私はHubSpotのSEOチームでコンテンツストラテジストを務めており、特にサーチコンソールの恩恵を受けています。ただ、ウェブサイトをお持ちの方なら、どなたでもサーチコンソールを使うことができます。詳しい登録方法に関しては本記事のこちらをご参考ください。

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Googleによると、サーチコンソールは経営者、SEOスペシャリスト、マーケター、サイト管理者、ウェブやアプリの開発者など、さまざまなユーザーの役に立つツールだそうです。

サーチコンソールを初めて開いて圧倒されたときのことは、今でも覚えています。インデックスカバレッジを始め、理解できないラベルが山のようにあるうえ、フィルタがあちこちに隠されており、グラフの意味もよくわかりませんでした。それでも、使い続けていくうちに、だんだん謎が解けていきました。

とはいえ、悪戦苦闘しながら知識を深めるのが嫌な方も(きっと皆さんそうだと思いますが)ご安心ください。このガイドでは、サーチコンソールを使いこなす方法について、私がこれまでに身につけた知識をすべてお伝えします。

本記事の内容をマスターすれば、サーチコンソールを自由自在に使いこなすことができます。

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〜ユーザーファーストでWebサイトを最適化していくヒント〜

Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)とは

Google Search Console(以下「サーチコンソール」、旧称「Google ウェブマスター ツール」)とは、ウェブサイトをお持ちの方ならだれでも無料で利用できるツールプラットフォームです。

サイトをGoogleがどう評価しているかをチェックし、オーガニック検索におけるプレゼンスを最適化することができます。具体的には、参照元のドメイン、モバイルサイトのパフォーマンス、リッチリザルト、トラフィックの多いクエリやページなどを確認することができます。

サーチコンソールは、様々な場面で役に立つツールです。例えば、それまでトラフィックが多かったブログ記事で急にトラフィックが落ち込んだ原因を調べたり、当社のウェブサイト全体で毎月獲得しているインプレッション数を確認したりできます。

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サーチコンソールにウェブサイトを追加する手順

さて、まずは準備から始めましょう。サーチコンソールへの登録がお済みでない方のために、登録手順を説明します。
 

  1.  Google アカウントにログインします。ビジネスのウェブサイトの場合は、個人用ではなくビジネス用のアカウントを使うようにしてください。
  2.  サーチコンソールにアクセスします。
  3.  プロパティ タイプを選択する画面が表示されます。表示されない場合は、[プロパティを追加]をクリックします。
  4.  右側の[URL プレフィックス]のフィールドにウェブサイトのURLを入力します。ブラウザーのアドレスバーに表示される正確なURLを入力してください。
  5.  [続行]をクリックします。
  6.  ウェブサイトの所有権を確認する方法を、HTMLファイルのアップロード、ドメイン名プロバイダ、HTMLタグ、Google アナリティクス トラッキング コード、Google タグ マネージャーのコンテナ スニペットから選択します。
  7.  ウェブサイトでhttp://とhttps://の両方をサポートしている場合は、その両方を別々のサイトとして追加します。また、ドメインも別々に追加する必要があります(例:hubspot.jp、blog.hubspot.jp、www.hubspot.jp)。
    別々に登録する手間を省きたい場合には、URLプレフィックスプロパティではなく、ドメインプロパティを利用することをおすすめします。ドメインプロパティなら、hubspot.jpと登録するだけで、http://hubspot.jp、https://hubspot.jpの両方だけでなく、blog.hubspot.jpのようなサブドメインも対象になります。

    サーチコンソールにプロパティを追加すると、サイトの所有権の確認が完了していなくても、Googleによるデータのトラッキングがすぐに開始されます。
     
    サーチコンソールにウェブサイトを追加する手順
     

サーチコンソールで確認できる主な項目の解説

 ウェブサイトの追加が完了すると、サーチコンソールのこのような画面が表示されます。それぞれの項目がどのような役割を持っているのか、解説します。
 

サーチコンソールで確認できる主な項目の解説
 

サマリー

サーチコンソールにアクセスして最初に表示される画面です。検索パフォーマンス、カバレッジ、拡張のそれぞれ過去3か月分のデータが表示されています。それぞれのサマリーデータから各項目の詳細ページへ飛ぶことができます。
 

検索パフォーマンス

ウェブサイトがGoogle検索結果にどのくらい表示されたのか、何回クリックされたのか、平均掲載順位はどのくらいかなどが表示されています。
クエリ(検索キーワード)、ページ、日付などでフィルターをかけ、より詳細にデータを分析することもできます。
 

検索パフォーマンス
 

URL検査

特定ページのURLを入力することで、Googleにインデックスされているかどうか、カバレッジに登録されているか、モバイルユーザビリティは優良かなどを検査できます。
 

URL検査
 

インデックス

ウェブサイトのインデックス状況について見ることができます。

カバレッジ
ウェブサイトにあるページがどのくらいGoogleにインデックスされているか、インデックスに関するエラーは何件あるかなどを確認できます。エラーが起こればその詳細を確認し、対策を行うことができます。「除外」はnoindexタグなどにより意図的にインデックスから除外されたページのため、問題ありません。
 

カバレッジ


サイトマップ
ウェブサイト全体の構成をGoogleに知らせるためのサイトマップの送信記録やステータスを確認できます。また、このページから新しいサイトマップを追加することもできます。

削除
特定のページをGoogle検索から削除したい場合、このページからリクエストできます。また、送信したリクエストの履歴などを確認できます。
 

拡張

表示速度やユーザビリティなどに関するデータを確認できます。

ウェブに関する主な指標
モバイル、PCごとに、ページの読み込み速度に関するデータが表示されています。重要なページが低速の評価になっている場合は、Googleの別のツール「PageSpeed Insights」などを活用して速度の改善を行いましょう。
 

ウェブに関する主な指標


モバイルユーザビリティ
テキストのサイズやクリック要素同士の距離など、モバイルユーザーのユーザビリティに関するエラーを確認できます。
 

セキュリティと手動による対策

ウェブサイトに関する問題はここに表示されます。

手動による対策
Googleの担当者が目視でチェックした結果、ウェブマスター向けガイドラインに違反していると判断された場合に、担当者がインデックスからの除外などの手動による対策を行います。
対策が行われた場合はここに表示され、メッセージセンターにも通知されるため、すぐさまガイドラインに従って修正を行いましょう。
 

手動による対策


セキュリティの問題
マルウェアによる被害などセキュリティの問題が検出された場合、ここに警告が表示されます。この項目は常にチェックし、セキュリティの問題が発生した場合はすぐさま対処するようにしましょう。
 

以前のツールとレポート

旧バージョンのサーチコンソールは廃止されましたが、新バージョンに移行されていないいくつかの機能はこの項目から確認できます。
 

以前のツールとレポート


インターナショナルターゲティング
多言語対応をしているサイトにてhreflangタグのデバッグを行ったり、ターゲットにする国を指定したりできます。

クロールの統計情報
Googlebotが1日にどのくらいクロールしているかなどの情報を確認できます。
 

クロールの統計情報


メッセージ
サーチコンソールからのメッセージはページ右上のベルのマークから確認できますが、2019年5月23日より以前に送信されたメッセージはここから確認できます。

URLパラメーター
ウェブサイトに大きな変更を加えるパラメーターを使用している場合、ここからGoogleに報告し、そのパラメーターを踏まえたクロールを依頼できます。

Web Tools
広告に関する問題レポートなど、いくつかのツールをここから使用できます。
 

リンク

外部ページからリンクされているページURL、外部のリンク元サイト、リンク元のアンカーテキスト、内部リンクの多いページURLを確認できます。
人気のあるページや内部の重要なページを確認できるほか、スパムリンクの恐れがある場合はここから確認できます。
 

リンク
 

設定

登録したウェブサイト(プロパティ)に関する、所有権やインデックスクローラなどの情報を確認できます。
 

フィードバックを送信

サーチコンソールで問題などがあった場合は、ここからGoogleに報告できます。その際、「フィードバックを送信」をクリックした時点でのスクリーンショットを含めることができます。
 

新しいバージョンについて

旧バージョンと新バージョンのサーチコンソールの変更点や比較について閲覧できます。
 

Googleアナリティクスとの連携方法

ウェブサイトを深く分析し、効果的な施策につなげるためにはGoogleアナリティクスとの連携は必須です。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いを把握したうえで連携させてみましょう。連携方法は非常に簡単です。
 

Googleアナリティクスとの連携方法
 

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いは?

サーチコンソールは、Googleがウェブサイトをどのように評価しているのかをチェックできるツールプラットフォームです。一方のGoogleアナリティクスは、ウェブサイトを訪れたユーザーの行動やコンバージョンの状況などをチェックできるツールプラットフォームです。

サーチコンソールがウェブサイトへアクセスしてもらうまでを分析するツールだとしたら、Googleアナリティクスはアクセス後を分析するツールだと言えるでしょう。
 

Googleアナリティクスとの連携方法

サーチコンソールとGoogleアナリティクスと連携するには、以下の手順を踏みます。
 

  1.  まずはGoogleアナリティクスにアクセスし、「集客」「サーチコンソール」「検索クエリ」と進み、「Search Consoleのデータ共有を設定」をクリックします。
  2.  ページの下のほうにある「Search Consoleを調整」をクリックし、「追加」をクリックします。
  3.  「Google アナリティクスで Search Console のデータを使用する」のページに移動するので、連携したいドメインを選択し、「保存」「OK」とクリックします。
  4.  Googleアナリティクスのページに戻り、「完了」をクリックし、プロパティ設定を「保存」すれば連携は完了です。
     
    Googleアナリティクスとの連携方法

サーチコンソール2020年更新情報

2019年に完全に新バージョンに移行してから、さまざまな更新が行われてきたサーチコンソールですが、2020年もいくつかの改良が加えられさらに使いやすくなりました。

そこで、2020年に更新されたサーチコンソールの機能を紹介します。
 

アドレス変更ツールの改良でサイト移転が楽に確認可能

2019年10月に機能追加された新しいアドレス変更ツールが改良されました。ここでは改良された2つの機能について紹介します。
 
リダイレクト バリデーション
リダイレクトバリデーションは、変更先ドメイン名の上位5つのページが、正しいページへリダイレクトできるかをチェックしてくれます。
チェックした結果、リダイレクトが正しく設定されていない場合は、エラー内容を警告として表示してくれるため、どこに問題があるのかが分かりやすくなりました。
 
リダイレクト継続の通知
この機能は、リダイレクトを設定しているあいだ、変更前と変更後のサイトでリダイレクトが有効であることをリマインドしてくれます。
この機能によって、リダイレクトが正常に行われているのを確認できるほか、サーチコンソールの管理者が複数いる場合などには、リダイレクト設定がされているのを気付きやすくなります。
 

ユーザー設定機能が追加

ユーザー設定機能が追加、「メール設定」と「検索結果での Search Console」の設定ができるようになりました。
 
メール設定
サーチコンソールを利用していると、サーチコンソールからさまざまなメールが届きます。メール設定では、サーチコンソールから送られてくるメールに対して、メールの種類ごとに、有効・無効の設定が可能です。
 
検索結果でのSearch Console表示
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでは、Googleで検索したときに、自分のサイトの表示頻度や平均掲載順位、クリック率などの指標を表示します。

「検索結果でのSearch Console設定」では、Google検索で検索パフォーマンスレポートを表示するかしないかの設定が可能です。パフォーマンスレポートの表示設定は、すべてのサイトを対象にすることも、一部のサイトに対して設定することもできます。
 

クリップボードにコピー機能が追加

いままでAMPレポートなど、サーチコンソール内でURLをコピーする際には、URLをドラッグして選択状態にしてからコピーする必要がありました。しかし、クリップボードにコピー機能が追加されたことによって、URLが簡単にコピーできます。
 

検索での見え方フィルタでレシピギャラリーが選択可能に

レシピギャラリーとは、Google検索をしたときに一覧形式で表示される検索結果です。2020年のサーチコンソールの機能追加により、検索での見え方フィルタで「レシピギャラリー」が選択可能に。
レシピサイトを運営している人にとっては、アクセス解析の手段が増えたといえるでしょう。
 

検索での見え方フィルタでレシピギャラリーが選択可能に
 

リッチリザルトテストが正式版に

通常のリンクよりも高度な機能を持っているGoogle検索結果が「リッチリザルト」。

2017年12月にリリースされたリッチリザルトテストは、いままでベータ版として提供されていましたが、ついに正式版として提供されるようになりました。これによって、いままで対応できなかったリッチリザルトにも対応できるようになり、Googleがサポートするすべてのリッチリザルトを検証できます。

そのほかにも、正式版のリッチリザルトテストでは、プレビュー表示や、レンダリング後のHTMLコード確認、PC・モバイル両方のユーザーエージェントでの検証などが可能です。リッチリザルトテストが正式版としてリリースされたことによって、構造化データテストツールは提供を終了する予定です。
 

URL削除ツールが追加

これまでは旧バージョンのみの利用だったURL削除ツールが、新バージョンの「インデックス」の項目から利用できるようになりました。
一時的なURLの削除、キャッシュされたURLの削除などが行なえます。
 

URL削除ツールが追加
 

スピードレポートの刷新

「ウェブに関する主な指標」から確認できるスピードレポートが、Googleにより新たに提唱されたCore Web Vitalsの指標に基づくようになりました。

Core Web VitalsはウェブサイトのパフォーマンスやUXの健全性に関するコンセプトで、この指標の理想値を満たすことでユーザーの離脱が24%減るという調査結果が出ています。
 

ニュースの追加

検索パフォーマンスの「検索タイプ」のフィルターに、新たにニュースが追加されました。Google検索のニュースタブに表示される機会の多いウェブサイトは、ニュースで絞り込んで検索パフォーマンスの分析ができます。
 

ニュースの追加
 

「画像のライセンス」の構造化データに関するレポートの追加

画像検索結果の画面に表示できる画像のライセンスの構造化データを「拡張」の項目から確認できるようになりました。Googleからどう認識されているかをチェックし、リッチリザルトテストで検証ができます。
 

Signed Exchangesを認識できるように

AMPを導入しているサイトは、モバイルデバイスでGoogle検索からアクセスするとAMPキャッシュのURLで表示されますが、Signed Exchangesを導入しておくと元々のURLが表示されるようになります。

サーチコンソールではこのSigned Exchangesを認識できるようになり、AMPレポートやURL検査ツールでエラーを確認できるようになりました。
 

すべてのサイトをモバイル ファースト インデックスに移行(2020年9月予定 )

2020年9月より、モバイル対応を完了させているかどうかに関わらず、すべてのサイトがモバイルファーストインデックス(MFI)にて評価されるようになるとアナウンスされています。

ウェブサイトのモバイル対応が完了していない場合、仮にPC向けにしか出していないページが高評価の対象になっているとMFIでインデックスされずに検索順位が落ちる、などの影響が考えられます。
 

サーチコンソールの活用法24選

ここからは、サーチコンソールを活用する方法を確認していきましょう。今回ご紹介するのは、以下の24個の活用法です。

  1.  トラフィックが多いページを特定する
  2.  CTRが高いクエリを特定する
  3.  CTRの平均を調べる
  4.  時間の経過に伴うCTRの変化をチェックする
  5.  時間の経過に伴う表示回数の変化をチェックする
  6.  時間の経過に伴う平均掲載順位の変化をチェックする
  7.  検索順位が高いページを特定する
  8.  検索順位が低いページを特定する
  9.  検索順位の変化を確認する
  10.  トラフィックが多いクエリを特定する
  11.  検索におけるサイトのパフォーマンスをPC、モバイル、タブレットで比較する
  12.  検索におけるサイトのパフォーマンスを国ごとに比較する
  13.  インデックス登録されているページの数を確認する
  14.  インデックス登録されていないページとその原因を確認する
  15.  インデックス登録済みのページとインデックス登録のエラーの合計をチェックす る
  16.  モバイルデバイスでの表示に関する問題を特定する
  17.  サイト全体の被リンク数の合計を確認する
  18.  被リンクが多いURLを特定する
  19.  自社のウェブサイトへのリンクが多いサイトを特定する
  20.  外部リンクのアンカーテキストで人気の高いものを特定する
  21.  内部リンクが多いページを特定する
  22.  サイト全体の内部リンク数の合計を確認する
  23.  AMP(Accelerated Mobile Pages)のエラーを検出して修正する
  24.  URLの登録状況を確認する

では1つずつ見ていきましょう。
 

1. トラフィックが多いページを特定する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [クエリ]の横にある[ページ]タブをクリックします。
  3.  日付を[過去 12 か月間]に変更します(1年間全体のデータを検討することで、トラフィックの状況を包括的に把握することができますが、日付の範囲は適宜変更しても差し支えありません)。
  4.  [合計クリック数]が選択されていることを確認します。
  5.  [クリック数]の横にある、下向きの小さい矢印をクリックすると、クリック数が多い順に並べ替えることができます。
     
    トラフィックが多いページを特定する
     

2.  CTRが高いクエリを特定する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [クエリ]タブをクリックします。
  3.  日付を[過去 12 か月間]に変更します(1年間全体のデータを検討することで、トラフィックの状況を包括的に把握することができますが、日付の範囲は適宜変更しても差し支えありません)。
  4.  [平均CTR]が選択されていることを確認します。
  5.  [CTR]の横にある、下向きの小さい矢印をクリックすると、CTRが高い順に並べ替えることができます。

注:この項目は、[表示回数]と組み合わせて確認すると便利です(2つの情報を並べて表示するには[合計表示回数]を選択します)。
ページによって、CTRが高くても表示回数が少なかったり、その逆だったりするので、全体像を把握できるように、この2つのデータを両方とも確認することをお勧めします。
 

CTRが高いクエリを特定する
 

3.  CTRの平均を調べる

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  日付をクリックして期間を調整します。データを表示する期間であれば、どう設定しても差し支えありません([比較]をクリックして2つの期間を一度に分析することも可能です)。
  3.  [平均CTR]を確認します。
  4.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  5.  日付をクリックして期間を調整します。データを表示する期間であれば、どう設定しても差し支えありません([比較]をクリックして2つの期間を一度に分析することも可能です)。
  6.  [合計表示回数]を確認します。
  7.  [ステータス]、[検索パフォーマンス]の順に選択します。
  8.  日付をクリックして期間を調整します。データを表示する期間であれば、どう設定しても差し支えありません([比較]をクリックして2つの期間を一度に分析することも可能です)。
  9.  [平均掲載順位]を確認します。
     
    CTRの平均を調べる
     

4.  時間の経過に伴うCTRの変化をチェックする

CTRは常にチェックして、大きな変化を見逃さないようにすることをお勧めします。

CTRが急激に低下しつつ、表示回数が増えている場合、サイトが表示されるキーワードが増えたことで、平均CTRが低下したと考えられます。
一方、CTRが上昇しつつ、表示回数が減っている場合は、サイトが表示されるキーワードが減っていることになります。
そして、CTRも表示回数も増えているのであれば、サイトの表示が望ましい状態にあります。
 

5.  時間の経過に伴う表示回数の変化をチェックする

コンテンツを追加し、既存のページを最適化していくにつれ、この数値は増えていくと考えられます(もちろん例外はあります。たとえば、コンバージョン率が平均的なキーワードをいくつもターゲットにするのではなく、コンバージョン率の高い少数のキーワードをターゲットにすることにした場合や、他のチャネルにも集中している場合などです)。
 

6.  時間の経過に伴う平均掲載順位の変化をチェックする

平均掲載順位は、ミクロのレベルで見ていても意味がありません。

平均掲載順位が下がると不安に感じる人が大半ですが、これは目先のことしか見えていない証拠と言えます。ページが表示されるキーワードが増えると、平均掲載順位は下がるのが普通です。というのも、既存のキーワードと同じかそれ以上の順位に入らなければ、順位の平均が下がるのは当然だからです。

この測定指標には、あまり気を揉みすぎないようにしましょう。
 

時間の経過に伴う平均掲載順位の変化をチェックする
 

7.  検索順位が高いページを特定する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [ページ]タブをクリックします。
  3.  日付を[過去 28 日間]に変更します。これは、ページの最新の状況を正確に把握するためです。
  4.  [平均掲載順位]が選択されていることを確認します。
  5.  [掲載順位]の横にある、上向きの小さい矢印をクリックし、順位が高い順に並べ替えることができます。
     

8.  検索順位が低いページを特定する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [ページ]タブをクリックします。
  3.  日付を[過去 28 日間]に変更します。これは、ページの最新の状況を正確に把握するためです。
  4.  [平均掲載順位]が選択されていることを確認します。
  5.  [掲載順位]の横にある、下向きの小さい矢印をクリックすると、順位が低い順に並べ替えることができます。

    ここで見ているのは各URLの平均掲載順位であり、そのページのすべての検索順位の平均値に当たります。
    たとえば、2つのキーワードで検索結果に表示されているページで、クエリの数が多いキーワードでは1位、少ないキーワードでは43位の場合、平均順位は22位になります。

    以上の点を踏まえると、ページの成果を平均掲載順位だけで判断しない方がよいと言えます。
     

9.  検索順位の変化を確認する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [クエリ]タブをクリックします。
  3.  [日付]をクリックして期間を変更し、[比較]タブを選択します。
  4.  同じ長さの期間を2つ選択して、[適用]をクリックします。

以上の操作の後、サーチコンソールでデータを確認するだけでなく、エクスポートすることも可能です。詳細な分析がしやすくなるように、データをエクスポートすることを強くお勧めします。

エクスポートするには、[検索での見え方]の下にある下向きの矢印をクリックして、CSVファイルとしてダウンロードするか、Google スプレッドシートに出力します。
 

検索順位の変化を確認する


エクスポートしたデータをスプレッドシートで開いたら、列を追加し、掲載順位の差(過去28日間の掲載順位から、その前の28日間の掲載順位をマイナスして求める)を入力して並べ替えます。

差が正の数であれば、そのクエリでのサイトの順位は落ちているのに対し、負の数であれば、順位は上がっています。ただし、掲載順位が0(ゼロ)として表示されている場合は、そのページがそもそも検索結果に表示されていないということなので、この説明は当てはまりません。
 

10.  トラフィックが多いクエリを特定する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [クエリ]タブをクリックします。
  3.  [日付]をクリックして期間を指定します。
  4.  [合計クリック数]が選択されていることを確認します。
  5.  [クリック数]の横にある、下向きの小さい矢印をクリックすると、クリック数が多い順に並べ替えることができます。

検索のトラフィックが多く発生しているクエリを把握しておくと、非常に便利です。

検索結果に表示されているページをコンバージョンにつながるように最適化したり、順位を維持できるように定期的に更新したり、有料のキャンペーンを実施したり、そのページよりも順位が低い(けれど同じくらい重要な)関連ページにリンクを貼ったりなど、さまざまな対策を検討できます。
 

11.  検索におけるサイトのパフォーマンスをPC、モバイル、タブレットで比較する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [デバイス]タブを開きます。
  3.  [合計クリック数]、[合計表示回数]、[平均CTR]、[平均掲載順位]が選択されていることを確認します。
  4.  PC、モバイル、タブレットのパフォーマンスを比較します。
     

12.  検索におけるサイトのパフォーマンスを国ごとに比較する

  1.  [検索パフォーマンス]をクリックします。
  2.  [国]タブを開きます。
  3.  [合計クリック数]、[合計表示回数]、[平均CTR]、[平均掲載順位]が選択されていることを確認します。
  4.  国ごとのパフォーマンスを比較します。
     

13.  インデックス登録されているページの数を確認する

  1.  [サマリー]を開きます。
  2.  インデックス カバレッジのサマリーの位置まで下にスクロールします。
  3.  [有効なページの数]を確認します。
     
    インデックス登録されているページの数を確認する
     

14.  インデックス登録されていないページとその原因を確認する

  1.  [サマリー]、[カバレッジ]の順にクリックします。
  2.  [詳細]まで下にスクロールして、インデックス登録されない原因となっているエラーと、該当するページの数を確認します。
  3.  エラーの型をダブルクリックすると、該当するページのURLが表示されます。
     
    インデックス登録されていないページとその原因を確認する
     

15.  インデックス登録済みのページとインデックス登録のエラーの合計をチェックする

  1.  [サマリー]、[カバレッジ]の順にクリックします。
  2.  [エラー]、[有効(警告あり)]、[有効]、[除外]がすべて選択されていることを確認します。
     
    インデックス登録済みのページとインデックス登録のエラーの合計をチェックする


    サイト内のインデックス登録済みのページ数の合計は、以下を実施するにつれて増えていくのが通常です。
  • 新しいブログ記事の公開、新しいランディングページの作成、サイトのページの追加など
  • インデックス登録に関するエラーの修正

インデックス登録に関するエラーが急増した場合は、サイトテンプレートの変更が原因の可能性があります(一度に多数のページが影響を受けるため)。
あるいは、GoogleがクロールできないURLを含むサイトマップを送信した可能性もあります。クロールできない原因としては、noindexの構文やrobots.txtが使われている場合や、ページがパスワードで保護されている場合などが考えられます。

インデックス登録済みのページ数の合計が減っているにもかかわらず、それに比例してエラーが増えていない場合は、既存のURLへのアクセスがブロックされている可能性があります。

いずれにしろ、除外されたページを確認して、問題の原因を特定するようにしましょう。
 

16.  モバイルデバイスでの表示に関する問題を特定する

  1.  [モバイル ユーザビリティ]をクリックします。
  2.  [エラー]が選択されていることを確認します。
  3.  [詳細]まで下にスクロールして、モバイルデバイスでの表示に関する問題の原因となっているエラーと、該当するページの数を確認します。
  4.  エラーの型をダブルクリックすると、該当するページのURLが表示されます。
     

17.  サイト全体の被リンク数の合計を確認する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  [上位のリンクされているページ]のレポートを開きます。
  3.  [外部リンクの総数]というラベルの付いたボックスを確認します。
  4.  [リンク]の横にある下向きの矢印をクリックすると、被リンクが多い順に並べ替えることができます。
     
    サイト全体の被リンク数の合計を確認する


被リンクは、コンテンツの信頼性と有用性の高さをGoogleにアピールする材料になります。

基本的に、被リンクが多ければ多いほど、Googleからの評価は良くなります。もちろん、被リンクの質も重要です。
たとえば、ドメインパワーの低いサイトからリンクが2つ設定されているより、ドメインパワーの高いサイトからリンクが1つ設定されている方が、はるかに効果的です。

特定のページに対してリンクを設定しているサイトを確認するには、そのページのURLをレポート内でダブルクリックします。
 

18.  被リンクが多いURLを特定する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  [上位のリンクされているページ]のレポートを開きます。
  3.  [リンク]の横にある下向きの矢印をクリックすると、被リンクが多い順に並べ替えることができます。

あるページの検索順位を上げるには、被リンクの多いページからリンクを設定すると有効な場合があります。被リンクの多いページはドメインパワーが高いので、そのページからリンクを設定することで、ドメインパワーの高さを利用できます。
 

被リンクが多いURLを特定する
 

19.  自社のウェブサイトへのリンクが多いサイトを特定する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  下にスクロールして、[上位のリンク元サイト]の[詳細]を選択します。

ウェブサイトへのリンクが多いドメインを把握しておくと、キャンペーンを実施するうえで非常に便利です。
被リンクを獲得するキャンペーンは、このようなサイトから実施していくことをお勧めします(MozやSEMrush、Ahrefsなどのツールを使用して、ドメインパワーの低いサイトを除外しておくことを忘れないようにしましょう)。

このようなサイトを持つ企業は共同マーケティングキャンペーンやSNSにおけるパートナーシップの相手としてもふさわしい場合があります。
 

20.  外部リンクのアンカーテキストで人気の高いものを特定する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  下にスクロールして、[上位のリンク元テキスト]の[詳細]を選択します。

アンカーテキストは、できるだけ意味が伝わりやすく具体的なものにしましょう。キーワードが含まれていれば理想的です。

自社のページへのリンクを設定してくれているウェブサイトで、「こちらをクリック」「詳しくはこちら」「今すぐチェック」などのアンカーテキストを使用している場合は、テキストの変更を依頼するEメールを送ることも検討しましょう。
 

21.  内部リンクが多いページを特定する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  下にスクロールして、[上位のリンクされているページ]の[詳細]を選択します。

ページによって被リンクの数に差があるのは当然のことです。
たとえば、アパレルのeコマースサイトを運営している場合、「スカート」のカテゴリーに含まれるすべての製品のページから、「スカート」のカテゴリーの概要ページにリンクを設定することになるでしょう。これにより、カテゴリーの上位に位置するページが最も重要であるということをGoogleにアピールできます(そしてその結果、検索順位が向上します)。

ただし、リンクの分布比率に大きな偏りがあるのは理想的とは言えません。被リンクのほとんどを集めているページがごく一部に限られていると、残りの大半のページでドメインパワーを利用できず、検索トラフィックを得るのが困難になります。

リンクの分布に大きな偏りがあると、次のような状態になります。
 

内部リンクが多いページを特定する-1


分布が最適な状態にある場合、グラフは次のようになります。
 

内部リンクが多いページを特定する-2


リンクに関するサーチコンソールのデータを活用すれば、リンクの分布状況を把握し、分布のばらつきを減らせるように取り組む必要があるかどうかを確認できます。
 

22.  サイト全体の内部リンク数の合計を確認する

  1.  [リンク]をクリックします。
  2.  下にスクロールして、[上位のリンクされているページ]の[詳細]を選択します。
  3.  [内部リンクの総数]というラベルの付いたボックスを確認します。
     

23.  AMP(Accelerated Mobile Pages)のエラーを検出して修正する

  1.  [AMP]をクリックします。
  2.  [エラー]が選択されていることを確認します。
  3.  [詳細]まで下にスクロールして、発生しているエラーと該当するページの数を確認します。

AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、モバイルサイトの表示を高速化するための手法のことです。
Googleでは、[有効(警告あり)]カテゴリーのページを検討する前にエラーを修正するよう推奨されています。既定では、重大度、該当ページ数、検証の状態に応じてエラーのランクが設定されています。
 

24.  URLの登録状況を確認する

  1.  ページ上部の白い虫メガネのアイコンをクリックします。
  2.  ページのURLを入力します(現在表示しているプロパティに含まれるURLを指定してください)。
     
    URLの登録状況を確認する


検査結果の見方を説明しましょう。Googleに登録されているURLは、インデックス登録が完了しており、検索結果に表示される可能性があります。

ただし、そのURLが実際に表示されるとは限りません。スパム判定を受けた場合や、コンテンツを削除したり一時的にブロックしたりしている場合は表示されなくなります。URLでGoogle 検索を実行して、検索結果に表示されれば、他のユーザーに見つけてもらえる可能性があるということです。

また、[カバレッジ]では、URLに対するGoogleのクロールやインデックス登録の状況を詳しく知ることができます。
たとえば、URLが含まれるサイトマップ、そのURLにGooglebotがアクセスしてきた参照元ページ、Googlebotが前回そのURLをクロールしたタイミング、Googlebotによるクロールへの許可の状態、Googlebotによるページの取得状況、そのページのインデックス登録に対する許可の状態、ユーザーが指定した正規URLとGoogleが選択した正規URLを確認できます。

さらに、[拡張]では次の項目をチェックできます。

  • 対象ページのAMPバージョン(存在する場合のみ)とAMP関連の問題
  • 求人情報やレシピなどの構造化データのステータス
     

サーチコンソールのフィルタ

サーチコンソールには、データの表示や解析を行うためのフィルタがいくつか用意されています。これらのフィルタは非常に便利ですが、サーチコンソールに慣れないうちはわかりにくい場合もあります。
 

検索タイプ

検索タイプには、ウェブ、画像、動画、ニュースの4種類があります。HubSpotブログのトラフィックはほとんどがウェブ検索から流入しているので、私はウェブ検索を指定することが多いのですが、画像検索や動画検索からのアクセスが多い場合は、フィルタの設定を調整するようにしましょう。
 

検索タイプ-1


また、2種類のトラフィックを比較することもできます。[比較]タブをクリックし、トラフィックを比較するカテゴリーを2つ選択して、[適用]をクリックすれば比較できます。

トラフィックを比較することで、興味深い発見につながる場合があります。たとえば私の場合、こちらの色彩理論の基礎知識に関するブログ記事では、ウェブ検索より画像検索でのインプレッションの方が多い(ただし、クリック数はウェブ検索の方が多い)ということに気付きました。

 

検索タイプ-2
 

日付

サーチコンソールでは、最大16か月間のデータを確認できるようになりました(以前は最大90日)。日付の範囲は、あらかじめ設定されている複数の選択肢の中から選択することも、カスタムで指定することも可能です。
 

日付


検索タイプと同様に、[比較]タブで期間を2つ指定して比較することもできます。
 

クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方

日付フィルタの隣にある[新規]をクリックすると、クエリ、ページ、国、デバイスのフィルタを最大5つまで追加することができます。
 

クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方


これらのフィルタは重ねて使用することができます。
たとえば、モバイル検索で表示されたSEO関連のクエリのデータを表示するには、モバイルデバイスのフィルタに加えて「SEO」という文字列を含むクエリのフィルタを追加します。

さらに、HubSpotのマーケティングブログの記事に絞って結果を確認するには、「blog.hubspot.jp/marketing」というURLを含むページのフィルタを追加します。
このように、フィルタは非常に細かく設定することができます。

さまざまなフィルタの組み合わせを試して、どの組み合わせが有効かを把握することをお勧めします。
 

インデックス カバレッジ レポート

各ページには、次の4つのステータスのいずれかが設定されます。

  1.  エラー:ページをインデックスに登録できなかった場合
  2.  警告:ページはインデックスに登録されているものの、なんらかの問題がある場合
  3.  除外:ページがインデックスに登録されていないものの、エラーではない場合
  4.  有効:ページがインデックスに登録済の場合
     

サイトマップの送信


サイトマップの送信
 

サーチコンソールのサイトマップ レポート

Googleによるサイトマップの処理とインデックス登録が完了すると、サイトマップがサイトマップ レポートに表示されます。レポートでは、サイトマップの送信履歴やインデックス登録されたURLの数を確認できます。
 

サーチコンソールのディメンションと指標

ここからは、サーチコンソールを利用する前に知っておきたい用語を紹介していきます。
 
サーチコンソールの検索クエリ
Googleの検索結果でウェブサイトの表示(インプレッション)が発生したときの検索語句のことです。
検索クエリのデータは、サーチコンソールでのみ確認できます。Google アナリティクスでは確認できません。
 
表示(インプレッション)
検索結果ページにサイトへのリンクが表示されるたびに、1回の表示(インプレッション)が発生します。
ユーザーが検索結果をスクロールしてリンクが実際に表示されることがなかったとしても、表示回数はカウントされます。
 
クリック
ユーザーがリンクを選択してGoogle 検索以外のページに移動すると、1回のクリックとしてカウントされます。ユーザーがリンクをクリックした後に戻るボタンを押して、もう一度同じリンクをクリックしても、カウントされるのは1回です。さらに別のリンクをクリックした場合、クリックは2回になります。

ユーザーがGoogle 検索内で別のクエリを実行するリンクをクリックした場合は、クリックにカウントされません。
また、Googleの検索連動型広告も対象に含まれません。
 
平均掲載順位
検索クエリに対してページが表示されたときの順位の平均を指します。
たとえば、SEO対策ツールに関するHubSpotブログの記事が、「SEO ソフトウェア」という検索クエリで2位に、「キーワード ツール」という検索クエリで4位に表示された場合、このURLの平均掲載順位は3になります(なお、それ以外にはまったく表示されなかったという前提です)。
 
CTR(クリック率)
CTRとは、クリック数を表示回数(インプレッション数)で割った値に100を掛けたものです。
たとえば、検索結果に20回表示され、そのうち10回でクリックされたブログ記事の場合、CTRは50%になります。
 

サーチコンソールの所有者、ユーザー、権限の設定

サーチコンソールでは、プロパティに対する役割に2つの種類があります。本題であるデータの分析を始めるのが待ち遠しいかもしれませんが、役割を正しく設定しておくことが重要です。

  1.  所有者:所有者はサーチコンソールのプロパティを完全にコントロールでき、他のユーザーの追加と削除、各種設定の変更、すべてのデータの閲覧、すべてのツールの利用が可能です。所有者には「確認済み所有者」と「委任された所有者」の2つのタイプがあります。確認済み所有者は、プロパティの所有権を確認する操作を行った所有者のことです。一方、委任された所有者は、確認済み所有者によって所有権を付与された所有者のことです(委任された所有者が、自分以外の委任された所有者を追加することもできます)。
     
  2.  ユーザー:ユーザーには「フルユーザー」と「制限付きユーザー」の2つのタイプがあります。フルユーザーは、ほとんどのデータの表示と一部の操作が可能ですが、制限付きユーザーはほとんどのデータの表示しかできません。また、どちらのタイプのユーザーも、新しいユーザーの追加はできません。

    だれにどの権限を付加するかについては、慎重に判断するようにしてください。完全な所有者権限を全員に付与すると、だれかがうっかり重要な設定を変更してしまうような、悲惨な事態を招きかねません。チーム内のメンバーには、必要十分な権限だけを付与するようにしましょう。

    たとえば、HubSpotでは、テクニカルSEOマネージャーのVictor Panが確認済み所有者です。私はSEOコンテンツストラテジストなので、サーチコンソールを頻繁に使用していますが、設定変更の権限は必要ありません。そのため、委任された所有者になっています。ブログ作成チームのメンバーは、サーチコンソールを使ってブログや記事のパフォーマンスを分析しているので、フルユーザーに設定されています。

    詳しい手順については、サーチコンソールで所有者やユーザーを追加および削除する方法に関するGoogleのヘルプページをご覧ください。

    さらに、Google アナリティクスのプロパティをサーチコンソールのアカウントに関連付けることで、サーチコンソールのデータをGoogle アナリティクスのレポートで確認できるようになります。また、サーチコンソールの「リンクレポート」と「サイトリンク」の2つのセクションで、Google アナリティクスのレポートにアクセスすることもできるようになります。

    1つのサイトに関連付けられるGoogle アナリティクスのプロパティは1つだけで、また1つのプロパティに関連付けられるサイトも1つだけです。Google アナリティクス プロパティの所有者の方は、こちらの手順に沿ってサーチコンソールのサイトとの関連付けを設定できます
     

サーチコンソールでサイトの所有権を確認する

サーチコンソールでは、サイトやアプリのパフォーマンスに関する機密性の高い情報を入手したり(さらにはGoogleがサイトやアプリをどのようにクロールするかを設定したり)できるので、自分がそのサイトやアプリの所有権を持つことを最初に証明する必要があります。

所有権の確認を行ったユーザーには、設定したプロパティに対する管理権限が与えられます。サーチコンソールのプロパティごとに最低1人の所有者が確認を行うことが必要です。

また、プロパティの所有権を確認しても、Google 検索の表示順位やパフォーマンスへの影響はないことに注意してください。情報が多ければ多いほど、検索順位が上がりやすくなるのは当然ですが、サーチコンソールにウェブサイトを追加しただけで自動的に順位が上がることはありません。
 

所有権の確認方法

  1.  HTMLファイルをアップロードする場合:「確認の詳細ページ」に表示される手順に従って、確認用のHTMLファイルをウェブサイトの特定の場所にアップロードします。
  2.  ドメイン名プロバイダで確認する場合:「お名前.com」などのドメイン登録機関にログインし、DNSのTXTレコードまたはCNAMEレコードを追加します。
  3.  HTMLタグを使用する場合:サイトホームページの<HEAD>セクション内に確認用のメタタグを追加します。
  4.  Google アナリティクス トラッキング コードを使用する場合:ウェブサイトで使用しているGoogle アナリティクス トラッキング コードをコピーします(この方法にはGoogle アナリティクスの「編集」権限が必要です)。
  5.  Google タグ マネージャーのコンテナ スニペット コードを使用する場合:ウェブサイトに関連付けられているGoogle タグ マネージャーのコンテナ スニペット コードをコピーします(この方法では、Google タグ マネージャーでコンテナの表示、編集、管理を行うための権限が必要です)。

    BloggerやGoogle サイトなど、Googleがホスティングしているページの確認は自動的に行われます。
     

ドメインのwwwの有無について

「hubspot.comとwww.hubspot.comは同じドメインである」。さて、この文の内容は正しいでしょうか?

実は、この記述は間違っています。この2つのドメインは別々のサーバーを表しており、URLがよく似ているように見えても、技術的にはまったく異なるドメインなのです。

ところが、ブラウザーのアドレスバーに「hubspot.com」と入力すると、表示されるページは「www.hubspot.com」です。これはいったいどういうことなのでしょうか?

HubSpotでは、「www.hubspot.com」を優先ドメイン(正規ドメイン)に設定しています。つまり、検索結果に表示される当社のURLを「www.hubspot.com/……」に統一するようGoogleに要請しているのです。そして、他のサイトから当社のページにリンクが設定されるときも、そのURLは「www.hubspot.com/……」として扱われるはずです。
 

ドメインのwwwの有無について


サーチコンソールで優先ドメインを指定しない場合、Googleがwwwの有無に応じて別々のドメインとして処理することがあります。そしてその結果、ページビューや被リンク、エンゲージメントが2つのドメインに振り分けられてしまう恐れがあります。これは望ましいことではありません。

(非優先ドメインから優先ドメインへの301リダイレクトの設定がお済みでない場合は、今すぐ設定することをお勧めします)

ドメインに関してもっと詳しく解説したブログ記事もございますので、ぜひご活用ください。

サーチコンソールを使いこなして自社サイトの体験価値向上に役立てよう

見込み客へ価値を提供する手段は様々ありますが、その手段のひとつにウェブサイトでの情報発信があります。

ウェブサイトを訪れてくれた見込み客へ価値のある質の高い情報を発信すれば、それがタッチポイントとなり、その後メールやチャットなどのより親密なコミュニケーションツールを活用して継続的に信頼関係を築くことへとつながります。そしてそこで専門的で丁寧なサポートをすることで、顧客満足度はより高まります。

見込み客にリーチするチャネルのひとつに、SEOがあります。ウェブサイトにて情報発信をするのであれば見込み客のニーズを予測した情報発信は欠かせず、SEOはそれを実現するための重要な手段となります。

SEOを行うのであれば、ウェブサイトのパフォーマンスや検索結果にてどのように表示されているのかを確認できるサーチコンソールの活用は必須と言っても過言ではありません。

サーチコンソールを活用すれば、現在公開している記事をより改善すること、これからどのような記事を出せばいいか検討することなどが可能になり、顧客に対してより高い価値を提供できます。

サーチコンソールを使えば、様々なデータからウェブサイトがどのように表示されているかがわかります。またGoogleアナリティクスと連携することでウェブサイト運営に欠かせないデータを網羅的に取得できるので、どのようなデータが確認できるかを押さえておきましょう。

その上でこの記事を何度も読み、実際にサーチコンソールを触りながら何度も見直し、今回紹介した24の活用方法も実践しながら使用方法や見方、設定などをマスターしてください。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

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元記事発行日: 2019年6月27日、最終更新日: 2021年9月27日

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