Facebook広告は詳細なターゲティング設定が可能で、さまざまな広告の種類が選択できることから、世界で400万以上の広告主が利用しています。
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Facebook広告の基礎と事例がわかる完全ガイド!
無料ガイド
・Facebook広告の目的とメリット
・広告の種類や料金体系
・わかりやすい出稿方法
・Facebook広告の活用事例
・広告の使いこなしによる差別化
情報の拡散力も高く、ブランドの認知度アップなど期待できる効果の多いFacebook広告ですが、利用時に「効果が出るか心配」「正しい効果測定方法が分からない」「予測どおりの効果が出ない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Facebook広告で期待できる効果や費用対効果の確認方法、費用対効果を高めるための7つのポイントについて解説します。
基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド
Facebook広告で期待できる効果
Facebook広告で期待できる効果は、ブランドの認知度アップや、自社サイトや商品を販売しているECサイトへの誘導とコンバージョン、「いいね!」やシェアによる拡散などです。
広告の出稿時に、目的を「ブランドの認知度アップ」「リーチ」「リード獲得」「コンバージョン」などから選べるため、購買行動のフェーズに応じて設定することで効果を高められます。
Facebook広告の費用対効果が他より優れている3つの理由
広告費に対してどれだけの収益を上げられたかを示す指標を、「広告費用対効果(Return On Advertising Spend)」といいます。数値が大きくなるほど、収益が大きいことを表します。
本章では、Facebook広告の費用対効果が他の広告媒体よりも優れている3つの理由をご紹介します。
1. ユーザーターゲティングの精度が高いから
Facebookは実名登録制となっており、データベースの整合性が比較的高いSNSです。そのため、性別・年齢・ユーザーの趣味や関心、「いいね!」などの行動情報を含むFacebook独自のデータを利用し、精度の高いターゲティングが可能です。
適切なターゲティングで、コンバージョンにつながる可能性の高いユーザーへFacebook広告を届けることで、効率的かつ最大限の効果をあげられます。
2. クリック単価が他の広告媒体より安いから
Facebook広告のクリック単価(CPC)は最低100円なので、他の広告媒体より安く出稿できます。
一般的なリスティング広告の場合、クリック単価の相場は200円以上となっており、キーワードによって価格帯が大きく異なります。競合性の低いキーワードであれば100円以下で出稿でき、1,000円程度かかるケースもあります。
一方、Facebook広告はターゲティング精度が高く、同予算のリスティング広告と比べてクリック率(CTR)が高くなる傾向があるため、結果としてクリック単価を抑えた運用が可能です。
Facebook広告の費用の詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
3. Instagramと連携できるから
Facebook広告の費用対効果が他媒体より優れている3つ目の理由として、Instagramにも広告配信できることがあげられます。
Instagramの国内月間アクティブ利用者数は3,300万人にのぼり、Facebookの国内月間アクティブ利用者数2,600万人と合わせると、約6,000万人ものユーザーへ広告を届けられます。
InstagramはFacebook(Meta)の傘下にあるため、アカウントを紐づけるだけで、FacebookのプラットフォームからInstagramへ広告配信できることが、他媒体にはない強みといえます。
Facebook広告の運用効果を高めるための7つのポイント
Facebook広告の運用効果を高めるための、7つのポイントをご紹介します。
- クリエイティブの品質を高める
- キャンペーンごとに広告の種類を変えるなど工夫する
- カスタムオーディエンスを活用する
- 自動入札も活用する
- 広告ライブラリを活用し他社広告をチェック
- 効果測定の指標をもとに効果を検証する
- 効果が出ない場合は要因の仮説を立てて検証する
1. クリエイティブの品質を高める
Facebook広告では、ユーザーに興味をもってもらうために、画像や動画などのクリエイティブの品質を高めることが重要です。クリエイティブの品質を高めるための具体的なポイントは、以下のとおりです。
クリエイティブ推奨事項に基づいた画像・動画を作成する
Facebook広告では、各広告でクリエイティブ推奨事項が決められています。クリエイティブ推奨事項に基づいた画像・動画を作成することで、広告が表示されたときの見栄えがよくなり、ブランドイメージやクリック率の向上につながります。
ターゲットのニーズに合わせる
詳細なターゲティング設定ができるFacebook広告を活用し、年齢や性別だけでなく、趣味や興味・関心のある分野など、設定したいターゲットのニーズに合わせたクリエイティブを目指しましょう。
タイムラインになじむクリエイティブにする
Facebook広告をニュースフィードへ配信する場合、広告感が強いと、見る人へ心理的抵抗感を与える可能性があります。広告としてターゲットの興味をひく内容であるのと同時に、タイムラインになじむクリエイティブであることも大切です。そのためには、通常の投稿のような自然なクリエイティブを意識するとよいでしょう。
画像を複数テストして効果が高いものに注力する
Facebook広告では、1つの広告で最大6つのクリエイティブを使用できるため、画像を複数テストして比較しながら、より効果が高いものに注力しましょう。
2. キャンペーンごとに広告の種類を変えるなど工夫する
キャンペーンの目的によって広告の種類を変えることも、Facebook広告の運用効果を高めるうえで大切なポイントです。
具体的には、動的要素のある商品を紹介したい場合に「動画広告」や「ストーリーズ広告」を用いることや、同じカテゴリーで複数の商品を紹介する場合に「カルーセル広告」「スライドショー広告」「コレクション広告」を使用するといった工夫です。
Facebook広告の種類の詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
3. カスタムオーディエンスを活用する
Facebook広告には、Facebook利用者の中から既存の顧客を発見する「カスタムオーディエンス」機能があります。カスタムオーディエンスは、類似オーディエンスへの広告配信としても活用できます。
カスタムオーディエンスについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
4. 自動入札も活用する
Facebookの入札方法には、手動入札と自動入札の2つの種類があります。手動入札は入札価格の上限を設定する必要があり、広告運用のノウハウが求められます。
初心者であれば自動入札の方が成果をあげやすいため、Facebook広告の運用に慣れるまでは、自動入札を活用することをおすすめします。
5. 広告ライブラリを活用し他社広告をチェック
Facebook広告が提供している「広告ライブラリ」は、Facebookと提携したアプリやサービス上の広告情報を閲覧できるサービスです。
競合他社の広告をチェックすることで、新たな視点で運用のヒントを得られる可能性があるため、うまく活用しましょう。
6. 効果測定の指標をもとに効果を検証する
Facebook広告で成果をあげるためには、効果測定の指標をもとに効果を検証することも重要です。ここでは、Facebook広告の効果を確認する5つの方法をご紹介します。
- Facebookの広告マネージャ
- Facebookピクセル
- Facebook A/Bテスト
- Facebook ブランドアンケート
- Facebook ホールドアウトテスト
6-1. Facebookの広告マネージャ
Facebookの広告マネージャは、Facebook広告の作成や管理を行うための基本のツールです。具体的には、広告キャンペーンの作成、複数の広告の一括管理、広告パフォーマンスの確認などができます。
ターゲット数に対して十分なクリック率が得られているかを確認し、適正でない場合は、ターゲット設定や入札価格、クリエイティブの品質などを改善していきましょう。
6-2. Facebookピクセル
Facebookピクセルは、Webサイトに専用コードを設置することで、ユーザーインサイトや行動を分析できるツールです。ターゲティングの精度を高め、Facebook広告のコンバージョンの最適化に役立ちます。
Facebookピクセルの詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
6-3. Facebook A/Bテスト
FacebookのA/Bテストは、AとBの仮説をたてて比較検討するためのツールです。例えば、2つの戦略の効果を測定・比較することや、広告に加えた変更を測定したい場合に役立ちます。
6-4. Facebook ブランドアンケート
Facebookブランドアンケートは、ユーザーが商品やブランドに対して持っている印象値を、アンケート形式で集計する機能です。広告掲載の目的が「ブランドの認知度アップ」など、効果を数値化しにくい場合の効果測定の助けになるでしょう。
6-5. Facebook ホールドアウトテスト
Facebookのホールドアウトテストは、広告を見る機会があったユーザーと見る機会がなかったユーザーを比較し、実際のコンバージョンへのFacebook広告の貢献度を知るためのツールです。効果の有無を明確にするうえで役立ちます。
7. 効果が出ない場合は要因の仮説を立てて検証する
予測どおりの効果が表れていない場合は、その要因を分析しましょう。広告の成果を下げる要因には、以下のようなものがあります。
- キャンペーンを分割しすぎている
- オーディエンスが狭すぎる
- 広告がFacebookに適していない
7-1. キャンペーンを分割しすぎている
広告セットやクリエイティブがほとんど変わらない場合は、無理にキャンペーンを分割するよりも統一した方が効率的に訴求できます。
7-2. オーディエンスが狭すぎる
詳細なターゲティングの設定ができる点はFacebook広告の大きなメリットですが、ターゲットを絞り込みすぎると広告の表示機会が極端に少なくなり、集客効果が下がります。
仮にクリック率が5%、コンバージョン1%だとすると、潜在リーチ1,000人未満でコンバージョンを獲得するのは極めて困難です。想定クリック率や、コンバージョン率から逆算した潜在リーチを確保できる範囲で、オーディエンスを設定するとよいでしょう。
7-3. 広告がFacebookに適していない
検索エンジンの広告とは異なり、SNS広告では自然な宣伝が好まれる傾向があります。他の広告媒体で使用している広告素材をそのまま使うと、Facebookでは成果に結びつかないケースもあるので注意しましょう。
一般ユーザーが作ったコンテンツ(UGC)を使った自然な広告の配信で、顧客獲得単価が20%以上改善された事例もあります。成功事例は、こちらの記事でご紹介しています。
事前に効果を予測するには「シミュレーション機能」がおすすめ
Facebook広告マネージャの機能の1つに、広告費用対効果を予測できる「シミュレーション機能」があります。
Facebook広告で新しいキャンペーンの作成時に、予算と掲載期間を設定すると、1日の推定リーチ数とコンバージョン数が表示されます。事前に効果を予測できるため、予算やターゲティングが適当であるかの判断材料にしましょう。
Facebook広告の効果が最大化するように運用しよう
Facebook広告は詳細なターゲティング設定や、多様な広告の種類が選択できること、費用が低価格であることから、他の広告媒体よりも費用対効果が優れています。
広告の費用対効果は、広告マネージャなどのFacebook公式ツールで確認でき、効果がでない時は、キャンペーンを分割しすぎていないか、オーディエンスが狭すぎないか、広告がFacebookに適していないのではないか、といった点を確認する必要があります。
Facebook広告の費用対効果を分析し、効果の最大化を目指しましょう。