メルマガは、事前に登録した顧客に情報を直接届けられるため、イベントや販促などの集客に有効です。配信内容やタイミング、ターゲット設定などのポイントを押さえることで、効果的な集客につながります。

メルマガ配信ガイド&事例集
メルマガ(メールマガジン)運用をゼロから始める方法を詳しく解説します。
- 卓越したデザイン
- ユニークで魅力的なコピー
- クリックしやすいCTA
- 読み手を疲れさせない構成
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全てのフィールドが必須です。
本記事では、メルマガを活用した集客のメリットや成功事例、効果を最大化するポイントから注意点までを詳しく解説します。
メルマガを活用した集客とは
メルマガ(メールマガジン)とは、顧客や見込み客に対してメールで直接情報を発信するマーケティング手法です。あらかじめ購読に同意した顧客に送るため、興味・関心の高い相手へ能動的にアプローチできる点が特徴です。
WebサイトやSNSで問い合わせを待つ集客方法が「プル型」といわれるのに対して、メルマガは企業側から情報を届ける「プッシュ型」の集客方法です。関心度の高い層に絞って積極的に働きかけられるため、効果的な集客が期待できます。読者にとって有益な情報を発信し続けることは、顧客との関係構築やリピーターの醸成にも役立ちます。
メルマガで集客するメリット
メルマガを活用した集客には多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを3つ紹介します。
- 低コストで実施できる
- アプローチできるユーザーが多い
- 成果を数値で判断できる
低コストで実施できる
メルマガは、Web広告やダイレクトメール郵送などの方法に比べて低コストで実施できる点が大きなメリットです。
メルマガを配信するには、専用のメール配信ツールを使用する方法が一般的ですが、無料のツールや月額数百円ほどで始められるツールもあります。コンテンツも社内で作成することで、人件費のみで運用を開始することが可能です。
アプローチできるユーザーが多い
メールは世代を問わず幅広く活用されている連絡手段で、特にtoでは一般的に使用されています。効果的にリストを取得することで、多くのユーザーにアプローチできる点もメルマガのメリットといえるでしょう。
メール配信ツールによっては、セグメントごとに異なる内容のメルマガを一斉送信することも可能であり、多様なユーザーに対する効果的な集客につながります。
成果を数値で判断できる
多くのメール配信ツールには、開封率やクリック率など顧客の行動を測定する分析機能が備わっています。
例えば、「どの時間帯や曜日によく開封されたか」「クリック率の高い配信テーマはどれだったか」といった事実が客観的な数値で把握できるため、効果的な改善が可能です。
メルマガでの集客効果を高めるポイント
メルマガから集客効果を最大化するには、いくつかの押さえておきたいコツがあります。ここでは、メルマガの配信前後にできる工夫やコンテンツ作成のポイントを紹介します。
- ターゲットを具体的に設定する
- 配信時間と頻度を工夫する
- HTML形式のメールで訴求力を高める
- 読者の興味を引く件名にする
- 読者のニーズに合った内容にする
- 読みやすい構成に整える
- CTAの設置で行動を促す
ターゲットを具体的に設定する
ターゲットの設定は、メルマガ作成の軸となる要素です。「20代前半でWebマーケティングの知識が少ない初心者」のように具体的なペルソナを想定し、その層に響くテーマや表現を選ぶことが重要です。特に、読者は件名でメルマガを開封するかどうかを判断することが多いため、「これは自分に向けた情報だ」と思ってもらえるように工夫することが大切です。
配信時間と頻度を工夫する
メルマガが開封されやすい時間帯は、ビジネスモデルや読者の属性によって異なります。
一例として、toの場合は、多くの人が会社のメールをチェックする出勤直後の9時~10時頃に設定すると良いでしょう。お昼休み後の13時~14時頃も効果的とされています。同じビジネスパーソンがターゲットの場合であっても、toCなら出勤時間帯の7時~8時やお昼休みになる12時~13時、帰宅時間帯と重なる17時~18時頃に開封されやすくなるなど、傾向が異なります。
自社のターゲット層がメールを確認しやすい時間帯を分析し、配信時間を合わせることで開封率の向上が期待できます。
配信頻度は、週1回程度に設定して反応を確認しましょう。読者の負担にならないペースで定期的に配信することが、メルマガからの集客効果を持続させるポイントです。
HTML形式メールで訴求力を高める
メルマガには、主に「HTML」と「テキスト」と呼ばれる2つの形式があります。HTMLメールは画像の挿入や文字装飾などのデザインが可能で、文字のみで構成されたテキストメールよりも印象に残りやすくなります。
自社サイトと統一感のあるデザインにすることで安心感の醸成につながり、「お問い合わせはこちら」などのCTA(Call To Action)ボタンを目立たせると、コンバージョンを促す効果も期待できるでしょう。
HTML形式にすると開封率やクリック率の計測がしやすくなるというメリットもあります。
ただし、装飾が多くなると見づらくなるため注意が必要です。データの読み込みに時間がかからないよう、画像のサイズにも気を付けましょう。
読者の興味を引く件名にする
メルマガの件名は、開封率を左右する最重な要素です。読者が直感的に「メリットがありそう」「今すぐ読みたい」と感じなければ、開封してもらうことは難しくなるでしょう。
メルマガの件名を考える際のポイントとして、特典や緊急性を示すキーワードを入れる方法があります。例えば、「【早期特典あり】無料セミナー申し込み受付中」「締切間近!○○セールは明日まで」のように、ベネフィットや期限を明確に盛り込むことで興味を持ってもらえる可能性があります。
ただし、誇大表現や無関係な煽り文句は逆効果になるため避けましょう。
読者のニーズに合った内容にする
メルマガの内容は、自社が伝えたいことではなく、読者が知りたいことを中心に考えましょう。過去の開封率やクリック率の高いコンテンツを分析し、読者が求めている情報を見極めることが大切です。
例えば、セミナーの集客が目的なら、セミナーで得られる具体的なメリットや過去の参加者の声など、読者にとって役立つ内容も盛り込みます。
顧客目線に立ったコンテンツを提供し続けることで、「このメルマガは有益だ」と認識され、開封してもらいやすくなります。読者のニーズに合った内容にすると開封率やコンバージョン率が高まり、結果として企業側のメリットにつながります。
読みやすい構成に整える
メルマガは、一般的に次のような構成になっています。
- タイトル(件名):読者が最初に確認する部分。限定感・新規性・特典など興味を引くキーワードを入れる。
- ヘッダー:メルマガを開いたときの最上部に表示される部分。「○○通信 ○月○日号 本日のテーマは『△△について』」のように、統一されたフォーマットで件名や号数などの情報を簡潔に記載する。
- 導入文(リード文):本文への導入部分。誘導したいリンクや本文の要約を盛り込み、続きを読んでもらうための工夫をする。
- 本文:長文になり過ぎないよう、2~3行ごとに空行を入れて余白を作ると読みやすい。メルマガのテーマは1通につき1つに絞ることも重要。
- フッター:送信者に関する情報やメルマガを解除する方法など、特定電子メール法で義務付けられている内容を必ず記載する。
メルマガの効果的な書き方は、次の記事で詳しく紹介しています。
CTAの設置で行動を促す
読者の具体的な行動を引き出すには、「申し込みはこちら」「詳細を見てみる」などのCTAをわかりやすく設置することが大切です。それによって、読者が迷わず次の行動に移ることができます。
デザイン面では、ボタンを目立つ色にしたり、強調テキストを用いたりする方法が有効です。CTAを増やし過ぎず、重要なポイントのみに設置することも意識しましょう。
メルマガでの集客に成功した事例
ここでは、メルマガの活用によって集客に成功した企業の事例を紹介します。自社の戦略を考える際の参考にしましょう。
60万会員への配信でリード創出を加速|株式会社インプレス
IT分野の大手Webメディアを運営する株式会社インプレスは、toの見込み客創出のための主要チャネルとして、60万件以上のメール会員に向けて月間190万通以上のメルマガを配信しています。
既存のメール配信ツールに課題があり、自社のニーズに合った施策が実現できるメール配信ツールへの乗り換えを決めました。詳細なデータ分析やA/テスト、セグメント分けができることなど、ニーズを明確にしたうえでツールを検討したことが成功のポイントです。
また、同社は複数のメディアを運営していますが、まずは1つのメディアで3~4か月ほどテスト運用を行うスモールスタートの形を取りました。テスト運用によって、ツールが自社のニーズに合っているかどうかを確認したうえで本格的に導入した点が参考になります。
営業メルマガで商談・問い合わせ数が向上|株式会社リトル・ママ
子育て情報メディア運営のベンチャー企業である株式会社リトル・ママは、メルマガ戦略によって営業効率を飛躍的に向上させています。
従来は、営業担当者がリストをもとに電話や資料送付を行う手法が主でしたが、MA(マーケティングオートメーション)ツールを導入し、月1回の営業メルマガ配信を実施しました。営業手法も、資料のダウンロードやメール内リンクのクリックなど、反応があった企業をリスト化して優先的にアプローチする仕組みに変更したといいます。
結果として、これまでフォローできていなかった企業とも継続的な接点を保てるようになり、反応がなかった企業から突然「相談したい」と連絡が来るといった効果も現れています。さらに、メルマガによるリマインドが商談の取りこぼし防止にも役立っています。
メルマガによって営業効率や問い合わせ件数が大きく向上し、営業活動に直接的な成果をもたらしている好例です。
参考:「SATORI」でのメルマガ戦略で、営業の確度と効率が各段にアップ
HTMLメール導入で問い合わせ数と滞在時間が大幅改善|セイスイ工業株式会社
仮設水処理プラントのレンタル事業を営むセイスイ工業株式会社では、テキストメールでメルマガを運営していました。しかし、メルマガ経由の問い合わせが増えず、HTML形式のメールを導入してデザインを一新しています。
HTMLメールを導入することで効果測定が可能になり、効果的にPDCAサイクルを回す仕組みも整いました。結果的に、メルマガ配信1回あたり平均3件の問い合わせの創出に成功しています。さらに、メール経由でサイトを訪れたユーザーの滞在時間は、広告経由よりも6倍長くなるという成果も出ています。
参考:継続的なメール配信から問い合わせを獲得 | Zoho Campaigns 導入事例
メルマガで集客する際のポイント
メルマガで集客をする際は、次のようなポイントを押さえておきましょう。
- 作業を効率化する
- 法律を遵守する
- スパム判定を避けるための対策を行う
作業を効率化する
メルマガは、継続的に行ってはじめて成果につながる施策です。そのため、無理なく継続できる運用体制を構築しましょう。
メルマガのデザインをテンプレート化すると、作業の効率化につながるだけでなく、統一感を演出できます。また、社内にあるコンテンツを二次利用したり、見せ方を変えたりすることで、新しいコンテンツを生み出すことも可能です。
HubSpotが提供している無料のメールマガジン作成ツールを活用すると、洗練されたデザインのテンプレートから目的に合ったものを選択するだけで、誰でも簡単にメルマガが作成できます。
また、AI機能が標準搭載されているため、件名や本文の自動生成、さらにはパーソナライズされたコンテンツの提案まで対応可能です。メルマガを活用した集客に、ぜひご利用ください。
法律を遵守する
メルマガは、迷惑メールを防止することを主な目的とした特定電子メール法を遵守したうえで運用する必要があります。
同法では、広告メールを送信する際、事前に受信者の明確な同意(オプトイン)を得ることが義務付けられています。また、メルマガの配信を停止する方法を明記し、読者がいつでも購読を解除(オプトアウト)できるようにしなければなりません。
ルールを正しく理解したうえで、メルマガを適切に運用しましょう。
スパム判定を避けるための対策を行う
大量のメールを同じサーバーやドメインから送信すると、受信側のメールシステムで自動的に迷惑メールと判定される場合があります。一度スパム判定を受けてしまうと受信トレイに届きづらくなり、開封率が極端に下がってしまうため注意が必要です。
特に、GmailやYahoo!メールなどのフリーメール宛ての一斉配信は迷惑メールフォルダに入りやすいといわれています。信頼性の高いメール配信ツールを利用したり、SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証の設定を行ったりするなどの事前対策が有効です。
読者のニーズに合った情報提供でメルマガの集客効果を高めよう
メルマガをうまく活用すると、イベント集客や販促において継続的な集客効果が見込めるチャネルになります。本記事で紹介したポイントを押さえながら、読者にとって有益な情報を提供することで、集客につなげることを意識しましょう。
HubSpotが提供するメール作成ツールは、メルマガのテンプレートや文章の自動生成機能、パフォーマンス分析機能など、メルマガ配信に必要な機能が充実しています。メルマガの集客効果を高めたい方は、ぜひご利用ください。
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