。もちろん、仕事をうまくこなすためには十分な調査が必要ですが、それも楽しみのうちです。知る人ぞ知る地域の歴史を語るツアーを提供することで、他のツアーガイドとの違いを打ち出せます。

よく知る地域をメインの活動場所とするなら大きなアドバンテージとなりますが、さらに人を楽しませられるツアーガイドを目指すなら、総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士などの資格取得がおすすめです。
 

15. 家庭教師

数学の達人、ピアノの名人、シェイクスピアの愛好家など、それぞれの専門家から何かを教わりたいと望んでいて、その対価を払うこともいとわない人たちがいます。お持ちの専門知識を生かしたサービスを立ち上げましょう。

地域の学校、コミュニティーカレッジ、コミュニティーセンターなどでサービスを宣伝し、ソーシャルメディアを通じて情報発信することで顧客基盤を構築できます。
 

16. コンサルティング

特定の分野で豊富な経験や専門知識があるなら、コンサルティングも1つの選択肢です。

採用活動やSEOのエキスパート、いくつもの営業チームを率いて大きな売上をつくった経験者もいらっしゃるかもしれません。

自分の専門知識を把握し、コンサルタントとして自分を売り込み、適正な料金を請求しましょう。
 

17. イベント企画

結婚式や会社の会議など、特定のタイプのイベントに絞ることも、オールマイティーなイベントプランナーとして活動することもできます。

計画性に優れ、細部に気を配ることができ、大規模なイベントを企画した経験をお持ちなら、そのスキルを人のために役立てるときかもしれません。
 

18. 秘書

イベントプランナーと同様に、計画性に優れ、細部に気を配ることができるタイプの人は、秘書にも向いているかもしれません。毎日同じオフィスで同じ人だけに担当を絞りしたくないと考えているなら、柔軟に働けるオンラインのアシスタント契約を検討しましょう。

秘書としての確かなスキルを身につけるなら、秘書検定の受験がおすすめです。ビジネスマナー・オフィスマナーを体系的に学べるため、もし秘書として働かないことになっても、そのスキルはどの仕事でも役に立つはずです。
 

19. 受託販売

流行を見極める感性はあるけれど、自分で商品を仕入れて在庫を抱えるのは気が進まないという方は、受託販売店を運営するのも一案です。

販売する商品を買い付けるために費用を投じるのではなく、自分の目標や美意識にマッチするアイテムを厳選し、販売を代行することができます。
 

20. ケータリング

パーソナルシェフの仕事がスケジュール的に厳しいなら、代わりにケータリングはいかがでしょうか。

引き受ける案件をよく見定めること、比較的規模の大きいイベントを選んで全体の件数を抑えること、時間管理スキルに磨きをかけることが成果達成の秘訣です。
 

21. ジム

キックボクシング、ヨガ、グループでのワークアウトなど、フィットネスに情熱を傾けているなら、ジムやスタジオを開いてコミュニティーに貢献することができます。個人でゼロから始める、どこかの傘下に入る、フランチャイズ契約を結ぶなどの方法があります。

パーソナルトレーナーとしてのスキルを身につけたいなら、スポーツ指導基礎資格、スポーツプログラマー、JASA-ATなどさまざまな資格があり、強みとしたいスキルにあわせて選ぶといいでしょう。
 

22. 広告制作

マーケティング、ソーシャルメディア、PRを得意分野としているなら、代理店を立ち上げるときかもしれません。多くの中小企業がこのような分野へのサポートを必要としているものの、フルタイムの社員を採用するほどの余裕も作業量もありません。

広告制作であれば、専門スキルを持った優秀なスタッフを集め、小さなチームを作って業務に当たれるでしょう。
 

23. コーヒーショップ

カフェイン中毒になるほどコーヒーが好きなら、それを商売にしませんか。フランチャイズ店を開いたり、既存のお店を買い取ったりすれば低リスクでコーヒービジネスに参入できますが、大抵は初期費用が少し高くなります。

ゼロからお店を始めるには、ある程度の計画を立て、かなりの労力を割く必要がありますが、最初にきちんと取り組めば将来の収益を最大化できます。
 

24. 引っ越しサービス

トラック、輸送機材、スタッフ、そして適切な運送事業許可と保険が、引っ越しサービスを始めるための基礎的な構成要素です。最初は複数台のトラックを購入するよりも、引っ越し用のバンから小規模に始めてコストを抑えたほうがよいでしょう。

それでも初期投資が大きすぎると感じるなら、経済的な参入障壁がはるかに低い荷造りサービスに限定することも考えてみましょう。 
 

25. ホームステージング

インテリアデザインに長けているなら、ホームステージングのサービスでその才能を発揮できるかもしれません。

ホームステージングとは、不動産の売却時にモデルハウスのように内容をコーディネートする演出手法です。依頼主が所有している家具やインテリアを生かして飾り付ければ、初期投資を抑えながら実績を重ねることができます。

多くの場合、認知度が高まり、地域の不動産業者とのネットワークが確立されるにつれ、手持ちの家具も増えていきます。
 

26. メーキャップアーティスト

適切な道具や化粧品を持っていない、または単にスキルがないという理由で、プロにメイクをしてもらいたいというニーズは少なくありません。特別な日、写真撮影、動画撮影などのイベント時に依頼したいケースが多いようです。

さまざまなスタイルのメイクができれば、さらに多くの顧客を呼び込むことができます。
 

27. 片付け代行

多くの人が、自宅やオフィスが片付かず、散らかっていることに悩んでいます。継続的に整理整頓できるシステムや習慣を作ることは、大きなビジネスになるかもしれません。ラベルメーカーとたくさんの収納ボックスを手に入れたら、さっそく始めてみましょう。

家事代行の仕事はプラットフォームに登録することで仕事を得ることができますが、研修が充実しているところもあります。日常の延長線上ではなく、顧客に喜ばれる片付けスキルを身につけたかったら、こういった研修を受けるのもいいでしょう。
 

自宅でできるビジネスのアイデア

次にご紹介するのは自宅やオンラインで始められるビジネスのアイデアです。起業の選択肢がさらに広がります。
 

1. コーディング

フロントエンド、バックエンド、そしてその間のあらゆる種類のコードを記述するスキルがあれば、顧客と対面でやり取りする必要はありません。

ただし、対面でのコミュニケーションと同様に、アクティブリスニングは不可欠です。開発作業を進めていると、つい集中しすぎてしまうことも多々ありますが、ウェブサイトのコードを書くのと同じくらい、顧客との関係構築にも力を注ぐことも重要になります。

物理的に近くにいられないときでも、顧客のことをいつでも最優先に考えていれば、顧客の開発ニーズを確実に満たすコーディングサービスを提供できます。
 

2. 自動販売機設置

自動販売機の設置は、個人でも始められる事業です。自身の土地があれば希望する形で自動販売機を設置できるでしょう。自動販売機を設置して利益が出そうな場所を探し、営業をかける仕事もあります。

代行業者に登録することで個人でも始めることができ、これまでに磨いた営業スキルを活かすことができます。
 

3. SNS運用

ソーシャルメディアに詳しければ、そのスキルを生かして、企業や個人のソーシャルメディア運用を代行できます。

インフルエンサーマーケティングは一般的になっており、多くのインフルエンサーがマーケティング代理店や従業員の力を借りてSNSアカウントを運営しています。
 

4. データ入力

多くの企業が、自社のコンピューターシステムやスプレッドシートに情報を入力するオペレーターを求めています。

コンピューターやタイピングの高いスキルをお持ちなら、ぴったりのビジネスかもしれません。
 

5. 音声/動画編集

近年は動画編集代行の需要が高まっており、その一部を担当する音声編集の仕事も魅力的です。

動画の制作スキルを持ち合わせている人はそう多くないため、多くの仕事を取ってくることもできるでしょう。
 

6. ナレーション

ポッドキャストや動画のナレーションをプロの声優に依頼すれば、コンテンツの価値や完成度がぐっと向上することを、多くのコンテンツ制作者は認識しています。

ポッドキャストのイントロやアウトロ、解説動画のナレーション、オーディオブックの朗読などの仕事もあります。
 

7. ペットの散歩、トリミング、しつけ

このビジネスを始めるには、ペットシッター士トリマー関連の資格が必要になりますが、ペットたちと触れ合えば、事務手続きの煩雑さも吹き飛んでしまうはずです。
 

8. 駄菓子屋

子供の頃、お小遣いを握りしめて駄菓子屋へと向かった思い出が、皆さんにもきっとあるでしょう。このビジネスは、地域で信頼を集めている人なら誰でも自宅で始められます。

人気のお菓子を売るだけでなく、食料品が手に入りにくい地域では、なかなか手に入らない新鮮な果物や野菜を取り扱うのも有効です。
 

9. オンライン講座

多くの場合、1対1の対面で教える家庭教師とは異なり、オンライン授業では自宅からリモートで複数の生徒を教えられるため、柔軟な働き方を実現できます。

英語は習得ニーズが高く、オンライン授業でも人気の科目です。しかし英語だけでなく、あなたの得意なあらゆることをバーチャル授業で教えられる可能性があります。
 

10. 小口販売

キャンドル、石けん、シャンプー、保湿剤など、オリジナルの香りや素材にこだわったアイテムを作って販売するのもよいでしょう。有機栽培の天然素材を使うと費用は高くなりますが、それだけの値打ちはあります。

防腐剤、化学物質、有害物質を一切使用しなくても、自宅で作り方を習得してさまざまな品物を製作できます。
 

気軽に始められるビジネスのアイデア

今すぐ起業しようとしている人も、最初の一歩をなかなか踏み出せない人も、以下のアイデアを参考にすれば、小規模ビジネスを簡単に始めることができます。

必要なのは、ウェブサイトに登録するか、自分のサービスを友人に紹介することだけです。
 

1. 民泊

ホテルの代わりにホームシェアリング(民泊)サービスを利用したことはありませんか。自宅または賃貸物件に宿泊客を受け入れて、生計を立てることができます。

Airbnbなどのプラットフォームを利用して民泊経営にチャレンジしてみましょう。
 

2. ペットシッティング

ペットが好きなら、ペットシッターになるのも1つの選択肢です。飼い主が休暇で不在の間、自宅または飼い主の家でペットの世話をします。

動物取扱責任者の資格を取り、地域の仕事を受けてみましょう。

ペットシッティング

画像出典(英語)
 

3. 託児所

子育てにまつわるサービスの需要は引き続き高まっています。

現在はベビーシッターや、シェアリングエコノミー型ベビーシッターが人気ですが、日中に子どもを預けられる優良な託児所を見つけるのは容易ではありません。託児所を開いて地域のニーズを満たしましょう。

託児所を経営するのに資格はいりませんが、保育士の配置義務についてはよく確認しましょう。
 

4. ブログ

もしあなたが特定のトピックに強い関心を持っているとしたら、同じトピックに同じくらい関心を持っている読者層が存在するはずです。

ブログを運営することで、オンラインコミュニティーを構築し、そのエンゲージメントを収益化できます。ブログのフォロワーが増えれば、アフィリエイトマーケティング、スポンサー付きコンテンツ、共同マーケティングなどで収益を得ることができます。
 

5. 自家製焼き菓子の販売

工場で作られる市販のチョコ チップ クッキーは、愛情のこもった自家製のお菓子とは比べものになりません。シンプルなお菓子を焼いてきれいに包装すれば、地域のイベントや近所で販売できます。オリジナルのラベルを貼ったり、自分の商品に関する口コミをチェックしたりしましょう。

ただし食品を扱う以上、衛生面や安全面に十分注意する必要があります。食品衛生管理者の資格取得が必要となることもありますので、確認してください。

ここまで読んだ皆さんは、きっと頭の中が起業のアイデアでいっぱいになっていることでしょう。アイデアを練ったら、次は新しい小規模ビジネスを始めるための実践的なプランが必要です。
 

自宅で小規模ビジネスを始める方法

  1.  適したアイデアを見極める
  2.  副業または趣味として始める
  3.  ソフトウェアを選定する
  4.  事業計画書を作成する
  5.  事業形態を決める
  6.  事業用の銀行口座を開設する
  7.  在宅で運営できそうか判断する
  8.  作業環境を整える
  9.  仕事を始める!

 

1. 適したアイデアを見極める

上記のアイデア例から選ぶ場合も、とっておきのアイデアがある場合も、成功を収めるには、必要なトレーニングを受け、経験やスキルを身に付けていることが必要です。

例えば、優れた託児所を訪れた経験もないままに、託児所を開いて軌道に乗せることはできません。

時間をかけて調査を行い、そのビジネスが自分の経験、関心、ターゲットオーディエンスに本当に適しているのかを確認してください。
 

2. 副業または趣味として始める

夜間や週末の副業としてビジネスを始めることができれば、現在の勤め先を退職して主な収入源を失う前に、失敗を経験したり、試験的に展開したり、そのビジネスの持続可能性を確かめたりすることができます。
 

3. ソフトウェアを選定する

初めての起業では、やるべきことが山ほどあります。重要なステップでありながら忘れてしまいがちなのが、ビジネスの成長に合わせて効率化を図るのに役立つソフトウェアを決めることです。

ビジネスはそれぞれに異なりますが、ほとんどの会社が分析、プロジェクト管理、会計、経理、Eメールマーケティングなどの日常業務にソフトウェアを活用できます。

全ての小規模ビジネスにお勧めしたいソフトウェアツールは、大切な顧客情報を一元的なデータベースで管理できる無料のオールインワンCRMプラットフォームです。事業規模が拡大しても、部門間の連携を保ち、情報を常に整理しておくのに役立ちます。
 

4. 事業計画書を作成する

事業計画書がなければ、事業は立ち行かないも同然です。特に、投資家を必要とする小規模ビジネスを考えているのなら、市場におけるポジショニング、財務予測、独自の競争優位性の概要を示す事業計画書を作成する必要があります。

HubSpotの事業計画書テンプレートを無料でダウンロードすれば、簡単に作成することができます。

4. 事業計画書を作成する

無料の事業計画書テンプレートをダウンロードする

事業計画書には、以下の要素を含める必要があります。

  • エグゼクティブサマリー — 会社の概要と市場における位置付け。
  • ビジネスモデル — 事業内容、サービスの対象者、組織構造の概略。どのような製品やサービスを提供し、それらがどのように顧客のニーズを満たすかについて説明する必要があります。
  • 市場環境 — 関連する競合他社の情報の概要。自社との類似性が特に高い競合企業の強みと弱みを見極めます。
  • 製品とサービス — 製品とサービスの詳細。市場の他の製品との違いを大まかに説明します。
  • 企業運営と経営陣 — 組織構造、主な役職、職責の概略。
  • マーケティング戦略と営業戦略 — 製品やサービスの販売促進と営業の活動内容の説明。理想的な顧客像、製品やサービスの位置付け、販売戦略に関する情報を含めます。
  • 財務計画 — 財務面の概要。開業費用、初期の財務成果、資金調達の見込みを含めます。
  • 付録 — 上記の全セクションが完成したら、事業計画をまとめた付録を付けて計画書を完成させます。

 

5. 事業形態を決める

スモールビジネスを始める際には、事業形態を決める必要があります。大きく分けると、個人事業か法人事業かを選択することになります。

法人事業の場合、4つの選択肢がありますが、ほとんどは株式会社を選択することになるでしょう。比較的自由度の高い合同会社も選択されることが増えてきています。

法人格のない選択肢としては、有限責任事業組合(LLP)もあります。法人ではないため決算公告の義務なし、利益配分は自由に決められる、課税は構成員へ直接行われるなどの特徴があります。

J-Net21にて簡易的な比較を学べるので、自身にはどの事業形態が望ましいか検討してみてください。
 

6. 事業用の銀行口座を開設する

法的に事業を立ち上げたら、事業用の銀行口座を開設します。事業用の銀行口座を持つことは、個人と事業の財務を区別しておくために不可欠であり、事業のキャッシュフローと財務状態を正確に把握するのに役立ちます。

個人と事業の財務を区別しておいた方が、経理や確定申告の準備も楽になります。

多くの銀行が事業用の当座預金口座と普通預金口座を提供しています。事業用の当座預金口座は取引回数に制限がなく、事業上の支払いに使用できるデビットカードが発行されます。ただし、当座預金口座には利息がつきません。

事業用の普通預金口座には利息が発生しますが、月々の取引回数に制限があります。起業したばかりであれば、最低残高要件のない事業用の銀行口座を探しましょう。そうすれば、事業を展開していく中で資金不足によるペナルティーを科される心配がありません。
 

7. 在宅で運営できそうか判断する

ビジネスアイデアが在宅でうまくいくかどうか、よく考えてみましょう。ビジネスによっては、在宅に向かないものもあります。

ペットホテルを経営したいけれど裏庭のないアパートに住んでいるという場合は、代わりに犬の散歩ビジネスを検討してみてはいかがでしょうか。
 

8. 作業環境を整える

在宅に適したビジネスであっても、専用のワークスペースを確保することは重要です。仕事部屋をつくるのが難しければ、リビングの一角を確保したり、寝室にデスクを設置したりして、やる気がみなぎって仕事がはかどるような空間を整えることをお勧めします。

もっとビジネス向きの空間が必要になる場合もあります。顧客とのビデオ通話中、背後にしわくちゃのシーツが映っていては台無しです。近隣の会員制コワーキングスペースで会議室やデスクスペースなどを利用できないか調べましょう。
 

9. 仕事を始める!

ここまでの準備も大変ですが、本当に大変なのはこれからです。しかし、この先ずっと自分の責任で事業を運営し、自由に時間を使って、情熱を傾けられるプロジェクトに取り組めることを考えれば、苦労して成し遂げるだけの価値はあるでしょう。
 

スモールビジネスに重要なネットマーケティング

いくつかの職業にてすでに解説していますが、スモールビジネスを展開するにはネットマーケティングが欠かせません。

多くの人がインターネットを利用する現代において、大手のシェアをかいくぐってビジネスチャンスを掴むにはさまざまなマーケティング手法を駆使する必要があります。
 

ウェブサイトを制作する

まずは窓口となるウェブサイトを制作しましょう。ビジネスによっては、予約システムを設けたほうがよい場合があります。

なお、専門的な知識がなくても簡単にウェブサイトを制作できるサービスを利用することもできます。セキュリティが重要となる予約システム、決済システムも個人で利用可能です。
 

ブログを執筆する

スモールビジネスで競合に勝利するには、自身のキャラクターに親しみを持ってもらうことが重要です。日々の業務の様子をブログに執筆すれば、人柄が見えて依頼が増えるかもしれません。

サービスページだけではわからない細かい仕事の様子をブログで知れることは、ユーザーが事業者を選ぶ際の大きな根拠となります。
 

SEOを実施する

ウェブサイトやブログを開設したら、SEOについても一定以上の労力をかけるのがいいでしょう。検索エンジンにおける掲載順位を改善するSEOを実施すれば、例えば地域の人が「パーソナルトレーニング」と検索したとき、あなたのウェブサイトが1番目に表示されるでしょう。

WordPressであれば、基本的なSEOをまるごと任せられるプラグインを使用することもできます。

ネットマーケティングのはじめ方については、以下コラムもあわせてご覧ください。

起業のアイデアを練る上でのヒント

どのようなビジネスを起こすのか、最終的には皆さん自身の判断に委ねられています。

金銭面ももちろん重要ですが、続けていくにはそれ以上にモチベーションが不可欠です。時間的にも経済的にも無理がなく、それでいて情熱を燃やせるような理想的なビジネスアイデアにたどり着けるまで、家族や友人にも意見を聞いて回りましょう。

その過程において、誰かに助けを求めることを恐れてはいけません。そして、楽しみながら取り組む気持ちを忘れないようにしてください。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

事業計画書テンプレート

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