今や企業活動にとって欠かせない存在のデジタルマーケティング。営業支援や広告出稿、データ解析、顧客管理など、さまざまな領域でWebマーケティングツールが活躍しています。
基礎から学べる マーケティング用語辞典
初心者でも理解しやすい用語辞典
- マーケティングの基本
- 代表的な7種類のマーケティング
- 顧客とのコミュニケーション
- マーケティング用語の学び方
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全てのフィールドが必須です。
そんなデジタルマーケティングの現場にいると、多くの専門用語が飛び交っていますよね。例えばマーケティング効果の測定領域だと、CPM、CPC、CTR 、CVR、CPA、CPVなど、似たような指標がたくさんあって、いまいち理解できていないものも多いのではないでしょうか。
本記事では、それぞれの業務領域で最低限知っておくべき用語を厳選して解説します。デジタルマーケティングに携わり始めたばかりの方は必見です。
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デジタルマーケティング指標関連用語
- Impression(インプレッション)
ネット広告において、広告が表示された回数を意味し、ブラウザー上で表示された回数を示します。一方、ブラウザーから広告配信用サーバーに対して広告の表示の要求がされた回数のことは「リクエスト」と表現します。 - コンバージョン(CV)
マーケティングにおける最終的な成果のことを意味します。何をコンバージョンとするかは事業者によって異なり、例えばECなどでは商品購入ですが、資料請求や会員登録などをCVとする場合もあります。 - CVR(コンバージョン率)
CVRは、サイトに対するアクセスのうちCVに至ったアクセスの割合を示す数値です。「CVR=コンバージョン数÷サイト訪問数(セッション数)×100」で計算されます。
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- ROI
ROI(Return on investment)は、投資に対して得られた利益を示す指標です。マーケティングにおいては、投資額は広告費などのマーケティング活動に費やした費用のことを示し、一般的に「利益÷マーケティング投資額×100」で計算されます。
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- ROAS
ROAS(Return On Advertising Spend)は、投資したマーケティング費用に対して得られた売上の割合を示した値です。
ROAS=広告経由の売上÷広告費用×100(%)が計算式となります。ROASは広告の費用対効果を示す値としてよく利用されます。 - CPM
CPM(Cost Per Mille)は、WEB広告の1000回表示あたりの単価を指します。「インプレッション単価」と表現されることもあります。 - CPC
CPC(Cost Per Click)は、クリック単価という意味です。WEB広告ではクリックによって課金されるタイプのものがあり、この広告の単価を指します。また、CPCを指標として用いる場合もあり、この場合かかったトータルの広告費をクリック数で割った数値となります。
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- CTR
CTR (Click Through Rate)は、インプレッション数であるユーザーへの広告の表示回数のうち、ユーザーが広告をクリックした回数の割合です。一般的に「CTR(%)=クリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100」で計算されます。 - CPA
CPA(Cost per Acquisition)は、顧客獲得単価を意味します。新規の顧客を創出するにあたって、1顧客あたりどれだけのマーケティングコストがかかったのかを示します。CPAは、マーケティングプランを作成する際に、その計画のための目標数値として設定され、よく利用されています。
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- CPV
CPV(Cost Per View)は、広告視聴1回あたりのコストを意味します。動画広告で用いられ、広告視聴単価として用いられる指標となります。Youtubeなどの動画広告の場合には、こちらのCPVが用いられています。 - CPE
CPE(Cost Per Engagement)は、1エンゲージメントに対する広告コストであり、エンゲージメント課金型の広告で用いられます。エンゲージ課金型広告とは、例えばGoogle エンゲージメント広告などのことを示します。広告によって何をエンゲージメントとするかの定義が異なっており、例えばGoogle の場合、「広告に2秒間カーソルを合わせて広告を展開」がエンゲージとして用いられています。 - CPF
CPF(Cost Per Fan/Cost Per Follow)は、LINE、Facebook、TwitterなどのSNS広告でフォロワーなどを獲得した際の費用対効果です。「CPF=発生した広告コスト÷新規フォロワー数/ファン数」で計算されます。 - リーチ
Web広告におけるリーチとは、広告の到達度を意味する指標です。フリークエンシーが回数であるのに対し、リーチは一定の期間内にそのWeb広告を見た人の実数、またはネットユーザー全体に占めるその割合を指します。 - ブランドリフト
ブランドリフトとは、ブランディング広告の効果を測る指標のことです。広告の接触グループと非接触グループを比較し、ブランドに対する認知や好感度、購買意欲などの差を検証することで、数値化しづらいブランディング広告の効果を測定します。
アドテク関連用語
- アドネットワーク
WEBサイトやSNSなど、複数のメディア媒体を集約して広告配信ネットワークを作り、これらに対してまとめて広告の配信をできるようにした仕組みのことを指します。 - DSP/SSP
DSP(Demand-Side Platform)とは、広告主側が広告出稿の費用対効果を高めるために利用するアドネットワークのプラットフォームです。一方でSSP(Supply Side Platform)とは、広告枠を提供するメディア側のプラットフォームです。
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- 3PAS
3PAS(3rd Party Ad Serving)とは「第3者配信」という意味になります。具体的には、複数のメディアにまたがって配信された広告を一括管理して効果測定を行うことができるアドサーバー(第三者配信アドサーバー)のことを指します。 - RTB
RTB(Real-TimeBidding)とは、DSPとSSPとをつなぎ、リアルタイムで1インプレッション当たりの広告配信に対して入札を行う仕組みを示します。これによって、広告主と媒体主の双方にとって最適な形での広告配信が可能となっています。 - DMP
DMP(Data Management Platform)とは、インターネット上の複数のサーバーに蓄積されているビッグデータや、自社のログデータなどを一元で管理する仕組みです。DMPによって、これらのデータを分析して、どのように広告配信を行うかを最適化することができます。 - CDP
CDP(Customer Data Platform)は、DMPと同じようにデータの一元管理と分析を行うシステムですが、個人識別情報や広告配信以外の社内情報もセキュアに管理できる点に特徴があります。 - メディアレップ
さまざまなメディアやSNSなどの広告枠を確保し、広告代理店に対して広告枠を提供するインターネット広告専門の代理店のことを示します。メディアレップでは、広告枠の提供に加え、広告の作成や効果測定なども業務として行います。 - アトリビューション
アトリビューションは、コンバージョンにいたった流入経路だけでなく、直接CVしなかった広告に対しても、CVへの貢献度を割り当てて評価する考え方です。例えば、直接商品購入にいたった広告だけではなく、その商品の認知につながった広告などもアトリビューション分析によって適切に評価することができるようになります。 - フリークエンシー
WEB広告においてフリークエンシーとは、ユーザーが広告に接触した回数を意味します。フリークエンシーが回数であるのに対し、リーチは人数を示す概念です。 - ターゲティング
ターゲティングとは、顧客を属性に分けてセグメンテーションしたあとに、いずれのセグメントの顧客に対して優先的にマーケティングを行っていくかを決めることです。
デジタル広告のカテゴリを表す用語
- ディスプレイ広告
一般的には「バナー広告」に代表されるもので、WEBサイト上の広告枠にテキストや画像、動画などの広告を表示することに対して課金される広告を指します。 - 検索連動型広告
Google などの検索エンジンで検索した際、検索キーワードに連動して表示される広告です。 - コンテンツ連動型広告
広告配信先のWebページに対して、サイトの内容と連動し、関連性の高い広告を表示させるクリック課金型の広告です。 - ネイティブ広告
WEBメディア上で、通常記事と同じ体裁で、同じユーザー体験を提供することを前提とした広告を指します。 - 動画広告
主には、YoutubeやTikTokなどの動画配信プラットフォーム上に動画の形式で配信される広告を指します。テキストがメインであるWEBメディアで動画広告が配信されるケースもあります。 - SNS広告
FacebookやTwitter、LINEといったSNSに対して配信することができる広告です。目的に合わせて、タイムラインなどさまざまな配信枠を選択できます。
SEO関連用語
- SEO
SEO(Search Engine Optimization)とは、Google などの検索エンジンにおいて狙ったキーワードやテーマで検索された際に上位表示されるよう、WEBサイトの構成やコンテンツを工夫することを意味します。 - オーガニック検索
検索エンジンの検索結果画面において、リスティング広告による広告の表示を除いた、純粋な検索結果として表示される部分のことを指します。 - Google アルゴリズム
Google 検索エンジン上でのWEBサイトの表示順を決めるルールを指します。SEO対策とは、このGoogle アルゴリズムを理解した上で、記事の検索順位があがるよう施策を行うものといえます。 - 検索クエリ
検索クエリとは、検索エンジンの検索窓に対してユーザーが入力した単語やフレーズ、複合語などを指します。 - ビッグキーワード/スモールキーワード
ビッグキーワードとは、検索エンジンにおいて検索ボリューム(検索数)が大きいキーワードであり、一方でスモールキーワードとは検索ボリュームの小さいキーワードを示します。どこからがビッグキーワードなのかは狙う業界やカテゴリによって異なり、相対的に判断される場合がほとんどでしょう。 - インデックス
インデックスとは、検索エンジンのデータベースに登録されることを示し、インデックスされることによって初めて、検索時に表示されるようになります。 - 被リンク
被リンクとは、該当のWEBサイトに対して外部のサイトからリンクが張られることです。Google アルゴリズムでは、この被リンクの数と質が一つの評価項目として挙げられています。 - 内部対策/外部対策
内部対策とはWebサイト内で行うSEO対策のことで、サイトのコンテンツを充実させたり、検索エンジンに評価されやすい形でコーディングをしたりすることです。外部対策とはWebサイト外で行うSEO対策のことで、主に被リンク関連の施策が該当します。 - Google Search Console
所有権を持つWebサイトの検索パフォーマンス全般を確認できるツールです。Google が無料で提供しています。
具体的には、サイトの検索順位や表示回数、検索クエリ、リンクを貼っている他サイトの状況、その他サイトが抱える検索上の問題点など、SEO対策に必要な情報を確認できます。 - Core Web Vitals
Core Web Vitalsとは、ユーザーがWebページを快適に利用できるかを測定する指標です。ページの読み込みパフォーマンス(LCP)、読み込み中のサイトの視覚的な安定性を測定するCLS、入力やカーソル移動などのアクションに対するFIDの3つの要素があります。
※2024年3月以降は、FIDに代わってInteraction to Next Paint(INP)が指標の一つになります。 - E-E-A-T
Google の検索品質評価ガイドでWebサイトの評価基準として定めている、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとった言葉です。Google は、これらの要素を満たしたコンテンツを、信頼できるコンテンツとして評価します。 - YMYL
「Your Money or Your Life」の頭文字を取った言葉で、Google の品質評価ガイドラインに定められた項目の一つです。お金や健康など人々の生活に大きくかかわるジャンルを意味します。YMYL領域を扱うWebサイトは、ユーザーの意思決定に大きな影響を与える可能性があるとして、Google はとくに厳格な評価基準を設けています。
アクセス解析関連用語
- PV
PV(Page View)は、WEBサイトや特定のページが何回ブラウザに表示されたかを示す数値です。 - セッション
セッションとは、あるサイトに訪問したユーザーがWebサイト上で行う一連の行動を示します。他サイトに遷移したり、ブラウザーを閉じたりするまでが、1セッションとして取り扱われます。 - UU
UU(Unique User)とは、特定の期間中にWEBサイトに訪問したユーザー数を指します。期間内に1人のユーザーが複数回サイトに訪問した場合でも、UUは1となります。
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- 直帰率
最初にアクセスしたページしか見られなかったセッションの割合を指し、サイトにやってきた訪問者が1ページだけ見て離脱した割合を示します。「直帰率=直帰したセッション数 ÷ 全セッション数」で計算されます。 - 離脱率
セッションにおける最後の閲覧ページになった割合を指し、ページにやってきた人が、どれくらいの割合で離脱したかを示したものです。「離脱率=離脱したセッション数 ÷ 全ページビュー数」で計算されます。 - 回遊率
1回のサイト訪問で、ユーザーが何ページ回ったかを表す割合のことを示します。「回遊率=ページビュー数 ÷ セッション数」で計算されます。
- サンクスページ
サンクスページとは、商品の購入完了時や、お問い合わせの完了時に表示されるページであり、コンバージョンを測定するためのタグが埋め込まれることの多いページにもなります。 - トラッキング
Webサイト内におけるユーザーの一連の行動情報を取得し、分析することです。トラッキングによって得た情報を活用することで、サイト改善やユーザー属性の分析、Web広告の効果検証などに役立てることができます。
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- Cookie
Webサイトでのユーザーの利用情報や入力データを保存する仕組み、または情報が保存されたファイルを指します。Cookieは、訪問先のwebサイトのドメインサーバーから送信されるファーストパーティCookie、訪問先のWebサイト以外のサーバーから送信されるサードパーティーCookieの2つに分けられます。
リターゲティング広告では、サードパーティーCookieを使ってユーザーを追跡する方法が主流でした。しかし、近年はプライバシー保護の観点から規制が厳しくなり、ファーストパーティデータや、Cookieに頼らない別の手法を取り入れたアプローチ方法に舵を切る動きが多く見られます。
- Google Analytics
Google が無料で提供する、Webサイトのアクセス解析ツールです。サイトを訪れたユーザーの属性や流入経路、サイト内の行動履歴などを確認できます。
2023年7月にUA(ユニバーサルアナリティクス)のサポートが終了し、現在はGA4(Google アナリティクス4)に切り替わりました。
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- チャネル
チャネルとは、Webサイトに訪問してきたユーザーの流入経路、媒体のことです。 - UI
UI(User Interface)とは、ユーザーとサービスとの接点を指します。例えば、ユーザーがWebサイト訪問時に見るフォントサイズやページレイアウトなどのデザイン、ボタンやカーソルの操作性など、ユーザーが触れるものがUIに該当します。 - UX
UX(User Experience)とは、製品やサービスを通じてユーザーが体験するすべてのことを指します。商品に触れた際に抱く印象や感情、使いやすさなどがUXに該当します。
ユーザーとサービスとの接点であるUIは、UXを構成する一部です。したがって、UIを最適化することはより良いUXの提供につながるといえます。
SNS関連用語
- エンゲージメント
SNSにおけるエンゲージメントは、ある投稿に対してどれくらいの「いいね!」やリプライなどのユーザーからの反応があったかを示す値として使われます。 - カルーセル
SNSにおいて複数の写真を投稿する際に、スライドショーのような形式で投稿できる形式をカルーセルと呼びます。 - タグ付け
投稿した画像やテキストに対して、別のユーザーアカウントを紐づけて投稿することを指します。 - ニュースフィード/タイムライン
SNSにおけるニュースフィードとは自分と他者が投稿したコンテンツが表示されるページのことで、タイムラインは自身が投稿したコンテンツが時系列などのルールで一覧表示されるページのことを示します。 - ハッシュタグ
SNSの投稿に、「#」をつけて入力したテキストがハッシュタグです。ハッシュタグはクリックが可能で、クリックするとそのハッシュタグがつけられた投稿が一覧で表示されます。 - メンション
SNSにおけるメンションは、投稿に対する返信の際に相手のユーザー名を指定して返事を書く機能です。 - シェア
他者が投稿したブログや画像、動画などのインターネット上のコンテンツを、自分自身のアカウントで引用し、情報を拡散することをいいます。 - UGC
UGC(User GeneratedContents)とは、一般ユーザーによって作られたコンテンツを指します。SNSでの投稿やブログ、食べログなどの投稿型サイトでの口コミなどが該当し、企業として追う場合は自社に言及されているUGCを計測すると良いでしょう。 - ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングとは、SNS上で消費者が発信する意見や感想を収集・分析し、マーケティングに活用する手法です。企業が用意した質問に答えるアンケート調査に比べ、より本音に近い消費者の声を集められるとして、注目を集めています。 - インフルエンサー
情報発信を行うことで、世間の人々の考えや行動に大きな影響を与えるユーザーのことです。具体的には、芸能人やタレント、スポーツ選手、専門家、SNS上で発信力を持つ一般人など、多くの人にフォローされている人物を指す場合に使われます。
その他デジタルマーケティング用語
- ペルソナ
ペルソナとは、マーケティングにおいてターゲットとする顧客の属性をイメージしやすいようにより具体化した人物像のことです。 - リードジェネレーション
リードジェネレーションとは、会社やその製品・サービスに興味を持っている見込み客(リード)を創出することです。例えば、Webサイト上に資料請求フォームを設置し、氏名やメールアドレスなどを入力してもらうことで、興味を持っている人の情報を集めることができます。 - リードナーチャリング
リードジェネレーションで創出した見込み客に対して、商品・サービスの認知から購入に至るまでの各プロセスでユーザーにとって有益な情報提供を行い、見込み客の購買意欲を醸成することです。例えば、ステップメールやリターゲティング広告などにより、見込み客との接点を作り、信頼関係を構築します。 - リードクオリフィケーション
リードナーチャリングによって醸成されたリードの中から、より購入確度が高いリード(ホットリード)を抽出することを指します。ホットリードに絞って営業活動を行うことで、マーケティング効率や成約率の向上を図ることができます。 - カスタマージャーニー
見込み客が商品・サービスを認知し、成約に至るまでの行動・感情・思考の変化など、一連の体験を可視化する手法です。カスタマージャーニーを見やすく時間軸でまとめたものを「カスタマージャーニーマップ」といい、見込み客との接点の発掘、見込み客の属性に合わせた適切なマーケティング施策を行うことに活用されます。 - LTV
LTV(Life Time Value)とは、ある顧客が初めて取引を開始してから終わるまでにどれくらいの収益をもたらしてくれるかを示す数値です。会社や業界によってさまざまな計算流儀がありますが、一般的には「LTV=購買単価×購買頻度×契約継続期間」で計算されます。 - KPI
KPI(Key Performance Indicator)とは「重要業績評価指標」を意味し、目標の達成具合を計測・監視するための定量的な指標として用いられます。 - KGI
KGI(Key Goal Indicator)とは重要目標達成指標を意味し、売上や利益などその事業における目標を、特定の期間において定めたものです。KGIを細かくKPIへとブレイクダウンし、測定可能な目標に細分化して成果を見ていくのが一般的だといえます。
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- LPO
LPO(Landing Page Optimization)とは「ランディングページ最適化」を示す言葉です。ランディングページ内のコンテンツを改善していくことで、コンバージョン率を高めるための対策全般を指します。 - EFO
EFO(Entry Form Optimization)とは「入力フォーム最適化」を示す言葉です。購入時の必要項目の見直しや、項目の記載の修正、確定ボタンのデザインの変更などで、問い合わせフォームからの離脱率を下げる工夫を行います。 - CTA
CTA(Call To Action)とは、WEBサイトにおいて、ユーザーが何らかの行動(問い合わせ、資料請求など)を起こしやすくなるよう喚起するテキストや画像を指します。
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- MA(マーケティングオートメーション)
MA(Marketing Automation)とは、収益や業績向上を目指してマーケティング活動を自動化するツールのことを示します。顧客情報をデータ管理し、顧客属性を定量化することで実現可能となるものです。 - CRM
CRM(Customer Relation Management)とは、顧客情報を管理するシステムを指します。デジタルマーケティングを実施するのであれば、顧客情報をできる限り一元管理し、分析可能なデータにしておくべきです。顧客のデータからニーズを推測し、一人ひとりに寄り添った施策を行うことは、デジタルマーケティングには不可欠です。 - SFA
SFA(Sales Force Automation)とは、営業レポートの自動化や、営業行動の管理などを行うことで、属人的な営業ではなく、営業の仕組化を図るものです。 - BI(ビジネスインテリジェンス)
企業が経営戦略の策定や意思決定に役立てるために、得られたデータを収集・分析する仕組みや手法です。データの収集・分析作業の効率化を支援するソフトウェアを、BIツールと呼びます。
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- DX(デジタルトランスフォーメーション)
Digital Transformationの略語です。ビジネス市場の変化に対応し、自社の仕組みやサービスをデジタル化することで、新たな価値を生み出し、企業活動の競争優位性を確立することをいいます。 - クラウド
インターネットを通じて、アプリケーションやストレージなどのITサービスを提供する仕組みです。ユーザーは、自身のPCやスマートフォンなどの端末にソフトウェアやデータをインストールする必要がなく、インターネットに接続するだけでサービスを利用することができます。 - SaaS(サース)
ソフトウェアをクラウド上で提供し、ユーザーがインターネット経由で利用できるWebサービスを指します。パッケージ製品としてのソフトウェアとは異なり、インターネット環境があればどこでもすぐ利用できるのが特徴です。また、複数人での同時編集が可能な点もメリットです。 - デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、ディスプレイを活用して、映像や音声で情報を発信するシステムです。従来の看板やポスターと異なり、ディスプレイが1台あれば、複数のコンテンツを切り替えて表示でき、ターゲットに合わせた情報発信ができます。また、リアルタイムで情報の更新ができる点も特徴です。 - AR
AR(Augmented Reality)は、日本語で「拡張現実」と訳されます。カメラやセンサーで現実世界を認識し、仮想のデジタル情報を重ね合わせることで、新たな感覚を体験できる仕組みです。 - VR
VR(Virtual Reality)は、VRゴーグルなどのデバイスの着用によって提供される仮想的な空間を、あたかも現実であるかのように体験できる技術です。現実世界とバーチャル情報を融合させるARに対し、VRは自分自身が仮想世界に没入できる点で異なります。 - ビッグデータ
日々生成される、さまざまな形や要素を持つ膨大なデータ群を意味します。ビッグデータの特徴には「Volume(量)」「Variety(種類)」「Velocity(速度)」の3つがあり、「3つのV」と呼ばれています。 - データドリブン
データドリブンとは、経験や感覚などの主観だけでなく、販売データや顧客の属性データ、Web解析データなど、蓄積した各種のデータを根拠に意思決定・行動を行うことを指します。 - 生成AI
テキストによる指示やリクエストに対して、学習データに基づき、コンピュータが文章・音声・画像・動画などのオリジナルコンテンツを生成する技術です。 - ChatGPT
ChatGPTは、OpenAI社が開発した、AIを活用したテキストチャットサービスです。大量のテキストデータとコードを学習した大規模言語モデルのシステムによって、人間が入力したテキストに応じたテキストを自動で生成できます。
用語の理解を深めてデジタルマーケティングに役立てよう
ここに挙げたデジタルマーケティング用語は、まだまだごく一部です。とはいえ、領域を横断して使われる可能性が高い、理解必須の用語一覧となります。
本記事をきっかけに、まずは最低限押さえておくべき用語を理解して、ぜひ現場で活かしてください。
トピック:
デジタルマーケティング