「被リンクはSEOにとって重要である」ということは、多くのSEO担当者の方が感じていらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、「自社の管理するウェブサイトの被リンク状況をチェックする方法」や「被リンクをチェックして得られた結果を検索順位向上に活かす方法」がわからないという方は、意外にも多いのではないでしょうか。

そこで今回は「おすすめ被リンクチェックツールとその使い方」と「被リンクをチェックした結果をSEOに活かす方法」をご紹介したいと思います。

被リンクの数をただチェックするだけではなく、得られた結果を元に、SEO効果の高いウェブサイトにしていくための具体的な方法を解説していきますので、ぜひ実践してみてください。

被リンクを調べる方法

ウェブサイトの被リンクを調べる一般的な方法は、被リンクチェックツールを使うことです。

被リンクチェックツールを無料ツールと有料ツールに分けて、代表的なツールをいくつかご紹介します。

 

有料の被リンクチェッカー

まずは数ある有料の被リンクチェッカーの中から、SEO対策に役立つ被リンクチェックツールとその特徴をご紹介します。

 

ahrefs(エイチレフス)

https://ahrefs.jp/

ahrefsは被リンク分析・競合調査・キーワード調査などSEO対策に必要な機能を幅広くカバーしているツールです。世界最大級の被リンクデータ量を誇っており、その数は14兆(2019年10月調べ)にものぼるそうです。

全世界で60万人を超えるデジタルマーケティング担当者に愛用されており、SEO分析ツールとして世界最高水準のクオリティを持っているといっても過言ではないでしょう。

具体的は下記の機能を使うことができます。

 

被リンクの詳細分析

 

自社・他社を問わず、被リンクに関して詳細な情報を閲覧できます。

日毎にどれだけの被リンクを獲得し、逆にどのくらいの被リンクを失ったのか、また被リンクのアンカーテキストはどういった内容なのかといった情報を確認可能です。

具体的な活用方法としては、競合サイトがどのようなコンテンツで被リンクを受けているのかを分析し、被リンクを受けやすいコンテンツの傾向を把握した上で、自社コンテンツ制作のアイデアと使えます

 

競合ページの抽出

自社のウェブサイトの内容を分析し、競合となりうるページのURLを一覧で確認できます。これまで競合であると認識していなかったウェブサイトを発見できたり、競合サイトが上位表示を獲得しているキーワードとURL(コンテンツ)の対応を調査できます。

 

対策したいキーワードの上位ページ分析

SEO対策をしたいキーワードで上位表示されているページが、他に現在どのようなキーワードで上位表示されているのかを閲覧可能です。

ビッグワードと呼ばれる検索ボリュームの大きいキーワードでは、ビッグワードに関連するキーワードでも上位表示されているケースがほとんどです。

この機能を使えば、対策したいキーワードで上位表示をするためには、他にどういったキーワードにも気を配る必要があるのかを競合ページの状況から知ることができます

 

ライトプランでも、$99/月から使えるので、SEO対策に本格的に取り組むのであれば、おすすめのツールです。

 

Link Explorer

https://moz.com/link-explorer

Moz社が提供するSEOツール「Link Explorer」は、海外のSEO企業のMozが提供するツールです。被リンクのチェックはもちろん、ウェブサイトの権威性・信頼性を各種データから算出して、定量的(数値を用いて)に把握できます。

この機能は競合サイトにも同様に使用できるため、競合調査を実施できます。

下記はLink Explorerで調査可能な代表的なデータ一覧です。

 

Authority(オーソリティ)

サイトの権威性の高さを数値で表します。Googleでも被リンクの量や質が検索順位を決定するための指標のひとつとして使われていますが、Link Explorerでも独自の調査からウェブサイトの権威性がどの程度高いのかを指標化しています。

 

Inbound Links(インバウンドリンクス)

インバウンドリンクスとは、被リンクのことを指します。どのURLから被リンクされているのかはもちろん、被リンクのドメインや被リンクのアンカーテキストのチェックも実施できます。

 

Majestic SEO(マジェスティックSEO)

Majestic SEOは、海外産の被リンクチェックツールです。自社サイトや競合サイトの被リンクを分析可能です。その他にも、独自の指標であるトラストフローやサイテーションフローといった指標、リンクのアンカーテキストの分析などが利用できます。

下記はMajestic SEOで調査可能な一例です。

トラストフロー

トラストフローとは、ウェブサイトが貼られているリンクの品質を数値で表す、Majestic SEO独自の指標です。この指標は1〜100の値で示されます。品質の高いウェブサイトから多くの被リンクを受けている場合はトラストフローの値が高くなり、逆に低品質なリンクの割合が高いサイトは値が低くなります。

サイテーションフロー

サイテーションフローとは、ウェブサイトの影響力の大きさを数値化したものです。これは、主にウェブサイトに貼られている被リンクの数、そのリンクの影響力の大きさを元に設定されています。

サイテーションフローの指標も1〜100の値で表され、値が大きければそのウェブサイトの影響力が大きいと判断できます。

これら2つの指標は、Majestic SEOが検索エンジンの検索結果やウェブページ全体から得たデータを元に作られています。

Googleはその検索アルゴリズムの内容を明らにしていないため、SEOに取り組む上で何を目指して施策に取り組めば良いのか判断が困難です。そのため、ご紹介したような外部ツールによって得られるデータをひとつの指標としてSEOに取り組み、PDCAを回せる体制を整えていきましょう。

 

無料の被リンクチェッカーGoogle Search Console

無料で使えるGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)の機能に、自社ウェブサイトへの被リンク状況をチェックできるものがあります。

Google Search Consoleを使って、実際に被リンクをチェックする手順は下記です。

 

  1. Google Search Consoleにログインする
  2. 画面左のメニューから[リンク]をクリックする
  3. 画面右上の[外部リンクをエクスポート] をクリックする
  4. [その他のサンプルリンク]または[最新のリンク]をクリックする
  5. 外部リンクの一覧をCSVファイルか、Googleスプレッドシートでダウンロードする

 

外部リンクの一覧をダウンロードする際は、[その他のサンプルリンク]または[最新のリンク]のどちらを選んでも、内容はすべて同じです。

両者の違いは外部リンクされている一覧の並び順のみです。

ダウンロード操作 外部リンクの並び順
[その他のサンプルリンク]からダウンロード Googleにクロールされて見つかった外部リンクから並んでいる
[最新のリンク]からダウンロード Googleにクロールされた日付の新しい外部リンクから並んでいる

[最新のリンク]でダウンロードしたファイルは、リンクしているページのURLとそのリンクがクロールされた日付が一覧になっています。

また、外部リンクのエクスポートを行わなくとも、[リンク]をクリックした画面上で、下記の内容を確認可能です。

 

  • ウェブサイトの上位のリンクされているページ
    →どのページが被リンクをたくさん受けているのか
  • 上位のリンク元サイト
    →どのようなドメインから多く被リンクを受けているのか
  • 上位のリンク元テキスト
    →被リンクを受ける際にどのようなアンカーテキストでリンクを受けているのか

なお、Google Search Consoleには、被リンクチェックだけではなく、SEO対策を行う上で、便利な機能を豊富に備えています。さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考にしてください。

Google Search Console(サーチコンソール)完全ガイド 【2019年版】

被リンクチェックツールのSEOへの活かし方

被リンクチェックツールによって得られた結果を眺めて、それで終わりでは意味がありません。得られたデータを分析して、今後のSEOに活かしていく必要があります。

そのための具体的な方法には、以下のようなものがあります。

  • 低品質なバックリンクをチェックして、低品質なバックリンクを否認
  • 被リンクを獲得しやすいコンテンツを理解して、被リンクを獲得しやすいコンテンツを増やす

それぞれの方法について詳しく確認してみましょう。

 

低品質なバックリンクをチェックして否認

被リンクの一覧から低品質なバックリンクがないかどうかをチェックし、低品質なバックリンクがあれば否認ツールを使って否認しましょう。

Googleは、Search Consoleのヘルプページの中で、有料リンクやその他のリンクプログラムなどの品質に関するガイドラインに違反する低品質なバックリンクがウェブサイトに貼られていることが原因で、手動による対策(手動ペナルティ)が適用される可能性があることについて言及しています。

低品質なバックリンクが外部ウェブサイトからによるもので、リンクを削除できない場合は、否認ツールを使って自分のウェブサイトへのリンクを否認するように勧めています。

こうした低品質なバックリンクを放置していれば、ペナルティの対象となる可能性があるため、必ず低品質なバックリンクがないかどうかを確認するようにして下さい。

 

被リンクを獲得しやすいコンテンツの傾向把握

被リンクを獲得しやすいコンテンツとしにくいコンテンツを理解して、被リンクを獲得しやすいコンテンツを増やしていきましょう。

被リンクチェックツールを使えば、単にどのようなウェブサイト、URLから被リンクを受けているかだけでなく、自分の管理するウェブサイトのどのページに多くの被リンクが集まっているか客観的に判断可能です。

被リンクを集めることでよりSEOに強いウェブサイトへと成長させたいのであれば、被リンクを集めやすいコンテンツの傾向を抽出し、今後のコンテンツ制作に活かしていくことが重要です。

 

得られたデータから、適切なSEO対策への打ち手を考案せよ!

被リンクチェック実施しただけでは、本質的なSEO対策には繋がりません。分析結果から、今後のSEO対策にとって有益な情報を汲み取り、それを活かしてウェブサイトの改善につなげて初めて意味を持ちます。

被リンクチェックツールを使って被リンクの状況を調べ、そこから得られたデータを元に、今回ご紹介した手法を試してみてください。

30日でウェブサイトのSEO対策を改善するための無料ガイドはこちらからダウンロードできます。

 30日でウェブサイトのSEO対策を改善するための無料ガイドはこちらからダウンロードできます。

元記事発行日: 2019年10月09日、最終更新日: 2019年10月09日

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