Googleによる検索結果上位表示の評価につながる指標として、被リンク効果が有効なことは揺るぎない事実です。また、被リンクによる評価を上げるために被リンク売買サービスを利用した意図的な操作も見受けられます。

検索結果が被リンク売買サービスで購入した被リンクで意図的に検索順位を操作できるのであれば、インターネットユーザーにとって、検索エンジンの信憑性は失われるでしょう。

そのため、Googleはコンテンツの品質条件として、EAT(Expertise:専門性、Authoritativeness :権威性、TrustWorthiness:信頼性)を重視するようになりました。

また、Googleが発信する検索品質評価ガイドラインにあるYMYL(Your Money or Your Life)領域では、EATをより重要視する方向でアップデートされています。

さらに、検索品質評価の向上のために、Googleはリンク先のページ評価を無効化する「ref=”nofollow”」の仕様を変更しました。

つまり、EATの要素を高めることでGoogleに評価されやすいウェブサイトになるだけではなく、EATの要素を取り入れたい他サイトから自然にリンクを獲得できる可能性が高まるというメリットもあります。

そこで、本稿では「どのようにすれば自然な被リンクを増やすことができるか?」について、フォーカスしていきます。現在でも被リンクは検索品質評価として、重要な指標のひとつです。そのような現状に対して、自然な被リンクの増やし方について詳しく見ていきましょう。

自然な被リンクを増やすための基本ステップ

自然な被リンクを増やすには、どのように施策していけば良いのでしょうか?

被リンクを自然に増やすには、コンテンツが有効な手段になります。

ここからはコンテンツを有効的に活用して、被リンクを増やす手順と拡散方法について解説していきます。

 

1.検索ユーザーのニーズを知る

まず初めに自然な被リンクを増やすための有効なコンテンツを作るには、検索ユーザーのニーズを知ることが重要です。

検索ユーザーの検索クエリにより「どのようなニーズで検索したのか?」を理解して、ウェブサイトに反映していくことが結果的に検索ユーザーのニーズに応えていくことに繋がります。

検索ユーザーのニーズを知るためには、検索キーワードの調査を実施する必要があります。

気になる方は、以下のブログをチェックしてみてください。

SEO対策に効くキーワード調査の方法【初心者ガイド】

 

2.検索ニーズのウェブコンテンツ化

検索ユーザーのニーズをキーワード調査で洗い出し完了できたら、実際にウェブコンテンツに落とし込んでいきます。今回は、「カスタマーサクセス」というキーワードでSEO対策を実施したHubSpotの実例をみてみましょう。

「カスタマーサクセス」というビッグワードに紐づくページを、HubSpotではピラーページ、日本語で言うと、柱のページと呼んでいます。

このページは、ブログの場合もありますし、ウェブサイト内の一部ページという場合もあります。

そして、「カスタマーサクセス KPI」などの掛け合わせキーワードをニーズに分けてカテゴリ化し、どのような情報を1つのブログにまとめあげようか?というのを考えていきます。

例えば、「カスタマーサクセス KPI」という調べる人は、カスタマーサクセスという部署を立ち上げて、どのような目標を設定していけば良いか分からない、というニーズを持っているはずなので、検索ニーズが相違している「カスタマーサクセス 転職」というキーワードを同じブログ記事内に記述しない、といった具合です。

詳しい手順に関しては、以下の無料ebook内でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

SEOに強いブログ制作完全ガイド

 

2.被リンクを増やすにはコンテンツの質が大事

また、被リンクを増やすためのコンテンツ制作には、品質の高さも求められてきます。

それは、検索ユーザーのニーズに沿ったコンテンツだとしても相手目線でなければ伝わらないからです。

たとえば「相対性理論」について延々と説明されたテキストばかりの学術ページがあったとします。

専門的な内容を説明する学術ページだけに、教育者目線で専門用語ばかりで見づらいページになってしまえば「他にわかりやすく説明しているページないだろうか?」と離脱してしまう可能性が高くなるでしょう。

いくらニーズに対して詳しく解説されたページ制作を目指すとしても、検索ユーザーが理解しづらいコンテンツでは、品質が良いとは言えません。

ウェブページの離脱率が高まれば、ページ滞在時間を向上させることができません。

そのため、検索ユーザーの目線に立ったコンテンツの質を最適化することが被リンクを増やすポイントとなります。

 

コンテンツに対しての専門性強化

次に具体的なコンテンツの質を高めるための専門性の強化について解説します。

品質の高いコンテンツはキュレーションされた記事ではなく、専門性を強化することがユーザーの問題解決へ繋がります。

コンテンツの専門性を強化するためには、ウェブサイトのテーマとなるコンテンツを深堀して、検索ユーザーが疑問に思うであろうポイントを拾い出していきます。

そして、1つのウェブページだけに集約しないで、ウェブサイト全体のコンテンツを細分化して整理していきます。

一つひとつのウェブページを丁寧に制作することによって、検索ユーザーにとっても検索エンジンに対しても評価されるコンテンツとなります。

そのため、コンテンツ制作を実施する際は、可能な限り「1次情報」を盛り込むようにしてください。

 

3コンテンツの編集

次に、先ほど取り上げたコンテンツの質を向上させるためのコンテンツ制作の具体的な編集項目を見ていきましょう。

 

文章の見やすさ

ウェブページのコンテンツの基本は、検索ユーザーの「調べもの」に対する答えを返すことです。

そのため、ウェブページ内のテキスト文章の見やすさはページ全体の第一印象として、重要なポイントとなります。

もしも、ウェブページが見づらい文章や意味不明な文章で制作されていたなら、検索ユーザーはすぐにブラウザを閉じてしまうでしょう。

そこでユーザーのページ離脱を回避するために、文章を見やすくするためのコツを以下のように5つのポイントに分けて紹介します。

  • 見出し
  • 改行と余白
  • 箇条書き
  • 目次
  • 画像や図解の挿入

 

見出し

文章を見やすくするには、1つのウェブページ内で「見出し」を設置することが重要です。

「見出し」は検索ユーザーのニーズをウェブページと一致させるために、大きな効果をもたらします。

その理由は、検索ユーザーは、ウェブページに訪問した際にページをスクロールして全体の内容を確認するからです。

そして、自分の求める内容がある「見出し」を発見すれば、改めて「見出し」以下の文章を読む流れになります。

つまり、検索ユーザーが簡単に読むべき箇所を理解できるように、見出しを構成する必要があります。

 

改行や余白

文章を読みやすくするには、適度な改行や余白が必要になります。改行や余白のない敷き詰められた文章では、検索ユーザーにとって読みづらいウェブページと判断されてしまうからです。

スマートフォンで閲覧した場合に、2~3行毎に改行を入れておくと良いでしょう。

 

箇条書き

箇条書きは内容の理解を助けることができて「見出し」に匹敵する読みやすさを向上させる効果を持っています。

長文のウェブページの中で、箇条書きを要所に挿入してあげると「何について取り上げている文章なのか?」の要点をまとめて提示できるため、ユーザーの理解を促すことができます。

 

目次

ウェブページに「見出し」を設置することで、文章全体の要点が大枠で表現できるようになります。

さらに、設置した「見出し」をウェブページの冒頭に「目次」として表示させることにより、検索ユーザーのページチェックの時間短縮にもつながるのです。そのため、「見出し」を設置したら、目次機能を追加することをおすすめします。

 

画像や図解の挿入

コンテンツの制作にあたって、テキストだけでは検索ユーザーの理解を得ることが難しいケースもあるでしょう。

画像や図解(グラフ・分析データなど)を適材適所に挿入することで、説明文に対する理解を高めることになります。

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4.ソーシャルネットワークでの拡散

制作したコンテンツを多くのユーザーに見てもらうためにSNS(ソーシャルネットワークサービス)での拡散が有効的な手段になります。

 

5.寄稿による被リンク獲得

自社内のブログだけではなく、自分が他社のブログで寄稿をするという手段も被リンク獲得においては有効的な手段です。

自社のビジネスとWin-Winの関係を築ける相手であれば、ブログを執筆してもらえるというのは、かなり嬉しいことです。

しかし、そのためにも日頃から自社ブログで継続的な発信を行い、認知度を高める必要があることをお忘れなく。

【リンクビルディング戦略】被リンク獲得用メール9つの実例

 

どのようなトピックの記事が良質な被リンクを獲得しやすいか?

さて、これまで解説してきたコンテンツ制作をふまえて「どのようなトピック記事であれば良質な被リンクを獲得できるか?」についてみていきましょう。ここでは、3種類のトピック記事を取り上げてみました。

  • 専門性の高い記事
  • 発信元が明確で信頼される記事
  • ユーザーにとって役立つ記事

 

専門性の高い記事

専門性の高い記事が被リンクを獲得しやすい理由は、1つのテーマに特化した専門知識が集結されていることにより、コンテンツも一貫したテーマで膨らみ検索エンジンから評価されやすくなるからです。

実際に、HubSpotの日本ブログでも、HubSpotのカスタマーサクセス担当者が執筆をブログ記事が全ブログ内でも、多くのドメインから被リンクを受けています。

専門性が高い人物がブログ記事を書くことにより、オンライン上の情報を寄せ集めたようなブログよりも、1次情報を沢山盛り込むことができ、遥かに専門性が上がります。

専門性が高いブログの書き方が分からない方は、ぜひ社内のコンサルタントなどにブログを書いてもらえないか呼びかけてみるのも良いでしょう。

 

発信元が明確で信頼される記事

詳しく解説されているコンテンツも大切ですが、発信元が明確で信頼できることも検索エンジンの評価につながります。

特に専門的なウェブページになれば、コンテンツの真意や発信元の実績や評判などが大きく評価を左右されます。

各ブログには、著者を明示することや、その著者がどのような人物なのか、バックグラウンドを説明するようなページを準備しておくと良いでしょう。

ユーザーにとって役立つ記事

コンテンツ制作の大前提となる「ユーザーにとって役立つ記事」になっていることも良質な被リンクを獲得するためには重要です。

検索ユーザーが求めている記事は、検索クエリに対しての答えとなるコンテンツです。そのため、ユーザーの求める答えを的確に返してくれる記事こそが必要なのです。

つまり、雑記系のブログよりも深堀された特化型ウェブサイトのほうが、答えを求めて検索するユーザーにとって結果的に役に立つことになります。

ユーザーのニーズを確かめるためには、Googleキーワードプランナーなどを活用して、ニーズ調査を実施してみてください。

SEO対策に効くキーワード調査の方法【初心者ガイド】

 

リンクチェッカーで被リンク状況を確認

では、現状で所有するウェブサイトが「品質の高い被リンクを獲得しているのか?」について解説します。

自社ウェブサイトの被リンク状況を確認することで、自社ウェブサイトが良質な被リンクを獲得しているか、スパム的な被リンクを受けているかが分かります。

ウェブサイトの被リンク状況をチェックするには、無料や有料のリンクチェッカーを活用してウェブサイトの状態を診断していく必要があります。

 

被リンクの増加を目指す際に決してやってはいけないこと

最後に被リンクを増やす施策として、やってはいけないことを取り上げます。

被リンク対策を誤るとSEO効果がないばかりかGoogleによるペナルティの対象となり、ペナルティ解除のための修正や解除に時間や手間がかかってしまいます。

 

関連性のないウェブサイト同士で相互リンク

Googleによるウェブサイトの評価では、被リンクにも「質」という指標があります。被リンクはウェブサイトの評価指標として有効的ですが、関連性のないウェブサイト同士で相互リンクを行うことは、検索エンジンの評価に対して逆効果となります。

関連性のないウェブサイト同士が相互リンクを張る行為は、検索ユーザーを戸惑わせ不自然なリンクとみなされるのでお勧めできません。

専門性を求められるウェブサイトに成長していくためには、関連性の高いウェブサイトから紹介されることこそ検索エンジンに評価される指標となるのです。

 

低品質のウェブサイトからの外部リンク

また、低品質なウェブサイトからの外部リンクを受けた場合も自社のウェブサイトの品質を落とすことにつながります。

低品質とは、発信元が不明確で信頼性の乏しく、検索ユーザーに役に立たないウェブサイトのことです。

このようなウェブサイトからの外部リンクを受けないようにすることは難しいですが、被リンクの確認をすることにより対策することはできるでしょう。

低品質なウェブサイトからの外部リンクは否認をするようにしましょう。

低品質なバックリンクを否認してペナルティを回避する方法【被リンク】

 

被リンク自動ツールや被リンクの購入

さらに、被リンクを獲得するために被リンク自動獲得ツールや被リンクの購入をする行為はGoogleの評価を下げて、ペナルティを受けることにもつながります。

自然な形で獲得した被リンク以外は、不自然な被リンクという認識をもっておくことが賢明です。

 

これからの被リンクを増やす王道の手法

本稿で紹介してきた方法が、これからのWeb集客で被リンクを増やす王道の方法となります。

自然の被リンクを獲得するには、検索ユーザーと検索エンジンに向けた質の高いコンテンツを適切に取り込んでいくことが必要です。

本稿で紹介した「カスタマーサクセス」ブログを執筆した際の手順やノウハウを、下記の無料ebook内で詳しくご紹介していますので、ぜひダウンロードしてみてください。

 

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元記事発行日: 2019年10月11日、最終更新日: 2019年10月11日

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