📋 この記事の要点
- SEOツールは「キーワード取得」「順位チェック」「アクセス解析」「競合調査」「内部・外部対策」と用途別に分かれる
- まず無料のGoogleアナリティクスとサーチコンソールで、流入から成果までの計測基盤を整えられる
- 自社のフェーズに合わせ、まずは無料ツールで土台を作り、必要に応じて有料ツールを足す進め方が現実的
- 昨今はAI検索の普及で、順位や流入に加え「AIの回答での言及・引用」も重要な計測指標になりつつある
- AEO(回答エンジン最適化)はSEOの延長線にあり、良質なコンテンツがAI上の評価にもつながる
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SEOツールは、検索順位やアクセス状況を計測し、コンテンツ改善の精度を高めるためのツールです。適切に選べば、限られたリソースでも成果につながる施策に集中できます。
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ただ、種類が多く「自社にどの指標が必要で、どのツールで測れば良いのか」がわからないという方も多いかもしれません。さらに、昨今はAI検索の広がりにより、追うべき指標も変わり始めています。
本記事では、SEOツールでできることを整理したうえで、AI時代に意識したい計測指標、無料・有料ツールの違い、用途別のおすすめツールまでを順に解説します。
SEOツールでできること
SEOツールは、以下のように目的に応じてさまざまな役割を担います。
- キーワード取得
- 検索順位チェック
- アクセス解析
- 競合調査
- 外部対策
- 内部対策(テクニカルSEO)
1つですべてを賄えるものは多くないため、まずは各ツールでどんなことができるのかを把握しておくと、自社に必要な機能を見極めやすくなります。
キーワード取得
キーワード取得は、ユーザーが実際に検索している語句や関連キーワードを調べる機能です。どのキーワードで記事を作るかという、コンテンツ設計の出発点になります。サジェストや共起語を取得すれば、検索意図の幅を捉えられます。検索ボリュームもあわせて確認すると、需要の大きさを踏まえた優先順位づけがしやすくなります。
【ツールで取得できる情報・指標】
- サジェスト・関連キーワード
- 月間検索ボリューム
- 検索意図の傾向
- SEO難易度
検索順位チェック
検索順位チェックとは、登録したキーワードの順位を継続的に記録する機能のことです。施策の効果を時系列で確認できます。順位そのものだけでなく、推移を追うことが大切です。毎日の自動計測やレポート共有に対応したツールなら、チームでの運用もスムーズに進みます。
【ツールで取得できる情報・指標】
- 検索順位
- 順位の変動履歴
- 競合の順位状況
アクセス解析
アクセス解析とは、サイトに訪れたユーザーの流入経路や行動、成果を計測する機能のことです。どのページが成果に貢献しているかを確認できると、改善すべき箇所が明確になります。検索データと行動データを組み合わせて見ると、課題の解像度が高まります。
【ツールで取得できる情報・指標】
- セッション数
- PV
- 滞在時間
- 流入経路
- エンゲージメント
- CV数・CV率
競合調査
競合調査とは、競合サイトの流入キーワードや上位ページを分析する機能のことです。自社が狙うべき領域を見極める材料になります。同じキーワードで対策すべきか、別の切り口を取るべきかなどを判断できます。競合の強みや手薄な領域が見えると、限られたリソースを効果的に配分できます。
【ツールで取得できる情報・指標】
- 流入キーワードと推定検索流入
- 上位表示ページ
- 推定トラフィック・流入チャネル
- 取りこぼしキーワード
外部対策
外部対策とは、自社や競合が獲得している被リンクの数や質を調べる取り組みのことです。被リンクは、検索評価を左右する要素の1つとされています。どのサイトからリンクを得ているかを把握すれば、良質なリンク獲得のヒントになります。競合の状況とあわせて見ると、自社の立ち位置も確認できます。
【ツールで取得できる情報・指標】
- 被リンク数・被リンクの質
- 競合の被リンク状況
- 不自然なリンクの兆候
内部対策(テクニカルSEO)
内部対策(テクニカルSEO)とは、表示速度やサイト構造、クロール状況などの技術的な課題を整える取り組みのことです。コンテンツ以前の土台づくりに必要な工程です。エラーや改善点を一覧で把握できれば、優先順位をつけて対処できます。土台が整うことで、コンテンツの評価も検索エンジンに伝わりやすくなります。
【ツールで取得できる情報・指標】
- ページの表示速度・UX(Core Web Vitals:LCP・INP・CLS)
- クロール・インデックス状況
- リンク切れ
- タイトル・ディスクリプションの過不足
AI時代におけるSEOの考え方と必要なツール
AI時代におけるSEOは、検索結果での上位表示だけでなく、AIの回答エンジンに選ばれるための最適化(AEO:Answer Engine Optimization)という新たな視点が欠かせません。これは、ChatGPT・GeminiなどのAIチャットツールやAI Overviewsの回答のなかで、自社が引用・推奨されることを目指す施策です。
これに伴い、追うべき指標も、従来の「検索順位・流入数・CTR」などに加え、AIによる「言及・引用」を追加する必要があります。
なお、この背景にあるのが、ゼロクリック検索の増加です。AIチャットツールやAI Overviewsなどの影響によって検索行動が変化し、サイトを訪問せず検索結果ページ上で完結するユーザーが増えました。クリックされないまま解決に至るケースは、全体の約6割を占めるともいわれています。そのため、昨今は単純な検索結果の順位やサイトへの流入以外の指標もチェックする必要が出ているのです。
AEOで注目される指標には、Share of VoiceやShare of Modelがあります。
- Share of Voice:Web全体で自社がどれだけ言及・引用されているかを示す指標
- Share of Model:AI回答のなかで自社がどれだけ言及・引用されているかを示す指標
これらは、クリックを前提としない接点を捉えられる点が特徴です。
【SEO指標とAI時代の指標の比較】
| 観点 | 従来のSEO指標 | AI時代に加えたい指標 |
|---|---|---|
|
主に見られる場所 |
検索結果ページ |
AIの回答内 |
|
主な指標 |
検索順位・流入数・CTR |
Share of Voice(メディアでの言及率)・Share of Model(AI回答内での引用・言及率)・AI経由の流入 |
Googleが提供する無料のSEOツール2つ
何から始めれば良いか迷うときは、まずGoogleが無料で提供するGoogleアナリティクス・Googleサーチコンソールの2ツールを押さえておきましょう。この2つで、検索からの流入と、サイト内の行動・成果の両面を計測できます。
Googleアナリティクス

出典:Google Analytics | Google for Developers
Googleアナリティクスは、サイトの流入経路やユーザー行動、コンバージョンなどを無料で計測できるツールです。最新版はGA4と呼ばれます。どのページが成果に貢献しているかを把握でき、改善の優先順位づけに役立ちます。後述のサーチコンソールと連携させると、分析の幅がさらに広がります。
GA4では、Webサイトだけでなくアプリの計測も統合的に行えるため、マルチデバイスをまたいだ一連のユーザー行動を追跡可能です。また、機械学習を用いた予測機能が備わっており、将来的なコンバージョン率を予測できるため、よりデータに基づいた先回りの施策立案が可能となります。
Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、検索での表示回数や順位、CTRなどを無料で確認できるツールです。サイトの技術的な課題の把握にも使えます。Googleアナリティクスと連携させると、検索からの流入とサイト内の行動を一続きで分析可能です。
具体的な機能としては、クローラーのインデックス状況の確認や、ページ表示速度などのUX改善点(Core Web Vitals)のチェックなどがあります。サイトがGoogle検索上で技術的にどのように認識されているかを把握できるため、SEO対策における問題の早期発見と解決が実現します。
【用途別】おすすめSEOツール10選
ここからは、先にあげた6つの用途別+AEOのおすすめツールを紹介します。なお、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールはSEO計測の前提として別途導入をおすすめします。以下の10選はその土台の上で活用する、目的別のツールです。
| No | ツール名 | 用途カテゴリ | 料金タイプ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
|
1 |
ラッコキーワード |
キーワード取得 |
無料/有料 |
サジェスト一括取得、関連語調査 |
|
2 |
Ubersuggest |
キーワード取得 |
無料/有料 |
キーワード候補と難易度の確認 |
|
3 |
Nobilista |
検索順位チェック |
有料(無料トライアルあり) |
順位の自動計測・共有 |
|
4 |
Microsoft Clarity |
アクセス解析 |
無料 |
ヒートマップで行動を可視化 |
|
5 |
Semrush |
競合調査 |
有料 |
競合の流入キーワード・広告分析 |
|
6 |
Similarweb |
競合調査 |
無料/有料 |
競合サイトの流入構造を分析 |
|
7 |
Ahrefs |
外部対策(被リンク調査) |
有料 |
被リンクの量・質を詳細に分析 |
|
8 |
Majestic |
外部対策(被リンク調査) |
有料 |
独自指標(Trust Flow等)で被リンクの質を分析 |
|
9 |
Screaming Frog SEO Spider |
内部対策(テクニカルSEO) |
無料/有料 |
サイトを巡回し技術的課題を抽出 |
|
10 |
HubSpot |
AEO対策 |
無料/有料 |
AI検索での見え方を計測・改善(AEO Sensor/Grader/HubSpot AEO) |
料金やサービス内容は2026年6月時点の公開情報です。最新情報は各公式サイトをご参照ください。
キーワード取得
コンテンツ制作の出発点となるのがキーワード調査です。ユーザーの検索意図やニーズの広がりを捉えることは、SEOの成功に欠かせません。サジェストや検索ボリュームの調査に役立つ代表的なツールを紹介します。
ラッコキーワード

参照:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、キーワードのサジェストや関連語を一括で取得できるツールです。1つのキーワードを入力するだけで、ユーザーが実際に検索している語句や共起語、上位サイトの見出しなどをまとめて確認することが可能です。無料でも基本的な調査ができ、有料プランでは取得件数や検索ボリュームの表示などの機能が広がります。コンテンツ設計の最初の一歩として、検索意図の幅を把握するのに役立つツールです。
主な特徴
- サジェスト・関連キーワードを一括で取得できる
- 無料から使え、必要に応じて有料プランへ拡張できる
- 競合サイトの獲得キーワードや見出しも調査できる
| サービス名 |
ラッコキーワード |
|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
| 月額費用 |
エントリー:660円 |
| 無料プラン・トライアル有無 |
フリープランあり |
| 主な機能 |
キーワード調査・サイト調査・サジェストキーワード抽出 |
Ubersuggest

参照:Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードの候補や検索ボリューム、競合性(難易度)の目安などを確認できるツールです。狙うキーワードを把握しやすく、関連キーワードやコンテンツのアイデア出しにも活用できます。無料で一部機能を試せるほか、月額プランや買い切りプランが用意されている点も特徴です。これからキーワード戦略を整える成長企業が、候補の優先順位づけを行う際に向いています。
主な特徴
- キーワード候補と検索ボリュームを手軽に確認できる
- SEO難易度の目安で狙うキーワードを判断しやすい
- 無料での試用や買い切りプランの選択肢がある
| サービス名 |
Ubersuggest |
|---|---|
| 初期費用 |
月払いプラン:0円 |
| 月額費用 |
月払いプラン:パーソナル:4,599円 |
| 無料プラン・トライアル有無 |
無料トライアルあり |
| 主な機能 |
予測分析・競合分析・サイト監査・コンテンツのギャップ分析 AIキーワードリサーチ・日々の順位分析 など |
検索順位チェック
SEO施策の成果を定点観測するための順位チェックは、運用体制の要です。日々の変動を自動で可視化し、チームで共有できる環境を整えることで、迅速な改善アクションが可能になります。
Nobilista

参照:Nobilista
Nobilistaは、登録したキーワードの検索順位を毎日自動で計測できるクラウド型のツールです。インストール不要でブラウザから使え、スマートフォンでも順位を確認できます。順位の推移をグラフで把握でき、レポートの共有機能を使えばチームやクライアントとの情報共有もスムーズです。日々の順位変動を継続的に追い、施策の効果を時系列で確認したい運用フェーズに向いています。
主な特徴
- クラウド型でインストール不要、どこからでも確認できる
- 登録キーワードの順位を毎日自動で計測する
- 順位推移のグラフ化やレポート共有がしやすい
| サービス名 |
Nobilista |
|---|---|
| 初期費用 |
要問合せ |
| 月額費用 |
パーソナルプラン:990円 |
| 無料プラン・トライアル有無 |
7日間無料トライアルあり |
| 主な機能 |
主要14か国での順位の自動計測(毎日)・順位推移のグラフ表示 |
アクセス解析
サイト流入後のユーザー行動やコンバージョンを可視化することで、改善の余地を正確に特定できます。数値分析からユーザー体験の向上まで、サイトの現在地を把握し、具体的な施策へ繋げるための解析ツールを紹介します。
Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、サイト上でのユーザー行動をヒートマップやセッションのレコーディングで可視化できる無料ツールです。どこがよくクリックされ、どこで離脱しているかを直感的に把握でき、数値だけでは見えにくい課題の発見に役立ちます。完全無料で利用でき、データ量の制限が少ない点も特徴です。アクセス解析の数値とあわせて見ることで、コンテンツやページ改善の手がかりを得られます。
主な特徴
- ヒートマップでクリックやスクロールを可視化できる
- セッション録画で実際のユーザー行動を確認できる
- 完全無料で導入しやすい
| サービス名 |
Microsoft Clarity |
|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
| 月額費用 |
0円 |
| 無料プラン・トライアル有無 |
完全無料 |
| 主な機能 |
ヒートマップ表示・セッションのレコーディング・AIチャット機能 |
競合調査
競合サイトの強みや流入経路を分析することは、自社の差異化を測るうえで重要です。どのようなキーワードで集客し、どんなコンテンツで成果を出しているかを紐解き、市場での立ち位置を確実にするためのツールを紹介します。
Semrush

参照:Semrush
Semrushは、競合サイトの流入キーワードや広告出稿、被リンクなどを多角的に分析できるオールインワン型のツールです。自社だけでなく競合の検索戦略を把握できるため、どのキーワードで対策するか、どこに空白があるかを判断する材料になります。世界的に利用されており、SEOからコンテンツ、広告まで幅広い領域をカバーします。本格的に市場分析を行いたいチームに向いた有料ツールです。
主な特徴
- 競合の流入キーワードや広告施策を分析できる
- SEO・コンテンツ・広告まで幅広くカバーする
- 大規模なデータで市場全体を俯瞰できる
| サービス名 |
Semrush |
|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
| 月額費用 |
SEO+AIO:32,835円~ |
| 無料プラン・トライアル有無 |
7日間無料トライアルあり |
| 主な機能 |
SEO・広告(調査・分析・キーワード管理)・コンテンツマーケティング・市場調査・SNS(競合/アカウント分析)・MEO(Googleマップ順位計測・レビュー管理) など |
Similarweb

参照:Similarweb
Similarwebは、競合サイトのトラフィック規模や流入チャネル、ユーザーの行動傾向を推定して分析できるツールです。検索だけでなく、参照元やSNSなどを含めた流入構造を俯瞰できるため、競合がどこから集客しているかを把握できます。市場全体の動向や業界内での自社のポジションを確認したい場合にも活用できます。いくつかのツールや機能は無料で一定期間利用できるため、有料での導入前に自社に合うか確かめられる点も魅力です。
主な特徴
- 競合サイトの推定トラフィックと流入元を分析できる
- 検索以外のチャネルも含めて集客構造を把握できる
- 業界内のポジションや市場動向の確認に役立つ
| サービス名 |
Similarweb |
|---|---|
| 初期費用 |
要問合せ |
| 月額費用 |
Starter:125米ドル~ |
| 無料プラン・トライアル有無 |
無料トライアルあり |
| 主な機能 |
ユーザー行動分析・トラフィックの出所分析・競合分析 |
外部対策(被リンク調査)
被リンクは検索エンジンからの信頼度を測る重要な指標の一つです。自社サイトがどのような評価を得ているか、また競合はどのようなリンクを獲得しているかを正確に把握し、戦略的な外部対策を行うためのツールを紹介します。
Ahrefs

参照:Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は、被リンクの数や質を中心に、自社と競合のSEOを詳細に分析できるツールです。独自のクローラーによる大規模なリンクデータが強みで、どのサイトからリンクを獲得しているか、競合がどのように評価を高めているかを把握できます。被リンク分析のほか、キーワード調査やサイト監査などの機能も搭載。リンク施策に本格的に取り組みたいチーム向けの有料ツールです。
主な特徴
- 大規模なデータで被リンクの量・質を分析できる
- 自社・競合のリンク獲得状況を比較できる
- キーワード調査やサイト監査も行える
| サービス名 |
Ahrefs |
|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
| 月額費用 |
スターター:4,460円~ |
| 無料プラン・トライアル有無 |
無料プランあり |
| 主な機能 |
被リンクの量/質の分析・競合のリンク獲得状況 |
Majestic

参照:Majestic
Majesticは、被リンクの分析に強みを持つツールです。リンクの質を測る指標であるトラストフローやサイテーションフローを用いて、被リンクの信頼性や影響力を評価できます。膨大なリンクインデックスをもとに、自社や競合がどのようなサイトからリンクを得ているかを把握できます。リンクの量だけでなく質の観点から外部対策を検討したい場合に役立つツールです。
主な特徴
- トラストフローなど指標でリンクの質を評価できる
- 大規模なリンクインデックスを保有する
- 過去のリンクデータを長期間にわたって追跡・分析できる
| サービス名 |
Majestic |
|---|---|
| 初期費用 |
要問合せ |
| 月額費用 |
LITE:49.99米ドル |
| 無料プラン・トライアル有無 |
一部無料の機能あり |
| 主な機能 |
トラストフロー等の独自指標・被リンクの質/量の評価 |
内部対策(テクニカルSEO)
テクニカルSEOの基本的なチェックは、Googleが無料で提供するPageSpeed Insightsでも行えます。ページの表示速度や改善点を手軽に確認でき、まず現状を把握するのに便利です。より広く技術的な課題を洗い出したい場合は、次のツールが役立ちます。
Screaming Frog SEO Spider

Screaming Frog SEO Spiderは、サイトを巡回して技術的な課題を洗い出すクローラー型のツールです。リンク切れやリダイレクト、重複コンテンツ、メタ情報の過不足などを一覧で抽出でき、テクニカルSEOの改善点を効率的に把握できます。デスクトップにインストールして使う形式で、無料版でも500個のURLまでは分析可能です。コンテンツ以前のサイトの土台を整えたい場面で力を発揮します。
主な特徴
- サイトを巡回して技術的な課題を一括で抽出できる
- リンク切れやメタ情報の問題を発見しやすい
- 無料版でも一定URLまで分析できる
| サービス名 |
Screaming Frog SEO Spider |
|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
| 年額費用 |
年間279米ドル~ |
| 無料プラン・トライアル有無 |
無料版あり |
| 主な機能 |
サイト巡回による課題抽出・リンク切れ/リダイレクト検出 |
AEO対策
AI時代において、AIの回答エンジンに選ばれるAEOは新たな重要施策です。自社のAI上での表示状況を可視化し、ユーザーに回答を届けるための専門ツールと活用法について紹介します。
HubSpot

HubSpotでは、AEOツールとして以下の3つを提供しています。現状の把握から本格的な改善まで、目的に合わせて使い分けられます。
- AEO Grader(無料):自社ブランドがAIの回答でどのように表示されているかを、無料で診断できるツール(自社の現状を把握したい人向け)
- AEO Sensor(無料):業界全体のAI表示率や引用のトレンドを俯瞰できる、無料のダッシュボード(業界全体の動向を知りたい人向け)
- HubSpot AEO:プロンプト単位の可視性トラッキング・競合比較・レコメンデーションなどを行える有償ツール
HubSpot AEOは、HubSpotのCRMと組み合わせることによって、AI経由の流入が見込み客創出にどうつながったかなども地続きで把握できます(HubSpot for Marketers)。
AEOに取り組み始める際は、まず登録無しで無料にてご利用いただけるAEO GraderやAEO Sensorを使って自社の現状分析や業界動向などを確認し、本格的な取り組みに移行する段階でHubSpot AEOの導入という流れがおすすめです。
| サービス名 |
・AEO Grader |
|---|---|
| 初期費用 |
無料 |
| 年額費用 |
AEO Grader:無料 |
| 無料プラン・トライアル有無 |
無料 |
| 主な機能 |
自社のAI表示率・回答エンジンの変動の追跡・AI経由トラフィックの推定 など |
計測指標の変化でSEOツールの選び方も変わる
SEOツールの選び方は、「何位に表示されたか」を確認する段階から、「その流入が成果にどう貢献したか」「AIの回答にどう扱われているか」までを見据える段階へと移りつつあります。指標が変われば、選ぶべきツールも変わります。
大切なのは、ツールの多機能さに目を奪われず、自社が本当に追うべき指標を起点に選ぶことです。まずは無料ツールで計測の土台をつくり、戦略を高度化させたい段階で有料ツールやAEO対応ツールを取り入れていくなど、段階的な進め方であれば、限られたリソースでも無理なく体制を整えられます。
SEOとAEOを別々のツールで管理すると、「検索からの流入は増えているのに、AIでは引用されていない」「AI経由の認知が高まっているのにリードに繋がっていない」といった分断が生じやすくなります。集客から見込み客創出までを一続きで把握できる環境があると、施策の優先順位が立てやすくなります。
HubSpotは、AEO GraderやHubSpot AEOによるAI検索への対応と、マーケティング・営業・カスタマーサービスのデータ管理を同一のプラットフォームで行えます。まずは無料のAEO Graderで自社の現状を確認するところから始めてみてください。
SEO・AEOツールに関するよくある質問
最初に入れるべき無料ツールは?
最初に入れるべき無料ツールは、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの2つです。この2つで、検索クエリや検索からの流入とサイト内の行動、コンバージョンまでをひととおり計測できます。
AIの登場でSEO対策は不要になる?
AIが登場しても、SEO対策が不要になることはありません。AEOで評価される土台は、SEOで培う良質なコンテンツだからです。AIの回答に引用されるサイトは、検索でも信頼される情報源であることが多く、両者は対立せず延長線上にあります。SEOで積み上げた資産が、そのままAI時代の強みになります。
AEOの成果はどう計測すれば良い?
AEOの成果は、AIの回答での言及・引用や、AI経由の流入で計測します。具体的には、Share of VoiceやShare of Modelといった指標で、AI上での見え方を把握します。まずは無料のAEO Graderで自社の現状を診断し、継続的に追跡したい場合は専用のツールを活用すると、変化を捉えやすくなります。


