ランディングページはなぜ必要?費用対効果などを知る11の統計データ

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室橋 健(むろはし けん)
室橋 健(むろはし けん)

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ランディングページとは、特定のマーケティングキャンペーン専用に作られる単体のウェブページのことで、ウェブサイト訪問者をリード(見込み客)に転換することを目的としています。

ランディングページはなぜ必要?費用対効果などを知る11の統計データ

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ランディングページでは通常、eBookや無料トライアルなど、訪問者が関心を持ちそうなコンテンツを提供するのと引き換えに、コンタクト情報を送信してもらいます。企業はこの情報を利用して、ユーザーの購買意欲を醸成し、次のステップに誘導できます。

ランディングページは顧客の関心に合わせて作成されるため、マーケティング戦略に導入すれば、多数の有望なリードを営業チームに引き継げるようになります。ランディングページの内容に関心があるからこそ、そのページにたどり着いたと考えられるからです。

まだランディングページの利用を検討していない方や、現在のランディングページ戦略を強化したい方のために、この記事では、コンバージョン率を高めてリード創出数を増やす手段としてランディングページがどれほど有効かを示す11の統計データをご紹介します。

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ランディングページの効果を裏付ける11の統計データ

1. 全業界のランディングページの平均コンバージョン率は9.7%

コンバージョン率は10%に達するのが理想的であることを考えると、ターゲットオーディエンスの関心を慎重に考慮したランディングページを作成することには、時間をかけるだけの価値があります。SaaS企業でもアパレル企業でも、ランディングページのコンバージョン率が向上すれば、顧客化できるリードが増えることになります。

2. ランディングページは、登録フォームとしての使用率は最も低いものの、コンバージョン率は23%(英語)と最も高く、主要なランディングページの62.6%が既にフォームを使用(英語)している

ランディングページを使用してコンタクト情報を入手し、リードナーチャリング(見込み客の購買意欲醸成)に利用すれば、コンバージョン率が向上する可能性が高まります。フォームを使用してコンバージョン率が最も高くなるのはフィールド数が3つ(英語)の場合で、平均コンバージョン率は10%にのぼります。最も一般的な組み合わせは、Eメールアドレスと氏名(7%)、次いでEメールアドレスと生年月日(5.7%)です。

3. ランディングページに最適化ソフトウェアを使用するとコンバージョン率が平均30%(英語)向上する

最適化はトラフィックの拡大に不可欠な要素であり、最適化ツールを使用してランディングページ戦略を万全にすれば、コンバージョン率の向上につながります。

4. ランディングページで顧客の不安を解消するとコンバージョン率が80%(英語)向上する

INBOUND 2019の基調講演に登壇したMarcus Sheridan氏によると、Eメールスパムや個人データの利用といった顧客の不安をランディングページで解消する実験を行ったところ、フォームのコンバージョン率が向上しました。ランディングページのコンバージョン率が思うように上がらない場合は、Sheridan氏の戦略を参考にして、ランディングページのフォームに入力するメリットを顧客に率直に伝えてみましょう。

5. パーソナライズしたCTAのコンバージョン率は、既定のCTAと比べて202%も高い(英語)

顧客がパーソナライズを好むのは、関心のない無用な情報であふれかえってしまわずに済むからです。そのため、ランディングページでターゲットを絞ってパーソナライズしたCTA(Call-To-Action)を使用することで、コンバージョン率が向上する可能性が高まります。

6. ランキング上位のランディングページの48%(英語)がGoogle マップとオーガニック検索の両方の検索結果に表示される

通常の検索とGoogle マップの両方についてランディングページのSEO対策を実施すると、両方の検索結果に表示される可能性が高まるため、ユーザーの目に留まりやすく、リード創出の促進が期待できます。さらに、Eメール広告にランディングページへのCTAのリンクを追加すれば、3種類のチャネルで露出を確保できます。

7. ランキング上位のランディングページの65%(英語)がtitleタグに企業名を含めている

顧客は透明性を重視するため、分かりやすくブランド名やロゴを配置して、詐欺や偽装サイトではないことを示しましょう。CTAや入力を求める個人情報については自社の所有権を主張しているため、ランディングページに企業名を含めるという単純な施策に踏み切るだけでも、コンバージョン率の向上が期待できます。

8. ランキング上位のランディングページの30%(英語)が動画コンテンツを使用している

マーケティング活動の一環として既に動画を使用している場合は、ランディングページ戦略にも組み込むことで、コンバージョン率を高められます。実際に、関連性の高い動画コンテンツを埋め込むと、コンバージョン率が86%(英語)向上します。また、動画を使用しているマーケティング担当者の80%が、動画は売上の増加に直結すると回答しています。

9. ランキング上位のランディングページの36%(英語)が顧客コメントを掲載し、11%がレビューを掲載している

おそらく皆さんはすでに、顧客からレビューやコメントを入手しているでしょう。それをランディングページにも掲載すれば、顧客からの信頼が高まり、コンバージョン率が向上します。ある調査によると、ブランドが使用できるコンテンツの中で最も信頼できる(英語)のは、レビューなどのユーザー生成コンテンツ(UGC)だと顧客の60%が回答しています。

10. HubSpotブログでフォーム送信件数が上位のランディングページの55%はeBookのオファー(英語)を提供している

ブログやウェブサイトを運営していて、長文のガイドコンテンツを配信しようとお考えなら、ランディングページでeBookを提供することで、コンバージョン率を向上できます。

11. マーケティング担当者の49%が2020年の主要な目標は顧客数の拡大(英語)だと回答しており、最も多くのマーケティング担当者が優先課題にリードの創出を挙げている

上記のいずれかに該当するなら、ランディングページは、リードを創出して顧客数を増やすためのマーケティング戦略の重要な要素となります。

ランディングページはマーケティング戦略の重要な要素

今回紹介した統計データを踏まえると、ランディングページの訪問者に信頼感を与えること、価値ある情報を提供すること、ランディングページにさまざまな種類のコンテンツを使うことで、コンバージョン率の向上が見込めるようです。

すでにランディングページを利用していて思うような成果を得られていない場合、あるいは、これからランディングページを作成しようとしている場合でも、ランディングページを効果的に活用すれば、新規顧客を集めて収益の拡大を実現できるでしょう。

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