【2023年最新版】Google 広告の基本的な設定方法を画像付きで解説

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室橋 健(むろはし けん)
室橋 健(むろはし けん)

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Google 広告は少額の予算から始めることができるため、Webで集客を行う多くの方に利用されています。

Google広告の設定方法|設定項目を手順に沿って解説

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しかし、Google 広告を始めてみようと思っても、社内にノウハウがなく、どのように設定をしたら良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。

Google 広告を正しく設定すると、ユーザーが抱えている悩みに合った広告の配信ができます。適切なタイミングで適切な広告を届けられるだけでなく、少ない予算でも費用対効果の高い広告配信が可能となります。

この記事では、これからGoogle 広告を出稿しようとしている方に向けて、Google 広告の基本的な設定方法を手順に沿って解説しますぜひ参考にしてください。

Google 広告活用ガイド

Google 広告の管理画面で設定する内容

Google 広告は、次の3つの要素で構成されています。

  1. アカウント:アカウント情報やログイン情報の管理
  2. キャンペーン:予算や配信スケジュール設定、配信地域、掲載方式など
  3. 広告グループ:グループ単位での入札単価や広告ローテーションの設定

各要素は、次の図のように階層構造になっています。アカウントの中に複数のキャンペーンがあり、キャンペーンの中には複数の広告グループが含まれています

Google 広告の管理画面で設定する内容

Google 広告の設定では、アカウント・キャンペーン・広告グループの順番に設定を進めます。

多くの設定項目があるため、初めは何の項目を設定しているかわからなくなってしまうかもしれません。そんなときは、「アカウント・キャンペーン・広告グループのうち、いまどの部分を設定しているか」を考えるようにしてみてください。
 

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Google 広告の設定方法

Google 広告を配信する際は、次の4つの設定を行います。

  1. ログイン・アカウント作成
  2. 広告キャンペーンの作成
  3. 広告グループの作成
  4. 広告表示オプションの設定

それぞれの具体的な設定方法を、順を追って詳しく解説します。
 

1.Google 広告にログインしアカウントを作成する

Google 広告のアカウントを取得していない方は、先にアカウントの取得を行ってください。

Google 広告を取得したいアカウントでログインしたら、Google 広告のサイトにアクセスして、「今すぐ開始」ボタンをクリックします。

Google 広告のサイト

「新しいキャンペーンを作成」という画面が出たら、下部の「エキスパートモードに切り替える」を選択してください。エキスパートモードへ切り替えると、キーワードや入札を詳細に設定できるようになります。

新しいキャンペーンを作成

アカウントの作成が終わったら、キャンペーンを作成します。その際に、「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリックしてください。

請求先住所の国や通貨などのビジネス情報を確認したら、「送信」ボタンをクリックします。次に「アカウントを確認」ボタンをクリックすると、アカウント設定が完了します。

ここで、支払い情報の設定も完了させましょう。Google の管理画面が表示されているので、画面上部「ツールと設定」→「料金」の中の「概要」を選択します。

支払い情報の設定も完了

「お支払い方法の管理」をクリックして、クレジットカード情報を登録します。
 

2.広告キャンペーンを作成する

広告キャンペーンとは、広告を管理するための単位です。広告を回す商品やサービスが異なる場合や、予算や入札単価を分けて管理したい場合には、キャンペーンを分けて作成します。
 

キャンペーンの作成

今回は、エステサロンでのWebサイトや実店舗での集客を想定してキャンペーンの作成を行います。メニュー左側から「キャンペーン」を選択し、青い丸で囲まれた「+」をクリックします。

キャンペーンの作成

「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

新しいキャンペーンを作成

 

キャンペーン目標の設定

キャンペーン目標の設定

次の7個の項目から、広告の目的に応じたキャンペーンの目標を選択します。目標を指定せずにキャンペーンの種類を選択することもできます。

広告の目的に応じたキャンペーンの目標を選択

今回は、エステサロンでの集客を想定しているため、「販売促進」を選択します。

販売促進

 

キャンペーンタイプの選択

キャンペーンのタイプを選択します。検索連動広告を配信するため、「検索」を選択します。
 

目標の達成方法の設定

目標をどのように達成するかを選択します。ここでは、ウェブサイトへのアクセスを増やすことでコンバージョン数の増加を目指すため、「ウェブサイトへのアクセス」を選択します。

目標の達成方法の設定

 

コンバージョンアクションの作成

「コンバージョンアクションを作成」をクリックします。コンバージョンアクションとは、ユーザーが広告をクリックした後の行動を表します。

コンバージョンアクションを作成

Google 広告アカウントを開設したメールアドレスに、コンバージョン測定のためのタグと設置方法の案内が記載されたメールが届きます。コンバージョンを測定する際は、案内に従って設定してみてください。

コンバージョンタグを設定しなくても広告の配信はできますが、運用開始後にPDCAサイクルを回すためには、コンバージョンを把握する必要があります。見慣れないタグは難しそうな印象を受けますが、できればこのタイミングで設定をして、広告運用開始と同時にコンバージョンを計測するようにしましょう。

Google 広告のコンバージョンの設定方法は、こちらの記事で解説しています。設置方法の案内メールを読んでもわからなかった方は、ぜひ参考にしてください。

 

予算と入札単価の設定

管理しやすいキャンペーン名を入力したら、「続行」をクリックします。すると、「単価設定」の画面へ移ります。ここでは、広告の入札戦略としてどの要素を重視するかを選択します。単価設定は「コンバージョン」「コンバージョン値」「クリック数」「インプレッションシェア」から選択できます。

予算と入札単価の設定

キーワードプランナーを使うと、キーワードの推定クリック数や表示回数、平均単価などが確認できます。このデータを参考にして、入札単価を設定してみてください。

左カラムメニューから「予算」を選択すると、続いて1日あたりの平均予算を設定できます。

Google 広告の運用が初めての場合、少額から始めることをおすすめします。1日あたり1,000円から5,000円程度で運用すると良いでしょう。

図4

 

キャンペーン設定

キャンペーンに関する重要な設定をします。

まず、ネットワークの設定を行います。ネットワークには、次の2種類があります。

  • 検索ネットワーク

    Google 検索で上位表示されるテキスト型の広告

  • ディスプレイネットワーク

    インターネット全域で表示される画像型の広告

今回表示させる広告は、検索結果に表示させるリスティング広告なので、ディスプレイネットワークのチェックは外します。

ディスプレイネットワークのチェックは外す

Google 広告の種類とそれぞれの特徴は、次の記事を参考にしてください。

地域は「すべての国と地域」がデフォルトで選択されていますが、他の地域も選択可能です。今回はエステサロンへの集客のため、「別の地域を入力する」から都道府県や特定の範囲を設定し、エステサロンの近くに住む人に向けて広告を表示します。

言語は「日本語」のままでかまいません。

他の地域も選択可能

オーディエンスセグメントの項目では、どんなユーザーの属性や興味関心に基づいて広告を表示するかを設定できます。

キャンペーンのターゲティング設定には、「ターゲット設定」と「モニタリング」の2種類があります。ターゲット設定にすると、特定のユーザーにしか広告が配信されず、費用対効果が悪くなってしまいます。そのため、基本的にはモニタリングを選択して、セグメントを制限せずに配信しましょう。

Google 広告のキャンペーンについて、より詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

3.広告グループを作成する

広告グループとは、同じテーマやターゲットである広告、キーワードなどをまとめたものです。広告グループにはキーワードの設定や広告文が含まれるため、同じグループに登録されているキーワードにもとづいて広告文が表示されます。

広告グループはキャンペーン内に複数作成できますが、検索意図ごとに作成するのがポイントです。
 

キーワードの設定

ユーザーの検索キーワードを予測して、自社の商品やサービスに関連するキーワードを選定します。

キーワードの設定

キーワードの選定は、リスティング広告の成果に直結する重要な要素です。

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されます。検索キーワードには、ユーザーの検索意図が反映されていると考えられるため、既存顧客が検索したキーワードを見つけることができれば、自社の商材に興味を持つ可能性が高いユーザーに広告を見てもらいやすくなります。

キーワードを調査する際は、適切なキーワードがないか、念入りに調べましょう。「ラッコキーワード」などのサジェストキーワード分析ツールを利用したり、キーワードプランナーで検索ボリュームや競合性を調査したりするのがおすすめです。

マッチタイプを設定すると、表示される広告を、ある程度コントロールできます。マッチタイプには、次の3種類があります。

  • 部分一致

    キーワードに関連する検索に対して広告が表示される

  • フレーズ一致

    キーワードの意味を含む語句の検索に対して広告が表示される

  • 完全一致

    キーワードと同じ意味をもつ語句の検索で広告が表示される

Google 広告のキーワード設定について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

広告文の設定

続いて、広告文を設定します。

広告文の設定

見出しは3つ、説明文は2つまで設定可能です。見出しと説明文では、ユーザーの悩みや課題の解決策を入力します。ユーザーがどのような情報を求めて検索しているのかを考えて、期待に応えられる情報を提示しましょう。

ターゲットの心を揺さぶる広告文を記載することで、クリック数の向上が見込めます。広告文作成のポイントは、次の3つです。

  • できるだけ文字数を多くする
  • 1つの商品やサービスに絞った内容にする
  • 商品を使っている場面を想像できるような言葉を選ぶ

(例)「30代からの韓国式エステサロン」「完全個室で施術」など

画面右側では、広告文のプレビューが表示されるので、どのように配信されるかを確認できます。モバイル表示とデスクトップ表示の切り替えも可能です。入力を終えたら「完了」を選択し、「次へ」をクリックします。
 

4.広告表示オプションを設定する

広告表示オプションを設定

広告表示オプションでは、表示される広告にさらに情報を追加できます。広告表示オプションは、広告文の設定画面のすぐ下で設定できます。

すべて設定することで広告の表示面積が広がり、クリック率の向上につながるので、広告表示オプションはできるだけ設定しておくと良いでしょう。

主な広告表示オプションは、次の通りです。

図5

広告表示オプションは、こちらの記事でより詳しく解説しています。

これで、Google 広告の設定は完了です。スマートフォン用のアプリをダウンロードしておくと、外出先からも確認できて便利です。

 

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設定したGoogle 広告の表示を確認する方法

出稿したGoogle 広告がどのように表示されているかを確認するには、Google 広告の管理画面から「ツールと設定」→「プランニング」の中の「広告プレビューと診断」を選択します。

広告プレビューと診断

設定したキーワードを入力すると、実際の広告の表示をプレビューで確認できます。

実際の表示を確認する際は、検索ページから表示状況を確認するのではなく、Google 広告の管理画面から確認する方法がおすすめです。検索ページから確認すると、広告をクリックする前に検索結果から離脱したと見なされてしまい、クリック率が減少するためです。
 

Google 広告を適切に設定して配信を始めよう

初めてGoogle 広告の設定をする際は、独特な用語や概念に戸惑うかもしれません。アカウント・キャンペーン・広告グループの3層構造のうち、いま自分がどの部分を設定しているかを意識すると、設定に迷うことが少なくなるでしょう。

Google 広告の設定項目は多いため、Web広告に不慣れな場合は難しく感じてしまうかもしれません。使い方に慣れるには、とにかく自分で触ってみることが重要です。

アカウント作成から広告文の作成までの一連の流れにはガイドがついているため、案内に従うだけですぐに広告運用を始めることができます。もしわからないことがあれば、この記事を参考にして、順番に時間をかけて設定してみてください。

Google 広告の設定を終え、広告配信ができたら、広告運用をスタートさせます。コンバージョンを測定してPDCAサイクルを回すことで、費用対効果の向上を目指します。新商品の発売や大型店舗のオープンなど、大きな予算をかけて広告プロジェクトを回す際は、広告代理店に運用を外注することも検討しましょう。

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トピック: Google広告

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