SEO対策に取り組んでいると、外部対策の難しさに直面する方が多いのではないでしょうか。

外部対策は様々ありますが、主要なものとしては被リンク獲得施策やサイテーションの獲得施策が挙げられます。自分のサイトに対して効果的な被リンクやサイテーションを構築するのは確かに簡単なことではありません。

コツは、ソーシャルメディアと同じように考えてみることです。もちろん、被リンクを購入するなどのブラックハットな施策は言語道断です。

本記事では、良質な被リンクを獲得するための、HubSpot編集部が考える32個のアイデアを紹介します。

また、日本国内でSEOコンサルティング事業を運営し、様々な業界で実績を残してきた株式会社ウェブライダー代表・松尾茂起氏が考える「外部対策の本質」も合わせてお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

SEOの外部対策とは?

SEOの外部対策とは?SEOの外部対策とは、簡単に言ってしまえば、自分のサイトの外部で行うSEO対策のことです。

自分のWebサイトがほかのWebサイトなど、外部からどの程度評価されているかは、検索順位の決定に大きく影響します。そして「外部からどの程度評価されているか」の基準となるのが、被リンク、サイテーションです。両者については、この章内で詳しくご紹介します。

しかし、いくら被リンクやサイテーションの数が多くても、質の低い被リンクやサイテーションではSEO効果はなく、むしろ逆効果になる可能性さえあります。そのため、SEOの外部対策では、いかに質の高いリンクやサイテーションを数多く受けるかに重点を置きます
 

SEO外部対策と内部対策の違いは?

SEO対策には、大きく分けて外部対策と内部対策の2つがあります。

外部対策は、Webサイトの外部で行うSEO対策。内部SEO対策は、自分のWebサイト内で行うSEO対策で、サイトマップ作成やパンくずリスト作成、サイト内構造やタグの最適化などが代表的です。外部SEO対策は、外部のWebサイトなどから評価を得ることを目指します。

いっぽう、内部SEO対策では、検索エンジンに対して、コンテンツの内容が良質であることを伝えて検索ランキングを上げることを目指します。

このように外部SEO対策と内部SEO対策では手段が異なるため、どちらか片方をではなく、同時に対策することをおすすめします。
 

SEO外部対策の必須要素:被リンク

被リンクとは、自分のサイトが外部のサイトから受けているリンクのことを指します。被リンクをもらうことができれば、そのサイトからの流入が期待できる他、「他者から評価されている」として検索エンジンからの評価の向上が期待できます。

なお、お金を払って購入する、いわゆる「ペイドリンク」と呼ばれるものはかえって検索エンジンからの評価を落とし、ペナルティを与えられる可能性が高いでしょう。不正を働かず、地道に被リンクを獲得していくことが重要です。
 

SEO外部対策の必須要素:サイテーション

サイテーションとは、「リンクは張られていないものの、自分のサイト名や自社名、ブランド名、電話番号、住所などがインターネット上で引用・言及されること」を指します。
リンクではないため直接的な効果はないように思えますが、サイテーションがあればそのサイトは他者から評価されていると捉えられるため、近年注目が高まっている要素です。

検索エンジンにおいても、どの程度の影響の強さがあるかは不明ですが、少なくない影響があると考えられています。炎上騒動などの良質ではない言及だとかえって評価を下げる可能性があるので注意しましょう。
 

SEO外部対策の変遷

SEO外部対策は、Google の登場や検索エンジンの大規模アップデートとともに、大きく変わってきました。現在では、Google によって禁止されているような手法も、その当時は主流として行われていたこともあります。

そこで、SEO外部対策に効果的な手法を説明する前に、どのような歴史をたどってきたのかを簡単に説明しましょう。
 

Google 誕生前

現在、主流の検索エンジンであるGoogle が誕生する前は、さまざまな企業が作成した独自の検索エンジンが乱立しており、検索エンジンの精度も低い時代でした。そのため、自動生成コンテンツや不正リダイレクト、外部スパムなど、今ではGoogle によって明確に禁止されているようなSEO対策が横行していました。
 

Google 誕生とリンク重視の時代

2000年初頭にGoogle が誕生し、検索エンジンの主流として台頭します。その結果、今までのような悪質な手法は減りましたが、相互リンクや隠しリンクなどのSEO手法が台頭。当時、Google の検索エンジンが、被リンクの数に依存していたと考えられたためです。

このような手法に対して行われたのが、検索エンジンのアルゴリズムアップデートです。
2003年4月には「カサンドラアップデート」と呼ばれるアップデートが行われ、低品質な被リンクやバックリンク、隠しテキスト、隠しリンクを持つサイトにペナルティが与えられました。このカサンドラアップデートから、リンクへの本格的な取り締まりが始まっています。

また、同年11月には「フロリダアップデート」が行われました。このアップデートにより、コンテンツ内に意味のないキーワードを大量に入れ込んだサイトなど、悪質なブラックハットSEOを行うサイトがペナルティを受けることとなりました。
 

ユーザーニーズを重視する時代

Google の大型アップデートの中でも、特に有名なものの1つが「パンダアップデート」です。2011年2月に実施され、日本では2012年に適用されました。

このアップデートではコンテンツの品質が評価されるようになり、品質のいいサイトは順位が上がり、品質の悪いサイトは順位が下がっています。ようやくユーザーニーズを重視できる仕組みに近づいてきたと言えます。

ユーザーニーズに応えるという文脈では、2009年12月に行われた「パーソナライズドサーチアップデート」も重要です。このアップデートにより、ユーザーの所在地や検索履歴、SNSデータなどをもとに検索結果がカスタマイズされるようになりました。
 

ブラックハットSEOの取り締まり

悪質な手法を制限しても新たな手法が生まれるというイタチごっこが繰り広げられていましたが、こうしたブラックハットSEOを大きく取り締まったのが2012年4月に行われた「ペンギンアップデート」です。

このアップデートでは、Google の品質ガイドラインに反するサイトにペナルティを与えました。また、後に行われたペンギンアップデートの更新にて、スパム性のあるサイトは無効化されるようになっています。
 

コンテンツの価値を重視する時代

2013年8月に実施された「ハミングバードアップデート」により、現在のGoogle のベースが築かれたと言われています。このアップデートにより、ユーザーの検索意図をより深く読み取り、今欲しい情報を返せるようになりました。

例えば、「羽田空港 行き方」で検索すると、すぐに行き方が表示されるようになりました。このアップデート以降、ユーザーの検索意図を重視したコンテンツSEOが重要視されるようになります
 

日本語検索だけを対象としたアップデート

2017年3月に行われたアップデートはこれまでのものと少し異なり、日本語検索にのみ適用されました。このアップデートでは、2016年に起こった「WELQ事件」を受け、品質の悪い健康情報や医療情報を掲載しているサイトの順位を大きく下げています。
 

品質の高さの指標

サイトの品質を評価する指標の1つとして、「EAT」が知られています。EATはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、「YMYL」と呼ばれる領域のサイトは特にEATを重視すべきだと言われています

YMYLは「Your Money, Your Life(あなたのお金と人生)」を意味する言葉で、SEOにおいてはお金や人生に影響するようなサイトの領域を指します。YMYLに該当するのは、金融や時事問題、健康、ショッピングなどが挙げられます。こういった領域のコンテンツには高い正確性が求められるため、EATにより厳しく評価されることになります。

Google は、YMYLに関するアップデートを行ったのは日本語検索を対象としたアップデートのみだとアナウンスしていますが、YMYL領域のサイトはいくつかのアップデートのたびに順位の変動が確認されています。

その他に、品質に関する指標として知られているのが「Needs Met(ニーズメット)」です。Needs MetはGoogle の検索品質評価ガイドラインに記載されている項目の1つで、ユーザーの検索意図にどのくらい応えられているかという指標を指します。

品質の高いページを作成することも重要ですが、その情報は検索ユーザーの知りたいことを教えてくれるか、やりたいことを実現できるかという点も同じように重要だということです。
 

SEO外部対策に効果的な手法24選

ここまでの説明で、外部SEO対策における良質な被リンクの獲得が重要であることがおわかりいただけたと思います。

ここからは、SEO外部対策に効果的な24の手法をご紹介します。
 

1.ブログを運用する

安定したブログを続ける

読み手が自然とリンクを張りたいと思うような素晴らしいブログコンテンツを一貫して発信しつづけること。これは被リンクを効果的に獲得するための最も確実な方法のひとつです。

Google が掲げる10の事実に「ユーザーに焦点を絞れば、ほかのものはみな後からついてくる。」「1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。」という2つの項目があります。これらは、Google の企業ポリシーですが、ブログ運用においても、指針といえます。

ブログ記事にSEO対策を施す方法は、以下の記事でご紹介しています。

ブログにRSSフィードを設定する

RSSフィードとは、ブログなどWebサイトの更新情報を特定の形式のデータで提供する仕組み。RSSフィードを設定することによって、ほかの人があなたのコンテンツを引用しやすくなり、サイトに対して被リンクを張ってもらえるようになります。

RSSはかつて隆盛を極めた機能であり、現在は決して主要な機能とは言えませんが、2021年5月にGoogle が実験的にRSSを復活させるアップデートを行うとアナウンスしました。
対象はAndroidの一部のアメリカユーザーに限定されますが、新しいタブ内にてフォローしているサイトの更新情報を得られるというもので、ブラウザの機能としてRSSが復活する可能性が示されています。
 

ゲスト投稿を書く

自分がゲスト投稿を書けそうなブログを物色してみてください。あなたをゲストブロガーとして迎え入れてくれるところであれば、記事内に被リンクを張ることに喜んでOKしてくれるはずです。

ただし、毎日ゲスト投稿で記事内に被リンクを張るといったように、ゲスト投稿による被リンクの頻度によっては、Google に不自然なリンクと判断されてしまうこともあるため注意しましょう。

また、ゲスト記事を書かせてもらえればどこでもいいわけではありません。自社として、ユーザーに有益な価値を提供できると思えるようなブログにゲスト投稿を行うようにしましょう。
 

リソースリストを作成する

リソースリストとは、あなたが実際に使っているソフトウェアやツールをリストアップしたコンテンツです。リンクを集めるためには、ユーザーにとって有益なコンテンツを有効利用しましょう。

網羅的なリソースリストを作成しておけば、ほかのブロガーは自分で作り直したりキュレートしたりするまでもなく、あなたのコンテンツを引用する可能性が高くなります。
 

ニュースジャッキングを行う

ニュースジャッキングとは、最新の出来事やニュースが注目される前にコンテンツを配信し、話題の高まりとともに自分のコンテンツへの注目を集める手法のことです。

あるニュースに対して誰よりも早く話題にすれば、Google の「鮮度」重視アルゴリズムにより、検索エンジン検索結果ページの上位に表示される可能性が高くなります。その後、ほかの人たちがそのニュースについて記事を書く際に、あなたのコンテンツを引用する可能性が高まるでしょう。
 

2.ブログを超えるコンテンツを作る

自社のクライアントを紹介する事例記事を作成する

ブログ以外にも外部SEO対策に有効なコンテンツがあります。ブログのように不特定多数ではなく、特定のターゲットに絞っているコンテンツは、被リンクされる良質なコンテンツとなる可能性があります。そのひとつが事例記事です。

事例記事は、検討段階にある見込み客への情報提供が主な目的ではありますが、事例で取り上げたクライアントから被リンクを獲得できる可能性もあります。
 

調査を実施する

ある特定の事象、研究対象に対する調査を行い、調査結果をコンテンツにします。調査結果が有益なデータとなっていれば、様々なメディアや企業、ユーザーからデータを引用される可能性があります。

読み手に気づきを与えるような調査データを作り上げるにはかなりの労力が必要ですが、長期的に引用される可能性がありますし、認知拡大や取材依頼など、被リンク獲得以外の効果も期待できるのでトライしてみる価値はあるでしょう。

HubSpot Japanでも、2019年末に自社で実施した調査データをまとめた「日本の営業に関する意識・実態調査結果」を公開したところ、様々なメディアや企業に引用していただきました。
 

書籍のレビューを書く

別の著者の書籍などのコンテンツに関して包括的レビューを書きましょう。ほかの人たちの参考になるような質の高いレビューを書けば、その著者やほかの人たちがリンクしてくれる可能性は高いでしょう。
 

無料のウェビナーを開催し、オンラインでアーカイブコピーを公開する

ウェビナーとはインターネット上で動画を使ってセミナーを開催することで、オンラインセミナーとも呼ばれています。

製品紹介や専門的な内容の講義などさまざまな内容でウェビナーを開催できます。ウェビナーを開催し、オンラインでアーカイブコピーを公開することで、読み手のためになるだけでなく、ウェビナーの出席者がコンテンツを共有してくれるでしょう。

ウェビナーについての詳しい内容やツールは、以下の記事でご紹介しています。

無料ツールを作成する

例えばHubSpotは「Website Grader」というツールを作成しました。その結果、多くのエージェンシー、パートナー、その他この業界の人たちがリンクを張っています。このように、多くのユーザーにとって役に立つ無料ツールを作成し公開することで多くのリンクを集められます。
 

テンプレートを作成する

テンプレートを作成する際は、どんなテンプレートが重宝されるか考えましょう。例えばデザイナーの方であれば、ダウンロード可能な名刺テンプレートのライブラリを作るのもいいでしょう。多くの人に何度もリンクしてもらえるはずです。

ブックマークしたくなるようなコンテンツこそ、多くのインバウンドリンクを獲得できるコンテンツです。
 

3.デザインスキルを集結する

インフォグラフィックを作成する

インフォグラフィックとは、情報やデータ、知識などを視覚的に表現したものです。インフォグラフィックは情報の可視化に非常に有効なため、人気があり共有されやすいものです。データソースとして使用させてもらったサイトにインフォグラフィックを共有しましょう。

また埋め込みコードを作ってインフォグラフィックに簡単にアクセスできるようにしましょう。そうすることで、アクセスしてきた人たちが、コンテンツへのリンクを張ってくれるでしょう。
 

様々な形式のビジュアルコンテンツを作成する

時代とともに、人々はますます視覚的になっています。そのため、漫画やビジュアルコンテンツ、図やグラフなどは非常に人気です。

こういったコンテンツを作るのには多少のお金と時間がかかるため、誰でも気軽には作れません。ですからあなたがちょっと頑張ってビジュアルコンテンツを作成すれば、多くの人は自分で作る手間を省いて、あなたのコンテンツへリンクを張るはずです!
 

プレゼンテーションを作成する

以前に作成したインフォグラフィックを基にプレゼンテーションを作ったり、以前に行った講演を新しい目的に合わせたプレゼンテーションに作り替えたりしましょう。そしてそのプレゼンテーションをブログやサイトのリソースセンター、あるいはSlideShareで公開すれば、リンクが期待できます。
 

4.PRスキルを活用する

関心をひくような自社ニュースについてプレスリリースを書く

自社をうまくPRすることも外部SEO対策において非常に有効な手段です。読み手の関心を引くような自社ニュースについてプレスリリースを書き、サイトに掲載しましょう。そして、それを大手のワイヤーサービスに出して、広く配信してもらうことで、自社の知名度を高め、インバウンドリンクの獲得に役立ちます。
 

ニュース内容に他社が関係する場合は共同プレスリリースを出す

ニュース内容に他社が関係している場合には、共同プレスリリースを出すことをおすすめします。
共同プレスリリースとすることにより自社だけのプレスリリースではリンクされなかったであろう、何百何千という関連サイトにもリーチすることができます。
 

ビッグニュースや素晴らしいコンテンツがある場合にはアウトリーチを行う

アウトリーチとは、直訳すると「外に手を伸ばす」という意味です。外部SEO対策においてのアウトリーチは、ある特定の対象者に対して積極的に働きかけることです。

例えば、あなたのストーリーに価値があると心から思ってくれている何人かのジャーナリストにコンタクトを取ります。そして彼らがそのストーリーをリソースとしてリンクできるように、専用のページを作成します。こちらから積極的に働きかけることで、短期間でより多くのリンクを獲得できるでしょう。
 

インタビューを受ける

外部SEO対策において、外部のメディアや企業からインタビューを受けることは、またとない大きなチャンスにつながります。

インタビューを受けるためには、VocusのHARO(Help A Reporter Out: helpareporter.com)のような、ジャーナリストと各分野のエキスパートをマッチングするサービスに登録するとよいでしょう。そして、業界のエキスパートとしてジャーナリストからインタビューを受けましょう。その際には、かならずインタビュー記事内であなたの会社に言及するように頼みます。そうすることで自然にインバウンドリンクの機会が生まれます。
 

Op-ed(署名入りのオピニオンページ)を執筆する

オピニオンページとは、自身や自社の意見・見解を発信するコンテンツです。新聞などであれば「社説」がオピニオンページにあたります。オピニオンページを利用して外部SEO対策をする場合、大手全国紙や雑誌のオンライン版をターゲットに定め、価値の高いインバウンドリンクを獲得しましょう。

 

5.パートナーシップとリレーションシップを構築する

互いを補完するような業界の企業とパートナーシップを組む

外部SEO対策では、自社だけではなくさまざまな企業やウェブマスターなどとパートナーシップやリレーションシップを構築することが成功の秘訣です。

まずは、お互いを補完し合えるような業界の企業とパートナーシップを組みましょう。まったく関連性のない会社同士で相互リンクを張るのは問題があります。しかし、相互補完できるような関係の法人チャネル同士がパートナーを組んで、お互いの優れたコンテンツにリンクを張り合うのは一般的で正当な手法です。パートナーシップを組むことで、相手の成功が自分の利益にもつながります。
 

レビューを依頼する

例えば、新しく展開する新機能に関して、自社プロダクトのユーザーや業界のエキスパート、アナリストなどにレビューを依頼します。レビューを依頼することで、インバウンドリンクを得られるだけでなく、良いフィードバックももらえます。

また、レビューを依頼した人たちとの関係も強化され、自社プロダクトに対してより多くのファンを獲得することにもつながります。
 

6.ソーシャルツールを最大限に活用する

データ主導のコンテンツに「ツイートする」リンクを組み込む

ソーシャルメディアの利用が当たり前になっている現状において、外部SEO対策でソーシャルツールは最大限に活用すべきです。インバウンドリンクを得るということは、すなわちそのコンテンツがより多くの人に届けられるということです。

コンテンツ内のツイートに適した部分に「ツイートする」リンクを含めることで、ソーシャルで共有してもらえる可能性が高まり、検索エンジンやニュースフィード、Twitterのタイムラインなどにおけるビジビリティも高まります。それにより、さらに多くの人にコンテンツを共有してもらいやすくなります。

また、同様にソーシャル共有ウィジェットも活用しましょう。TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャル共有ボタンやウィジェットも「ツイートする」リンクと同じ効果が期待できます。ケーススタディ、報告書、電子書籍、ブログ記事などのマーケティングコンテンツに積極的に組み込みましょう!
 

7.ボランティア活動をする

イベントのスポンサーや講演者になる

イベントはそのスポンサーや講演者にとってウェブサイトパブリシティを行う大きなチャンスです。あなたがイベントに提供する時間とリソースに見合った有益なインバウンドリンクが得られるように、契約条件にインバウンドリンクの組み込みを含めるのもよいでしょう。
 

発売前の自社プロダクトの無料体験やハンズオンを実施する

発売前にプロダクトに触れる機会があれば、誰しも自分がVIPであることを自慢するために、それを世界に向けて発信したがるものです。中にはバックリンク付きのレビューを書いてくれる人もいるはずです。

インバウンドリンクを得るために、皆さんはどんな方法を使っていますか?効果的なSEO対策を行うための方法を30日のステップとしてご紹介した無料ガイドはこちらからダウンロードできます
 

 

 

最大の外部対策は「コンテンツの質の向上」

ここからは、ウェブライダー松尾氏の見解をご紹介します。松尾氏が考える、外部対策を進める上で最も重要なポイントは何なのでしょうか。

「自社のWebページへのリンクが単に外部のサイトから張られただけでは、リンクの質という観点で不十分です」(松尾氏)

リンクの質とは何を表しているのでしょうか?松尾氏は、わかりやすい例を挙げて解説します。

リンクの“質”とは、そのリンクによって、有機的なつながりが生まれているリンクです。簡単にいえば、そのリンクを通してきちんとトラフィックが発生しているケースや、自社のコンテンツが引用されることによって、その参照元としてリンクが張られるケースなどは、質が高いと言えます」(松尾氏)

「たとえば、何かのテーマについて書かれた記事から、もっと詳しく知りたい方はこちら、といったリンクを張られることは、相手のコンテンツの内容を補足する存在としての評価を得たという認識になります。つまり、誰かのコンテンツの質を担保する存在になったということです。そういう意味で、リンクが張られるということは、情報源としての品質を評価されていることとイコールだといえます」

大事なのは、相手が紹介したくなるようなコンテンツづくり心がけること。松尾氏のコメントから、コンテンツの質の向上が、SEOを進める上で欠かせない要素になっているのがうかがえます。

【松尾茂起プロフィール】

関西学院大学を卒業後、音楽系の制作会社に勤務し、2005年にフリーランスとして独立。2010年に京都にて株式会社ウェブライダーを設立。検索集客を軸としたWebブランディングやマーケティングのコンサルティング、コンテンツ制作を手がける。
これまでにプロデュースした主なコンテンツは『沈黙のWebマーケティング』『沈黙のWebライティング』、メディアには「美味しいワイン」「美味い居酒屋」「Betters」「素敵なギフト」などがある。沈黙シリーズは書籍化され、電子含めて18万部を超えるベストセラーに。
また、文章作成アドバイスツール「文賢(ブンケン)」をはじめとしたSaaSもプロデュース。
ピアノ弾き・作曲家としての顔ももち「国民文化祭 京都2011」などのイベントや京都の貴船神社などに楽曲を提供。

引用:メンバー紹介(社員紹介) | ウェブライダー

 

外部対策でやってはいけないことは?

外部SEO対策に効果的な手法があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。正しい外部SEO対策をすると、多くのリンクを獲得し、自社サイトの検索順位アップにつながります。

しかし、多くのリンク獲得目的でリンクプログラムへ参加したり、スパム行為を行ったりすると、Google からペナルティを課せられ検索順位が下がるなど、自分のWebサイトに悪い影響を与えてしまう可能性が高くなります。具体的にどのような行為をしてはいけないのかを詳しく説明していきます。
 
質の低い被リンク
昔は、被リンクの数が検索順位に影響をしていましたが、質の低い被リンクが多い場合にはペナルティを課せられ、むしろ検索順位を下げてしまいます。

したがって、外部SEO対策では、被リンクの数にこだわるのではなく、いかに質の高いWebサイトからリンクしてもらえるかを考えましょう。

低品質なリンクとは、例えば、コピーコンテンツや自社のウェブサイトと内容の全くないページからのリンクを指します。

被リンクの数を稼ごうとして自ら低品質なウェブサイトを作成し、被リンクをつけるのはもちろんNGです。ただ、低品質、もしくは無関係な外部ページからの被リンクはコントロールしようがありません。

Googleでは、コントロールできない低品質な被リンクは無効化させる動きも進めているようです。
 
リンクの購入
被リンクを購入することは絶対にやってはいけません。不自然な被リンクが大量に存在する場合には、Google によってペナルティが課されてしまうでしょう。そもそも購入した被リンクは、質の低いWebサイトなので、結果としてSEO対策としてのメリットはなく、デメリットしか存在しません。

リンクの購入には、金銭のやりとりだけではなく、物品やサービスをやりとりすることも含まれるので注意しましょう。
 
隠しテキストと隠しリンクの設置
閲覧するユーザーには見えないようにWebサイト内に隠しリンクや隠しテキストを設置する行為もスパム行為と判断され、ペナルティの対象です。

例えば、フォントサイズをゼロにしたり、背景と同じ色の文字でテキストを表示したりする行為が挙げられます。また、画像の後ろへのテキストやリンクの配置も隠しリンクや隠しテキストと判断されます。
 
不正なリダイレクト
Google ではユーザーが意図しないコンテンツやWebページへ転送させる行為を禁止しています。そのため、最初にアクセスしたURLから不正に別のページにリダイレクトさせるような行為もスパム行為とみなされます。ただし、Webサイト移転などでユーザーを正しいページへ誘導したり、複数のページを一つに統合したりする行為は不正とはみなされません。

また、検索エンジンのクローラーとユーザーとで意図的に異なるコンテンツを表示させるクローキングという行為も不正リダイレクトとみなされます。
 
悪意のある動作を伴うページの作成
Webサイトなどで、ユーザーが意図しない動作をするのもスパム行為と判断されペナルティの対象です。悪意のある動作としては以下のものが一例として挙げられます。

  • クリックしたボタンやリンクとは別の部分をクリックしたことにする
  • 新しい広告やポップアップを挿入する
  • ページ上の広告を別のものに置き換える
  • ダウンロードをリクエストしたときに、意図しないファイルをダウンロードさせる
  • パソコンにマルウェアやトロイの木馬などのウイルスをインストールする

 

外部対策だけでSEOは十分?

本記事で紹介したSEOの外部対策を実践すれば、インバウンドリンクを獲得するのに大いに貢献するでしょう。しかし、SEOは外部対策だけでは十分ではありません。良質なコンテンツの作成や効果的なキーワードの使用など、内部SEOも同時に行うことではじめてSEO効果を発揮します。

SEOの歴史を見ると、検索エンジンを攻略しようとするのではなく、ユーザーニーズに応え続けることが結果的に検索順位における高評価につながることが分かります。ユーザーにとって有益な価値を提供していくことを最優先にすれば、それが検索エンジンにおける評価につながってくるため、このような意識でSEO対策を行うことが大切です。

ぜひ、効果的なSEO対策を行って、自分のサイト運営に役立ててください。

SEO対策をもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

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SEO基礎完全攻略キット

元記事発行日: 2015年10月06日、最終更新日: 2022年1月12日

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