📋 この記事の要点
- 一般的にメルマガは平日や特定の時間帯に読まれやすい傾向があるが、最適な配信タイミングはターゲットや業種によって異なるため、自社データによる検証が欠かせない。
- 読者がメールを確認するタイミングは、BtoB・BtoC、利用するメールアドレス、生活・勤務時間などによって異なるため、ターゲットの行動パターンを踏まえて配信時間を設計する。
- 自社に最適な配信時間を見つけるには、開封率レポートの分析、A/Bテスト、効果測定を繰り返し、データに基づいて改善していくことが効果的である。
- 配信時間だけでなく、件名の工夫やセグメント配信によるパーソナライズを組み合わせることで、メルマガ全体の開封率・クリック率の向上が期待できる。
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メルマガの配信時間や曜日は、開封率やクリック率を左右する重要な要素です。魅力的なコンテンツを作成していても、読者がメールを確認しない時間帯に配信してしまうと、十分な成果を得られない可能性があります。
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メルマガの効果を高めるには、ターゲットの生活リズムや行動パターンを踏まえ、適切なタイミングで配信するとともに、自社の配信データをもとに継続的に改善していくことが重要です。
本記事では、各種調査データをもとにメルマガが読まれやすい時間帯や曜日を紹介するとともに、ターゲット別のおすすめ配信時間、自社に適した配信タイミングを分析する方法、開封率をさらに高めるポイントについて詳しく解説します。
メルマガの最適な配信時間・曜日はいつ?
メルマガが読まれやすい時間帯や曜日には一定の傾向がありますが、最適な配信タイミングはターゲットや業種によって異なります。調査データを参考にしながら、自社の配信結果を検証し、最適なタイミングを見つけていくことが重要です。
メルマガの開封率が高い曜日
オールインワン・マーケティングツールを提供するGetResponse社の「Email Marketing Benchmarks」では、曜日による開封率の差は以前ほど大きくなく、平日はおおむね同程度の成果が期待できる一方、土日はやや低くなる傾向があるとされています。土日は仕事や学校が休みの人が多く、メーラーを見ない層が一定数いるものと考えられます。
また、同レポートでは、曜日よりもターゲットに合わせた配信タイミングを検証し、自社に最適な時間帯や曜日を見つけることが重要であると示されています。
そのため、まずは平日の配信を基本としながら、開封率やクリック率を継続的に分析し、自社の読者に適した曜日を見極めることが大切です。
【曜日別開封率】
- 月曜:40.23%
- 火曜:40.69%
- 水曜:40.64%
- 木曜:40.25%
- 金曜:40.62%
- 土曜:38.39%
- 日曜:38.59%
出典:GetRespose社「Email Marketing Benchmarks & Statistics (Updated for 2024)」
メルマガの開封率が高い時間帯【BtoB・BtoC向けの場合】
続いて、メルマガの開封率が高い時間帯について解説します。Benchmark社が調査した「メールマガジン購読状況調査 2023年度版」の「メルマガを読む時間帯は?」との調査に対して、次の回答が得られました。
【時間帯:仕事用/プライベート用】
- ~9時台:23.8% / 11.5%
- 10時~11時台:16.9% / 10.5%
- 12時~15時台:25.8% / 19.1%
- 16時~18時台:11.9% / 11.9%
- 19時~20時台:11.1% / 20.9%
- 21時~23時台:9.3% / 24.3%
- 24時以降:1.2% / 1.9%

出典::Benchmark社「メールマガジン購読状況調査 2023年度版」
また、SuperOffice社が実施した同様の調査によれば、時間帯ごとの開封率は以下のようになっています。

出典:SuperOffice社「The Science Behind Email Open Rates (and How to Get More People to Read Your Emails)」
BtoB向けメルマガの場合
仕事用メールアドレス(BtoB)では、「12時~15時台」が25.8%と最も高く、次いで、「~9時台」が23.8%、「10時~11時台」が16.9%と続きます。通勤時間や昼休憩、午前の業務が落ち着いたタイミングにメールを読んでいることが読み取れます。
BtoB向けメルマガは、深夜を避け、午前中に送るのが効果的といえるでしょう。
BtoC向けメルマガの場合
プライベート用メールアドレス(BtoC)では、「21時~23時台」が24.3%と最も高く、次いで「19時~20時台」が20.9%、「12時~15時台」が19.1%と続きます。つまり、就寝前や夕食後、午後の時間帯に読まれると考えられるでしょう。
この結果から、BtoC向けのメルマガは、午後から夜にかけて配信するのが効果的だとわかります。読者がリラックスして情報を受け取りやすいタイミングにメールを送ることで、開封率の向上が期待できるでしょう。
自社に適したメルマガ配信時間を分析する方法
ここまでご紹介した配信時間や曜日は、多くの企業に共通する傾向をまとめたものです。しかし、実際には業種や商材、ターゲット層によって成果が出やすいタイミングは異なります。例えば、BtoB向けのメルマガであれば業務時間中に読まれやすい一方、BtoC向けでは仕事終わりや休日のほうが反応を得られるケースもあります。
そのため、一般的なデータを参考にしながら、自社の配信実績をもとに最適な時間帯や曜日を検証していくことが重要です。
メール配信ツールには、開封率の測定やA/Bテスト、効果測定など、配信タイミングを分析するための機能が搭載されています。これらを活用することで、感覚ではなくデータに基づいて最適な配信スケジュールを見つけられるでしょう。
自社にとって最適なメルマガ配信時間は、具体的に以下のステップで分析できます。
ステップ1:過去データで仮説を立てる
まずは、メール配信ツールの開封率レポートやクリック率レポートを確認し、これまでの配信結果を分析します。「どの曜日の反応が良いか」「どの時間帯で開封率が高いか」といった傾向を把握し、自社に適した配信タイミングの仮説を立てましょう。
十分な配信データがない場合は、本記事で紹介した一般的な傾向を参考にするのがおすすめです。例えば、BtoBなら平日の午前から昼、BtoCなら夕方から夜を起点として検証を始めると、効率よく仮説を立てられます。
ステップ2:A/Bテストで検証する
仮説を立てたら、配信タイミングを変えたA/Bテストを実施します。比較する条件を切り分けるため、1回のテストでは原則として1つの要素だけを変更します。
配信時間を検証する場合は、同じ曜日に「10時」と「12時」のように時間だけを変え、曜日や件名、本文などの条件はそろえます。曜日を検証する場合は、「火曜日10時」と「木曜日10時」のように配信時刻をそろえ、曜日だけを変えて比較します。
配信対象についても、異なる属性のセグメント同士を比較するのではなく、同じ条件を持つ対象をできるだけ偏りが出ないように2つのグループへ分けて検証します。開封率だけでなく、クリック率やコンバージョン率も確認し、自社の目的に合った配信タイミングを判断しましょう。1回の結果だけで結論を出さず、同じ条件で複数回検証して傾向を確認することが重要です。
ステップ3:結果を分析し継続的に見直す
A/Bテストの結果から最も成果の高かった配信時間や曜日を特定できたら、定期配信のスケジュールとして運用を継続します。読者が「毎週この時間に届く」と認識することで、開封の習慣化につながる可能性もあります。
ただし、ユーザーの行動や市場環境は変化するため、一度決めたスケジュールを固定し続けるのではなく、開封率やクリック率、コンバージョン率などを定期的に確認し、必要に応じて再度テストを行いましょう。
おすすめのメール配信ツール3選
これらのステップを効率的に実施するには、開封率の測定やA/Bテスト、レポート分析などの機能を備えたメール配信ツールが欠かせません。
ここでは、代表的なメール配信ツールを3つ紹介します。
Marketing Hub

Marketing Hubは、メールマーケティングをはじめ、フォームやランディングページ、MA機能まで一元管理できるマーケティングプラットフォームです。メールごとの開封率・クリック率の分析やA/Bテスト機能も備えており、配信タイミングの最適化だけでなく、顧客データを活用したセグメント配信や自動配信も実現できます。
ブラストメール

ブラストメールは、シンプルな操作性と導入しやすい価格帯が特徴のメール配信サービスです。大量配信に対応しているほか、開封率やクリック率などの効果測定機能も搭載しており、初めてメールマーケティングに取り組む企業でも利用しやすいサービスです。
Synergy!

Synergy!は、顧客データベースを活用したメールマーケティングやCRM施策を支援するクラウドサービスです。顧客属性や行動履歴をもとにしたセグメント配信に加え、効果測定やシナリオ配信にも対応しており、継続的な改善を行いやすい環境を提供しています。
メルマガの開封率を上げるその他の要素
配信時間や曜日は開封率に影響を与える重要な要素ですが、それだけで成果が決まるわけではありません。ユーザーがメールを開くかどうかは、件名や配信内容、ターゲットとの関連性など、複数の要素によって左右されます。
ここでは、配信タイミングとあわせて取り組みたい代表的な改善ポイントを紹介します。
メルマガの件名を工夫する
件名は、ユーザーがメールを開封するかどうかを判断する最初の要素です。
内容がひと目で伝わる具体的な表現を用いるほか、数字や期間限定といった情報を盛り込むことで興味を引きやすくなります。一方で、過度に煽る表現や内容とかけ離れた件名は、開封後の離脱や信頼低下につながるため避けるべきです。
件名はA/Bテストが実施しやすい要素でもあるため、複数のパターンを検証しながら、自社のターゲットに響く表現を見つけることが重要です。
セグメント配信を利用し内容をパーソナライズする
すべてのユーザーに同じ内容を配信するのではなく、属性や興味関心、購買履歴などに応じて配信内容を出し分けることで、開封率やクリック率の向上が期待できます。
例えば、資料請求を行った見込み顧客には導入事例を、既存顧客には活用方法やアップデート情報を配信するなど、受信者にとって関心の高い情報を届けることが重要です。セグメント配信と適切な配信タイミングを組み合わせることで、メルマガ全体の成果をさらに高められるでしょう。
【Q&A】メルマガの配信時間についてよくある質問
メルマガの最適な配信時間について、よくある質問をまとめました。
Q1. メルマガは何曜日に配信するのが効果的ですか?
一般的には平日のほうが土日より開封率が高い傾向があります。ただし、曜日による差は以前ほど大きくないため、自社のターゲットに合わせて配信結果を分析し、最適な曜日を見つけることが重要です。
Q2. BtoB向けメルマガは何時ごろに配信するのがおすすめですか?
BtoB向けでは、午前中から昼にかけて開封されやすい傾向があります。ただし、最適な配信時間は業種やターゲットによって異なるため、一般的な傾向を参考にしつつ、自社の配信結果をもとに検証することが重要です。
Q3. BtoC向けメルマガは何時ごろに配信するのがおすすめですか?
BtoC向けでは、夕方から夜にかけて開封率が高くなる傾向があります。仕事や学校が終わり、ユーザーがプライベートの時間を過ごすタイミングでメールを確認していると予測できます。ただし、最適な配信時間はターゲットの生活リズムや商材によって異なるため、一般的な傾向を参考にしつつ、自社の配信結果をもとに検証することが重要です。
Q4. 自社に最適な配信時間はどのように見つければよいですか?
過去の配信データから仮説を立て、配信時間を変えたA/Bテストを実施し、その結果を分析して最適な時間帯を見つける方法がおすすめです。継続的に検証と改善を繰り返すことが成果につながります。
Q5. 配信時間以外に開封率を高める方法はありますか?
件名を工夫することや、セグメント配信によって読者ごとに内容を最適化することが効果的です。配信タイミングとあわせて改善することで、開封率やクリック率の向上が期待できます。
自社のメルマガに合った最適な配信時間を見つけよう
本記事では、メルマガの開封率を高める配信時間や曜日の考え方、自社に適した配信タイミングを見つける方法について解説しました。
メルマガの配信時間は開封率に影響し得る要素の一つです。効果を最大化するには、読者がいつメルマガを読みやすいのか、情報を届ける接点としていつが最適なのかを分析し、最適なタイミングを検証するのが重要です。
特に押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 平日は土日より開封されやすい傾向があるものの、自社に最適な曜日は配信データをもとに判断することが重要
- BtoBとBtoCでは読まれやすい時間帯が異なるため、ターゲットに合わせて配信時間を設定する
- 開封率レポートやA/Bテストを活用し、データに基づいて配信時間を継続的に改善する
- 件名やセグメント配信など、配信時間以外の要素もあわせて最適化する
一般的な調査データは配信時間を決める際の参考になりますが、最終的に成果を左右するのは自社の読者の行動データです。メール配信ツールを活用して効果測定と改善を繰り返すことが、自社に最適なメルマガ配信の仕組みを構築する近道になります。
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