インサイドセールスの仕組みを構築するには、マーケティングと営業の業務をつなぐツールの導入が不可欠です。しかし、インサイドセールスに活用できるツールは種類が多く、インサイドセールスの役割によっても必要な機能が異なります。そのため、自社に導入すべきツールの選択に迷っている方も多いのではないでしょうか。


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本記事では、インサイドセールスに活用されるツールの種類や導入メリット、選定のポイントを解説します。インサイドセールスにおすすめの18のツールも目的別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
インサイドセールスに活用されるツール
インサイドセールスに活用されるツールの種類は、目的別に次の7つに分かれます。
- CRM(顧客関係管理)ツール
- SFA(営業支援システム)
- MA(マーケティングオートメーション)ツール
- クラウド電話システム
- オンライン商談ツール
- 名刺管理ツール
- CTI(電話とコンピューターを連動させるシステム)
インサイドセールスの仕組みを単独で構築できるツールは存在しないのが実情です。インサイドセールスの成果を最大化させるには、自社の目的に応じて複数のツールを組み合わせて活用していく必要があります。
CRM(顧客関係管理)ツール
CRM(顧客関係管理ツール)は、顧客とのあらゆる接点情報を一元管理するシステムです。顧客の過去の問い合わせや購買履歴を把握できるため、パーソナライズされた対応が実現します。
CRMに蓄積された顧客情報は、インサイドセールス部門だけでなくマーケティング部門やフィールドセールス部門と共有して横断的に活用できます。結果として、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。CRMは、SFAやMAなどの基盤となる顧客情報を一元管理できるため、最優先で導入を検討しておきたいツールです。
CRMの基礎知識やMA・SFAとの違いは、こちらの記事で解説しています。
SFA(営業支援システム)
SFA(営業支援システム)は、商談管理や活動分析などの機能を備え、営業担当者の業務を効率化するツールです。商談のステージ管理やリマインダーなどの機能が搭載されており、営業担当者はタスクを漏れなく実行できます。また、営業活動や商談の進捗把握にも役立ちます。
CRMツールにはSFA機能が含まれるものもあるため、CRMと同時に導入するか、あるいはCRMの導入後に取り入れると良いでしょう。
MA(マーケティングオートメーション)ツール
MA(マーケティングオートメーション)ツールは、マーケティング活動で発生するさまざまな作業を自動化するツールです。顧客の行動に応じたメール配信やSNS投稿、Webサイト分析などのタスクを自動化できます。
データを活用した顧客ニーズ分析によって「最適なコンテンツを」「最適なタイミングで」提供し、見込み客の購買意欲を高める効果が期待できます。
HubSpotは、CRMを基盤としたカスタマープラットフォームです。MAとSFAの機能も備え、顧客関係情報をもとに営業活動を支援します。
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クラウド電話システム
クラウド電話システムは、インターネットを利用した通話システムです。従来の電話機器を必要とせず、パソコンやスマートフォンから発着信可能で、テレワークにも対応できます。
顧客との通話内容を録音・分析する機能を搭載したシステムを導入すれば、対応品質の改善にも役立つでしょう。また、CTI(電話とコンピューターを連動させるシステム)と連携させると、着信時に顧客情報を瞬時に表示できるため、迅速な顧客対応につながります。クラウド電話システムをCRMなどのインサイドセールスツールと連携させることで、コミュニケーションツールの集約化を実現できます。
オンライン商談ツール
オンライン商談ツールは、オンライン上で遠隔地の顧客と商談やミーティングを行えるツールです。ZoomやMicrosoft Teamsなどが代表的で、画面共有や録画機能を備えており、対面に近いコミュニケーションを可能にします。
移動時間や交通費を削減でき、商談やヒアリングを効率的に進められる点がメリットです。テレワークが普及した昨今、インサイドセールスにとってオンライン商談ツールは必須といえるでしょう。
名刺管理ツール
名刺管理ツールは、名刺に記載された情報を効率的に管理できるツールです。スキャナーやスマートフォンなどで名刺を読み取ることで、その内容をテキストデータに変換して管理することが可能です。
検索機能もあり、容易に確認したい情報を確認できます。また、多くのツールにはCRMとの連携機能も搭載されています。営業担当者が個別に管理している名刺情報をデータ化して共有すれば、会社の資産となるでしょう。
CTI
CTIは「Computer Telephony Integration」の略称で、電話システムとコンピューターを連携させるツールです。通話履歴の自動記録機能や、CRMと連携させて着信時に顧客情報を自動表示できる機能が搭載されています。CTIを導入すれば、通話履歴や顧客との過去のやり取りを即座に参照できるため、迅速な顧客対応が可能になります。
インサイドセールスにツールを導入するメリット
インサイドセールスにツールを導入する主なメリットは次の3つです。
- 業務を効率化できる
- 情報をスムーズに共有できる
- 優先度の高い見込み客からアプローチできる
業務を効率化できる
インサイドセールスでは、複数の顧客へのアプローチや進捗管理など、業務が煩雑になりがちです。ツールを導入するとタスク管理やデータ入力などの自動化やレポート・分析機能の活用によって業務を効率化できるため、工数を削減して、コア業務に集中できる環境を整えられます。また、見込み客のセグメントごとの的確なフォローアップにもつながります。
情報をスムーズに共有できる
インサイドセールスで成果をあげるには、営業チーム内やマーケティングなど他部門との連携が重要です。ツールを導入すれば、顧客情報や商談履歴、問い合わせ履歴などを一元管理でき、営業チームだけでなく部門をまたいだ情報共有がスムーズに行えます。
見込み客のカスタマージャーニーにおける段階を容易に把握できるため、チーム管理者が的確な指示を出しやすくなる点も利点です。リアルタイムでのデータ共有はチーム全体の連携を促進して対応品質を底上げできるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
優先度の高い見込み客からアプローチできる
見込み客のリストをもとに優先度を設定して、成約確度の高い順にアプローチできる点もメリットです。MAやCRMを活用して見込み客の行動データを分析、スコアリングすることで、購買意欲の高い見込み客を抽出できるためです。
営業担当者は優先度の高い見込み客に対して適切なタイミングでフォローアップできるようになるため、成果の向上につながりやすくなります。
インサイドセールスにおすすめのツール18選
ここでは、目的別にインサイドセールスにおすすめのツールをご紹介します。
- CRM(顧客関係管理)ツール
- SFA(営業支援システム)
- MA(マーケティングオートメーション)ツール
- クラウド電話システム
- オンライン商談ツール
- 名刺管理ツール
- CTI(電話とコンピューターを連動させるシステム)
※各ツールの販売実績や料金、プランに関する内容は2024年11月時点のものです。
CRM(顧客関係管理)ツール
Sales Cloud
出典:Sales Cloud
Salesforceの「Sales Cloud」は、AIが搭載されたCRMツールです。SFA機能も搭載されており、見込み客や顧客情報の管理から売上予測、商談クローズまでさまざまな情報を一元管理できます。見積書の必要項目を入力すれば自動的に書類化してくれる組み込み機能やレポート機能など便利機能が搭載されており、生産性の向上に寄与します。
- 特徴
- 柔軟なカスタマイズ性
- 営業プロセスを段階別に管理できる
- 料金
Starter:月額3,000円/ユーザー
Professional:月額9,600円/ユーザー
Enterprise:月額1万9,800円/ユーザー
Unlimited:月額3万9,600円/ユーザー
Einstein 1 Sales:月額6万円/ユーザー - 公式サイト:https://www.salesforce.com/jp/sales/
HubSpot
出典:HubSpot.
HubSpotのCRMは、営業やマーケティング、カスタマーサポートなどの機能を一元管理できるCRMツールです。リアルタイムでの営業パイプラインの確認や見込み客の動向把握により、見込み客との関係強化を促進します。見込み客の行動に応じて営業チームにリアルタイム通知を届けられるため、最適なタイミングでアプローチを行えます。レポート機能も充実しており、データにもとづいた営業活動を実施可能です。
- 特徴
- 営業活動に必要なすべての情報を一元管理
- 一部のCRM機能は無料で試せる
- 料金:最大1,000件のコンタクト登録が無料
- 公式サイト:https://www.hubspot.jp/products/crm
Zoho CRM
出典:Zoho CRM
Zoho CRMは、顧客情報や商談履歴を一元管理できるクラウド型のCRM/SFAツールです。営業プロセスの効率化を支援する見込み客管理、取引先管理、連絡先管理機能を備えており属人化を防止できるだけでなく、データの可視化により情報共有を容易にします。GmailやOutlookなど各種メールシステムと連携させれば、ツール側でやりとりの履歴を確認できます。案件受注に伴う請求書の自動作成機能もあり、業務効率の向上につながるでしょう。
- 特徴
- 豊富な機能を低コストで利用可能
- 優れたカスタマイズ性と拡張性
- 料金
スタンダード:月額1,680円~/ユーザー
プロフェッショナル: 月額2,760円~/ユーザー
エンタープライズ:月額4,800円~/ユーザー
アルティメット: 月額6,240円~/ユーザー - 公式サイト:https://www.zoho.com/jp/crm/
SFA(営業支援システム)
Sales Hub
出典:Sales Hub
HubSpotの「Sales Hub」は、CRMに蓄積された顧客情報をもとに、営業活動の最適化を目指すシステムです。AIによる反復作業の自動化や分析機能、メール・コールのトラッキング機能を備え、営業プロセスの効率化を実現します。日程調整やドキュメント管理によって営業担当者の負担を軽減しながら、成約率を向上させます。取引の進捗を一元管理することで、収益予測やチームの生産性向上にも寄与するでしょう。
- 特徴
- HubSpotのCRMと自動連携
- 顧客行動にもとづき、最適なタイミングでアプローチ可能
- 料金
無料版:0円 Starter:月額2,400円
Professional:月額1万2,000円
Enterprise: 月額1万8,000円 - 公式サイト:https://www.hubspot.jp/products/sales
eセールスマネージャーRemix Cloud
eセールスマネージャーは、CRMとSFAを組み合わせた営業支援システムです。案件や顧客情報の一元管理を実現します。AIを活用したターゲティングや、受注までのタスクをシナリオ化して可視化することで、営業活動を効率化できます。名刺OCRやスケジュール管理など、作業を自動化できる機能が搭載されている点もメリットです。SlackやTeamsなどとの連携も可能で、社内外のコミュニケーション強化にも役立ちます。
- 特徴
- 国産SFA
- すきま時間で入力可能な操作性
- 料金
Remix Cloud
スタンダード:月額1万1,000円/ユーザー
ナレッジシェア (閲覧のみ):月額6,000円/ユーザー
スケジュールシェア (グループウェアのみ):月額3,000円/ユーザー
esm
Starter:月額1,500円/ユーザー
Basic:月額3,000円/ユーザー - 公式サイト:https://www.e-sales.jp/
Mazrica Sales
Mazrica Salesは、営業活動に必要な顧客・案件情報などを一元管理できるSFA/CRMツールです。AIによる受注確度やリスク分析の結果をもとに最適なアクションを提案し、営業効率を向上させます。OCRによる名刺管理機能やモバイルアプリなど情報登録や管理を容易に行える点も魅力です。Google WorkspaceやChatwork、Slackなど外部クラウドとの連携も可能です。
- 特徴
- 直感的に使えるUI
- 入力作業の半自動化
- 料金
Starter:月額2万7,500円~
Growth:月額11万円~
Enterprise:月額33万円~ - 公式サイト:https://product-senses.mazrica.com/
MA(マーケティングオートメーション)ツール
Marketing Hub
HubSpotの「Marketing Hub」は、CRMの顧客情報をベースとした統合型のマーケティングソフトウェアです。マーケティング業務の自動化、顧客とのパーソナライズされたコミュニケーション、SNSアカウント管理、フォーム作成機能、AIによるコンテンツ生成機能を用いたメール作成など豊富な機能を提供します。AI活用による効率化で、業務を最適化しつつ収益を拡大させることが可能です。企業の成長に合わせてプランを拡張でき、導入後のサポートも充実しています。
- 特徴
- Webマーケティングに関わる基本機能を搭載
- シンプルなUIと直感的な操作を実現
- 料金
無料プラン:0円
Starter:月額2,400円
Professional:月額10万6,800円
Enterprise:月額43万2,000円 - 公式サイト:https://www.hubspot.jp/products/marketing
Marketing Cloud Account Engagement
出典:Marketing Cloud Account Engagement
Salesforceの「Marketing Cloud Account Engagement」は、BtoB向けのMAツールです。CRMと連携させることで、AIを活用して見込み客の創出・醸成などマーケティング活動の一部を自動化します。見込み客の購買意欲が高まった段階で通知を受け取れるセールスアラートが搭載されており、最適なタイミングでのアプローチを実現し、成約につなげられる点がメリットです。フルファネル測定や予測にもとづく分析機能にも優れており、営業戦略の立案にも寄与します。
- 特徴
- カスタマイズ性が高く業界特有の要件に対応
- 他のSalesforce製品との連携に強み
- 料金
Growth:月額15万円
Plus:月額33万円
Advanced:月額52万8,000円
Premium:月額180万円 - 公式サイト:https://www.salesforce.com/jp/marketing/b2b-automation/
Adobe Marketo Engage
Adobe Marketo Engageは、BtoB向けの見込み客創出・醸成をサポートするMAツールです。拡張性に優れており、既存のCRMやデータ、チャネルなどとの統合を容易に行えるため、時間を節約しつつ営業・マーケティング部門をスムーズに連携します。チャネルやカスタマージャーニーをまたいで、顧客の購買意欲を醸成することも可能です。AIによる自動セグメント機能も搭載されており、多方面からインサイドセールスをサポートします。
- 特徴
- 外部ツールや他のAdobe製品との連携に強み
- 施策の個別最適化に対応
- 料金
Growth
Select
Prime
Ultimate
※個別見積もり - 公式サイト:https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html
クラウド電話システム
Dialpad Talk
出典:Dialpad Talk
Dialpad Talkは、音声・ビデオ通話、メッセージを一元管理できるクラウド型のビジネス電話システムです。Google WorkspaceやMicrosoft 365など各種ビジネスツールと連携でき、業務効率を向上させます。パソコンやスマホなど多様なデバイスからのアクセスが可能です。従来のPBX(電話交換機)がなくてもインターネットを通じて電話機能を利用できる「クラウドPBX」により、設備の保守コストを削減しつつ、場所を問わず柔軟な働き方を実現できます。
- 特徴
- リーズナブルな料金体系
- さまざまなビジネスツールと連携可能
- 料金
Standard:月額1,000円/ユーザー
Pro:月額1,500円/ユーザー
Enterprise:月額2,000円/ユーザー
※別途通話料や番号基本料が発生 - 公式サイト:https://www.dialpad.co.jp/talk
CallConnect
出典:CallConnect
CallConnectは、パソコンでの電話発着信や内線通話を可能にするクラウド電話システムです。通話の録音・再生、メモ管理、タグ付けにより通話内容を管理できる他、複数の電話番号運用やクリックコール機能で営業活動の効率化に寄与します。
iOS/Androidアプリでの利用も可能で、場所を問わず柔軟に利用できる点も魅力です。通話履歴の検索・ダウンロードや発着信番号の表示などの機能も搭載されており、顧客対応の円滑化が期待できます。
- 特徴
- AI機能で通話音声をテキストに変換・解析
- 多様なクラウドサービスと連携可能
- 料金
Starter:月額2,400円/ライセンス
Basic:月額4,600円/ライセンス
Pro:月額8,800円/ライセンス
※月額のトータル料金は「プランの月額×ライセンス数+電話回線使用料」で計算 - 公式サイト:https://www.callconnect.jp/
オンライン商談ツール
Zoom
出典: Zoom
Zoomは、株式会社クリエイティブバンクの2023年の調査によると、国内企業で最もよく使われているWeb会議システムです。パソコンやスマートフォン、タブレットなどから場所を問わずビデオミーティングに参加可能です。チャット機能や追加費用なしで利用できるAI要約機能、リアルタイムの字幕翻訳を搭載しています。背景やノイズ抑制設定もでき、快適な商談環境が実現します。
- 特徴
- デバイスに依存せず、場所を問わずにミーティングに参加可能
- ホワイトボードやアンケートなど豊富な会議特化型機能
- 料金
ベーシック:0円
プロ:月額1,999円/ユーザー
ビジネス:月額2,749円/ユーザー
ビジネスプラス:問い合わせ - 公式サイト:https://www.zoom.com/ja/products/virtual-meetings/
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、AI搭載型のメッセージングアプリです。Microsoft 365との連携に優れており、PowerPoint LiveやMicrosoft Whiteboard、AIによる会議メモの生成などの機能を活用して、満足度の高い商談を進められます。クラウド電話システムと連携させれば固定電話のように使えるTeams 電話機能などもあり、インサイドセールスに寄与するツールです。
- 特徴
- 高いセキュリティ環境で1,000人規模の会議やウェビナー開催が可能
- Officeとの連携に強み
- 料金
無料プラン:0円
Microsoft Teams Essentials:月額599円/ユーザー
Microsoft 365 Business Basic:月額899円/ユーザー
Microsoft 365 Business Standard:月額1,874円/ユーザー Microsoft 365 Business Premium:月額3,298円/ユーザー - 公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
Google Meet
出典:Google Meet
Google Meetは、Google アカウントを利用して高セキュリティ・高画質なビデオ会議を開催できるツールです。WebブラウザやiOS/Androidアプリから参加でき、AI(Gemini)による字幕翻訳や自動メモ作成機能を搭載しています。
Google サービスとの連携に強く、Google ドキュメントやスライド、スプレッドシートから直接会議を開催することも可能です。また、Google カレンダーと連携させることで、リマインダー機能を利用できます。
- 特徴
- 高度な暗号化や不正使用対策などのセキュリティ対策
- Google サービスとの連携に強み
- 料金(Google Workspace)
Business Starter:月額680円/ユーザー
Business Standard:月額1,360円/ユーザー
Business Plus:月額2,040円/ユーザー
Enterprise:問い合わせ - 公式サイト:https://workspace.google.com/intl/ja/products/meet/
名刺管理ツール
Eight
出典:Eight
Eightは、ユーザー同士でスマートフォンをかざすだけでデジタル名刺を交換できる名刺アプリです。QRコードやURLを用いてデジタル名刺を渡したり、パソコンからデータベースにアクセスすることも可能です。名刺を撮影するだけで、迅速かつ正確にデータ化し、管理を容易にします。
名前や企業名、部署、役職などで検索できる他、名刺情報が変更された場合に通知が届く機能も搭載しています。企業向けサービスの「Eight Team」では、登録済みの名刺情報をチームで共有でき、顧客リストとして活用することも可能です。
- 特徴
- 名刺を撮影するだけで、容易にデータ化
- Eightユーザー間であれば、スマホをかざすだけで名刺交換可能
- 料金:
基本機能:無料
Eightプレミアム:月額600円 - 公式サイト:https://8card.net/
SKYPCE
出典:SKYPCE
SKYPCEは、名刺情報を一元管理できるシステムです。画面構成がシンプルで、直観的な操作で名刺情報の登録、検索、閲覧を行うことが可能です。
スキャナーからは20~30枚の名刺情報を取り込めるだけでなく、名刺ごとのタグ設定や詳細検索など、営業活動を効率化できる機能を搭載しています。また、営業活動記録、メールの一斉送信など営業活動の支援機能も備わっています。
- 特徴
- 運用に応じてクラウドとオンプレミスの選択が可能
- API連携で外部システムとのデータ共有が可能
- 料金:
SKYPCE 枚数ライセンス:名刺取り込み枚数と最大利用ユーザー数から年間利用料を算出
SKYPCE スタートパック:利用ユーザー数と名刺データ化枚数から年間利用料を算出 - 公式サイト:https://www.skypce.net/
CTI
MiiTel Phone(ミーテルフォン)
出典:MiiTel Phone
MiiTel Phoneは、IP電話、録音、文字起こし、音声解析が可能なビジネス向けIP電話です。トーク解析AIを搭載しており、電話対応の内容を採点してトーク改善を図ることでアポイントメントの取得率や成約率を向上させます。電話番号を登録しておけばワンクリックで架電でき、文字起こしで情報共有を容易にするなど、インサイドセールスを支援する機能が豊富に搭載されています。
また、AIによる音声解析でハイパフォーマンスの営業担当者の特長を分析、可視化できるため、ノウハウ蓄積や教育にも役立てられるのも特徴です。CRM/SFAと連携させれば、より効率的な情報共有を図れます。
- 特徴
- AIによる音声解析や文字起こしが可能
- 営業担当者の架電数などをデータとして可視化
- 料金:月額5,980~円/ID
- 公式サイト:https://miitel.com/jp/phone/
Comdesk Lead
出典:Comdesk Lead
Comdesk Leadは、携帯回線とIP回線を併用できるCTIシステムです。操作性に優れたUIで、架電効率を向上させることが可能です。また、携帯回線を利用するため、インターネット環境がなくても、高い音声品質で通話できます。さらに、「かけ放題」を適用すれば、従来のCTIに比べてコストを約3分の1に削減可能です。080、090からの架電により担当者への通電率と折り返し率を約20%向上させているのも強みです。
また、ChatGPTとのAPI連携で、通話内容の文字起こしをワンクリックで要約できるため、管理工数を削減できます。HubSpotやkintoneなどの外部ツールと連携可能で、顧客対応や営業活動の効率化に寄与します。
- 特徴
- 携帯回線連携での高音質通話と「かけ放題」によるコスト削減を実現
- API連携によって効率的な業務オペレーションを改善可能
- 料金:月額6,000円~/ID
- 公式サイト:https://comdesk.com/
インサイドセールスにおけるツール選びのポイント
ここまでご紹介したように、インサイドセールスに役立つツールにはさまざまな種類があります。自社に最適なツールを選ぶために、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 他ツールとの連携が可能か
- 部門をまたいだ情報を一元管理できるか
- 機能面・コスト面が自社に適しているか
他ツールとの連携が可能か
インサイドセールスでは、複数のツールを組み合わせて活用するため、各ツールの連携性を確認することが重要です。既存の業務ツールと連携できるかを必ず確認しましょう。
また、将来的に新たなツールを導入する可能性もあります。主要なツールとの連携が可能かどうかも確認しておくと安心です。業界特有のシステムなどを利用している場合は、拡張性に優れたツールを選ぶことをおすすめします。
部門をまたいだ情報を一元管理できるか
インサイドセールスを成功させるには、マーケティング部門やフィールドセールス部門との連携が欠かせません。各部門の情報を一元管理できるツールを選ぶ必要があります。
情報を一元管理することで、収集したデータの形式や粒度がそろい、管理や比較がしやすくなるため、施策の軌道修正のスピードや売上予測の精度が向上するでしょう。情報の一貫性が保たれることにより、顧客の購買体験の向上にも寄与します。部門を横断して情報を統合的に管理できるツールを選択するのがポイントです。
機能面・コスト面が自社に適しているか
ツールの費用対効果を十分に検証することも重要です。自社にとって必須の機能が備わっており、かつ機能に相応の料金であるかを確認しておきましょう。トライアル期間や無料プランを活用して、操作性や活用可能な機能を実際に確認することをおすすめします。
また、機能が豊富なツールほど使いやすいとは限りません。機能が多すぎると、かえって操作が複雑になったり、不要な機能のために料金が高くなったりすることも懸念されます。機能面・コスト面が自社に適しているか、慎重に検討することが大切です。
自社のインサイドセールスチームに合ったツールを選ぼう
インサイドセールスの体制構築や業務効率化には、ツールの導入がおすすめです。機能や対応範囲、他のツールとの連携性を確認したうえで、無料トライアルやデモなどを活用しながら自社に合ったツールを選びましょう。
HubSpotのCRMは、マーケティング・営業・カスタマーサービス向けのツールともシームレスな連携が可能です。役職やチームを超えた情報共有や共同作業に役立ちます。無料プランからお試しいただけますので、ぜひご活用ください。
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