Facebook広告の種類や特徴・選ぶ際の3つのポイント

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室橋 健(むろはし けん)
室橋 健(むろはし けん)

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世界最大級のSNSであるFacebook(フェイスブック)は、国内の月間アクティブユーザー数が2,600万人、世界では29億人にのぼります。

Facebook広告の種類や特徴・選ぶ際の3つのポイント

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ユーザーの年齢・居住地などのプロフィール情報や、Facebook上での行動情報を元にした高精度のターゲティングが可能な「Facebook広告」は、ビジネスにおける集客やブランド認知度アップに活用されています。

マーケティング効果の期待できるFacebook広告ですが、広告の種類や設定項目が多く、広告運用の知識がないとむずかしく感じるかもしれません。

本記事では、Facebook広告の種類とそれぞれの特徴、選ぶ際のポイントについて、はじめて利用する方にも分かりやすくご紹介します。

基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド

Facebook広告のフォーマットの種類は9つ

Facebook広告で利用できる、主要なフォーマットを9つご紹介します。

  1. 写真広告
  2. 動画広告
  3. ストーリーズ広告
  4. Messenger広告
  5. カルーセル広告
  6. スライドショー広告
  7. コレクション広告
  8. プレイアブル広告
  9. インスタントエクスペリエンス

参考:Facebook Ad Formats for Different Goals | Meta for Business
 

1. 写真広告

もっとも一般的なFacebook広告は、画像とテキストで作成する「写真広告」です。画像で商品のイメージを伝えられるため、飲食、アパレル、小売などさまざまな業界に適したフォーマットといえます。

画像の印象や挿入するテキストがクリック率に影響するため、魅力的な画像を使用し、画像やテキストのクリエイティブ推奨事項を守って作成するとよいでしょう。

写真広告

出典:Facebook広告ガイド > 画像 > Facebookフィード

写真広告のクリエイティブ推奨事項については、下記の記事を参考にしてください。

 

2. 動画広告

「Facebook動画広告」は、画面に広告が表示されると動画が自動再生され、静止画像よりも多くの情報をユーザーへ届けられるのが特徴です。商品やサービスについてストーリー性をもって表現できるため、ブランドイメージをよりリアルに伝えられます。

動画の長さは1秒∼241分まで対応可能ですが、Facebook公式では、動画を最後まで閲覧してもらうために15秒以内に収めることが推奨されています。

動画広告

出典:Facebook広告ガイド - 動画広告

動画広告の詳細については、下記の記事を参考にしてください。

 

3. ストーリーズ広告

「Facebookストーリーズ広告」は、縦型のフルスクリーン表示による没入感を演出できる広告フォーマットです。動きや音声で見る人をすばやく引きつけ、サービスやビジネスの特徴を印象付ける効果があります。

静止画像の場合は5秒間、動画は1秒∼2分(15秒ごとにストーリーズカードに分割)まで表示可能です。

ストーリーズ広告

出典:Facebook広告ガイド - Facebookストーリーズ
 

4. Messenger広告

世界で13億人が利用するメッセージアプリのMessenger(メッセンジャー)へも、Facebookから広告を出稿できます。

「Messenger広告」は、Messengerアプリのチャット一覧ページに表示され、ユーザーが広告をタップするとMessenger内のCTA付き画面を経由し、チャットや広告主のFacebookページへユーザーを誘導します。

Messenger広告

出典:Messenger広告 - Meta for Business
 

5. カルーセル広告

「Facebookカルーセル広告」は、1つの広告で最大10点の画像や動画を表示し、それぞれに異なるリンクを設定できる広告です。

1つのプロモーションを多角的に見せたり、複数の商品を紹介できるなど、ストーリー仕立ての訴求ができます。

カルーセル広告

出典:Messenger広告 > カルーセル

カルーセル広告の詳細については、下記の記事で紹介しています。

 

6. スライドショー広告

「Facebookスライドショー広告」は、数枚の広告付き画像を自動でスライドする広告フォーマットです。連続して表示することで、静止画像であってもストーリー性のある広告が作成できます。

動画を使用した動画広告やカルーセル広告よりも少ないデータ量で済むため、読み込みが速いというメリットもあります。

スライドショー広告

出典:スライドショー広告 - Meta for Business
 

7. コレクション広告

商品点数の多いECサイトなどの場合、商品をカタログのように表示できる「Facebookコレクション広告」がおすすめです。

カバー画像(または動画)の下部に商品画像3点が表示され、インスタントエクスペリエンスから商品やサービスの閲覧・発見・購入へと誘導できます。

コレクション広告

出典:Facebook広告ガイド > コレクション
 

8. プレイアブル広告

「Facebookプレイアブル広告」は、アプリやゲームの体験型広告です。広告が画面に表示されると自動で動画が再生され、クリックするとインストールなしで簡単なチュートリアルを試せます。

「無料でインストール」などのCTAボタンから、App StoreまたはGoogle Playストアへ遷移する仕組みです。

プレイアブル広告

出典:プレイアブル広告 - Meta for Business
 

9. インスタントエクスペリエンス

インスタントエクスペリエンスは、広告のクリック後にフルスクリーンで表示される広告フォーマットです。

写真広告、動画広告、スライドショー広告、コレクション広告などの、ほとんどのFacebook広告フォーマットで適用されます。

インスタントエクスペリエンスのクリエイティブ推奨事項については、こちらの記事を参考にしてください。

 

Facebook広告の配置の種類一覧

Facebook広告の「配置」とは、広告を表示させるページや、画面上の位置・レイアウトのことです。Facebook広告の配置の種類は下記のとおりです。

  • Facebookフィード
  • Facebook右側広告枠
  • Facebookインスタント記事
  • Facebookインストリーム動画
  • Facebook Marketplace
  • Facebook上の検索結果

広告フォーマットによって選択できる配置は異なるため、作成の際には、Facebook広告ガイド - Meta for Businessの「配置」のドロップダウンリストで確認しましょう。

Facebook広告の各配置の特徴について、1つずつ解説します。
 

Facebookフィード

Facebookのホームページ中央に表示される「Facebookフィード」は、登録している友達・グループ・ページ・広告主の最新の投稿が表示される場所です。一般の投稿の間に表示されるため、自然と目につきやすく、ブランドの認知度アップに適した配置です。
 

Facebook右側広告枠

「Facebook右側広告枠」はデスクトップ専用の広告フォーマットで、各ページの右側の枠に表示されます。画面をスクロールしても追従されるため、視覚に入りやすい配置です。キャンペーンやお得情報などを配信したい時におすすめです。

Facebook右側広告枠

 

Facebookインスタント記事

「Facebookインスタント記事」は、読み込み速度を上げるために、モバイルに最適化した広告配置です。モバイルの利用率の高いターゲット層向けの広告に活用すると効果的です。
 

Facebookインストリーム動画

インストリーム動画とは、ユーザーが再生している動画の途中や始まる前に配信される動画広告です。「Facebookインストリーム動画」では、5秒∼10分の動画を使用できます。動画で訴求できるため、商品のPRやアプリなどの広告として活用するとよいでしょう。
 

Facebook Marketplace

「Facebook Marketplace」はFacebookのストア機能です。アイテムを探して購入するための場所であるため、ショッピングに積極的なユーザーにリーチできます。
 

Facebook上の検索結果

ユーザーがFacebook上で検索をした際に、検索結果一覧の上部や目立つ位置に広告を表示します。特定の商品やサービスの販売を促進したい場合に役立ちます。
 

Facebook広告の掲載目的で選ぶCTA(行動喚起)の種類

Facebook広告では、広告掲載の目的に合わせて、行動喚起のためのコールトゥアクション(CTA)ボタンを設置できます。

Facebook広告ガイドページで広告掲載の目的を選択すると、利用可能なコールトゥアクション(CTA)が表示されます。

行動喚起のためのコールトゥアクション(CTA)ボタン

例えば、目的が「ブランドの認知度アップ」の場合のコールトゥアクションは、以下から選択できます。

  • 申し込む
  • ダウンロード
  • 詳しくはこちら
  • 応募する
  • 購入する
  • 登録する
  • 他の動画を見る
  • フォローする
  • カメラで試す
  • 予約する
  • 予約リクエスト
  • 上映時間を表示
  • WhatsAppメッセージを送信
  • お問い合わせ
  • 聴く
  • メッセージを送信
  • メニューを見る
  • 見積もり

目的によって、「在庫の確認」「予約する」「注文する」などのボタンが追加されることもあります。
 

Facebook広告の種類を選ぶ際の3つのポイント

Facebook広告には多数のフォーマットや配置があり、どの広告を利用すべきか迷っている方も多いでしょう。

本章では、紹介したい商品・サービス・ビジネスなどに最適なFacebook広告の種類の選び方・選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
 

1. キャンペーンの目的・ターゲット層を明確にする

広告キャンペーンの運用を始める前に、まずはキャンペーンの目的を明確にしましょう。例えば、「ブランドの認知度アップ」「Webサイトのコンバージョンの促進」「開催予定のイベントの集客」「実店舗への来店者数の増加」といった内容です。

目的がブランドの認知度アップであれば、ブランドを知らない人やこれから増やしたいターゲット層の、年齢・性別・職業・趣向などを想定する必要があります。

なお、Facebookの年齢別の利用率は30代と40代が最も多いため、ターゲットが10代∼20代であれば、若年層の利用者の多いInstagram広告との連動も検討するとよいでしょう。

ターゲティングに関する詳細は、こちらの記事で解説しています。

 

2. ターゲットにリーチできるフォーマットや配置を選ぶ

キャンペーンの目的やターゲット層を確認できたら、そのターゲットにリーチできるフォーマットや配置を選びましょう。

例えば、スポーツ用品やアウトドア関連商品などの商材のフォーマットは、動画広告やストーリーズ広告で動きのある訴求をすると効果的です。

配置で悩んだ時は、デフォルトの「自動配置」がおすすめです。自動配置とは、Facebookと連携したプラットフォーム(Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network)の中から、広告効果が最大化する配置を機械学習で予測する機能です。

使用する広告の種類を前提にしてキャンペーンの目的を考えるのではなく、自社のマーケティングのニーズを踏まえて広告を作成しましょう。
 

3. キャンペーンごとに広告の種類を変えることも検討する

すべてのキャンペーンに同じ種類の広告を用いるのではなく、キャンペーンの目的に合わせて最適な種類を検討してみてください。さまざまな種類の広告とキャンペーンの組み合わせを試し、オーディエンスに合わせて広告戦略を最適化しましょう。

また、競合他社やベンチマーク企業がどのような広告を出しているかを研究することも大切です。競合調査に役立つ「Facebook広告ライブラリ」については、こちらの記事でご紹介しています。

 

目的に合わせて最適なFacebook広告の種類を選定しよう

Facebook広告には「写真広告」「動画広告」「ストーリーズ広告」などのフォーマットがあり、掲載する配置をフィード・発見タブ・広告枠などから選択できます。

広告の種類によって、ユーザーに与える印象やリーチしやすいターゲット層が異なるため、キャンペーンの目的に合わせて最適なFacebook広告の種類を選定しましょう。

Facebook広告の運用をこれから始めようと考えている方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

基礎と事例を解説!Facebook広告完全ガイド

トピック: Facebook広告

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