Webマーケティングツール20選|種類ごとの機能や特徴を紹介

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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Webマーケティングには、施策の効率化や精度向上に役立つツールが欠かせません。しかし、非常に多くのツールがあり、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

Webマーケティングツール20選|種類ごとの機能や特徴を紹介

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    この記事では、Webマーケティングで活用できるツール20選を紹介します。アクセス解析ツールやSEOツール、MAツールなどに分けて紹介し、ツールの選び方についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

    Webマーケティングで活用できるツールの種類

    Webマーケティングに活用できるツールの種類は、大きく分けて次の7つです。

    • アクセス解析ツール
    • SEOツール
    • Web広告ツール
    • サイト分析・改善ツール
    • ヒートマップツール
    • A/Bテストツール
    • MAツール

    まずは、各ツールの特徴や一般的な活用方法を説明します。

    Webマーケティングと似た言葉に、「デジタルマーケティング」という言葉がありますが、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一種といえます。WebサイトやSNS、ECサイトなどのあらゆる媒体が含まれるのがデジタルマーケティングで、Webマーケティングは主にWebサイト上で展開するマーケティング活動です。

    デジタルマーケティング全般で活用できるツールの詳細は、次の記事をご覧ください。

     

    アクセス解析ツール

    アクセス解析ツールは、Webサイトの訪問者の行動や属性を調査し、その結果をレポート化するツールです。訪問者のデバイスや性別、年齢、訪問経路、よく閲覧されているページ、離脱が多いページ、具体的な成果などを把握できます。

    これらの情報は自動的に計測・収集され、Webサイトの改善に役立てることができます。具体的には、訪問者数、アクセス数、ページビュー数、離脱率、成約数などの分析が可能です。

    また、流入チャネル(検索や広告など)、ユーザー種別(新規や既存)、デバイスの種類(スマホやPC)など、さまざまな観点から分析を行うこともできます。このように、アクセス解析ツールは、Webサイトの利用状況を詳細に把握し、改善点を見つけ出すためのツールといえます。
     

    SEOツール

    SEOツールは、Google やYahoo!といった検索エンジン上での、表示順位を向上させるための支援ツールです。Webサイトのページが検索結果の上位に表示されることで、多くのユーザーにリーチすることが可能になり、新規顧客の創出やブランドの認知度向上などが期待できます。

    SEOツールには、検索順位のモニタリングや適切なキーワードの選定、コンテンツ最適化のアシスト、Webサイトの内部構造の診断、競合Webサイトとの順位比較など、さまざまな機能があります。これらの機能を活用すると、SEO施策を効率的かつ効果的に実施できます。
     

    Web広告ツール

    Web広告ツールは、Web広告の運用を効率化するためのツールです。Google やYahoo!などの広告を一元管理し、効果を測定できるのが大きなメリットで、データ収集や入札調整もプラットフォーム上で行うことができます

    異なる媒体の広告を1つのプラットフォームで管理できるため、大幅な工数削減につながります。また、各媒体の運用成果をリアルタイムで把握することが可能になり、PDCAのサイクルを早められるでしょう。
     

    サイト分析・改善ツール

    サイト分析・改善ツールは、Webサイトのパフォーマンスを分析し、最適化のための改善案を提供するツールです。サイトの問題点を特定し、それを解決することで、コンバージョンの獲得につながります。例えば、サイトの表示速度を向上させ、コンバージョン率を上げるといった改善提案などが可能です。

    また、ユーザーがどのコンテンツに関心を持っているかを理解するのに役立ち、ニーズに合わせてサイトのパフォーマンスを改善することでユーザー体験が向上します。
     

    ヒートマップツール

    ヒートマップツールは、Webページ上におけるユーザーの動きを分析するためのツールです。ユーザーのスクロール行動や離脱ポイント、よく閲覧されている箇所などが把握できます。

    Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、訪問経路や滞在時間は分析できますが、具体的な行動までは分析できません。ヒートマップツールを使えば、離脱部分や熟読部分を特定できるため、ページの強みと弱みを理解するのに役立ちます

    実際のユーザー行動を基に改善策を立てることができるのがメリットです。
     

    A/Bテストツール

    A/Bテストツールとは、画像やテキスト、デザインなどが異なるコンテンツを公開し、成果を比較するためのツールのことです。A/Bテストツールを使用すると、自動でコンテンツを切り替えられるため、テストが効率的に実施できます

    ツールによっては、Webページの一部分だけを変更することによるA/Bテストにも対応しています。例えば、サイトのキャッチコピーだけを変えて、ほかの部分は全く同じにするといった形でA/Bテストを実施すれば、効果的なキャッチコピーを導き出せます。
     

    MAツール

    MAツールは、マーケティング活動全般を自動化し、見込み客の創出から商談化までのプロセスを効率化するツールです。手動で行うと時間がかかるマーケティング活動の一部を自動化し、生産性を向上させることができます。

    また、MAツールを活用すると、それぞれの見込み客の状況やニーズに合った施策の展開が可能になります。例えば、商品やサービスを認知したばかりの見込み客と、購入に近い段階まで来ている見込み客をセグメント化し、メルマガの内容を出し分けるなどの施策が実施可能です。

    BtoB企業の場合は、BtoCに比べて検討期間が長くなる傾向があり、カスタマージャーニーに沿ったマーケティング施策の展開が欠かせません。MAツールを活用することで、中長期的に見込み客と良好なコミュニケーションを取ることができます。

    より詳しいMAツールの説明は、次の記事をご覧ください。

     

    Webマーケティングのツール21選

    ここでは、Webマーケティングの具体的なツールを種類別に21選紹介します。なお、プランや価格に関する情報は2024年8月時点のものです。

    • アクセス解析ツール
      • Google アナリティクス
      • Adobe Analytics
    • SEOツール
      • Google Search Console
      • Ubersuggest
      • ミエルカSEO
      • ahrefs
      • GRC
    • Web広告ツール
      • キーワードプランナー
      • Shirofune
      • AD EBiS
      • Optmyzr
      • AdFlow
    • サイト分析・改善ツール
      • AIアナリスト
      • GArepo
    • ヒートマップツール
      • Pt engine
      • User Heat
    • A/Bテストツール
      • Juicer
    • MAツール
      • Marketing Hub
      • Account Engagement (旧Pardot)
      • SATORI

     

    アクセス解析ツール

    ここでは、Webサイトの訪問者の行動や属性を調査する「アクセス解析ツール」のうち、次の2つを紹介します。

    • Google アナリティクス(GA4)
    • Adobe Analytics
       

    Google アナリティクス(GA4)

     Google アナリティクス(GA4)

    出典:Google

    Google アナリティクスは、Webサイトのアクセス状況を詳細に把握するためのツールです。無料で利用が可能で、その高い機能性と使いやすさから、多くの企業で採用されています。特に、Webサイトの運営では最初に導入すべきツールといえるでしょう。

    無料で豊富な機能を使えるのがGoogle アナリティクスの特徴で、ユーザーの行動パターンや流入元など、さまざまな角度からデータを分析できます。Google アカウント保有者なら誰でも簡単に始めることができ、社内外のメンバーと情報共有も可能です。

    さらに、「Google 広告」や「Google Search Console」などとの連携により、より深い分析が可能です。ヘルプページが充実しており、わからないことがあればユーザーコミュニティで質問もできます。

    ■料金
    無料

    ■主な機能

    • Webサイトのアクセス解析
    • ユーザーの行動パターン分析
    • Google のほかのサービスとの連携

    ■公式サイトURL
    https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

     

    Adobe Analytics

    Adobe Analytics

    出典:Adobe

    Adobe Analyticsは、Webデータの収集から分析までをワンストップで行えるアクセス解析ツールです。顧客行動の詳細な計測と分析が可能で、リアルタイムのレポーティング機能も備えています。

    AIと機械学習を駆使し、多角的な視点から顧客像を描き出すことで、深いインサイトまで引き出すことが可能です。予算配分の最適化にも役立ち、多機能でありながら使いやすい点も魅力といえます。

    ■料金

    • Select:要問合せ
    • Prime:要問合せ
    • Ultimate:要問合せ

    ■主な機能

    • Webサイトのアクセス解析
    • 顧客行動の詳細な計測と分析
    • リアルタイムのレポーティング機能

    ■公式サイトURL
    https://business.adobe.com/jp/products/analytics/adobe-analytics.html
     

    SEOツール

    ここでは、キーワードの選定などの作業を支援し、SEOの施策を効率化するツールを5つ紹介します。

    • Google Search Console
    • Ubersuggest
    • ミエルカSEO
    • ahrefs
    • GRC
       

    Google Search Console

    Google Search Console

    出典:Google

    Google Search Consoleは、SEO対策に必要な情報を提供するツールで、自社サイトの状況を詳細に調査できます。

    クエリごとの表示回数、流入数、クリック率、検索結果の順位など、ページごとのパフォーマンスを把握でき、Google の検索結果の分析に役立ちます。Google アナリティクスと並んで、無料ツールのなかでも特に重要なツールといえるでしょう。

    Google 社が提供しているツールであることから、公式の見解に基づいた対策が可能になります。また、コンテンツが重複しているなどのペナルティ判定を受けている場合はSearch Console上で警告されるため、速やかに改善できます。

    ■料金
    無料

    ■主な機能

    • Google の検索結果の分析
    • ペナルティ判定などの警告通知
    • Google のほかのサービスとの連携

    ■公式サイトURL
    https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja
     

    Ubersuggest

    Ubersuggest

    出典:NEILPATEL

    Ubersuggestは、さまざまなSEO分析を手軽に行えるツールです。自社だけでなく、競合他社のサイト分析も可能で、被リンクやランキング追跡、サイト監査などの機能があります。サイト監査機能を使うと、SEOの観点からサイトの問題点を把握可能です。

    ほかにも、キーワード候補や検索ボリュームなど、さまざまな情報を簡単に取得できます。複数のツールを使って情報を収集する手間を省くことにつながり、ライブチャットやメールを通じたサポートも充実しています。

    ■料金

    • 無料トライアル期間:7日間
    • パーソナル:月額2,999円/買切り29,990円
    • ビジネス:月額4,999円/買切り49,990円
    • エンタープライズ:月額9,999円/買切り99,990円

    ■主な機能

    • SEO分析機能
    • 競合他社のサイトの分析
    • キーワード候補分析

    ■公式サイトURL
    https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
     

    ミエルカSEO

    ミエルカSEO

    出典:Faber Company

    ミエルカSEOは、検索ニーズの調査やサイト分析・モニタリング、レポーティングなど、SEO対策に必要な機能が備わっているツールです。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleとの連携により、さらに強力なレポーティング機能も利用できます。

    大手企業や教育機関でも多く導入されており、コンテンツマーケティングやオウンドメディアの改善に必要な機能が1つのツールに集約されています。デジタルマーケティングの知識を学べる動画コンテンツの提供やオンラインセミナーの開催など、SEO初心者でもすぐに実践できる知識を身につけることができます。

    ■料金
    要問合せ

    ■主な機能

    • SEO分析機能
    • レポーティング機能

    ■公式サイトURL
    https://mieru-ca.com/
     

    ahrefs(エイチレフス)

    ahrefs(エイチレフス)

    出典:Ahrefs

    ahrefs(エイチレフス)は、26.9兆のリンクデータと、4,020億のページURLという膨大なデータを活用し、被リンク分析ができるSEO対策ツールです。競合サイトの被リンク分析にも対応しています。

    上位記事の分析、オーガニック検索や有料検索広告の調査も可能で、キーワード選定に役立つ機能が充実しています。信頼性の高いページランクを調査できるのも魅力で、Google の評価を高めるための自社サイトの改善戦略を立案できます。

    ■料金

    • ライト:月額19,900円
    • スタンダード:月額38,400円
    • アドバンスド:月額68,900円
    • エンタープライズ:要問合せ

    ■主な機能

    • 膨大なデータを活用した自サイトの被リンク分析
    • 競合サイトの被リンク分析
    • ページランク調査

    ■公式サイトURL
    https://ahrefs.jp/
     

    GRC

    GRC

    出典:シェルウェア

    GRCは、検索エンジンの順位を計測できるSEO対策ツールです。Google 、Yahoo!、Bingなど、各検索エンジンにおけるWebページの順位を把握できます。Webサイトとキーワードを登録すると、自動で順位測定が可能です。

    登録キーワードの上位100位サイトの分析にも対応しており、複数のサイトの順位も測定できます。無料プランのほかに、有料の料金プランが5つ用意されているため、ニーズに合わせて選択しましょう。

    ■料金

    • 無料プランあり
    • ベーシック:月額495円
    • スタンダード:月額990円
    • エキスパート:月額1,485円
    • プロ:月額1,980円
    • アルティメット:月額2,475円

    ■主な機能

    • 検索エンジンの順位計測
    • 登録キーワードの上位100位サイトの分析

    ■公式サイトURL
    https://seopro.jp/grc/

     

    Web広告ツール

    ここでは、Web広告の一元管理やデータ収集、分析などに対応したWeb広告ツールのうち、次の5つを紹介します。

    • キーワードプランナー
    • Shirofune
    • AD EBiS
    • Optmyzr
    • AdFlow
       

    キーワードプランナー

    キーワードプランナー

    出典:Google

    Google 社が提供するキーワードプランナーは、キーワードの検索ボリュームや広告展開の難易度、予想されるクリック単価などを確認できるツールです。

    過去のGoogle 広告のデータを基にした指標を確認できるため、予算に合わせたキーワードの選定が可能です。特定のキーワードに関連する新たなキーワードを見つけることもできます。

    無料版は機能の一部が制限されており、機能を制限なく使うには、Google 広告で数百円程度の広告費用を支払うことが必要といわれていますが、機能無制限版の利用条件に関する公式な情報は公開されていません。

    ■料金

    • 無料版
    • 機能無制限版の利用条件は非公開

    ■主な機能

    • キーワードの検索ボリュームの調査
    • キーワードの競合度の調査
    • 推定の広告費用の算出

    ■公式サイトURL
    https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
     

    Shirofune

    Shirofune

    出典:Shirofune

    Shirofuneは、広告運用を効率化するためのツールで、リスティング広告やディスプレイ広告の運用を自動化します。Google 広告、Yahoo!広告、Facebook広告、X広告に対応しており、予算管理や入札の最適化、運用改善などを自動で行います。

    広告効果を可視化する機能もあり、広告に関する一連の作業の自動化が可能です。初心者でも扱いやすく、1日10分の操作で新規広告が出稿が可能です。また、自社のビジネスに関連するキーワードやURLを入力するだけで、おすすめのキーワードが提案される機能もあります。

    ■料金

    • セルフプラン:月額広告費 × 5%
    • サポートプラン:月額広告費 × 5% + 月額10万円

    ■主な機能

    • 広告運用の自動化
    • Google 広告、Yahoo!広告、Facebook広告、X広告に対応
    • キーワード提案

    ■公式サイトURL
    https://shirofune.com/
     

    AD EBiS

    AD EBiS

    出典:イルグルム

    AD EBiSは、広告データの一元管理とパフォーマンスの評価が可能なツールです。自社サイトへの流入履歴を正確に計測し、コンバージョンまでの過程を可視化できます。

    CTRやCVRなどの数値もダッシュボードで一覧表示されるため、広告の効果を多角的に分析し、PDCAを素早く回すことができます。広告予算の最適化や外部サービスとの連携による施策評価も可能です。これまでに1万件以上の導入実績があり、中小企業から大手企業まで幅広く利用されています。

    ■料金
    要問合せ

    ■主な機能

    • 広告のデータを一元管理
    • コンバージョンまでの過程を可視化

    ■公式サイトURL
    https://www.ebis.ne.jp/
     

    Optmyzr

    Optmyzr

    出典:アドフレックス

    「Optmyzr(オプティマイザー)」は、AI技術によってリスティング広告を最適化できるツールです。Google 広告とYahoo!広告の両方に対応しており、手動での運用では難しいレベルの最適化を可能にします。

    24時間365日のモニタリング機能により、異常が発生すると即座に通知されるため、迅速に対応ができます。レポートの自動作成機能も備えており、運用者の業務効率化に貢献します。

    ■料金
    要問合せ

    ■主な機能

    • 広告の最適化
    • Google 広告とYahoo!広告の両方に対応
    • 24時間365日のモニタリング機能

    ■公式サイトURL
    https://optmyzr.jp/
     

    AdFlow

    AdFlow

    出典:クリエイターズマッチ

    AdFlowは、広告制作の一元管理を可能にするツールです。広告関連のクリエイティブ制作やテキスト・画像の管理、必要な情報の検索やプレビュー機能を通じて、制作を効率化できます。

    AdFlowを使用することで、大幅な工数削減が可能になり、専任の担当者からのサポートも受けられます。

    ■料金
    要問合せ

    ■主な機能

    • 広告制作の一元管理
    • 広告関連のクリエイティブ制作

    ■公式サイトURL
    https://adflow.jp/
     

    サイト分析・改善ツール

    ここでは、サイトの分析や改善に役立つツールのうち、次の2つを紹介します。

    • AIアナリスト
    • GArepo
       

    AIアナリスト

    AIアナリスト

    出典:WACUL

    AIアナリストは、サイト全体を精密かつ迅速に分析できるサイト改善ツールです。AIがGoogle アナリティクスのデータを解析し、サイト改善の提案を自動で行います。日々のデータチェックをAIが代行し、サイトの「伸びしろ」を見つけ出します。

    重要指標を自動でレポートする機能も備わっており、データ分析を基にした改善施策の提案にも対応しています。基本機能はすべて無料で利用可能で、全機能を利用するには有料プランの申し込みが必要です。

    ■料金
    基本機能無料 有料版は要問合せ

    ■主な機能

    • AIによるサイト改善の提案
    • 重要指標を自動でレポーティング
    • データ分析をもとにした改善施策の提案

    ■公式サイトURL
    https://wacul-ai.com/
     

    GArepo

    GArepo

    出典:ADrim

    GArepoは、Google アナリティクスの情報を取り込み、自動的に分析レポートを作成するサイト改善ツールです。

    Excel形式でレポートを生成し、多様な解析メニューを提供します。特に、「バブルチャートレポート」は、改善によって高い効果が見込めるページを確認できるので便利です。解析期間や比較期間をカレンダー機能で指定することで、オリジナルのレポート作成スケジュールを設定できます。

    GArepoの活用によって自社サイトの目標達成状況や改善ポイントを視覚的に表示できるため、社内で情報や成果を共有する作業の効率化が期待できます。

    ■料金
    月額5,500円

    ■主な機能

    • Google アナリティクスの情報を取り込み、自動的に分析レポートを作成
    • 自社サイトの目標達成状況や改善ポイントを視覚的に表示

    ■公式サイトURL
    https://www.garepo.jp/
     

    ヒートマップツール

    ここでは、サイト訪問者の行動を可視化して確認できる「ヒートマップツール」のうち、次の2つを紹介します。

    • Pt engine
    • User Heat
       

    Pt engine

    GArepo

    出典:Ptmind

    Pt engineは、アクセス解析とヒートマップの機能を持つツールです。ヒートマップツールを使用すると、ユーザーが注目している箇所や離脱ポイントが可視化され、改善策を立てやすくなります。

    無料版と有料版があり、無料版は月間PV数3,000まで計測可能です。有料版はPV数や計測イベント数によって料金が異なりますが、月額4,980円から利用できます。

    ■料金

    • Free:無料
    • Growth:月額4,980円
    • Premium:要問合せ

    ■主な機能

    • アクセス解析
    • ヒートマップ解析

    ■公式サイトURL
    https://www.ptengine.jp/
     

    User Heat

    User Heat

    出典:User Local

    User Heatは、ユーザー行動を色分けして可視化できるヒートマップツールです。「熟読エリア、終了エリア、マウスの動き、クリックエリア、離脱エリア」の5つを分析可能で、WebサイトのUIを総合的に判断できます。

    月間30万PVまでは無償で利用可能で、ヒートマップツールとして十分な機能が備わっているため、まずはヒートマップを試してみたいという方におすすめです。コンテンツが多いページや大規模サイトでの利用は、より機能が充実している有料版の利用を検討しましょう。

    ■料金

    • 無償版
    • 有料版は要問合せ

    ■主な機能

    • ヒートマップ解析

    ■公式サイトURL
    https://userheat.com/
     

    A/Bテストツール

    ここでは、キーワードの選定などの作業を支援し、SEOの施策を効率化するツールを紹介します。
     

    Juicer

    Juicer

    出典:ログリー

    Juicerは、高精度のデータ解析を基にしたA/Bテストを実施できるツールです。Webサイトのデータを収集・蓄積・管理し、収集したデータを参考にしながらサイトのパフォーマンスの分析や施策の検討を行うことができます。

    サイト訪問者の属性を分析した自動のペルソナ生成やアクセスログ解析など、機能も充実しています。基本機能は無料で利用可能です。

    ■料金

    • 基本プラン0円
    • オプション追加料金は要問合せ

    ■主な機能

    • A/Bテスト
    • ペルソナ分析
    • アクセスログ解析

    ■公式サイトURL
    https://juicer.cc/
     

    MAツール

    MA(マーケティングオートメーション)ツールは、Webマーケティングの一部を自動化することで、生産性を高めながら効率的なマーケティング活動をサポートします。ここでは、おすすめのMAツールを3つ紹介します。

    • Marketing Hub
    • Account Engagement (旧Pardot)
    • SATORI
       

    Marketing Hub

    Marketing Hub

    出典:HubSpot

    HubSpotが提供する「Marketing Hub」は、マーケティング活動を一元化するMAツールです。潜在客との接点を作り出して見込み客へと育成し、最適な顧客体験を提供するためのさまざまな機能が備わっています

    ブログ作成やSEO、広告の追跡・管理、ソーシャルメディア管理、動画、ウェブチャットなどの機能のほか、フォーム作成ツールやEメールマーケティングに役立つ機能などでリードジェネレーションやナーチャリングをサポートします。メジャーな外部ツールとの連携も可能です。

    ずっと無料で使用できるプランが用意されているため、まずは登録後、実際に使用してみましょう。ビジネスの成長に合わせた有料のアップグレードにも対応しています。

    ■料金

    • 無料プランあり
    • Starter:月額2,400円
    • Professional:月額106,800円
    • Enterprise:月額432,000円

    ■主な機能

    • マーケティングのすべてのツールとデータを一元管理
    • インサイトやパーソナライズ機能
    • AIベースのマーケティングツール
    • アドバンスト マーケティング レポート

    ■公式サイトURL
    https://www.hubspot.jp/products/marketing
     

    Account Engagement (旧Pardot)

    Account Engagement (旧Pardot)

    出典:セールスフォース・ジャパン

    「Account Engagement (旧Pardot)」は、主にBtoB向けのMAツールです。営業活動を可視化し、効果的なマーケティング施策を実現します。

    各種フォームやランディングページ、Webサイトなどの作成をサポートし、見込み客を効率的に創出します。見込み客の関心度に合わせたコンテンツの提供にも対応しており、条件に応じたメールの出し分けや効果検証が可能です。

    見込み客のスコア、役職、業界などに基づいたターゲットリストを作成し、訴求力のあるメールを効果的なタイミングで送信できます。受注した案件に対して、マーケティング活動の効果を報告するレポーティングにも対応しています。

    ■料金
    要問合せ

    ■主な機能

    • BtoB向けのマーケティングオートメーション
    • 施策効果を可視化
    • AI機能 Einstein(アインシュタイン)

    ■公式サイトURL
    https://www.salesforce.com/jp/form/sem/account-engagement/
     

    SATORI

    SATORI

    出典:SATORI

    「SATORI」は、顧客のデータを一元管理し、見込み客の醸成から行動分析までを一括で行うMAツールです。国内で1,000社以上の企業が導入しており、高い認知度を誇ります。シンプルなUIとダッシュボードを備えているのが特徴で、使いやすさを追求しています。

    自社のWebサイトにランディングページやポップアップ、プッシュ通知などの設置が可能です。SATORIで作成した問い合わせフォームや資料請求フォームに入力された情報は、自動的に「SATORI」のデータベースに登録されます。訪問者の購買意欲を引き出すリターゲティング広告やメールマガジンも活用できます。

    Google やFacebookなどの広告と連携したレポーティング機能も充実しており、Sansanやkintone、Sales Cloudといったサービスとも連携可能です。

    ■料金

    • 初期費用300,000円
    • 基本利用料:月額148,000円(年間契約)

    ■主な機能

    • アクセス企業リスト
    • 自動メール配信
    • キャンペーン作成・管理

    ■公式サイトURL
    https://satori.marketing/
     

    Webマーケティング用ツールの選び方

    ここでは、自社に合ったWebマーケティングツールを選ぶための3ステップを紹介します。

    1. 導入の計画を立てる(予算・目的・機能)
    2. 拡張・連携性能を確認する
    3. 操作のしやすさを確認する
       

    1. 導入の計画を立てる(予算・目的・機能)

    ツールの費用は無料から月額数十万円までと幅広く、機能によって価格が変動します。機能が多くても、使用しなければ費用対効果が下がってしまうため、目的と予算を明確にしたうえでツールの検討を始めることが重要です。

    ツールの効果的な活用に不安がある場合は、サポート体制が充実しているツールを選べば安心して運用できます。
     

    2. 拡張・連携性能を確認する

    Webマーケティングツールの多くが、外部ツールとの連携に対応しています。連携できるツールの種類はサービスによって異なるため、導入前に確認しておきましょう。部署を越えたツールの連携を行うことで、より幅広い範囲の業務効率化を実現したい場合は、関連部署が使用している既存ツールの確認も必要です。

    一般的に、機能が多いツールほど高額になる傾向があるため、必要な機能や連携するツールを絞ってランニングコストを抑えることも意識しましょう。
     

    3. 操作のしやすさを重視する

    直感的な操作が可能なツールは、初心者でもすぐに使いこなすことができるため、業務の効率化に大きく貢献します。また、データの視覚的なわかりやすさは、分析ツールを活用する際に重要です。

    候補にあがっているツールのデモ版や無料版を試して操作性を確認し、最適なツールを選びましょう
     

    機能の特徴を理解して最適なWebマーケティングツールを選ぼう

    Webマーケティングのツールは、上手に活用することで、ビジネスの成功をサポートしてくれます。自社のニーズに合ったツールを選ぶためにも、事前にしっかりと導入計画を立てて、最大限に活用できるような体制を整えることが重要です。

    多くのツールには無料トライアル期間が設けられているため、実際にツールを操作して機能や使いやすさを確かめてみると良いでしょう。

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