「ランディングページ(LP)の作成方法がわからない」「制作会社に依頼するとコストがかかる」とお悩みではありませんか。そんな時に役立つのが「LP作成ツール」です。

LP作成ツールとは、プログラミングなどの専門知識がなくてもランディングページを簡単に作成できるテンプレートです。ツールによっては、A/Bテストやアクセス解析といった運用に役立つ機能も備わっており、リリース後の改善にも役立ちます。
本記事では、LP作成ツールの特徴、選び方、そして無料で使えるLP作成ツール6選を紹介します。どのツールも無料で始められ、初心者の方でも簡単に操作できるので、ぜひ参考にしてください。
ランディングページ作成ツールを利用するメリット
ランディングページ(LP)作成ツールとは、画像挿入やテキストのライティングをするだけで簡単にランディングページを作れるツールのことです。
Web制作の知識や経験がない方でも、短時間でプロが作ったようなハイクオリティのデザインに仕上げられることから、近年利用者が増加している注目のサービスです。まずは、LP作成ツールを利用するメリットを3つ紹介します。
コーディングやデザインスキルが不要
LP作成ツールを活用すれば、HTMLやCSS、JavaScriptといったWebサイト制作スキルやプログラミングの知識がない方でも、専用エディタ上のドラッグ&ドロップ操作でランディングページを作成できます。
ツールによってはデザインテンプレートが備わっていることもあり、手順に沿って操作を進めるだけで、プロのようなデザイン性の高いランディングページを短時間で作れます。
外注よりも価格を抑えられる
LP作成ツールは無料のものからリーズナブルな月額料金で利用できるものまで幅広く提供されており、コストを抑えたランディングページ制作が可能です。たとえばランディングページ制作をWeb制作会社に外注した場合には、制作費・運用管理費など数十万円以上のまとまった費用が掛かります。
効果検証・改善に役立つ機能が豊富
LP作成ツールは、単にランディングページの作成ができるだけではなく、アクセス解析機能やCTAボタンなど、ランディングページの運用に役立つ機能が豊富に備わっています。
ランディングページは一度作成して終わりではなく、アクセス解析をしながらコンテンツを編集するなど、継続的な検証と改善が欠かせません。LP作成ツールの編集エディタは、写真の差し替えやキャッチコピーの修正を容易に行えるため、コンテンツの更新もスピーディに対応できます。
ランディングページ作成ツールの選び方
LP作成ツールは国内外で数多くのツールが登場しており、特徴もさまざまです。ここではLP作成ツールの選び方で、特に押さえておくべきポイントを2つ紹介します。
操作性の良さ
LP作成ツールによって操作性は大きく異なるため、使いやすさは特に重要です。機能が多くても、管理画面が複雑なツールは使いこなせないでしょう。また、LP作成ツールは海外サービスも多く、メニューが日本語表記に対応していないこともあります。
操作性に関しては実際に触れてみなければわからないことも多いため、興味があるツールのトライアルプランなどを利用すると良いでしょう。中には期間制限なしに無料で使い続けられるフリーミアムのツールもあります。
必要な機能が備わっている
LP作成ツールの主な機能には、アクセス解析、事前決済、問い合わせフォームなどがあり、備わっている機能はツールによって大きく異なります。自社のLP運用の目的に合わせて、必要な機能が備わっているツールを選ぶことをおすすめします。
また、LP作成ツールのWebサイトには、制作事例が掲載されています。事例の中にイメージと近いものがあるかどうかも、一つの判断基準になるでしょう。
ツール導入後のサポート体制についても確認しておくと安心です。
無料で始められるランディングページ(LP)作成ツールおすすめ6選
今回は、無料で始められるLP作成ツールの中からおすすめ6選をご紹介します。
ランディングページ制作のコストを抑えたい方や、テスト配信用にまずは簡易的にランディングページを作りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
HubSpot

出典:HubSpot
当社HubSpotが提供するLP作成ツールでは、豊富な種類のテンプレートを取り揃えており、コーディングの知識がなくてもプロがデザインしたようなWebページを作成できます。
訪問者の特性やデバイスに合わせてレイアウトが最適化され、効果検証しながら見込み客のリード醸成を促進できるのが特徴です。
また、HubSpot CRMとの連携により、クリックしたユーザーの行動履歴の一元管理も可能です。MA(マーケティングオートメーション)機能の活用によって、サイトに訪れたユーザーと継続的にコミュニケーションを図れることがメリットです。
【特徴】
- サイト訪問ユーザーごとに最適化されたコンテンツ表示が可能
- テンプレートから編集、白紙の状態から新規作成のどちらも可能
- HubSpot CRMとの連携により行動履歴を一元管理できる

ペライチ

出典:ペライチ
「ペライチ」は、ランディングページ制作に特化したLP作成ツールです。パソコン操作が苦手な方を利用対象にしているため操作が簡単なのが特徴です。
豊富なテンプレートの中から好みのデザインを選ぶだけで作成できるので、ランディングページ制作がはじめての方に最適です。
【特徴】
- ページ添削や設定相談などの、無料個別サポートが充実
- ドラッグ&ドロップの直感操作で画像挿入・編集が容易に可能
- 豊富なテンプレート集から目的・用途にあったデザインを選ぶだけで作成可能

Jimdo(ジンドゥー)

出典:Jimdo(ジンドゥー)
「Jimdo(ジンドゥー)」は、作成アシスタント機能が付いたLP作成ツールです。質問に回答すると、独自のAIが業種や目的に合わせて最適なホームページを自動的に生成します。
わずか3分で本格的なWebサイト制作できるだけでなく、iOS用とAndroid用アプリもあるため、スマートフォンから編集や更新が可能です。
【特徴】
- 豊富なテンプレートの中から好みのデザインを選ぶだけでLP作成が可能
- アクセス解析やSEO外部・内部対策など本格的なサイト運営機能を利用可能
- スマートフォンアプリを使えばいつでも、どこでも編集・更新が可能

Wix

出典:Wix
「Wix(ウィックス)」は、世界で非常に多くのユーザーを抱える人気LP作成ツールです。無料で始められるうえ、動画マニュアルやチュートリアルも豊富なので、はじめての方でも安心して利用できます。
ドラッグ&ドロップで扱える操作性に加え、豊富な機能や自由度の高さが特徴です。作り込むことで、コーディングで作成したWebサイトと遜色ないレベルに仕上げることが可能。Webサイトのデザイン性や機能性を重視したい方に最適なツールです。
【特徴】
- 使える機能が豊富で、無料プランでも本格的なWebサイト制作が可能
- ランディングページ向けのテンプレートが多数あるのですぐに作成が可能
- SEO対策機能やカスタマイズ機能など、上級者向けの機能も豊富

STUDIO

出典:STUDIO
「STUDIO」は、コードやテンプレートに縛られることなく、誰でも自由にデザインできるLP作成ツールです。各コンテンツのサイズや文字幅調整など、デザイン性を重視したい方におすすめです。
アニメーション機能も備わっており、動的なコンテンツを入れることで、よりユーザーの興味や関心を高めることができます。リアルタイム共同編集も可能なので、場所が離れているメンバーと共同してWebサイト制作が可能です。
【特徴】
- 複数のメンバーとリアルタイムで共同編集できて招待人数の制限もなし
- コーディング一切不要で好みのデザインに合わせて自由自在にWebサイト制作が可能
- 作成したWebページは1クリックで公開できサーバー設定やドメイン接続も容易

strikingly

出典:strikingly
「strikingly」は、Webサイトを直接クリックして編集するタイプのLP作成ツールです。シンプルでスタイリッシュな優れたUIにより、はじめての方でもどこを触れればよいかわかりやすいのが特徴です。
strikinglyはEコマース用に最適化されており、PayPalやStripeなどの決済システムとの連携も可能。さらに送料・クーポン・会員ログインなどの機能も追加できます。
【特徴】
- シンプルでわかりやすいUIにより直感的な操作だけでWebサイト制作が可能
- 各種機能が販売用に最適化されており単一製品販売から100種類製品販売まで対応可能
- アクセス解析機能、ソーシャルフィード連携など訪問ユーザー数増加に役立つ機能が豊富

まずはコストをかけずにランディングページを作成してみよう
本記事ではランディングページの作成に役立つツールをご紹介しました。無料のツールであっても高品質なランディングページの作成が可能で、専門知識も必要ありません。
これまでランディングページを作ったことがない方や、まずはコストをかけずにスタートしてみたい方は、ぜひ今回ご紹介した無料ツールを試してみてください。
ランディングページは、公開後に検証と改善を繰り返すことが大切です。無料ツールで作成するランディングページは、あくまでもマーケティング施策のテスト用と考え、ある程度成果が見込めるようになったら、より高度な機能を付け加えるなど、段階に応じた使い分けをおすすめします。

