16639929425393403SEO対策を行う際に、最初に実施しなくてはいけないのが「キーワードの選定」です。

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検索ボリューム(検索回数)の大きなキーワードで検索結果に上位表示できれば、自社のウェブサイトに多くの見込み客が訪れてくれて、売上の向上にも繋がりやすくなるでしょう。

ただし、SEO対策を行うキーワードは、ただ検索ボリュームが大きければ良いというわけではありません。

検索ボリュームが大きくても、自社事業の売上拡大に貢献できないキーワードであれば、流入を増やしてもあまり意味はありません。

そこで本稿では、SEO対策における検索キーワードの選定方法を具体的に解説していきます。

対策するキーワードの洗い出し方から検索ボリュームの調べ方、洗い出した検討リストから実際にSEO対策を行うキーワードの絞り込み方まで、詳しくご紹介します。

SEOで対策すべきキーワードとは?

SEOで対策すべきキーワードとは?検索キーワードとは、ユーザーがGoogle などの検索エンジンの検索窓に入力するキーワードを指します。

SEOにおいては、自社の事業・サービスの見込み客が検索していることが想定され、かつ売上増加やリード創出といった自社の目的達成に貢献する検索キーワードを選定することが大変重要です。

キーワード選定を誤ると、コンバージョンにつながりにくくなり、期待通りの成果をあげられません。

適切にキーワードを選ぶためには、コンテンツの対象ユーザーがそのキーワードで検索しそうか、検索するユーザーが一定数いそうか、といったことを調査する必要があります。
 

検索キーワードの選定方法

検索キーワードの選定方法それでは、具体的にどのようにして検索キーワードを選定すればよいのかを解説していきます。

  1.  記事制作の目的を明確にする
  2.  目的に合うキーワードを網羅的にリストアップする
  3.  検索ボリュームを調べる
  4.  キーワードを選ぶ
  5.  対応に優先度をつける

 

1. 記事制作の目的を明確にする

具体的なキーワードの選定に入る前に、まずなぜその記事を制作するのかという目的を明確にすることが重要です。

自社商品の認知か、あるいはリード創出が目的なのかによって、選ぶべきキーワードは異なります。

たとえば「CRM」は認知拡大に近く、リード創出などにつながります。

また、「CRMツール 比較」はすでに比較検討しているユーザーがよく検索するキーワードのため、自社商品の認知を増やしたい場合に有効です。

まずは目的を明確にし、その目的を達成できそうなキーワードを次の手順でリストアップしましょう。
 

2. 目的に合うキーワードを網羅的にリストアップする

まずは、自社サイトで獲得したいジャンルやキーワードを網羅的にリストアップしてみましょう。
この検索キーワードの洗い出し方には、以下のようなものがあります。

  • 過去にコンバージョンが発生した検索キーワード
  • 競合他社のコンテンツが上位表示しているキーワード
  • 周辺キーワードや、あわせて検索されやすいキーワード

それでは、それぞれの具体的な洗い出し方を確認してみましょう。
 

過去にコンバージョンが発生した検索キーワードを洗い出す

過去に実際にコンバージョンが発生した検索キーワードは、ほかの見込み客も同じキーワードで検索する可能性が高いです。

コンバージョンに至ったキーワードは、「Google Analytics」と「Google Search Console」というツールを併用すると計測できます(以前はGoogle Analyticsのみで計測できましたが、SSL化により流入キーワードが計測できなくなりました)。

具体的には、まずGoogle Analyticsでコンバージョンが発生しているページを確認します。

その後、Google Search Consoleで、コンバージョンが発生しているページが、どのキーワードでクリックされていたかを確認します。

この流れで、コンバージョンが発生しているキーワードをおおよそ特定できます。

なお、Google Analyticsでコンバージョンを確認するためには、事前に設定が必要です。

もしマーケティング予算がある場合は、Google 広告などでコンバージョンが発生しやすそうなキーワードで広告を出稿し、実際にコンバージョンが発生するかをチェックしてみるのもよいでしょう。

なお、2023年7月からは、2022年現在主流として使われているGoogle Analyticsのトラッキングコードは使用できなくなり、GA4と呼ばれる新しいトラッキングコードに移行します。

よって、今からCV数の計測を始める方はGA4で計測するとよいでしょう。

GA4について詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
 

競合他社のコンテンツが上位表示しているキーワードを洗い出す

自社事業・サービスの競合他社が上位表示している検索キーワードは、自社事業・サービスの見込み客も検索する可能性が高いため、検索キーワードのリストに加えるようにしましょう。

競合他社が上位表示している検索キーワードを知る方法としては、Ahrefs(エイチレフス)などのSEO用ツールを用いると簡単に調査できます。

また、リスティング広告にも注目しましょう。リスティング広告とは、Google で検索したときに検索キーワードに連動して検索結果に表示される広告で、検索連動型広告とも呼ばれています。

競合他社が上位表示しているキーワードと同様に、競合他社がリスティング広告を出稿しているキーワードも見込み客が検索する可能性が高いため、候補に入れておきましょう。
 

周辺キーワードや、あわせて検索されやすいキーワードを追加する

たとえば、Google の検索窓に「生命保険」と入力すると、検索結果の下部に「他のキーワード」として複数のキーワードが表示されます。周辺キーワードや、あわせて検索されやすいキーワードを追加するこれは、「生命保険」というキーワードを検索したユーザーが、あわせてよく検索するキーワードです。これらのキーワードは「関連キーワード」と呼ばれます。

この関連キーワードは、見込み客が検索している可能性が高いため、リストに加えておきましょう。

関連キーワードの取得には、Google の「キーワードプランナー」も活用できます。「新しいキーワードを見つける」機能を使うと、検索キーワードの関連キーワードを調べられます。このようなツールも併用することで、自分で検索キーワードをリストアップした際の漏れを防ぎ、網羅的にキーワードを洗い出すことができます。
 

3. 検索ボリュームを調べる

候補となる検索キーワードをリストアップしたら、キーワードの「月間検索ボリューム」を確認しましょう。

「月間検索ボリューム」とは、1か月間にそのキーワードが検索された回数のことです。

検索ボリュームが大きいと、ユーザーの流入が多く見込める一方、競合が多く上位表示の難易度が上がります。

一方、検索ボリュームが小さいと、ユーザーの流入は限られるものの、競合が少なく特定のユーザーに効率よくアプローチできます。

検索ボリュームは、月間で期待できるPV数を把握し、そのキーワードで記事制作すべきかどうかの判断材料となるのです。

検索ボリュームは、Google のキーワードプランナーや、AhrefsKeyword Toolなどで調べられます。

ここでは、キーワードプランナーでの調べ方を紹介します。周辺キーワードや、あわせて検索されやすいキーワードを追加する_2

  1.  キーワードプランナーにアクセスして、[検索のボリュームと予測のデータを確認する]をクリックします。
  2.  リストアップした検索キーワードを1行に1つずつ、またはカンマで区切ってすべての検索キーワードを1行に貼り付けてください。
    キーワードが大量にある場合は、csvファイルでアップロードすることもできます。検索ボリュームを調べる_2
  3. 「月間平均検索ボリューム」の欄で、各キーワードの検索ボリュームを確認できます。その他にも、検索ボリュームの傾向や競合性の高さ、リスティング広告の入札単価も確認できます。 検索ボリュームを調べるここで一点注意しておきたいのは、キーワードプランナーで詳細な検索ボリュームを知りたい場合は、広告出稿が必要だという点です。
    広告出稿なしでキーワードプランナーを使った場合は、検索ボリュームが「1,000~10,000」のように概算でしか表示されません。検索ボリュームが1,000と9,900では約10倍も差があるため、どのキーワードからトラフィックを得られているのかといった効果検証を正確に進めにくくなります。
    そのため、できれば少額でも広告を出稿し、詳細な検索ボリュームを把握するようにしましょう。
  4. 画面右上にあるダウンロードボタン(下矢印)をクリックして[過去のプラン指標]をクリックすれば、キーワードと検索ボリュームの一覧をcsvファイルでダウンロードできます。検索ボリュームを調べる

なお、上記でもご紹介した有料SEOツールの「Ahrefs」では、「キーワードエクスプローラー」という機能が利用できます。キーワードエクスプローラーでは、キーワードの検索ボリュームや難易度を調査できます。

また、対象キーワードの検索上位サイトの被リンク調査も行えます。そのほかにも、ソーシャルメディアで話題になっているキーワードを探せる「コンテンツエクスプローラー」など便利な機能がたくさんあります。

Ahrefs以外にも、優れたSEOツールはいろいろあるので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

もっと詳しくSEOキーワード検索ツールについて知りたい方は以下の記事をどうぞ。

4. キーワードを選ぶ

ここまでの工程を経ることで、検索キーワードとその検索ボリュームのリストができあがります。

このリストからキーワードを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。
 

検索意図を確認する

ユーザーの検索意図と、自分たちが想定している検索キーワードとズレがないかを確認しましょう。

もし検索意図がズレていそうなら、そのキーワードを候補から外します。

一方、検索意図が同じようなキーワードが複数ある場合は、ひとつのコンテンツにまとめるのも手段のひとつです。

たとえば、「MAツール 比較」と「MAツール おすすめ」の検索結果はほぼ同じになるため、検索意図もほぼ同じと考えられます。

この場合は、各キーワードに対してコンテンツを用意するのではなく、ひとつのコンテンツでこれらのキーワードでの上位表示を目指すのがいいでしょう。
 

ある程度検索ボリュームが多いキーワードを選ぶ

検索キーワードは、検索ボリュームの大きさやキーワードの形によって「ビッグワード」「ミドルワード」「ロングテールワード」に分けられます。

「ビッグワード」と「ミドルワード」は、検索ボリュームがそこそこ多く、上位表示することで多くのトラフィックを見込めます。

一方、「ロングテールワード」は検索ボリュームが少ないが、ユーザーのニーズがはっきりしており、コンバージョンが発生しやすいキーワードだと言えます。ある程度検索ボリュームが多いキーワードを選ぶ

トラフィックやPVを期待する場合は、期待するPV数から逆算して、ある程度トラフィックがあるビッグワード、ミドルワードを選ぶとよいでしょう。
 

コンバージョンが発生しやすいキーワードを選ぶ

コンテンツからリード創出や商品購入につなげたい場合は、とくにコンバージョンにつながりやすいキーワードを選ぶのが重要です。

トラフィックはある程度少なくなりますが、ロングテールワードから選ぶとよいでしょう。
 

5. 対応に優先度をつける

キーワードを選定したら、どのキーワードから対策を行うのか優先度をつけましょう。たとえば、優先度をつける際には以下のような基準があります。

  1. コンバージョン(リード創出や商品購入)へのつながりやすさ
  2. 検索ボリューム
  3. 現時点での検索結果における順位(すでにコンテンツがある場合)
  4. 自社の強みをいかせる領域かどうか
  5. 競合の多さ

検索ボリュームが大きいキーワードは、上位表示したときに多くのトラフィックを見込める一方で、競合が多く上位表示の難易度は高いと言えます。

目的にもよりますが、これからコンテンツを作るという場合は、まずは検索ボリュームが小さくてもコンバージョンが生まれやすいキーワードでコンテンツを作ると、成果が見えやすくなるでしょう。

また、既存のコンテンツがある場合は、すでに成果が出ているキーワードの優先度を下げ、検索順位やコンバージョン率が振るわないキーワードを優先的に対策するとよいでしょう。

このように、自社の目的も考慮しながら、対応するキーワードへの優先度をつけていきます。
 

検索キーワードに関するよくある疑問

検索キーワードが選定できても、うまく活用できなければ、競合サイトなど、ライバルを抑えて検索上位表示を獲得できませんし、売上の向上にもつながらないでしょう。

そこで、ここでは検索キーワードに関するよくある疑問をいくつか紹介します。
 

1. タイトルには必ずKWを入れた方がいい?

Google は、タイトルに含まれるキーワードを、コンテンツの内容を把握するためのシグナルとして用いています。よって、キーワードがタイトルに含まれるよう、ある程度意識することは重要です。

また、検索したユーザーにとっても、キーワードが含まれているタイトルのほうが、一目でどのような記事か分かりやすいため、クリックする可能性が高くなります。

では、タイトルのどこにキーワードを含めるのが効果的なのでしょうか。

よく「キーワードはタイトルの先頭にもっていくとよい」といわれていますが、検索順位に対するSEO効果という意味では、実は必須ではないのです。

実際に何らかのキーワードで検索をしてみても、検索上位表示されているサイトは、先頭にキーワードがあるサイトばかりではありません。

ただし、キーワードをなるべく先頭のほうに持って行くことで、タイトルを読んだときに最初にキーワードが目にとまるため、クリックしてもらいやすくなるでしょう。

しかし、それよりもユーザーの興味を引くようなタイトルを考え、設定するほうが効果を見込めるでしょう。
 

2. 語順にも配慮すべき?

検索意図や検索ボリュームが異なる場合があるため、配慮すべきと言えるでしょう。

自社の目的やコンテンツで提供しようと考えている情報と、検索意図が合致しているキーワードを選び、よりユーザーの意図に即した語順になるよう調整しましょう
 

3. 日本語表記、カタカナ表記にも配慮すべき?

日本語とカタカナでは検索ボリュームが異なる場合があるため、配慮すべきと言えるでしょう。

検索ボリュームが大きいほうを選ぶことで、より多くのトラフィックを期待できます。
 

まとめ

やみくもに検索ボリュームの多いキーワードの対策をしても、売上には貢献しません。

自社の事業の売上に貢献する検索キーワードに絞ってSEOを行わなければ、アクセス数は稼げてもコンバージョンには繋がりません。

検索キーワードの選定を行う過程で、検索ユーザーの検索意図についての理解も深められます。どのようなコンテンツを作れば検索意図を満たせるのかも見えてくるでしょう。

検索意図を満たしたコンテンツはユーザーから支持されるので、Google からの評価も高まります。そのため、キーワード選定はSEOにおいて非常に重要なのです。

今回ご紹介した具体的な手順に基づいてキーワード選定を行い、ユーザーのニーズ・インサイトを把握し、Google から評価を受けるサイト制作を心がけましょう。

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元記事発行日: 2019年12月04日、最終更新日: 2023年1月19日

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