「SNSで認知度を上げたい」、「Webサイトへのトラフィックを増やしたい」などの目的からFacebook広告を始める場合、気になるのが課金の仕組みや料金体系ではないでしょうか。また、どのくらいの予算を用意すれば効果が出てくるのかについても、Facebook広告を運用する上で知っておきたいポイントです。


基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド
このガイドではFacebook広告の目的やメリットだけではなく、広告の構造や料金体系、関連ツールなどについて詳しく解説しています。ぜひご活用ください。
- Facebook広告の目的とメリット
- 広告の種類や料金体系
- わかりやすい出稿方法
- Facebook広告の活用事例
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今回は、Facebook広告ではどのような仕組みで費用が課金されるのか、どのくらいの料金が必要なのか、どのような支払い方法があるのかについて解説します。
Facebook広告では何ができる?
「Facebook広告」は、Meta社が提供している広告プラットフォームです。正確には「Meta広告」であり、Metaが運営するFacebook、Instagram、Messenger、Metaと提携するアプリ等(モバイルネットワーク)に広告を配信できます。
例えば、Facebookのフィードやストーリーズ、リール、動画内などに画像フォーマット・動画フォーマットなどの広告を表示できます。Google 広告などはテキストのみでの出稿も可能ですが、Facebook広告は必ず画像か動画かのクリエイティブが必要である点が特徴であり、Facebookユーザーへ効果的にアプローチが可能です。
また、Facebook広告はターゲティング性能が高い点も特徴です。AIによるサポートも優秀であり、自社がリーチしたい層へ効率よく広告を配信できます。
Facebook広告の全体像について知りたい場合は、以下コラムをご覧ください。
Facebook広告の課金方式
Facebook広告の課金方式は、大きくは「インプレッション課金」と「クリック課金」、「ThruPlay」に分けられます。課金方式とは、広告を出稿した後、どのタイミングで料金が請求されるのかを示すものです。
インプレッション課金(CPM)
広告が表示された時に課金される方式です。
CPMは「Cost Per Mille(Milleはフランス語で1,000の意味)」の略です。料金は広告表示毎にオークション形式で決定されます。
具体的なコンバージョンよりも、広告を見てもらうことを目的としている方式です。そのため、商品やサービス、ブランドの認知度を上げたい、見込み顧客を醸成したいといった場合に向いています。
クリック課金(CPC)
広告がクリックされた時点で課金される方式です。
CPC(Cost per Click)とも呼ばれます。インプレッション課金と同様、オークション形式となっているので、1クリックの料金は常に変動します。
ユーザーが広告を閲覧しただけでは課金されないため、費用対効果が高い方式だと言われています。クリック課金が向いているのは、商品の購入やサービスの申し込みなどの具体的なコンバージョンを得たい場合などです。
ThruPlay(動画再生)
動画広告が再生された時点で課金される方式です。
広告のフォーマットに動画を使用したとき、特定の条件下で選択できます。15秒以下の動画なら97%が再生されたとき、15秒以上の動画なら15秒再生されたときに課金対象となります。
動画フォーマットで広告を配信していたとしても、インプレッション課金で運用することもできますが、動画を最後まで見てもらうことを重視したい場合はThruPlayを選択できます。
広告オークションで広告配信毎の料金が決まる
オークションとは、どの広告主の広告を、誰に、いくらで入札するかを決める仕組みのことです。
ユーザーがFacebook広告にアクセスし、広告枠のあるページを開いた瞬間に、どの広告が入札されるのかオークションが始まり、選ばれたものが表示されます。
入札の際に考慮されているポイントは以下の3つです。
- 入札単価
Facebook広告を出稿する際、広告主が自ら決定する金額。自由に金額を設定できるが、競合よりも単価が低いと広告が表示されない場合がある。 - 推定アクション率
ユーザーに広告が表示された際、アクション(いいね!やクリックなど)やコンバージョンに繋がるかを推定。 - 広告品質
ユーザーからのフィードバックや、低品質な広告(扇情的な表現、文字だらけで見にくいクリエイティブなど)になっていないかを判断。
これら3つをもとに判断されるため、単に高額な単価を設定すればいいというわけではありません。
推定アクション率と広告品質が高い=ユーザー体験を損ねない、興味関心に沿った広告クリティブを意識しましょう。逆に言えば、推定アクション率と広告品質が競合を上回っていれば、単価が低くても表示される可能性があるということです。
この3つのバランスを測るには、複数のクリエイティブを用意して広告配信し、A/Bテストを繰り返してユーザーの反応を見ていくのがいいでしょう。
Facebook広告の課金方式の設定はできる?
上記にてご紹介した3つの課金方式は、自由に設定できるのではなく、Facebook広告の「目的」によって変わります。
Facebook広告の「目的」とは、「認知度の向上」や「トラフィックの増加」、「エンゲージメントの増加」など、広告を配信して何を目指したいかを設定する項目です。
Facebook広告ではまず「目的」を設定する「キャンペーン」があり、その下にオーディエンス(ターゲット)や配置(広告の配信場所)を設定する「広告セット」が、その下に実際に配信するクリエイティブを設定する「広告」があります。どのような広告を配信したいかによって、この3層の構造を使い分けることになります。
例えば、ブランドの認知度を上げたい広告とWebサイトへ誘導したい広告の2つがあるなら、キャンペーンを2つに分けて配信します。ブランドの認知度を上げたいのは同じなものの、別々のオーディエンスに配信したい場合は、1つのキャンペーンに2つの広告セットを設定します。同じオーディエンスに2種類のクリエイティブを配信して効果の差を知りたい場合は、1つの広告セットに2つの広告を設定します。
Facebook広告の目的と、それによって選べる課金方式は以下のとおりです。
この表が示すとおり、基本的にはインプレッション課金を選択することになり、目的によってクリック課金やThruPlayが選べるようになります。
なお、クリック課金やThruPlayを選択するには、一定金額の運用実績など条件が必要な場合があります。
Facebook広告の予算を設定する方法
Facebook広告の予算は以下4つの方法で設定することができ、掛け合わせも自由です。
- アカウントの上限予算
- キャンペーンの上限予算
- 広告セットの上限予算
- 入札単価
Facebook広告では、設定した予算の金額とその他配信方法の設定に合わせて、自動で入札が行われます。設定した上限を超えて費用が発生することはありません。
Facebook広告の仕組み
Facebook広告はシンプルな入れ子構造になっており、その各段階で費用の予算を設定できるようになっています。
基本的な仕組みは下図のとおりです。
まずMeta広告のアカウントがあり、基本的には、1つのFacebookアカウントごとに1つの広告アカウントを運用することになります。
広告の運用において、最も大きいカテゴリが「キャンペーン」です。キャンペーンは広告配信を行う目的ごとに設定します。例えば、認知度を上げるための広告と、Webサイトへのトラフィックを増やすための広告は別のキャンペーンで設定します。
1つのキャンペーン内には複数の「広告セット」を設定できます。広告セットでは、例えば広告をどこに表示するかを示す「配置」を設定でき、Facebookだけ・Instagramだけ・Facebookのストーリーズだけというように表示位置を分けられます。また、ターゲットのことを指すオーディエンスの設定もここで行います。同じ目的で実施するキャンペーンでも、配置ごとに別枠で測定したいとき、複数パターンのターゲットに広告を配信したいときは、広告セットを分けることになります。
1つの広告セットには複数の「広告」を設定できます。広告では、実際にユーザーの目に触れる部分、すなわちクリエイティブを設定します。クリエイティブには画像フォーマット、動画フォーマット、カルーセルなどがあり、テキストを組み合わせてユーザーの興味・関心を集めます。
以上の構造の各段階のうち、「アカウント」「キャンペーン」「広告セット」にて、予算の上限や消費の仕方を設定できます。
アカウントの上限予算
アカウントの上限予算を設定して、広告アカウントごとに調整可能な予算を設定できます。
アカウントの上限予算を設定すると、広告費用を誤って設定してしまった場合など、想定外の事態が起きても、設定した予算以上の費用はかかりません。
広告費が上限に達すると配信中の広告はすべて停止し、費用は発生しなくなります。アカウントの上限予算の金額を引き上げるか、上限金額をリセットすれば、広告の掲載が再開可能です。
キャンペーンの上限予算
キャンペーンごとに上限予算を設定できます。
キャンペーンの上限予算は「1日の予算」と「通算予算」の2種類の設定から選べ、どちらを選んでもFacebook側でキャンペーンの目的を最適化するように調整してくれます。
配信の目的を決めるキャンペーンごとに予算が設定できるので、目的に応じた予算の配分が可能です。
広告セットの上限予算
広告セットごとに上限予算を設定することもできます。
「広告セット」とは、自社のFacebook広告をどのように配信するかを指定するもので、広告を配信するユーザーの指定や掲載期間の設定、広告レイアウトの選択などが行えます。
先ほど解説した「キャンペーン」では、「最終的に広告でどんな成果を得たいか」という広告の土台を設定し、広告セットでは「広告をどのように配信するか」を設定します。
広告を配信するユーザーの指定や掲載スケジュールの設定、予算、広告レイアウトの選択など、キャンペーンよりも具体的に配信に関する設定ができるため、費用対効果を算出しやすくなります。
入札単価
Facebook広告の入札単価は自動で最適化されますが、自分で設定したい場合は入札単価の上限を決めることができます。
入札単価の上限を設定しない場合、予算内で入札単価が際限なく上がる可能性があるため、CPCやCPA(コンバージョン1件あたりの単価)が高くなってしまいます。費用対効果も悪くなるので、広告運用に慣れてきたら入札単価の設定を検討しましょう。
Facebook広告の課金の設定画面
Facebook広告の課金はどのように設定するのか、スクリーンショットを用いながら簡潔に解説します。
まずは「Meta広告マネージャ」にアクセスし、[+作成]ボタンをクリックします。Facebook広告のアカウント作成方法や出稿までの具体的な手順については、以下コラムをご覧ください。
「キャンペーン」を設定するにあたり、まずは目的を設定します。今回は[トラフィック]を選択しました。
キャンペーン設定を「おすすめ」と「手動」から選択できます。おすすめでもいいですが、まずは手動で設定内容を理解するのがおすすめです。
「新しいトラフィックキャンペーン」の設定画面に移るので、その下の「広告セット」の設定に移動し、少し下にスクロールして[その他のオプション]をクリックします。
「課金対象」をマウスオーバーすると[編集]が出てくるので、クリックすると、課金対象を選択できるようになります。このアカウントではまだクリック課金は選べない状態です。
キャンペーンの目的を[エンゲージメント]にすると、課金対象に[ThruPlay]が出てきます。
Facebook広告費用どう決める?相場・運用パターンから考える
Facebook広告を始める際は、少なくとも月間3万円の予算を用意しましょう。予算が少なすぎると費用対効果を測るのが難しくなり、オークションで競合に負けてしまいます。
最初は月間3~10万円程度から
最初は1日1000円、月間3万円から様子を見るのがおすすめです。
3万円の予算で運用した場合、CPMが200円であれば1日に5000回表示できるため、ユーザーの傾向や効果を分析するのに十分なデータを得ることができます。2つの広告の効果を比較するA/Bテストで、成果が出やすい広告の比較も可能です。
月間3万円で効果が見込めることがわかれば、より多くのユーザーへ広告を配信するために予算のアップを検討するのもよいでしょう。ただし、予算を増やせば成果も比例して高まるというわけではない点に注意が必要です。
広告は常に検証と改善が必要です。費用対効果を算出して成果を確認することで、利益の上がらない広告に予算を費やすリスクを回避できます。
また、広告費用のみをアップするのが正解とも限りません。例えば、10万円の予算のうち3万円を広告費用にまわし、余った費用をデザインやバナーなどのビジュアル面やキャッチコピーに使うなど、成果が上がる方法を具体的に検討しましょう。
10万円以上運用する場合
月間10万円以上の予算で広告運用する場合、高単価のジャンルや商材の広告掲載にも取り組めます。また、代理店に広告運用を依頼する場合も最低でも月10万円の費用が必要です。
10万円以上の予算運用を検討している場合、適切な広告費を事前に予測することが重要です。ここではその方法を解説します。
広告費をシミュレーションする
Facebookでは、広告マネージャで広告をセットする際にターゲットを設定すると、1日あたりのコンバージョン数などの推定値をシミュ レーションできます。シミュレーション可能な指標は以下のとおりです。
シミュレーションを行うと、運用実績がなくても事前にパフォーマンスを予測でき、社内の意思決定の参考にもなります。
Facebook広告のシミュレーションは時間をかけるほど精度が上がるため、効果の高い広告運用に役立つデータを入手するためにも時間をかけてじっくりと取り組むことをおすすめします。
広告ライブラリで競合の具体的事例を調査する
Facebookが提供する「広告ライブラリ」機能では、FacebookやInstagramなどMeta広告に掲載されている広告のうちアクティブな広告をすべて閲覧できます。
掲載中の広告は誰でも検索が可能で、競合他社がFacebook広告に費やした金額などの情報を調査できます。
広告ライブラリでは以下の情報が確認可能です。
- 掲載開始日
- インプレッション数
- Facebook広告にあてた費用
- 広告を見たユーザーの年齢と性別の構成比
- 広告が表示された場所
広告ライブラリを使用するには、 広告カテゴリを「すべての広告」に設定し、任意のキーワード(ブランド名、企業名、一般ワード)で検索します。
その後、フィルター機能を使うことで任意の属性の広告を探すことが可能です。
広告代理店に依頼する
Facebook広告は簡単な設定フローにより社内で運用することも可能ですが、広告代理店に運用代行を依頼する選択肢もあります。
広告代理店であれば費用感や効果的な広告の設定内容についてのノウハウがあるため、高い費用対効果での広告運用が期待できます。広告運用のための社内リソースを割く必要もなくなり、必要な業務に集中しつつプロモーション効果を得られるのも利点です。
広告代理店へ運用代行を依頼する際は、自社の予算内でFacebook広告に回せる金額と、代理店側が提案してくる金額をすり合わせていくことになります。費用をかければ必ず成果が出るわけではないため、まずは少額からスタートし、広告代理店が出してくれるレポートをもとに最適化していくのがいいでしょう。
また、Meta広告内にもInstagram広告などその他の媒体があり、Web広告でいえばX広告やLINE広告、Google ディスプレイネットワークなどさまざまな広告があります。Webプロモーションに使用できる予算から、どの媒体に配信すると効果を最大化できるかも広告代理店と相談できます。
広告代理店に依頼した場合の手数料は、広告費の20%もしくは1か月あたり3∼5万円程度が相場となっています。
Facebook広告の課金タイミングと支払い方法
ここでは、Facebook広告の課金タイミングと支払い方法についてご紹介します。
課金タイミング
Facebook広告では、広告で予算を消化した後の決済のタイミングが「自動決済」と「手動決済」の2種類あります。
自動決済は一定の予算を消化した際に自動で決済されるもので、毎月の請求日にまとめて請求されます。一方の手動決済では、アカウントにあらかじめ入金していた残高から、最大1日1回広告費用が差し引かれます。
なお、決済のタイミングは自由に選べるのではなく、クレジットカードかPayPalの場合は自動決済、オンライン銀行振込の場合は手動決済となります。
支払い方法
Facebook広告で使用した費用の支払い方法は、日本ではクレジットカード、PayPal、またはオンライン銀行振込でのみ可能となります。
使用できるクレジットカードまたは国際ブランド付きデビットカードは、以下の4つです。
- American Express
- JCB
- MasterCard
- VISA
広告費の支払いが上手くいかなかった場合は出稿が停止されるため、注意が必要です。
支払いが失敗する可能性としては、クレジットカードの利用可能額超えや利用期間切れなどが挙げられます。対応方法が分からない場合は、Facebookの問い合わせフォームを利用しましょう。
なお、広告代理店に広告運用を依頼している場合は、代理店が支払いまで行うケースもあるため、どのような運用にするかは代理店との相談になります。
Facebook広告の費用対効果を高めるには
Facebook広告の運用で費用対効果を高めるためには、以下のポイントを参考にしてください。
基本的には「自動入札」を使う
Facebook広告では、広告セットごとに任意の入札上限を設定してコントロールすることも可能ですが、効果的に運用するには広告の知識や運用データが必要です。そのため、慣れないうちは「自動入札」を使用するのがおすすめです。
なお、自動入札はMeta広告のシステムが最も効果の高い運用になるために最適化するものであり、多くの場合で目的に対して最適な結果を返してくれます。リソースを抑えてFacebook広告を運用したい場合は、基本的に自動入札を使用するといいでしょう。
キャンペーン目的を正しく選択する
Facebook広告では、設定画面の紹介でも解説したように、キャンペーンを作成する際にまず目的を選択します。目的には「認知度」「トラフィック」「リード」などがあり、自社がFacebook広告を運用する目的と一致させることが重要です。
とにかくまずは認知度を上げたいのに「トラフィック」でキャンペーンを作成してしまうと、十分な結果は得られないでしょう。
キャンペーン・広告セット・広告を使い分ける
上記で解説したように、Facebook広告はシンプルな入れ子構造になっていますが、始めからすべての段階で最適な運用を行うことは難しいでしょう。しかし、この構造を上手く使い分けることで、費用対効果を高められる可能性があります。
例えば、1つのキャンペーンの中に広告セットを追加し続けていると、目的に沿わない広告を配信してしまうかもしれません。自社Webサイトの商品ページの情報をまとめた広告を作ったのに、キャンペーンの目的が「認知度」だと、うまくコンバージョンせず予算を多く消費してしまうでしょう。
クリエイティブを改善する
優れたクリエイティブを登録することで、オークションに勝利し配信できる可能性が高まります。また、配信された後、ユーザーの目にも留まる可能性が高まり、費用対効果の改善が期待できます。
クリエイティブの改善には、A/Bテスト機能を活用したり、広告ライブラリで他社事例を確認したりといった方法があります。
効果測定の指標を活用する
Facebook広告では、広告マネージャからレポートを取得できます。配信しっぱなしではなく、こうしたレポートを活用して効果測定を行い、改善し続けることが重要です。
Facebook広告の効果の高め方については、以下コラムをご覧ください。
20万人以上のリーチを目指すなら「予約購入」もおすすめ
Facebook広告は原則としてオークション形式で運用され、ユーザーの広告表示タイミングにあわせてオークションが行われ、最もマッチすると判断された広告が表示されます。一方で、広告枠を「予約購入」することも可能です。
上記の画面のように、キャンペーン作成時にオークションではなく「予約」を選択することができます。このオプションは20万人以上のリーチを前提としたものであり、あらかじめキャンペーンを計画・予約することで、事前にリーチ数に対する予算を予測できます。
キャンペーンの予約は、20万人以上にリーチしたい場合、1人のユーザーに表示される広告の頻度をコントロールしたい場合などに適しています。ある程度の予算が必要とはなりますが、目的に合致していれば、費用対効果を高めるための一つの選択肢となるでしょう。
予約キャンペーンの詳しいことについては、Meta広告のビジネスヘルプセンターを参照してください。
まとめ
Facebook広告はFacebook、Instagram、提携アプリに配信できるため、アプローチできる年齢層が広く、多くのビジネスで有効な宣伝メディアです。
アプローチ先が広いだけにターゲットユーザーを明確に理解しておく必要があります。Facebookの場合、自力でターゲット層を見つけるよりも、自動最適化の機能を活用しながら見つけていくのが良さそうです。
運用初期はターゲット選定や単価感の把握に集中し、ある程度見えてきたら入札戦略を設計し、効果検証を繰り返していきましょう。
また、一度効果の出た広告でも、時間が経過することで市場やユーザーの反応が変化することもあります。よい結果が出た後も、定期的にブラッシュアップしていくことが大切です。
そして、なぜFacebook広告を使用するのか、使用することでどんな結果を望んでいるのかという目的を見失わないよう、定期的に立ち返りましょう。
Facebook広告についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。